青目寺の御朱印~平安仏と大蛇の頭蓋骨を拝観~(広島県府中市)

都道府県別
住 所広島県府中市本山町
宗 派真言宗御室派
由 緒813年、讃岐・屋島寺の青目上人が亀ケ岳の山頂付近(現・七ツ池)辺りに天台宗の寺院として創建したのが始まり。最盛期には12の堂塔を有する大寺院だったといいます。その後、944年、火災で焼失。1201~1204年、備後守護職・杉原光平が再建。南北朝時代、南朝方として備後国内に出兵したそうです。しかし南朝方の敗北を機にお寺は衰退していき、山麓に点在していた諸坊の1つにお寺が集まるようになったそうです。 その後、1596~1615年に寺領を没収される。1743年には山上のお堂に安置された仏像を集め現在地に移したそうです。時期は不明ですが、天台宗から真言宗に改宗したそうです。
スポンサーリンク

青目寺までの道のり

●ポスター

本日は17年に1度の御開帳の日です。
寺社巡りを始めた10年前から脳のスケジュール帳に記入していたこの日。人生でこんなに待った予定はないです。そんなこんなで、10年分の想いをポッケに忍ばせ(少なっ)青目寺に向けてGO!


●月見ヶ丘グラウンド

月見ヶ丘グラウンド(臨時駐車場)という所に車を止め、シャトルバスで標高539mの亀ヶ岳の中腹に位置する青目寺へ向います。

それにしても、朝一なのにすでにバス乗り場は長蛇の列・・・完全に出遅れた感!


●シャトルバス

そんなこんなで、極狭のシャトルバスに揺られること10数分。

スポンサーリンク

青目寺・境内

●境内入口

境内入口に到着。
もうすでに大勢の参拝者で賑わってました。

この青目寺は、もともとは亀ヶ岳山頂の七ツ池周辺にあったお寺だそうです。最盛期には12の堂塔を有する大寺院だったといわれてます。

現在、青目寺がある場所は、もともと青目寺・観音堂があった場所らしいです。


●手水鉢

●手水鉢
・1852年作


●青目寺石造水鉢

●青目寺石造水鉢
・1555年作
・府中市指定重要有形文化財
・花崗岩製
・高さ 95cm

鉢は八角形で、側面に蓮華文が刻まれてます。
竿は高さは60cm。竿の上半分は角があるのに対し、下半分は角を面取りしてます。これは備後地方特有の形式なんだそうです。


●本堂

●本堂
・建立年不明
・瓦屋根 宝形造

本堂の周りは参拝者でギッシリ。
皆さん、今か今かと御開帳の時を待ってます。


五色幕と万国旗という和洋折衷なコラボが良い味出てます。


角塔婆から本堂外陣まで白い紐に結ばれてます。
そして、本堂外陣から秘仏のご本尊さんまで五色の紐で結ばれてました。


●五層石塔婆

●五層石塔婆
・1292年建立
・高さ 2.09m
・花崗岩製
・広島県指定重要文化財

なんと広島県内で2番目に古い石塔なんですって。

現在は五重塔ですが、傍らに1層部の部材があるため、建立当時は七重塔だったのではないかといわれてます。


●石塔

建立年は不明ですが、こちらも相当古そうです。

おそらくもともとは宝篋印塔だったのでしょう。
頂部に自然石みたいなのを置いてるせいで、ちょっと卑猥な形の石塔になってます。


●石塔群

その他、小ぶりな五輪塔などがありました。
どれもこれも古そうです。

スポンサーリンク

第58回・開帳法要

●第58回・開帳法要

昔は33年に1度の御開帳でしたが、いつからか中間の17年目に半開帳が行われるようになったそうです。現在は本開帳・半開帳という区別はせず17年ごとに開帳法要が行われてるんですって。


そんなこんなで午前9時。
待ちに待った開帳法要が始まりました。
そして17年に1度の御開帳!秘仏・十一面観音さんのお姿を確認!

このお寺に限らず御開帳の瞬間は『厨子の中がカラッポだったらどーしよ』とか心配しちゃう私ですが、ちゃんとおられました、十一面観世音さん!それにしても17年ぶりの太陽はどんなもんでしょ。鎌倉後期~南北朝時代作というから推定700歳くらい。700歳なのに朝日を見るのは58回目・・・そう考えると凄い!


開帳法要中、本堂前では府中市出身の太鼓ユニット・我龍さんの太鼓奉納が行われました。我龍さんの演奏を聴くのは今日で何回目だ?何度聴いても超COOLでカッコいいです。


そして本堂内で色紙の奉納を終えたあのスターがカッコよくブーツを履く・・・そのお方は府中市出身のスーパースター森友嵐士さん(T-BOLAN)!


その後、ブーツを履き終えた森友嵐士さんは国歌斉唱を熱唱しました。

そして天台宗祖師先徳鑽仰大法会のイメージソングである♪雨上がりに咲く虹のように♪を熱唱奉納・・・ぅん!?天台宗!?!?ここは真言宗のはず・・・。

どうやらこのお寺はもともと天台宗のお寺だったそうです。そして、森友嵐士さんは比叡山親善大使だという!実は仏像好きだという!

実の所、T-BOLANさんの曲は1曲も知らない私・・・森友嵐士さんのこともあまり知らないという。しかし仏像好きだということを知った瞬間にギンギンに親近感がわきました。好きになりました!(単純)


それにしても境内にはT-BOLANさんのTシャツを着た女性で溢れていました。タオルを掲げてる方もいる・・・こ、これはちょっとした凱旋公演!境内は、主役の十一面観世音さんを喰う勢いで盛り上がってました。


そして森友嵐士さんと我龍さんのトークショーが始まりました。
意外に面白い人だったので楽しかったです。
それにしても、油断したら開帳法要のことを忘れてしまいそうな・・・そんな時間帯でした!

どうやら森友さんの実家はこのお寺の近くらしく、少年時代はこのお寺に伝わる大蛇伝説に胸を躍らせて、よくこのお寺に遊びに来てたんだとか。

スポンサーリンク

本堂内・仏像観賞

●本堂内

そんなこんなで、五色の紐を握り観音さんと縁を結ぶ。 そして本堂内へ。


●秘仏・十一面観音像

●秘仏・十一面観音像
・鎌倉末期~南北朝時代初期作
・像高 153cm
・木造
・広島県指定重要文化財

やっとお会いできました。
ありがたや~。


●月光菩薩立像と日光菩薩立像

●月光・日光菩薩立像
・平安時代初期作
・像高 88cm
・木心乾漆造
・青目寺最古の仏像
・広島県指定重要文化財

写真左 → 月光菩薩立像
写真右 → 日光菩薩立像

日光月光は、薬師如来の脇侍なので、創建当時の本尊は薬師如来だった可能性も。


●伝・多聞天像と伝・持国天像

●伝・多聞天像(写真左)
・平安時代初期作
・像高 118cm
・木造
・広島県指定重要文化財

実は腕が後補のため多聞天かどうかは定かではありません

●伝・持国天像(写真右)
・平安時代初期作
・像高 117cm
・木造
・広島県指定重要文化財

こちらも腕が後補のため持国天かどうかは定かではありません


●聖観音立像と大黒天像

●聖観音立像(写真左)
・平安時代初期作
・像高 117cm
・木造
・広島県指定重要文化財

●大黒天像(写真右)
・鎌倉~南北朝時代初期作
・木造

その昔、大黒天像の鼻からお米が出るという話しを聞いた強欲な人が、鼻孔を拡げたそうです。それ以来、鼻からお米が出なくなったそうです。


●伝・青目上人像と文殊菩薩像(?)

●伝・青目上人像(写真左)
・室町時代作
・像高 79cm
・木造

青目上人は、このお寺を開山したお方です。
青目寺という寺号の由来となったお方です。

●文殊菩薩像?(写真右)
・制作年不明
・木造

宝剣を持った(置いた)菩薩像です。
文殊菩薩さんでしょうか???


●千手観音像

とまぁ、数々のステキ仏を拝観したわけなんですが、何だかんだ1番印象に残ったのはこのお方。キン消しみたいで可愛い!


●大蛇の頭蓋骨

その昔、青目寺のお坊さんが相次いでいなくなるという怪事件が発生したそうです。

青目寺の住職は『これは七ツ池の大蛇の仕業だ』と、爆薬を詰めたワラ人形を仕掛けて大蛇を爆死させたという!

そんなこんなでその大蛇の頭蓋骨がこれっ!

これは紛れもなく大蛇です!
少年時代の森友嵐士さんが心を躍らせた大蛇です!
いや、もしかしたら龍かも知れません!

どうせワニだろ?とか、そんなこと言う人大キライ!(笑)


●曳覆曼荼羅版木

●曳覆曼荼羅版木
・1259年作
・広島県指定重要文化財

遺体を覆う白い布(曳き覆い布)に曼荼羅を印刷するための版木です。



いやはや、素敵な時間でした。

スポンサーリンク

山車奉納

●山車奉納

そうこうしてると、山車奉納が始まりました。

各地区(?)のハンドメイド感満載な個性豊かな山車が続々と登場してきました。


大黒天さんがやってきた!
青目上人もやってきた!


山伏さんもやってきた!


賑やかで楽しかったです。


その後、境内前に奉納を終えた山車が展示されてました。


いいですね、このハンドメイド感。
微笑ましいです。


大蛇を爆破した青目上人。

よく見ると、爆弾からは火が吹き出てるという!

七ツ池の大蛇伝説では、爆薬を詰めたワラ人形で大蛇を爆破しましたがまさかの爆弾!

その他

●オリジナル手ぬぐい

売店では法要記念の手ぬぐいが販売されてました。
ということで、記念に購入。


●巾着袋と記念スタンプ

そして、テイクフリーの巾着袋と記念スタンプをゲットしました。



その後、しばしお花見タイム。


もうすっかり春ですなぁ。


そんなこんなで、楽しい1日は終わりました。

17年後、また来れたらいいなぁとか思いつつ、また脳のスケジュール帳に17年後の予定を記入するのでありました。

御朱印

●御朱印

御朱印は境内に設置された売店(?)で頂きました。

青目寺の地図

 

タイトルとURLをコピーしました