清巌寺の御朱印~おしろい地蔵で若返りをもくろむ~(島根県松江市玉湯町玉造)

所在地島根県松江市玉湯町玉造530
宗 派臨済宗妙心寺派
札 所出雲国七福神(布袋尊)
出雲三十三観音霊場 第33番(岩屋寺)
由 緒1500年頃、開山。創建当時は、慶勝院という寺号だったそうです。1637年、瑞岩和尚が中興し清巌寺に改称。出雲三十三観音霊場・第33番札所の岩屋寺は、このお寺の境内にあります。
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清巌寺・本堂

●境内入口

近年、SNSなどの口コミで人気のおしろい地蔵さんがおられる清巌寺に到着。
日本一の美肌温泉として知られる玉造温泉の近くにあるお寺さんです。

最近、ほうれい線が気になってきたので、おしろい地蔵さんのお力を借りようと(笑)

一刻も早くおしろいパワーで若返りをはかりたいところですが、まずは本堂を参拝。

●清巌寺・本堂

●清巌寺・本堂
・建立年不明
・瓦葺 裳階付き入母屋造
・臨済宗妙心寺派
・本尊は阿弥陀如来像

見た目は2層の建物に見えますが、下の屋根は裳階のため、実際は1層の建物です。
このようなタイプのお堂は、臨済宗の寺院に多くみられます。


おしろい地蔵さんや、日本一の美肌温泉・玉造温泉があるということもあり、女子の間で大人気のスポットということですが、本日は早朝ということもあり参拝者は私だけ。
太陽はサンサンとうるさいですが、無音の境内。
独占した境内で、落ち着いた参拝ができました。


山号は温泉山
温泉地らしく、そのまんまの山号でステキ!(笑)


●出雲国七福神(布袋尊)

ちなみにこのお寺は、出雲国七福神の布袋さんを担当してるみたいです。
出雲国七福神の御朱印も頂けます。
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出雲観音霊場・岩屋寺

●出雲観音霊場・岩屋寺

●岩屋寺・観音堂
・1872年移築
・銅板葺 宝形造
・本尊は聖観世音菩薩像
・出雲三十三観音霊場 第33番

境内には、出雲観音霊場・第33番札所の岩屋寺がありました。

もともとこの岩屋寺は、岩屋寺跡古墳の山中にあったそうですが、1872年に現在地に移築したみたいです。

当時は、岩窟に安阿弥作の観音さまが安置されてたんですって!
安阿弥ですよ!大仏師・快慶ですよ!
なお、現在も観音堂に安阿弥作の観音さまが安置されてるのかどうかは不明です・・・お寺の方に聞いて帰ればよかったなぁ・・・なにぶん、おしろい地蔵さんのことで頭がイッパイだったもんで・・・(笑)

そんなことより、出雲33観音の結願寺ということで、観音堂前には、結願された巡礼者が納める杖の納め箱がありました。
結願寺ならではの光景ですね。

ちなみに岩屋寺の御朱印も頂けます。
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おしろい地蔵

●おしろい地蔵

そんなこんなで、お待ちかねのおしろい地蔵さん!(笑)

●おしろい地蔵とは?
その昔、顔にアザのあった和尚さんがお地蔵さまにおしろいを塗って祈願したところ、顔のアザが綺麗に治ったんだって。

そのことから、美肌・美白効果に御利益があるとして信仰され始めたんだって。



そんなこんなで、まずは岩屋寺の向かいにある建物でおしろい祈願の下準備をします。

ルールは簡単。
①まずはおしろい祈願札(300円)を購入。

②そして、おしろい祈願札に、自分の身体で気になる所・治療したいところを色鉛筆で塗ります。
※おしろい祈願札はお顔用おからだ用があります。

③その後、おしろい地蔵さんにおしろい祈願札を納めて参拝。

④おしろい地蔵さんに、おしろいを塗って美肌祈願をします。

以上!


そんなこんなで、気になるほうれい線を!(笑)


しかし、欲が出てしまい顔全部にっ!

数ある色の中から、黒を選ぶというこのセンス・・・美肌と美白を狙うならもっとファンシーで明るい色にすればよかった・・・(笑)


そんなこんなで、ガングロ(死語?)のおしろい祈願札を納める・・・とびっきり目立つなぁ(笑)

でもこれくらい目立ったアピールをしておいた方が、おしろい地蔵さんに気付いてもらえるかも?
必死感が恥ずかしいけど・・・(笑)


ちなみにこちらが、おからだ用の祈願札です。



そんなこんなで、おしろい地蔵さんの前へ。
いよいよ美肌祈願の始まりです。

なんとおしろい筆セットは祠に収納されてるという!
祠と化粧箱が合体!面白いなぁ!


そんなこんなで、おしろいを塗る

塗る

塗る・・・

塗る・・・


塗る・・・



なんでーーー!

おしろいが全部下に落ちちゃう!(笑)

化粧のノリが悪いなぁ・・・

これはお手上げということですか?

・・・もっと若い時に来ればよかった(笑)


ちなみに、おしろい地蔵さんの隣におられる弘法大師さんもおしろいを塗られてました。

おしろい地蔵さまの御朱印も頂けます。
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薬師堂と石仏

●薬師堂

●薬師堂
・建立年不明
・瓦葺 妻入り向拝付き平入り切妻造
・本尊は薬師如来像


なんと薬師堂の前には出雲構え獅子の狛犬がおられるという。

これは・・・神仏習合の名残???
由緒には、そんなことは一言も書いてなかったので詳しいことはわかりませんが(汗)


●石造・不動明王像


その他、薬師堂の近くにはいくつかの石造・不動明王像がおられました。

先ほどの大師さんしかり、このお不動さんしかり、臨済宗のお寺でありながら真言色が強めのお寺だなぁ。

もしかしたら、昔は真言宗のお寺だったのかなぁ。


●秋葉山大権現

境内には、火伏せ・火除けの神として知られる秋葉権現さんが祀られてました。
ちなみに秋葉権現さんは、秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神です。


●境内の風景

庫裏前から望む。

いやはや、素敵なお寺さんでした。
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玉造温泉

●玉造温泉・玉湯川

続いて、清巌寺から徒歩すぐのところにある玉造温泉を散策してきました。


玉造温泉の中心を流れる玉湯川周辺には、玉造温泉をはじめ、清巌寺玉作湯神社美肌湯湯閼伽の井戸湯薬師元湯跡などなど、見どころがテンコ盛り。

この近辺だけで、1日楽しめそうです。


●美肌湯

そんなこんなで、まずは湯薬師広場にある美肌湯から散策。

美肌湯には、美肌を求めて女子たちが列をつくってました。


なんと、この玉造温泉は、潤い美肌泉質 日本一の認定を受けてるんだって!

玉造温泉の成分を調べた結果、全国約180ヶ所の温泉の中で日本一の美肌温泉だということがわかったというじゃない!

清巌寺のおしろい祈願のあとは、美肌湯で潤い美肌
ヤバい、ピチピチになっちゃう!(調子に乗んなっ)


●美肌湯のお作法
①石のたらいの中の温泉には手を浸けないでください。
②ひしゃくに源泉をくみ、手に掛けてお楽しみください。
③源泉は熱いので、火傷しないようにお気をつけてください。
④源泉はご自由にお飲みください。
⑤源泉をお持ち帰りの方は、隣のおやしろにあるミストボトル(200円)をお買い求めください。
⑥源泉は5日以内にご使用ください。

※温泉水を5日以上ご使用になりたい方は、温泉成分を使用したコスメの玉造キラキラミストや姫ラボの温泉コスメをどうぞ。

なんか、後半にいくほど、商売気味のお作法になってるのが気になりますが(笑)
でもお作法を読んでおいてよかったです!
美肌を急ぐがあまり、危うく顔ごと浸けるとこでしたよ!(笑)


そんなこんなで、お作法どおり、手に掛けて楽しむ。

ちなみに、先日ドアに指を挟んでしまったため、小指に血マメが(笑)
だらしない・・・。

それにしても、勾玉が素敵ですね!
ちなみに、美肌湯から徒歩すぐのところに鎮座する玉作湯神社の境内には古代の玉作り遺跡があって、そこから弥生時代末頃の勾玉が出土したんだって!

●湯閼伽の井戸

続いて、湯閼伽の井戸に立ち寄りました。

この井戸は、別名・恋来井戸(コイノクルイド)として、これまた女子に人気のスポットとなっております。


湯閼伽の井戸では、恋叶いの素(鯉のごはん)が売ってました。

説明板には
川に(餌)を投げてごらん。恋(鯉)が現れ、恋(鯉)が近づくそうな
と看板に書いてありました。

ということで、恋叶いの素(鯉のごはん)を購入して、川に投げてみる・・・


・・・

・・・・・

でしょうねっ!

そりゃ鯉は来るわよ!

みんなが期待してるのは、鯉じゃなくて恋!(笑)

川辺の出湯跡と元湯跡

●川辺の出湯跡

なんと、玉造温泉は日本最古の温泉の1つに数えられてるという!
しかも奈良時代に編纂された出雲国風土記川辺の出湯として登場してるんだって!

この湯に入れば、みんな美男美女になり、あらゆる病気も治ってしまうことから、神の湯と呼ばれてたんだって!


ちなみに、こちらが昔の玉造温泉の写真です。

写真左 → 川原の露天風呂(明治42年撮影)
写真右 → 湯煙が上がる川原(大正時代初期撮影)


●元湯跡



説明板によると、明治時代までこの付近が玉造温泉の中心地だったそうな。
当時はお茶屋(松江藩別荘)・共同浴場・旅館・社寺・人家が集まっていて、大変賑わっていたんだって。

湯之介が管理する元湯は、松をくり抜いた管で各所に配られていたといいます。

それにしても湯之介・・・まさに温泉を管理するために生まれてきたような名前!

玉作湯神社と湯薬師

●玉作湯神社

清巌寺から徒歩すぐ
縁結び・恋愛運UPなど、願いごとが叶うことで人気の叶い石・願い石がある神社です。
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所在地島根県松江市玉湯町玉造508祭 神主祭神櫛明玉神・大名持神・少彦名神配祀神五十猛神社 格式内社由 緒創建年は不詳。奈良時代に編纂された出雲国風土記に、玉造湯社と記されていることか...
ちなみに玉作湯神社(叶い石・願い石)の参拝記はこちらです。


●湯薬師

続いて、湯薬師を参拝してきました。

鎌倉時代、埋もれていた泉源を掘ったところ、湯とともに薬師如来さんが発見されたといいます。
そんなこんなで、その薬師如来さんを祀ったのが湯薬師の始まりらしいです。


お堂に吊るされた梵鐘は1923年鋳造

この鐘は、1945年前後から隠岐の島で消防の半鐘として使用されていたんだって。
ちなみに隠岐に渡った理由は不明です。

近年、胴部に玉造という文字があることがわかり、2000年5月にこの地に返されたんだって。

そんなこんなで、この鐘は約80年間旅に出てたんですね。
80年ぶりに地元に返った時は、温泉に浸かって旅の疲れをとったのかなぁ。(ないない)


●玉造温泉の風景

徹底的に美人推し(笑)


いやはや、素敵な温泉地でした。
本日は時間的な都合で無理でしたが、今度来た時はゆっくり温泉に浸かって帰ろうかな。

御朱印情報

●御朱印情報
御朱印は種。

①おしろい地蔵さま
②出雲国七福神(布袋尊)
③出雲三十三観音霊場 第33番(岩屋寺)

御朱印は庫裏で頂きました。
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清巌寺の地図

 

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