久遠寺の御朱印~日蓮宗の総本山~(山梨県南巨摩郡身延町)

都道府県別
所在地山梨県南巨摩郡身延町身延3567
宗 派日蓮宗
寺 格日蓮宗総本山
由 緒鎌倉時代、日蓮聖人は甲斐国・波木井郷の地頭・南部実長の招きにより身延に入山しました。それが、久遠寺の始まりといいます。そして、約9年をここで過ごし、法華経の講義や布教に励まれたそうです。その後、1281年に十間四面の大堂を建立し、身延山妙法華院久遠寺と命名。1282年、日蓮聖人は療養と両親のお墓参りのために、身延山を下りて常陸国(現・茨城県)へ旅立ちましたが、旅の途中で病状が悪化。そして、武蔵国・池上(現・東京都大田区)で61年の生涯を閉じました。そして遺言により、お墓は身延山に建てられ『この山を本として参るべし』というお言葉により、日蓮宗の総本山となりました。
HP身延山久遠寺オフィシャルサイト
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身延山久遠寺とは?


鎌倉時代、天災・疫病・飢餓・争乱などが相次いだ中、日蓮聖人は法華経の教えによって全ての人々を救おうとしました。

そんなこんなで、3度にわたり幕府に『正しい仏法である法華経に帰依すれば、全ての人が末法の世から救われる』と忠告しましたが、幕府は一切耳を傾けませんでした。
そして日蓮聖人の言葉に反発した幕府や念仏者によって命を狙われることに・・・日蓮聖人は伊豆、佐渡へ流罪となりました。

その後、流罪赦免となり、1274年に信者である南部実長の招きにより身延山に入山しました。
それが、久遠寺の始まりといいます。

日蓮聖人は、鷹取山のふもとにある西谷に草庵を構え、そこを住居としました。
そして約9年間、大勢の弟子・信者とともに法華経の講義や布教に励まれました。
その後、1281年に十間四面の大堂を建立し、身延山久遠寺が誕生。

1282年、日蓮聖人は療養と両親のお墓参りのために、身延山を下りて常陸国(現・茨城県)へ旅立ちましたが、旅の途中で病状が悪化・・・。
そして、武蔵国・池上(現・東京都大田区)で61年の生涯を閉じました。

日蓮聖人は『いずくにて死に候とも墓をば身延の沢にせさせ候べく候』という遺言を残し、身延山に遺骨が葬られました。

その後、1475年に身延山久遠寺は日蓮聖人の弟子たちによって現在地へ移転。
戦国時代には武田氏、江戸時代には徳川家の崇拝を受けて繁栄しました。
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総門と三門と菩提梯と大鐘楼

●甘露門前の駐車場

本日は法華経の聖地、日蓮宗の総本山・久遠寺を参拝することに。
そんなこんなで、カーナビに久遠寺の所在地をセット。
カーナビのおっしゃる通りに車を走らすと甘露門前の駐車場に到着してしまいました!

どうやら、三門と287段の階段で有名な菩提梯スルーしてしまったようです(汗)

そんなこんなで甘露門をくぐると、いきなり本堂や祖師堂などの主要堂宇が建ち並ぶメインエリアへ突入。
なんか楽して参拝をしてるみたいで、ちょっと申し訳ない感じだなぁ。

ということで、体力に自信がない方は甘露門からのルートがオススメです。


●大鐘楼

●大鐘楼
・1882年再建
・瓦葺 入母屋造
・国の登録有形文化財

そんなこんなで、参拝開始。
まずは手水舎でお清めをして大鐘楼へ。
三手先の組物が圧巻でした。
ちなみに鐘を突くことはできませんでした。


ちなみにスルーしてしまった三門と菩提梯の説明はこちら。

●三門
・1907年再建
・瓦葺 入母屋造
・五間三戸の楼門
・日本三大門の1つ
・国の登録有形文化財

扁額の身延山の文字は79世・日慈上人の筆。

仁王像は鎌倉時代作で身延町指定文化財。
伝・運慶作、もしくは伝・定朝作といわれてるそうですが、どちらの説も疑わしいです。


●菩提梯
菩提梯とは三門と本堂の間にある287段の階段。
お題目の南無妙法蓮華経になぞらえ、7区画に分かれているそうですよ。
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本堂

●本堂

●本堂
・1985年再建
・瓦葺 千鳥破風付き入母屋造
・日蓮宗総本山


堂内には、ゴージャスな天蓋が垂れ下がっており、厨子には御本尊の立体曼荼羅が安置されてました。
これぞ日蓮宗ってな感じで少々興奮気味のひと時。

おっといかん、いかん。
心が浮ついてる!

しかし迫力満点の龍の天井画が浮ついた心をピリッとさせてくれました。

ちなみに本堂内からは、地下にある宝物館に行くことができます。


●祖師堂


●祖師堂
・1881年再建
・銅板葺 入母屋造
・国の登録有形文化財

この祖師堂は、もともと江戸にあった寺院のお堂だったそうです。
それを1881年に現在地に移築再建したんだって。

●日蓮聖人像の開帳
祖師堂ということで本尊は日蓮聖人像。

この日蓮聖人像は、申し込みをすれば開帳してくれるそうですよ。

お開帳料は2000円です。


扁額には棲神閣。
棲神閣とは、聖人の魂が棲むという意味らしいです。
あと昭和天皇より下賜された立正の勅額があるそうです。
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御真骨堂と日蓮聖人の略歴

●御真骨堂 拝殿

●御真骨堂 拝殿
・1881年再建
・銅板葺 入母屋造
・国の登録有形文化財


●御真骨堂

●御真骨堂
・1881年再建
・瓦葺 漆喰壁の八角堂
・国の登録有形文化財

拝殿の背後にある八角堂には日蓮聖人の骨が納められてるんだって!


●日蓮聖人の略歴

1222年安房の国(現・千葉県)小湊で生まれる。
幼名は善日麿。
1233年清澄寺に入門し、薬王丸と名乗る。
1237年清澄寺で得度し、是聖房蓮長と名乗る。
1242年比叡山で仏教の全宗派を学ぶ。
1253年釈迦如来の教えは法華経にあると確信し、清澄寺にて立宗宣言をする。そして日蓮と名乗る。
1254年拠点を松葉ヶ谷の草庵に移して布教をする。
1260年幕府・念仏者によって命を狙われる。 そして松葉ヶ谷の草庵が焼き討ちされる。
1261年伊豆へ流罪。
1263年罪が許されて鎌倉に帰る。
1271年世を正そうと立正安国論で鎌倉幕府を批判したことから幕府に捕らえられる。斬首の刑となるはずだったが、江の島の方角からまぶしい光が走り、斬首役人の刀が3つに折れ、斬首は中止。

佐渡へ流罪。
1274年罪が許されて鎌倉に帰る。そして身延に入山。
1281年十間四面の大堂を建立し、身延山久遠寺が誕生。
1282年療養と両親のお墓参りのために常陸国(現・茨城県)に旅立つが、旅の途中で病状が悪化。そして61歳で入滅。
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五重塔と開基堂と仏殿・納牌堂など

●五重塔

●五重塔
・2009年建立
・高さ 約39m

2009年建立の若い塔でした。


ちなみに現在の五重塔は3代目なんだって。

初代・五重塔は、1619年に前田利家の側室・寿福永院が建立。
その後、1829年に焼失。

2代目・五重塔は、1865年建立。
その後、1875年に焼失。

現在の塔は、木造・五重塔としては日本で4番目の高さらしいですよ。


●開基堂

●開基堂
・1472年建立
・瓦葺 多宝塔
・高さ 9.1m
・身延町指定文化財

幾度となく大火に遭った身延山久遠寺において、室町時代の建造物が残っているのはほぼ奇跡!
おそらく山内で最古の建造物だと思われます。

堂内には日蓮を身延に招いた波木井実長像(南部実長)が安置されてました。

もともとこの開基堂は本堂前にあったそうですが、1979年にレールを敷き、そのままの形で現在地に移転したんだって!


●仏殿 納牌堂

●仏殿・納牌堂
・1831年再建
・銅板葺 入母屋造
・国の登録有形文化財

なんと仏殿の両サイドには納牌堂が連結されてるという。
ということで、薄目で見るとなんとなく平等院鳳凰堂みたいじゃない?
・・・それはちょっと言い過ぎか。

そんなことより、仏殿では朝・正午・夕方3時に勤行と特別法要が営まれるそうです。


●時鐘

●時鐘
・1952年再建
・瓦葺 袴腰の入母屋造

時鐘と書いてときのかねと読むそうです。

もともとこの時鐘は、江戸時代初期に建立されましたが、1877年に焼失。
その後、1952年に大映の社長で映画プロデューサーとして活躍した永田雅一さんが再建したそうです。
ちなみに永田雅一さんは熱心な日蓮宗信者だったんだって。


●総門

●総門
・1665年建立
・瓦葺 薬医門
・28世・日奠上人が建立
・身延町指定文化財

開会関という巨大な扁額は36世・日潮上人の筆。
開会関とは一切の人々は法華経の信仰によって仏になるという意味らしいです。


●甘露門

●甘露門
・1868年再建
・瓦葺 高麗門
・国の登録有形文化財


●枝垂れ桜

境内には樹齢400年の枝垂れ桜がありました。
桜のシーズンになると多くのカメラマンが訪れるんだって。

ロープウェイ乗り場と奥之院

●ロープウェイ乗り場

本堂横には身延山・山頂の奥之院へ続くロープウェイ乗り場がありました。

身延山は標高1153m。
歩くと2時間以上かかるみたいですが、ロープウェイだとたった7分で到着できるという!

山麓・久遠寺駅と山頂・奥之院駅とを結ぶロープウェイの全長は1665m。
高低差は関東一の763mなんだって。

ちなみに料金は大人・往復1400円です。


日蓮は度々身延山に登っては亡き両親を偲んでいたといわれています。
山頂には奥之院・思親閣や日蓮聖人お手植えの杉4本などがあるそうです。

御朱印情報

●御朱印が頂ける場所
御朱印は以下の4ヶ所で頂けます。

①報恩閣
②三門
③奥の院・思親閣
④祖廟


●御朱印の種類
報恩閣
・御首題・南無妙法蓮華経
・妙法の御朱印
・如蓮華在水の御朱印
・天晴地明の御朱印

三門
・御首題・南無妙法蓮華経の書置き

奥の院・思親閣
・御首題・南無妙法蓮華経
・育恩之峰の御朱印
・知恩報恩の御朱印
・育恩の御朱印

祖廟
・御首題・南無妙法蓮華経
・功徳聚の御朱印

●御朱印料
・各300円

情報によると、1度に複数の御朱印は書いて頂けないみたいです。
1回の参拝に1つらしいです。


●オリジナル御朱印帳

本堂前にある売店で売ってます。

・サイズ 16×11cm
・全5色
・値段 1000円

五重塔と枝垂れ桜がデザインされています。

久遠寺の地図

 

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