八咫烏神社の御朱印~導きの神・ヤタガラスを祀る~(奈良県宇陀市榛原高塚)

所在地奈良県宇陀市榛原高塚42
祭 神建角身命(八咫烏)
社 格式内社
由 緒705年、八咫烏の化身・建角身命を祀る神社として創建された神社といいます。八咫烏は、神武東征の際に東征軍を道案内し勝利に貢献したとして、古来から軍神として崇敬されてきました。そんなこんなで南北朝時代、後醍醐天皇からの篤い信仰により大いに栄えたといいます。しかしその後、度重なる戦火に見舞われ、江戸時代中頃まで廃絶寸前だったそうです。その後、1818〜1831年に再興。1917年、近隣の鎮守社を合祀。昭和時代、紀元二千六百年記念行事として県社に昇格し、神域の拡張と整備が行われたそうです。
HP御導きの神 八咫烏神社
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鳥居と狛犬

●境内入口

本日は宇陀市に鎮座する八咫烏神社を参拝してきました。

私みたいなミーハーにとっては、八咫烏という名前は妙にワクワクさせてくれるパワーワード。
とっても映える社名に思えて仕方ないのです。
一体全体、どんな神社なんでしょ?
ワクワクが止まりません。

そんなこんなで、参拝開始。


●鳥居

●鳥居
・1944年建立
・石製 明神鳥居

由緒書きによると、705年に編纂された続日本紀に八咫烏社を祀ると記載されているそうです。

ということで、この八咫烏神社は日本で初めて八咫烏を祀った神社といわれています。


●狛犬

●狛犬
・1935年建立

拝殿前にはイカツイお顔の狛犬ちゃんがおられました。
顔はコワいですが、足は可愛い(笑)
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺 入母屋造
・式内社


拝殿には、やたがらすという酒樽が奉納されてました。


●本殿

●本殿
・1818〜1831年再建
・銅板葺 春日造
・建角身命(八咫烏)を祀る

祭神は京都・下鴨神社と同じ建角身命
ということで、神紋は下鴨神社と同じ二葉葵の紋でした。

南北朝時代、大いに栄えたといわれる八咫烏神社。
しかしその後、度重なる戦火のせいで廃絶寸前まで衰退していったといいます。

しかし1818〜1831年、京都・賀茂御祖神社(下鴨神社)の神官の働きかけと地元有志の協力によって再興されたという。

ということで、古くから下鴨神社と関係の深い神社のようです。

ちなみに賀茂氏は建角身命(八咫烏)の子孫といわれています。

烏の子孫・・・思わず鳥人じゃんとツッコミつつ、笑い飯の漫才・鳥人を思い出していたひと時。

すると、境内でテレビのロケ隊が撮影を始めました。

なんか聞いたことのある声・・・

・・・

・・・・・

笑い飯の哲夫さんじゃんっ!!!

笑い飯の漫才を思い出していた時にご本人さま登場って!
こんな偶然ある?????(笑)

これはきっと八咫烏さんのお導きだな!


撮影の合間に『いつもサタデーナイト仏教を聞いてますぅぅ!!!』
と挨拶すると、笑顔でお辞儀してくれました!
めっちゃ、いい人やん!
好感度、爆UP!

ちなみに、ならフライデー9(奈良テレビ)という番組で放送されるそうです。
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八咫烏像

●八咫烏像

●八咫烏像
・2002年建立
・榛原町観光協会が寄贈

拝殿の横には、コミカルな八咫烏像がおられました。

2002年のサッカーワールドカップの際、日本代表が八咫烏をモチーフにしたエンブレムを採用していることから、地元の観光協会や商工会が中心となって有志を集い八咫烏まつりという地域おこしのイベントを行ったんだって。

ということで、この八咫烏像はそのイベントを記念して榛原町観光協会が寄贈したものなんだって。


祭神の建角身命は八咫烏の化身といわれています。

建角身命は神武東征の際、八咫烏に姿を変え、熊野の山中で停滞する東征軍を大和へ道案内したといわれる神様です。

ちなみに八咫烏の咫(あた)とは長さの単位のことらしいです。
ということで、八咫とは親指と人差指を広げた長さ(約18cm)のことなんだって。

しかし、ここでいう八咫とは単に大きいという意味らしく、八咫烏 = 大きいカラスと意味なんだって。

八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークとして採用されていることもあり、近年は勝利へ導く神としてスポーツ界ならびにスポーツファンに人気の神様です。
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神武東征とは?


境内には神武東征の幟旗がありました。
神話好きにとってはワクワクするアイテムですね。


●神武天皇とは?
言わずと知れた初代天皇
天照大神の子孫です。

●神武東征とは?
簡単にいうと日向・高千穂出身のカムヤマトイワレヒコ(神武天皇)が、
日向 → 宇佐 → 筑紫 → 安芸 → 吉備 → 浪速 → 熊野に進んで大和を征服して、橿原宮で即位した物語です。



↓詳しくはこちら↓
[22]神武東征
天下を治めるため、高千穂(宮崎)から東(奈良)へむかう アエズの子、神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレヒコ)は、兄の五瀬命(イツセノミコト)と高千穂の宮で相談し、東の地で政治を行おうと船で日向を出て、まずは筑紫(福岡)に
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境内の風景

●灯Mate(ともしびめいと)

どうやら本日は、八咫烏神社にて灯Mate2020というイベントが行われるようです。

灯Mateとは、伊那佐地区まちづくり協議会がこの時期に行っているイベントとのこと。
例年は、伊那佐郵人前の芳野川河川敷で灯篭流しをしていたそうなんですが、今年はコロナ禍のため八咫烏神社が会場になったんだって。

三蜜を防ぐため、9月19日~26日まで、毎日17:30~18:30の1時間だけ500本のローソクが灯されるんだそうな。


500本の灯りかぁ。
幻想的だろうなぁ~。

見てみたいけど・・・あと6時間も待てない(笑)


●境内の風景

いやはや、素敵な神社でした。
こじんまりとした神社でしたが、いろんなことがあったので長~く楽しめました。

御朱印情報

●御朱印情報


普段は社務所で直書きの御朱印が頂けるそうですが、コロナ禍ということで拝殿に書き置きの御朱印が用意されてました。


どうやら、当面の間は書き置きの御朱印で対応するみたいです。
(2020年9月現在)


その他、拝殿にはお下がりの御塩がありました。
そんなこんなで、有難く頂いて帰りました。
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八咫烏神社の地図

 

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