若八幡宮の御朱印~博多で人気の厄除け神社~(福岡県福岡市博多区)

所在地福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目29−47
祭 神大鷦鷯命・大己貴命・少彦名命
由 緒創建年は不詳。古くから厄払いの神社として有名で、地元では厄八幡という愛称で親しまれているそうです。
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鳥居と神門と狛犬

●鳥居①

●鳥居①
・1904年建立
・石製 明神鳥居

JR博多駅から徒歩10分のところに鎮座しています若八幡宮に到着。

神社に到着するまで全く知らなかったのですが、この神社は厄払いが有名らしく、福岡県内のみならず全国から参拝客を集める神社なんだって。

地元では、厄八幡という名で親しまれているそうですよ。

博多では厄除けといえば厄八幡!
といわれるほど、絶大な人気を誇ってるんだって。

一体全体、どんな神社なんでしょ?

そんなこんなで、参拝開始。


●神門

●神門
・建立年不明
・本瓦葺 切妻造 薬医門

街中に鎮座する小さな神社ですが、参拝者が絶えず訪れていました。

みんな何かの紙を持ってるんだよなぁ。

何なんだろ、あれ。


●鳥居②

●鳥居②
・2000年建立
・石製 明神鳥居

不思議なのは、地元で絶大な人気を誇る神社なのに、ほぼ由緒が不明ということ。

そんなこんなで、ネットで調べてみることに。

めちゃくちゃ探して見つけ出せたのは以下の情報。

●筑前國続風土記拾遺
鎮座の始詳ならす。箱崎の摂社なりしといふ。
むかしは藪八幡と称せし毎年十一月初夘日櫛田宮の巫女御倘を供へ奉る。
いつの比よりか御社を東向に造建せるならん。

●福岡県神社誌
明治五年十一月三日村社に定めらる。
祭神大巳貴命、少彦名命は上西町楊池神社祭神なりしを、明治四十二年一月二十九日合祀す。
十二月三十一日厄除大祭あり市内はもとより近郡町村より陸続として参拝し又厄落の餅とて鏡餅を供えて参拝するもの多数に上る。

以上。

なんか・・・読むのが面倒臭い(笑)

多分だけど、こんなことを書いてるんだと思う。

・創建年は不詳。
・筥崎宮の摂社だった。
・かつては藪八幡と称していた。
・1872年に村社になった。
・1909年に楊池神社の祭神を合祀。
・毎年11月初卯日に櫛田神社の巫女が御倘(?)を供へ奉る。


みたいな感じで合ってる???

何はともあれ、少なくとも1872年には存在していた神社のようです。

それにしても御倘って何って読むんだろう(-“-;) ??

調べたら中国語がたくさん出てきた・・・(-“-;) ??


●狛犬
●狛犬
・奉納年不明

そんなこんなで
はいドン。

可愛い~。

これは狛犬界の苦行釈迦像だね!


たまにガリガリの狛犬ちゃんに出会うことがあるけど、ここまで美しく痩せた狛犬ちゃんというのもなかなか!

それにしても、だらしない口元が可愛いなぁ。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・本瓦葺 入母屋造

社務所では厄除け祈祷の受付をする人がチラホラ。

ピンクのおばちゃんは、ずっと何かを読んでいる。
きっと厄除け祈祷が終わった直後なんだろう。

ちなみに御朱印を頂くときに数名の列に並んだのですが、御朱印帳を持っているのは私だけでした。

明らかに私だけ目的が違ってる・・・そんな場違い感を感じつつ。


●本殿

●本殿
・建立年不明
・銅板葺 流造

境内からは本殿の全体像を見ることができなかったので、境外から撮影。

思いのほか大きな本殿だったのでビックリ。

●祭神
・大鷦鷯命(オオサザキノミコト)
・大己貴命(オオナムチノミコト)
・少彦名命(スクナヒコナノミコト)

ちなみに大鷦鷯命とは仁徳天皇のことです。

この神社は八幡宮ということで、八幡神(応神天皇)の息子さんが祀られています。

若宮とは、本宮の摂・末社として主祭神の御子を祀る社のことです。

ここでさっきの筑前國続風土記拾遺を思い出す。

筑前國続風土記拾遺に筥崎宮の摂社と記されているので、この神社の本宮は筥崎宮。

筥崎宮の主祭神は応神天皇

応神天皇の御子は仁徳天皇

ということで、若 = 仁徳天皇となります。


●鳥居③
・1811年建立
・石製 明神鳥居

ちなみに本殿裏には鳥居がたっていました。

建立年は1811年!
私が散策した中では、この神社最古の石造物となります。

もしこの鳥居が別の場所から移設されたものではなく、建立当初からこの神社にあったものだとすれば、この神社は少なくとも1811年には存在していた神社ということになります。
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白鬚神社と力石

●白鬚神社

●白鬚神社
・建立年不明
・瓦葺 流造
・猿田彦大神・事代主大神・保食神を祀る


●力石

●力石
・石質 花崗岩
・重さ 180.2kg
・法量 72.5 × 49.5 × 25cm
・福岡市指定有形民俗文化財

本殿裏には力石がありました。

力石は、力自慢の若者がちからくらべをするための石として知られていますが、もともとは神霊の依代である石を持ち上げることで、豊凶・天候・武運などの神意を問う石占の信仰が由来だといわれています。

それが時が経つにつれ、若者の力自慢の道具として使われていったんだって。

この力石は、江戸時代の力持ち・木村與五郎の銘文が刻まれた大変貴重なものらしいですよ!


もともとこの力石は、楊池神社というところにあったそうですが、1909年に若八幡宮に合祀された際、現在地に移されたといいます。

木村與五郎は、1825年に大坂難波新地で行われた江戸力持興行引き札に見える江戸の力持ちなんだって。

記録によると、木村與五郎の一行は大坂難波新地で石を持ち上げた後、讃岐の金比羅宮を参詣。
翌年、再び難波新地に立ち寄って力持ちを披露。
その後、尾州大須で興行をしたそうです。

●木村與五郎の得意技
①鶯の谷渡り
②獅子の追ぶち

一体全体、どんな技だったんだろう?

石を持ち上げるとき
『必殺!鶯の谷渡りぃぃぃ!うぉぉぉっ!』
とか言っていたのでしょうか?

そんなことを想像していると、少年心をくすぐるヒーロー感を感じました!

ちなみに今現在、これ以外に木村與五郎の名を記した力石は確認されてないそうです!


●イチョウ

境内には、大きなイチョウの木がありました。

樹齢などの詳細は確認できませんでしたが、立札に保存樹と書かれておりました。
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御朱印情報

●御朱印の種類
・若八幡宮の御朱印

●御朱印の受付場所
・社務所

●御朱印の受付時間
・9:30~16:30

●御朱印の初穂料(料金)
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2014年5月5日 参拝
・2021年2月 更新
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参拝情報とアクセス

●厄払い・御祈願の受付時間
・9:30~16:30
※12月16日~12月30日
 元旦,旧正月は祈願受付はできません。

●定休日
・無休

●参拝料
・無料

●最寄りの駅
・地下鉄・祇園駅の4番出口から徒歩6分

●駐車場
・なし
・周辺にコインパーキングあり

※祈願受付時に駐車券を出せば友杉立体駐車場を無料で利用できるそうです。

若八幡宮の地図

 

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