石鎚神社 土小屋遥拝殿の御朱印~霊峰・石鎚山の遥拝所 アクセス・駐車場情報~(愛媛県上浮穴郡)

所在地愛媛県上浮穴郡久万高原町 石鎚スカイライン土小屋
祭 神石鎚毘古命(石鎚大神)
由 緒飛鳥時代、修験道の開祖・役小角が石鎚山を開山。奈良時代中期、寂仙菩薩が山路を開き、登拝者を導き、常住社(現・成就社)を創立したという。以来、石鎚蔵王権現と称され、上仙・空海・光定が修行したそうです。その後、別当寺である前神寺と横峰寺のもとで神仏習合・修験の道場として繁栄。朝廷・武家の崇敬が篤く、桓武天皇の勅願で建立した前神寺には、文徳天皇・高倉天皇・崇徳天皇・後醍醐天皇など歴代天皇が納めた仏像や経巻が伝わっているという。武家では源頼朝・河野氏・豊臣氏・歴代藩主などが篤く崇敬し、伊予の領主・福島正則も参籠。明治時代、神仏分離により前神寺と横峰寺から分離し、石鎚神社になったそうです。現在、石鎚山山麓から山頂にかけて本社・成就社・土小屋遥拝殿・頂上社の4社が鎮座しています。土小屋遥拝殿は1971年に創建。標高1492mに鎮座し、登山道・土小屋ルートの登山口に鎮座しています。
HP土小屋遥拝殿 | 石鎚神社
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土小屋遥拝殿へのアクセス

●土小屋遥拝殿へのアクセス


石鎚神社とは本社・成就社・土小屋遥拝殿・頂上社という4社の総称です。

●石鎚神社
・山麓 → 口之宮本社
・中腹 → 成就社
・中腹 → 土小屋遥拝殿
・山頂 → 頂上社

ちなみに1日でこの4社を巡るのは、時間的にちょっと無理があるかも知れません。。

いや、多分無理です。
役小角級の神通力がないと無理です。


●口之宮本社
・JR石鎚山駅から徒歩10分

●成就社
・標高1450m
・口之宮本社から約19km
・口之宮本社から車で30分
・ロープウェイに乗り徒歩20分

※途中、10分ほどの軽い登山があります。

●土小屋遙拝殿
・標高1492m

UFOライン経由
 口之宮本社から約65km
 車で1時間40分

石鎚スカイライン経由
 口之宮本社から約87km
 車で2時間10分

※石鎚スカイラインの終点に鎮座

●頂上社
・標高1982mの山頂

①成就社から頂上社まで約3.6km
 約2時間30分の登山

②土小屋遙拝殿から頂上社まで約4.6km
 約2時間~2時間30分の登山



余計なお世話かも知れませんが、効率よく参拝するには2日に分けるのがいいと思います。

●パターン①
①口之宮本社と成就社
②土小屋遙拝殿と頂上社

●パターン②
①口之宮本社と土小屋遙拝殿
②成就社と頂上社

口之宮本社と土小屋遙拝殿は山の反対側に鎮座しているので、口之宮本社と土小屋遙拝殿をセットで参拝するのはかなり効率が悪いです。

頂上社への登山は成就社コースよりも土小屋コースの方が難易度が低いので、土小屋遙拝殿を参拝してから頂上社へ向けて登山するのが効率の良い巡り方かと思います。

ということで、ほんと余計なお世話ですがパターン①を推奨します。

●土小屋遙拝殿までのアクセス

土小屋遙拝殿までのアクセスは主にUFOライン経由石鎚スカイライン経由になると思われます。

UFOライン経由普通車1〜1.5台分くらいの狭いグネグネ山道が10km以上続きますので、対向車が来る度に手に汗握る攻防戦が繰り広げられます!

ちなみに24時間通行可能です。


石鎚スカイライン経由は運転の恐怖はありませんが、通行時間に制限があります。

7月1日〜7月10日以外は開門時間が7時です。
人気の山なので、休日はゲート前に開門待ちの行列ができるそうですよ。

そして、12月1日~3月31日は冬期閉鎖期間のため通行禁止です。

冬期閉鎖期間以外も、規制雨量を超えた場合や積雪落石などでも通行禁止になる可能性がありますので、事前にネットなどで確認しておいたほうがよさそうです。

あと、周辺にガソリンスタンドがありませんので、ガソリンを満タンにして山に入ることをオススメします。

●石鎚スカイライン ゲート開閉時刻
期間開門時間閉門時間備考
4月1日~4月28日7:0018:00
4月29日~5月31日7:0019:00
6月1日~6月30日7:0020:00
7月1日~7月10日4:0020:00お山開き
7月11日~8月31日7:0020:00
9月1日~11月30日7:0018:00
12月1日~3月31日閉鎖閉鎖冬期閉鎖期間

映えスポットとして人気のUFOライン


仁淀ブルーで人気の面河渓があり、何より運転しやすい石鎚スカイライン

両者とも甲乙つけ難い素敵スポットなので悩むところですが、私はいずれ登るであろう寒風山と瓶ヶ森の登山口を下調べしたかったのでUFOライン経由で土小屋遙拝殿に向かいました!
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土小屋駐車場

●土小屋ロータリー

そんなこんなで、標高1492mにある土小屋ロータリーに到着。

1492mがいよのくにという語呂合わせになっているのが面白いですねぇ!

これは偶然なのでしょうか?

それとも、語呂に合わせてこの地にロータリーを造ったのでしょうか?


●土小屋周辺のマップ

そんなことより、土小屋周辺はこんな感じになっています。

●土小屋周辺のマップ
①土小屋遥拝殿
②土小屋ロータリー
③駐車場1
④駐車場2
⑤レストハウスとロッジ
⑥公衆トイレ
⑦石鎚山・土小屋ルート登山口


●駐車場1(地図③)
・200台


●駐車場2(地図④)
・100台

駐車場は地図③④の2ヶ所あります。

・・・が!


まずは、登山口・神社・レストハウスから近い土小屋ロータリーの駐車スペースから車は埋まっていきます!

ロータリーの駐車スペースは20台くらいありそうです。

駐車場1・2 + ロータリーで約320台。

駐車台数は多いように思えますが、週末や連休は全て満車になるみたいですよ!
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鳥居と手水鉢と狛犬

●境内入口

そんなこんなで、参拝開始。

土小屋遙拝殿は、石鎚山中腹の標高1492mに鎮座。

レストハウスやロッジがある土小屋ロータリーに鎮座する小さな神社です。


その名の通り、頂上社へ参拝できない方のための遥拝所です。

また頂上社に向けて登山する方が、登山の安全を祈願する神社でもあります。


●鳥居

●鳥居
・建立年不明
・明神鳥居

まず最初に登場するのは大きな明神鳥居。

土小屋遙拝殿は1971年に創建された、比較的新しい神社です。

成就社とともに、霊峰・石鎚山登拝の重要な拠点となっています。

ちなみに、土小屋遙拝殿から頂上社までは約4.6kmの登山。

一般的に、片道2時間30分の初心者コースといわれております。


●参道

そんなこんなで、鳥居をくぐって参道へ。

なんと、口之宮本社同様、階段の手すりが鉄の鎖になっていました!

石鎚山といえば鎖場が有名です。

口之宮本社の鎖は、石鎚山の鎖場に掛けられていた鎖を再利用したものでしたが、こちらも再利用したものなのでしょうか?


ちなみに、こちらが石鎚山の鎖場です。


●手水鉢

●手水鉢
・奉納年不明

そんなこんなで、階段の途中にある手水鉢でお清め。


●狛犬

●狛犬
・1989年奉納
・岡崎型

そして、岡崎型の狛犬ちゃんにご挨拶。

こちらの狛犬ちゃんは、あちこちの神社でお見かけする量産品です。

相変わらず、脚が短いなぁ〜!
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拝殿

●拝殿

●拝殿
・1971年建立
・1989年改築
・銅板葺 入母屋造
・祭神 石鎚毘古命

そして拝殿で参拝。

この土小屋遙拝殿は石鎚山の遥拝所ということで、社殿は山頂に向けて建てられていました。

パンパン!

どうか明日は安全な登山になりますように!

そして天候に恵まれますように!(>人<)


祭神は他の3社と同様、石鎚毘古命

石鎚毘古命はイザナギイザナミの第2子。
アマテラスの兄といわれています。

拝殿内には授与所があり、そちらで御守りや御朱印などを頂くことができました。

ちなみに、神職さんが常駐されているのは4月1日〜11月末の間だけです!

それ以外の日は、神職さんが不在ですので要注意です!


社殿は1971年建立。
その後、1989年に改築。

雨風雪が強い場所ということもあり、近年は雨漏りや外周の痛みが増してきたようです。

ということで2021年より、御鎮座50周年の記念事業として社殿の修復工事が行われることになったんだって。

そんなこんなで、社殿には足場が組まれていました。

近々、工事が始まりそうですね!


●境内からの風景

そんなこんなで、あっという間に参拝終了。

小さな小さな神社でした。
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土小屋 terrace

●土小屋 terrace

土小屋のロータリーには土小屋 terraceというお洒落なレストハウスがありました。

2020年に長年利用されてきた売店・食堂を全面リニューアルし、カフェモンベルを併設したショップに生まれ変わりました。

土小屋地区はUFOラインに近いこともあって、登山客以外にドライブやツーリングでも人気の休憩スポットになっております。

そんなこんなで、幅広いニーズに対応できるレストハウスです。


それにしても、店内にモンベルさんがあるのは有り難いですね!

やべぇ!
せっかく準備したのに手ブラで来てもうたー!

という人でも、ここで全てが揃います!

って、そんな人いないかっ(笑)


ちなみに、モンベル会員の方はカフェが割引になります。(さすがモンベルさん!)

私は、一応モンベル会員なので恩恵を受けさせて頂きました(笑)


と、しっかりモンベルさんの宣伝をしたところで、コーヒーを飲みながら明日の山行計画を復習!

ワクワクしますねぇ〜。

ちなみに、カフェにはおにぎりししドックしし肉コロッケ笹もちなども売っていました。

ということで、明日の朝食と登山飯を購入しました。

●土小屋 terrace
・1階 モンベルとカフェ
・2階 食堂

●食堂のメニュー
・シシ鉄板ナポリタン 900円
・土小屋いのししカレー 900円
・石鎚うどん・そば
(ニジマス甘露煮入り) 900円
・牛丼・親子丼(味噌汁付)800円
・ポークカレー 800円
・山菜うどん・そば 800円
・しし肉コロッケ 250円

・つちごやブレンド
(ホット・アイス) 450円
・まるごとイチゴシェイク 600円
・あめ湯・しょうが湯 350円
・手作り甘酒
(ホット・アイス) 450円
・ソフトクリーム
(バニラ・抹茶・チョコ)350円
・ビール(中瓶) 550円
・ちょいつまみ
 のれそれコンニャク 250円



明日の登山は6時半開始を予定しております。

そんなこんなで、本日はロータリーで車中泊をします。

暗くなる前に明日の準備をしなくちゃ!


満天の星空のもと、ブルブルと震えながら晩御飯を作り~の。

湯たんぽ温め~の、オヤスミなさい!

と思ったら

湯たんぽのカバー忘れた!

アッチアチ!

石鎚山と石鎚神社とは?


愛媛県と高知県のほぼ県境に位置する石鎚山

標高は1982mで西日本最高峰
そして日本七霊山の1つとして信仰を集める霊峰です。

また、日本百名山・日本百景の1つとして国定公園に指定されています。

石鎚山という名前はイザナギとイザナミが2番目に産んだ石土毘古神に由来します。

かつては石土山・石鉄山・石槌山と呼ばれていたそうです。


石鎚山は今から約1300年前、日本各地の霊山を開いた修験道の開祖・役小角が開山したといわれています。
そして、山そのものを御神体とする山岳信仰の聖地となりました。

奈良時代中期になると、修験僧・寂仙菩薩が石鎚山にこもり、石鎚蔵王大権現と称えて信仰。
寂仙菩薩は山路を開き、登拝者を導き、常住社(現・成就社)を創立しました。

また、弘法大師も石鎚山で厳しい修行をしたといわれています。



その後、四国八十八ヶ所・第60番札所の横峰寺と第64番札所の前神寺が 常住社(現・成就社)の別当寺となりました。

以後、桓武天皇、文徳天皇をはじめ源頼朝、河野家一族、豊臣家一族や西条藩主、小松藩主から篤い信仰を集めました。

しかし、明治時代の神仏分離により別当寺は廃止。

そして石鎚神社となりました。


戦後、石鎚信仰の神仏混合という特殊性を生かすために、宗教法人石鎚本教を創立。
この頃、女人登山禁制が緩和されたそうです。

これにより、神社のみでは発行できなかった教師免状や、教会設立の便宜を図ることができるようになったといいます。

そんなこんなで、現在も石鎚信仰には神仏混合が色濃く残っており、国内はもとよりハワイやブラジルなど海外まで信仰が広がりました。

ちなみに、教会や遙拝所は全国に約160ヶ所。
信徒は100万人以上といわれています。

御朱印情報

●御朱印の種類
・土小屋遥拝殿の御朱印
・特別御朱印

●御朱印の受付場所
・授与所(拝殿内)

●御朱印の受付時間
・不明

●授与所の営業日
・4月1日〜11月末

※神職さんが常駐されているのは4月1日〜11月末の間だけです。
それ以外の日は、神職さんが不在ですので要注意です。

●御朱印の料金
・土小屋遥拝殿の御朱印(300円)
・特別御朱印(500円)

●期間限定・特別御朱印
・あり


●オリジナル御朱印帳

●サイズ
・16cm × 11cm

●初穂料(料金)
・1200円

・2021年9月21日 参拝
・2021年10月 更新
石鎚神社4社巡りの御朱印情報~1日では無理だぁ!アクセス・駐車場情報・参拝記・登拝記~
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参拝情報とアクセス

●開門時間
・不明

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・なし

●最寄りのバス停
・なし

●最寄りのIC
・松山自動車道
 いよ小松ICから車で1時間50分

・松山自動車道
 松山ICから車で2時間

●駐車場
・無料駐車場①(200台)
・無料駐車場②(100台)

土小屋遥拝殿の地図

 

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