所在地 | 愛媛県今治市小泉1丁目9−18 |
---|---|
宗 派 | 真言宗単立 |
札 所 | 四国八十八ヶ所 第56番 |
前後札所 | ・前 → 第55番札所・南光坊 ・後 → 第57番札所・栄福寺 |
本 尊 | 地蔵菩薩 |
真 言 | おん かかかび さんまえい そわか |
由 緒 | その昔、この地には蒼社川という川が流れていたそうです。蒼社川は毎年梅雨の時期になると氾濫して多くの人命を奪っていたという。815年、この地に空海(弘法大師)が訪れた際、村人たちと堤防を築いて土砂加持の秘法を修し、川を鎮めたそうです。そして堂宇を建立。それがこのお寺の始まりという。その後、824年に淳和天皇の勅願所となり、七堂伽藍と10坊を構える大寺院となって隆盛を極めますが、度重なる兵火で焼失。。そして金輪山の山頂から現在地に移転し、現在に至るそうです。 |
HP | 金輪山 勅王院 泰山寺 – 四国八十八ヶ所霊場会 |
泰山寺とは?
四国八十八ヶ所の第56番札所であります泰山寺に到着。
第55番札所・南光坊から3.5km。
徒歩40分。
車で10分のところに位置しています。
泰山寺と書いてたいさんじと読みます。
●泰山寺とは?
その昔、この地には蒼社川という川が流れていたそうです。
川の流域では稲作が盛んに行われていたそうですが、毎年梅雨の時期になると川が氾濫し、多くの人命を奪っていたという。
人々はそれを悪霊のしわざと信じ、人取川と呼んで恐れていたそうです。
815年、その事情を知った弘法大師は、村人たちと堤防を築き、そして土砂加持の秘法を七座にわたり修法したそうです。
すると満願の日に、空中に延命地蔵菩薩を感得!
そして治水祈願が成就したことを告げたそうです。
そんなこんなで、弘法大師はこの地に不忘の松を植え、感得した地蔵菩薩の姿を彫刻。
そして、金輪山の頂上に堂宇を建立し本尊として安置したという。
それがこのお寺の始まりといいます。
その後、824年に淳和天皇の勅願所となり、最盛期には七堂伽藍と10坊を構える大寺院に発展。
しかし、度重なる兵火で焼失。。
そして金輪山の山頂から現在地に移転し、現在に至るそうです。
その昔、この地には蒼社川という川が流れていたそうです。
川の流域では稲作が盛んに行われていたそうですが、毎年梅雨の時期になると川が氾濫し、多くの人命を奪っていたという。
人々はそれを悪霊のしわざと信じ、人取川と呼んで恐れていたそうです。
815年、その事情を知った弘法大師は、村人たちと堤防を築き、そして土砂加持の秘法を七座にわたり修法したそうです。
すると満願の日に、空中に延命地蔵菩薩を感得!
そして治水祈願が成就したことを告げたそうです。
そんなこんなで、弘法大師はこの地に不忘の松を植え、感得した地蔵菩薩の姿を彫刻。
そして、金輪山の頂上に堂宇を建立し本尊として安置したという。
それがこのお寺の始まりといいます。
その後、824年に淳和天皇の勅願所となり、最盛期には七堂伽藍と10坊を構える大寺院に発展。
しかし、度重なる兵火で焼失。。
そして金輪山の山頂から現在地に移転し、現在に至るそうです。
そんなこんなで、参拝開始。
駐車場と手水舎と鐘楼
●駐車場
まず最初に登場するのは、駐車場にポツンと建つ・・・山門???
でもネットの情報には、このお寺には山門はないと書いてあったので山門じゃないかも!
だったら何なの・・・これ何なのよ!(笑)
●石垣
そんなことより、この泰山寺は弘法大師が暴れん坊の川を鎮めたのが始まりのお寺さんだそうです。
四国霊場には弘法大師の井戸掘り伝説が各所に残っていますが、このお寺には堤防を築く治水伝説が残っているという!
そういう由緒を知ると、このお城のような石垣が堤防のように見えてしまいましたよ!
少々の氾濫では流されそうにありません。
ちなみに第56番にして初の治水伝説となります。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
そんなこんなで、まずは手水舎でお清め。
●鐘楼
●鐘楼
・1881年建立
・瓦葺 入母屋造
続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。
御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
なんと、この鐘楼は今治城にあった太鼓楼の古材で再建したものなんだって!
四国霊場で今治城の遺構に出会ったのは第54番・延命寺の中門以来です。
延命寺の中門は明治時代初期の今治城取り壊しの際に譲り受けたものでしたから、おそらく鼓楼の古材も同じ経緯でこのお寺にやってきたのでしょう。(推測)
まず最初に登場するのは、駐車場にポツンと建つ・・・山門???
でもネットの情報には、このお寺には山門はないと書いてあったので山門じゃないかも!
だったら何なの・・・これ何なのよ!(笑)
●石垣
そんなことより、この泰山寺は弘法大師が暴れん坊の川を鎮めたのが始まりのお寺さんだそうです。
四国霊場には弘法大師の井戸掘り伝説が各所に残っていますが、このお寺には堤防を築く治水伝説が残っているという!
そういう由緒を知ると、このお城のような石垣が堤防のように見えてしまいましたよ!
少々の氾濫では流されそうにありません。
ちなみに第56番にして初の治水伝説となります。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
そんなこんなで、まずは手水舎でお清め。
●鐘楼
●鐘楼
・1881年建立
・瓦葺 入母屋造
続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。
御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
なんと、この鐘楼は今治城にあった太鼓楼の古材で再建したものなんだって!
四国霊場で今治城の遺構に出会ったのは第54番・延命寺の中門以来です。
延命寺の中門は明治時代初期の今治城取り壊しの際に譲り受けたものでしたから、おそらく鼓楼の古材も同じ経緯でこのお寺にやってきたのでしょう。(推測)
本堂
●本堂
●本堂
・1854年再建
・瓦葺 妻入り入母屋造
●本尊
・地蔵菩薩
●真言
・おん かかかび さんまえい そわか
続いて、本堂で参拝。
このお寺の正式名称は金輪山 勅王院 泰山寺。
山号の金輪山とは、お寺の背後にある山のことで、かつては山頂に七堂伽藍と10坊を構えた大寺院だったそうですよ。
ちなみに泰山寺という寺号は、延命地蔵経の十大願の第一女人泰産が由来といわれています。
また泰山には、金輪山を死霊が集まる泰山になぞらえ、亡者の安息を祈り死霊を救済するという意味もあるそうです。(どういうこと?)
さらに、道教の五岳の1つ・東岳泰山が由来ともいわれています。
泰山寺には南無阿弥陀仏 空海と書かれた諸病加持のお礼が現存しているそうです。
あたかも弘法大師さんが書いたかのようなお札ですが、これは泰山寺中興の諦信上人が修験道に精進した霊感により発案したものではないかといわれます。
このお札は千枚通しといって、1000枚を1組として刷ると御利益があるとされるお札なんだって。
昔は、薬を手に入れることが難しかったので、このお札を水に入れて服用していたそうですよ。
本尊は地蔵菩薩さん。
詳しい情報はわかりませんが、室町時代作でこの地方屈指の巨像なんだって。
残念なら拝顔することはできず、ネットで調べてみるもこれといった情報を見つけ出すことができませんでした。
ということで、御影を見ながら御本尊さまの姿を想像。
●本堂
・1854年再建
・瓦葺 妻入り入母屋造
●本尊
・地蔵菩薩
●真言
・おん かかかび さんまえい そわか
続いて、本堂で参拝。
このお寺の正式名称は金輪山 勅王院 泰山寺。
山号の金輪山とは、お寺の背後にある山のことで、かつては山頂に七堂伽藍と10坊を構えた大寺院だったそうですよ。
ちなみに泰山寺という寺号は、延命地蔵経の十大願の第一女人泰産が由来といわれています。
また泰山には、金輪山を死霊が集まる泰山になぞらえ、亡者の安息を祈り死霊を救済するという意味もあるそうです。(どういうこと?)
さらに、道教の五岳の1つ・東岳泰山が由来ともいわれています。
泰山寺には南無阿弥陀仏 空海と書かれた諸病加持のお礼が現存しているそうです。
あたかも弘法大師さんが書いたかのようなお札ですが、これは泰山寺中興の諦信上人が修験道に精進した霊感により発案したものではないかといわれます。
このお札は千枚通しといって、1000枚を1組として刷ると御利益があるとされるお札なんだって。
昔は、薬を手に入れることが難しかったので、このお札を水に入れて服用していたそうですよ。
本尊は地蔵菩薩さん。
詳しい情報はわかりませんが、室町時代作でこの地方屈指の巨像なんだって。
残念なら拝顔することはできず、ネットで調べてみるもこれといった情報を見つけ出すことができませんでした。
ということで、御影を見ながら御本尊さまの姿を想像。
大師堂と不忘の松
●大師堂
●大師堂
・1985年建立
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂を参拝。
大師堂は1985年に建立された比較的若いお堂でした。
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●不忘の松
大師堂の近くには弘法大師がお手植えした不忘の松がありました。
ということで樹齢1200年以上!
と思ったら、弘法大師がお手植えした松は松くい虫の被害に遭ってしまったため枯死しちゃったんだって。
そんなこんなで、現在の不忘の松は、初代・不忘の松の子株から育てたものなんだって。
見事に見逃して帰りましたが、境内には初代・不忘の松の切り株があるそうですよ。
その切り株に腰掛けると腰痛回復の御利益があるとのことです。
ちなみに、こちらが生前の不忘の松です。
●大師堂
・1985年建立
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂を参拝。
大師堂は1985年に建立された比較的若いお堂でした。
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●不忘の松
大師堂の近くには弘法大師がお手植えした不忘の松がありました。
ということで樹齢1200年以上!
と思ったら、弘法大師がお手植えした松は松くい虫の被害に遭ってしまったため枯死しちゃったんだって。
そんなこんなで、現在の不忘の松は、初代・不忘の松の子株から育てたものなんだって。
見事に見逃して帰りましたが、境内には初代・不忘の松の切り株があるそうですよ。
その切り株に腰掛けると腰痛回復の御利益があるとのことです。
ちなみに、こちらが生前の不忘の松です。
客殿と仁王像と石仏
●客殿と仁王像
●客殿
・建立年不明
・瓦葺 唐破風玄関付き入母屋造
そんなこんなで、参拝を終えて納経所に向かっていると何かと目が合った!
なんと!
本堂と客殿の間の廊下には仁王さんが安置されているという!
なぜ廊下に・・・!?
仁王門ぬらぬ仁王廊!
もちろん仁王廊は四国霊場で初登場となります。
これは面白いですねぇ。
何度もいいますが、泰山寺は山門がないお寺さん。
仁王像があるのに門を造らないのは、何か事情があるのでしょうか?
何にしろ珍しい光景でした!
●石仏
境内の片隅には宝冠不動明王さんがおられました!
宝冠不動明王さんは、四国霊場では第54番・延命寺以来2度目の登場となります。
その名の通り、宝冠不動明王とは宝冠を被った不動明王さんなのですが・・・こちらの不動明王さんは宝冠を被ってないという・・・(-“-;) ??
ということで、ノーマルタイプの弁髪のお不動さんでした。
ちなみにこちらが第54番・延命寺の宝冠不動明王さんです。
その他、境内には役行者石像・理源大師像・如意輪観音像・弁財天の祠などがありました。
そんなこんなで、参拝終了。
第57番・栄福寺へ続く。
●客殿
・建立年不明
・瓦葺 唐破風玄関付き入母屋造
そんなこんなで、参拝を終えて納経所に向かっていると何かと目が合った!
なんと!
本堂と客殿の間の廊下には仁王さんが安置されているという!
なぜ廊下に・・・!?
仁王門ぬらぬ仁王廊!
もちろん仁王廊は四国霊場で初登場となります。
これは面白いですねぇ。
何度もいいますが、泰山寺は山門がないお寺さん。
仁王像があるのに門を造らないのは、何か事情があるのでしょうか?
何にしろ珍しい光景でした!
●石仏
境内の片隅には宝冠不動明王さんがおられました!
宝冠不動明王さんは、四国霊場では第54番・延命寺以来2度目の登場となります。
その名の通り、宝冠不動明王とは宝冠を被った不動明王さんなのですが・・・こちらの不動明王さんは宝冠を被ってないという・・・(-“-;) ??
ということで、ノーマルタイプの弁髪のお不動さんでした。
ちなみにこちらが第54番・延命寺の宝冠不動明王さんです。
その他、境内には役行者石像・理源大師像・如意輪観音像・弁財天の祠などがありました。
そんなこんなで、参拝終了。
第57番・栄福寺へ続く。
次の札所
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御朱印情報
●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・500円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2011年5月21日 参拝
・2024年3月 最終更新
・四国八十八ヶ所の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・500円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2011年5月21日 参拝
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参拝情報とアクセス
●拝観料
・無料
●宿坊
・なし
●前後札所
・第55番札所・南光坊へ3.5km
徒歩40分
車で10分
・第57番札所・栄福寺へ3.3km
徒歩40分
車で10分
●最寄りの駅
・JR今治駅から徒歩35分
・JR今治駅から車で10分
●最寄りのバス停
・せとうちバス
小泉 バス停から徒歩10分
●最寄りのIC
・西瀬戸自動車道(しまなみ海道)
今治ICから車で5分
●駐車場
・有料の専用駐車場あり(30台)
●駐車場料金
・200円
・無料
●宿坊
・なし
●前後札所
・第55番札所・南光坊へ3.5km
徒歩40分
車で10分
・第57番札所・栄福寺へ3.3km
徒歩40分
車で10分
●最寄りの駅
・JR今治駅から徒歩35分
・JR今治駅から車で10分
●最寄りのバス停
・せとうちバス
小泉 バス停から徒歩10分
●最寄りのIC
・西瀬戸自動車道(しまなみ海道)
今治ICから車で5分
●駐車場
・有料の専用駐車場あり(30台)
●駐車場料金
・200円