広福寺(中山観音)の御朱印|腰曲がり観音伝説が残るお寺さん(山口県宇部市)

所在地山口県宇部市中山80
宗 派真言宗御室派
札 所長門三十三観音霊場 第20番
由 緒 698年、役小角が庵を結び地蔵菩薩を奉祀したのが始まり。741年、聖武天皇の勅願により地蔵院と号して堂宇を建立。そして、地蔵菩薩の脇侍として行基作の四天王像を奉納したそうです。その後、大内氏の祖・多々良藤根が、百済国・琳聖太子来朝髄身の尊像と印度・毘首褐摩作の聖観音菩薩像を奉納。そして観音堂を建立し、広福寺と改称したそうです。戦国時代には大内氏、厚東氏に庇護され、七堂伽藍を有する大寺院に発展。大内氏の滅亡後は毛利氏の庇護により栄えたそうです。弘法大師、恵心僧都などの高僧を始め、源義家、菅原道真、足利尊氏などが参拝したお寺として知られています。
HP中山観音 廣福寺
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石階段と手水舎

●説明板

長門三十三観音霊場の第20番札所であります、広福寺に到着。

正式名称は明王山 廣福寺

明王山 廣福寺と書いてみょうおうざん こうふくじと読みます。

宇部市中山に位置することから、通称・中山観音と呼ばれてるんだって。


ちなみに、説明板は誤字多めです。

そんなこんなで、参拝開始。


●石階段

●石階段
・1940年築造

まず最初に登場するのは石階段

皇紀二千六百年記念と刻まれていましたので、1940年に造られた石階段のようです。


●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

続いて、手水舎でお清め。

写真に写ってるのはYさん

Yさんとはネットで知り合った御朱印フレンド(略して朱フレ)

出会ってそんなに年月は経っていませんが、早いもので今回で第4回目の寺社巡り大会となります。

大人になるとなかなか新しいお友達ができませんが、同い年ということもあって話しが合うんだ。

毎度毎度、山口の寺社を案内してくれて感謝感激です!

ありがとう、Yさん!


それにしても、鳥の羽根のような脚が印象的な手水鉢でした。
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山門(仁王門)と鐘楼

●山門(仁王門)

●山門(仁王門)
・建立年不明
・瓦葺 切妻造 四脚門

続いて、登場するのは山門

建立年はわかりませんが、なかなか古そうな門でした。

ちなみに山門前の石階段は1813年に造られたものでした。


山門の両サイドには仁王さんが向き合うかたちで立っていました。

そんなこんなで、両サイドから仁王さんの視線を感じつつ門をくぐる。


御存知、仁王さんは仏法ならびにお寺を守護するお方。

向き合って立っているため、な~んとなく阿形の目から吽形の目へ、そして吽形の目から阿形の目へ・・・赤外線のような防犯視線が行き交ってるような気がしたひと時。

これは大昔の防犯赤外線センサーみたいなものか。


こんな感じ・・・嗚呼、本日も絶好調にくだらない。。


●鐘楼

●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 宝形造 竜宮型(?)

続いて、鐘楼へ。

どこかしら竜宮門のような鐘楼でした。

そんなこんなで、勝手に竜宮型と命名。

そういえば、宇部市の名刹・宗隣寺にも同型の鐘楼があったなぁ。

このタイプの鐘楼はこの地域の特色なのでしょうか?

ちなみに鐘を撞くことはできませんでした。

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本堂と腰曲がり観音

●本堂

●本堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造

続いて、本堂で参拝。

石州瓦が印象的なお堂でした。

本堂に限らず、山門と鐘楼も石州瓦だったので、非常に統一感のある境内となっておりました。

一般的に石州瓦は耐寒性や耐塩害性に優れた瓦といわれていますが、寒冷地ではない山口で石州瓦を使用しているのはちょっと面白いなぁと思いました。


本堂の棟と蟇股には毛利氏の家紋・一文字三星がありました。

このお寺さんは、大内氏の滅亡後、毛利氏の庇護によって栄えたそうです。


御本尊は像高70cmほどの聖観世音菩薩さん。

残念ながら秘仏のため拝顔することはできませんでした。

ちなみに、御本尊さまは20年に1度御開帳されるそうですよ。

次回の御開帳は2035年

年齢的に次の御開帳がラストチャンスになりそうです(健康ならば!)

そんなことより、御本尊の聖観世音菩薩さんは、通称・腰曲がり観音と呼ばれてるんだって。

腰曲がり観音・・・爺さんみたいな観音さまなのかなぁ・・・(-“-;) ??

●腰曲がり観音とは?

昔々、判官が家老を呼びつけて『宝比べをしよう』と命じました。

宝を持っていない家老は困りますが、承諾することに。

そんなこんなで、判官は広間に金銀財宝を飾り立てて、家老が来るのを待っていました。

すると、家老は『私の宝は・・・』と、晴れ着姿の男の子7人女の子5人を連れて登場しました。

子に優る宝なし・・・

と、面目を失った判官は子宝に恵まれないことを嘆き、子授け観音として知られる中山観音に7日7夜祈願しました。

すると、中山観音の霊験によりを授かりました。

しかし、8歳になると命は失われるとのお告げがありました。

時は経ち・・・姫は8歳に。

命が終る様子もなく美しく成長していきました。

お告げとはなんだったのか・・・

そんなある日、中山観音を参拝した判官は『人を騙すこの嘘つき観音!以後の見せしめ思い知れ!』と観音様を蹴っ飛ばしました!

そのことにより、観音さまの腰が曲がってしまったんだと!

その後、仏罰が下ったのだろうか・・・判官の家運は衰え、大内氏に攻められて落城

さらに判官も姫も自殺して一家一門は滅んでしまいました。

完。


・左 → 不動明王立像
・右 → 地蔵菩薩立像

堂内には御本尊の他に、お不動さんとお地蔵さんもおられました。


こちらの額は1704~1711年作。


こちらの絵馬は1821年作。


あと堂内には、とてつもなく長い数珠が掛けられていました!

まるでパーティーの飾り付け状態!


なんでこんなにも長いのか・・・(-“-;) ??
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祠と石仏

●祠①

続いて、を参拝。

それにしてもレンガ造りの祠って珍しいですねぇ。

なんとなく焼却炉っぽい感じに見えるのは私だけかぃ???


ちなみに、レンガ造りの祠には4体の石仏さんが安置されていました。


●祠②

こちらのレンガ造りは焼却炉っぽさはなく、洋風でモダンな祠になっておりました。


ちなみに、祠の中には三界萬霊の石仏さんが安置されていました。

●三界萬霊とは?

三界萬霊とは欲界・色界・無色界という3つの世界のことです。

①欲界
欲を持つものが生きる最下位の世界。

②色界
欲から離れた者が生きる世界。

③無色界
欲からも物質からも離れた、高度かつ最上級の精神的な世界。
最高位置は有頂天です。


●祠③

こちらは廃材で造ったようなコンクリ祠。

DIY感があって素敵すぎます!


・左 → 玉依御前(母)
・中 → 空海(弘法大師)
・右 → 佐伯田公(父)

こちらは、弘法大師さまのご家族です。


その他、キャスケットを被った石仏さんがおられました。
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お守り札納め所

●お守り札納め所

続いて、圧倒的な存在感を放つ変な建物を参拝。

どうやらこちらはお守り札納め所のようです。


納め所には役目を終えた仏像や仏具などが納められていました。

ラインナップは弘法大師さんやお不動さんや、マジもんの仏像さんからフィギュア的な仏像さんまで様々。


さらには丸焦げになった仏像さんまでも!

お人形さんの納所はよく見かけるけど、仏像さんの納所は初めて拝見しましたよ。

本日も珍しい物が拝見できて有難き幸せ!

その他の見どころ

●ムクロジと瀧不動

●ムクロジ
・樹齢 約400年

その他、境内にはムクロジの木や、打たせ湯のような瀧不動がありました。


あと、昭和レトロな休憩所も良かったなぁ。


そんなこんなで、参拝終了。

いやはや、素敵なお寺さんでした。

御朱印情報

●御朱印の種類
・長門三十三観音霊場の御朱印

●御朱印の受付場所
・納経所

※納経所は本堂の隣にあります。

●御朱印の受付時間
・不明

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2018年4月19日 参拝
・2023年2月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・不明

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・JR宇部新川駅から車で10分

・JR宇部新川駅から徒歩50分

●最寄りのバス停
・宇部市交通局(宇部市営バス)
 中山観音 バス停から徒歩すぐ

●最寄りのIC
・山陽自動車道(宇部下関線)
 宇部ICから車で7分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

広福寺(中山観音)の地図

 

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