切幡寺の御朱印|四国霊場 第10番|機織り娘が変身した千手観音さん|四国八十八ヶ所 車遍路の旅 (徳島県阿波市)

所在地徳島県阿波市市場町切幡観音129
宗 派高野山真言宗
札 所四国八十八ヶ所 第10番
前後札所 ・前 → 第9番札所・法輪寺
・後 → 第11番札所・藤井寺
本 尊千手観世音菩薩
真 言おん ばさら たらま きりく
由 緒810~824年、空海(弘法大師)がこの地を訪れた際、機(はた)を織る貧しい娘に出会ったという。そこで空海は、ほころびた僧衣を補修するために娘に布を求めると、娘は惜しげもなく布を切り取って差し出し 『亡き父母のために観音菩薩が欲しい』とお願いしたそうです。そんなこんなで、空海は娘の願いを聞き、千手観音像を刻んだという。そして、娘を得度させ、灌頂を授けたそうです。すると娘は、光明を放って千手観音の姿に変身。空海はこの出来事を嵯峨天皇に伝え、勅願により堂宇を建立。そして、得度山 潅頂院 切幡寺と名付け、第10番札所に定めたそうです。
HP得度山 灌頂院 切幡寺 – 四国八十八ヶ所霊場会

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切幡寺とは?


四国八十八ヶ所の第10番札所であります切幡寺に到着。

第9番札所・法輪寺から4km。
徒歩55分。
車で15分のところに位置しています。

切幡寺と書いてきりはたじと読みます。

●切幡寺とは?

810~824年、弘法大師がこの地を訪れた際、機(はた)を織る貧しいに出会ったという。

そこで弘法大師は、ほころびた僧衣を補修するために娘に布を求めると、娘は惜しげもなくを切り取って差し出したんだって。

このことに感激した弘法大師は娘の願いを聞くことに。
すると娘は『亡き父母のために観音菩薩が欲しい』とお願いしたそうです。

そこで、弘法大師は千手観世音菩薩像を刻んで娘を得度させ、灌頂を授けたという。


すると娘は七色の光を放ち即身成仏して千手観音の姿に変身

弘法大師はこの出来事を嵯峨天皇に伝え、勅願により堂宇を建立。

そして、り取って差し出した娘を得度させて灌頂を授けたという意味で、得度山 潅頂院 切幡寺と名付け、第10番札所に定めたそうです。

それがこのお寺の始まりといわれています。

そのため、このお寺は古くから女性を困難から救う女人救済のお寺として、女性に人気があるお寺なんだって。


その後、1582年に長宗我部元親による兵火で焼失。

さらに明治時代にも再び火災に遭い焼失。

現在の堂宇は明治時代以降に再建されたもののようです。

そんなこんなで、参拝開始。
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仁王門

●仁王門

●仁王門
・建立年不明
・瓦葺 切妻造 八脚門

まず最初に登場するのは仁王門

切幡寺は標高155mの切幡山中腹に位置しています。

第1番札所から第9番札所までずっと平地のお寺さんだったので、四国遍路初の山寺となります。

ということで、第1番札所から第9番札所まではウォーミングアップ的な感じでしょうか。

いよいよ四国遍路も本番ってな感じの雰囲気が出てきましたよ。


●仁王像

そんなこんなで、仁王さんにご挨拶。

マッチョなのに腹筋が全くないという、なんとも不思議な仁王さんでした。

なんとなく干からびた造形に、多少の煮干し感を感じつつ仁王門をくぐる。
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参道と経木場と手水舎と鐘楼

●参道

すると333段の石階段が登場。

どうやらここから本堂などがあるメインエリアまで階段が続くようです。

333段なので難所とはいえませんが、四国八十八ヶ所で最初に登場する試練となります。


●経木場

そんなこんなで、せっせと階段を上ること99段

経木流しが行われる経木場に到着。

このお寺は伝統行事の1つとして、お彼岸の中日にご先祖の霊を供養する経木流しが行われるそうです。

●経木流しとは?
経木流しとは、経木に先祖の戒名を書いて清水をかけて流すという供養法のことです。

経木流しといえば、大阪の四天王寺で行われる経木流しが有名です。

ちなみに経木流しと書いてきょうぎながしと読みます。


そんなこんなで、経木場に別れを告げて再び階段を上る。


●女厄坂

すると今度は女厄坂が登場。

ちなみに女厄坂は33段です。


●男厄坂

女厄坂を上りきると、今度は男厄坂が登場。

男厄坂は44段となります。

どうでもいい話しですが、厄坂を変換したらヤクザかとなったので、ちょっと笑ってしまいました・・・ほんと、どうでもいい話ですが。。


●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

そんなこんなで、333段の石階段を上りきると手水舎に到着。


●鐘楼

●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造

続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。

御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
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本堂と大師堂

●本堂

●本堂
・建立年不明
・銅板葺 唐破風向拝付き入母屋造

●本尊
・千手観世音菩薩

●真言
・おん ばさら たらま きりく

そして本堂で参拝。

本堂は、拝殿土間・本堂・奥殿で構成された複合建築。

これはちょっと珍しい造りですね!


本堂には大日如来さんが安置されていました・・・って、あれ!?

切幡寺の本尊は千手観音さんのはず・・・(-“-;) ???

どうやら、本堂に安置されている大日如来さんは、もともとは大塔の本尊だった模様。

それを本堂に遷し祀っているみたいです。

本尊の千手観音さんはというと・・・奥殿に安置されてるんだって!

これまた珍しいフォーメーションですね!


●奥殿

●奥殿
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・土蔵造

ということで、本堂裏にある奥殿を参拝。

なんと堂内には、
向きに弘法大師作の千手観世音菩薩像。
そして向きに機織り娘が変身した千手観世音菩薩像が安置されているという。

ダブル本尊とはこれまた珍しいですね!

しかも背中合わせに安置されているとは!


ちなみに機織り娘が変身した千手観音さんは開基以来の絶対秘仏で、今まで1度も御開帳されたことがないという!


もしかしたら、千手観音さんは再び機織り娘に変身しているかもですよ!


ちなみに、境内にははたきり観音さんの銅像がおられました。

切幡寺の由来となった機織り娘にちなんで造立された像のようですよ。


手に長~い
そして手にハサミを持った珍しい観音さんでしたよ!


それにしても尾崎さん・・・落書きし過ぎですよ!

これはもう尾崎堂・・・!


その他、本堂の屋根瓦には迦陵頻伽さんがおられるという!

●迦陵頻伽とは?
迦陵頻伽と書いてかりょうびんがと読みます。

迦陵頻伽は、半身が半身がという仏教の想像上の生きもの。

極楽浄土の象徴で、極楽浄土に棲む6種の鳥のうちのひとつといわれています。


あと本堂前にある石灯籠も面白かったです。

なんと頂部にシャチホコがおられるという。


●大師堂

●大師堂
・建立年不明
・瓦葺
・千鳥破風・唐破風向拝付き入母屋造
・本尊 弘法大師

続いて、大師堂で参拝。


南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
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大塔

●大塔

●大塔
・1607年建立
・1883年移築
・瓦葺 方形二重塔
・高さ 24m
・豊臣秀頼 寄進
・国指定重要文化財

続いて、本堂横にある111段の階段を上って大塔に到着。

足がプルプルです。


なんとこの塔は、豊臣秀頼が徳川家康の勧めで父・秀吉の菩提を弔うために建立したものだという!

もともとは大阪・住吉大社の神宮寺にあった塔なんだって。

しかし、住吉神宮寺は明治時代の神仏分離・廃仏毀釈で廃寺に。。

その後、1873年に第45世住職・天祐上人が塔を買い取り、約10年もかけて現在地に移築したんだって。


そしてなんと!

初層も二層も方形の二重塔は日本唯一なんだと!

そのため、この塔は国重文に指定されています。

いやはや、本日も珍しいものを拝見できて有難き幸せ。

不動堂と奥の院・八祖大師

●不動堂

●不動堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・土蔵造
・本尊 不動明王

その他、大塔へ続く階段途中には不動堂がありました。


●奥の院 八祖大師

●奥の院 八祖大師
・建立年不明
・瓦葺 宝形造

あと見事に見逃して帰りましたが、大塔の奥には奥の院八祖大師があるそうですよ。

堂内には真言宗八祖の肖像画と八祖像が安置されているんだって。

~画像はWikipedia 切幡寺より~



境内からは四国山地の山々や吉野川を望むこともできました。

いやはや、素敵なお寺さんでした。


そんなこんなで、参拝終了。

第11番札所・藤井寺へ続く。

御朱印情報

●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印
・奥の院 八祖大師の御朱印

●御朱印の受付場所
・納経所

●御朱印の受付時間
・7:00~17:00

●御朱印の料金
・各300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2009年10月10日 参拝
・2021年11月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・7:00~17:00

●拝観料
・無料

●宿坊
・なし

●前後札所
・第9番札所・法輪寺へ4km
 徒歩55分
 車で15分

・第11番札所・藤井寺へ12km
 徒歩2時間20分
 車で25分

●最寄りの駅
・JR阿波川島駅から徒歩1時間35分
 JR阿波川島駅から車で20分

・JR学駅から徒歩1時間40分
 JR学駅から車で15分

・JR鴨島駅から徒歩1時間50分
 JR鴨島駅から車で20分

●最寄りのバス停
・市場 バス停で下車 徒歩40分

●最寄りのIC
・徳島自動車道
 土成ICから車で15分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり(20台)

切幡寺の地図

 

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