雄山神社 中宮祈願殿の御朱印~富山県中新川郡立山町芦峅寺2番地~

住 所富山県中新川郡立山町芦峅寺2番地
祭 神雄山大神をはじめ立山山中の36社
由 緒701年、景行天皇の後裔・越中国司の佐伯宿禰有若の嫡男・有頼が白鷹に導かれ熊を追って岩窟に辿り着いたらしい。そして『私は汚れ多き世の中の人々を救う為にこの山に現れた。時に鷹となり、また熊となって、ここにあなたを導いたのは、この霊山を開山してほしいからだ』と、雄山大神から神託があったという。そんなこんなで、有頼は僧・慈興と名乗り立山を開山。以来、立山は富士山、白山と共に日本三霊山として全国各地から信仰されてきました。かつては、中宮寺(芦峅寺)と呼ばれた神仏習合の施設で、芦峅寺における立山信仰の拠点だったそうです。この地は女人禁制の立山信仰において、女人が立ち入る事が出来た最終地。また立山の主峰・雄山を正面に頂く位置にあり、開祖・佐伯有頼が晩年を過ごした地という。江戸時代、33の宿坊を持ち、近国以外の国々への布教活動をしていたそうです。布教の際、山伏達は百草薬といった薬をお経などと共に持参し、これが富山の薬売りの起源となったそうです。
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越中国の一宮・雄山神社 中宮祈願殿

●雄山神社とは


日本三霊山の1つ立山を御神体とする雄山神社は、峰本社・祈願殿・前立社壇の3社から成り立っており、 この3社を総称して雄山神社と呼ばれてます。

この3社は三位一体の性格を持っている為、どの社殿に参拝しても御利益は同じとされています。

ということで、平地に鎮座する前立社壇で参拝しても、中腹の中宮祈願殿に参拝しても、標高3003mの雄山山頂に鎮座する峰本社に登拝しても神パワーは同じです。

参拝後、神社の方とお話しをする機会があったので、しばし談笑。峰本社への登拝のことなど、いろいろとお話しをしてきました。標高3003mの雄山山頂に鎮座する峰本社への登拝期間は7月1日~9月30日までのたった3ヶ月間ということなので、 この中宮祈願殿は登拝できない人の為に御神体・雄山の遥拝所的な要素もあるよ〜的なお話しをして頂きました。ということで、この中宮祈願殿で拝めば峰本社を拝んだことにもなるのかなぁ!? そんなこんなで、ダメ元で聞いてみたら、有難いことに峰本社の遥拝印を頂くことができました。

そんなこんなで、前立社壇、中宮祈願殿、峰本社・遥拝印の3つの御朱印を眺めてみる。まるで登拝したかのような、なんちゃってコンプリート感。なんだか登拝した気分になってしまいました。

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鳥居 ~ 参道 ~ 狛犬

●境内入口

鳥居をくぐると杉林が生い茂る神空間に突入。


●鳥居

●鳥居
・1927年建立
・明神鳥居


●参道と手水舎

趣のある石畳参道を抜けると手水舎に到着。
手水は1km先の水神社境内から湧き出ている岩清水なんですって。


●狛犬

●狛犬
・1937年作

『はい、ちょっとアゴ引いて下さ~い』
って、写真屋さんに言われてこうなる人いますよね。私のことです。


ちなみに狛犬は灯籠っぽい台座に乗ってます。

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杉林の参道

●杉林

そんなこんなで、石畳参道を抜けると、神気に満ちた神空間に突入。
森林浴ならぬ神林浴!


●杉林
・タテヤマスギの純林
・樹齢 400~500年
・高さ 40~50m
・幹周り 最大6.6m
・富山県天然記念物

2m以上の杉が122本。
2m以下を合わせると1000本以上の杉が確認されてるという。


江戸時代、神聖な領域として加賀藩による禁制が敷かれ、樹木の伐採が厳しく禁止されていたんだそうです。


呼吸の音でさえ雑音に聞こえてしまうほど静まり返った境内。杉で覆われた何とも言えぬ神パワーに支配された空間でした。光合成ならぬ神合成ですな。森林浴ならぬ神林浴ですな。

そんなこんなで、全身に降り注ぐ神パワーを存分に浴び、ピリッとした参拝でした。久々に神の視線を感じれた神社でした。

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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造

明治維新まで芦峅大講堂と呼ばれていたんですって。


かつては中宮寺(芦峅寺)と呼ばれた神仏習合の施設で、芦峅寺における立山信仰の拠点だったそうです。

この地は女人禁制の立山信仰において、女人が立ち入る事が出来た最終地だったとのことです。

ちなみに芦峅寺のという文字は、神様の降り立つ場所という意味があるんですって。


●本殿

●本殿
・建立年不明
・銅板葺 妻入りの切妻造
・越中国一宮
・雄山大神をはじめ立山山中の36社を合祀

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境内社

●立山大宮(西本殿)

●立山大宮(西本殿)
・建立年不明
・銅板葺 流造
・主祭神・・・伊弉那岐大神
・相殿・・・文武天皇・佐伯宿祢有若


姥堂と並び立山信仰の中心社堂。
かつては本殿と大拝殿があったそうですが、明治初年に落石の災害に合い破壊されたらしいです。。


横向きの扁額が面白いですね。


●立山若宮
●立山若宮
・建立年不明
・銅板葺 流造
・刀尾天神(天手力雄神)・稲背入彦命・佐伯有頼命を祀る

古来より立山若宮権現と称し、刀尾天神21末社の総本宮として厚く崇敬されていたそうです。霊峰・立山の登拝者は必ず参拝しなければいけなかったんだって。


●神秘社

●神秘社
・建立年不明
・銅板葺 平入りの切妻造
・造化三神・大山祇神・久々廼智神を祀る


●神明社

●神明社
・建立年不明
・銅板葺 流造
・左 → 麻続祖神
 中 → 天照皇大御神
 右 → 豊受大神


●治国社(宝童社)
●治国社(宝童社)
・建立年不明
・瓦葺 流造
・新川姫神を祀る


●釼獄社

●釼獄社
・1956年建立
・須佐之男命を祀る

2009年の新社殿造営までの55年間、剣岳山頂に祀られていた社とのことです。保存のため、麓遙拝所としてこの地に移築したんですって。


蟇股がステキです。


●立山開山堂

●立山開山堂
・建立年不明
・銅板葺 平入りの切妻造
・佐伯有頼を祀る

その名の通り、立山を開山した佐伯有頼を祀る社です。場違い感のある朱色の社がちょっと浮いてました。

オリジナル絵馬

●オリジナル絵馬

立山芦峅とデザインされてます。
カッコいいデザインですなぁ。


いやはやステキな神社でした。

御朱印

●御朱印は2種
御朱印は拝殿内で頂きました。
峰本社の遥拝印も頂くことができました。


●オリジナル御朱印帳

オリジナル御朱印帳があります。
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雄山神社 中宮祈願殿の地図

 

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