石門洞の御朱印|寒霞渓・裏8景にある山岳洞窟霊場|弘法大師の修行地(香川県小豆郡小豆島町)

所在地香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168
札 所小豆島八十八ヶ所 第18番
由 緒平安時代初期、弘法大師(空海)が小豆島で修行をしていたそうです。その際、この地を訪れ、洞窟内に籠って護摩修行をしたという。そのことから、古くよりその洞窟は大師洞と呼ばれ、人々の信仰を集めていたそうです。その後、大師洞は石門洞となり現在に至ります。
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寒霞渓・星ヶ城山の登山


本日は日本三大渓谷美の1つ・寒霞渓星ヶ城山を登山することに。


ザックリとした登山ルートはこちら。

●登り
青線(表12景)

緑線(山頂駅 → 星ヶ城山・山頂)

●下り
緑線(星ヶ城山・山頂→ 山頂駅)

赤線(裏8景)

白線(猪谷池 → こううん駅)

ヤマップによると登り約2時間30分。
下り約2時間10分。

合計 約4時間40分の行程みたいです。

私たち、阿保みたいに寄り道するし、阿保みたいに休憩するので、6時間くらいを目安に登山します(笑)

ちなみに寒霞渓まではロープウェイでワープできますが、今回は使いません。


そんなこんなで、登山開始。


表12景を登りーの


四望頂から望む寒霞渓の絶景に興奮しーの


山頂駅でハンバーガーを食べーの


三笠山の山頂を通化しーの


星ヶ城山の西峰に到着!

絶景!


そして瀬戸内海の最高峰・星ヶ城山の東峰に到着!

こっちも絶景!


ほんでもって、下って下って

裏8景を下り続けると・・・

・・・オオォォォ(゚ロ゚*)
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石門

●石門

裏 第3景の石門に到着!

スゴっ!


なんと岩壁の真ん中にデッカい穴が開いているという!

まさに石門!


巨大な石橋にも見える!

何でこんなことになっちゃったのよ!

調べてみると、もともと岩壁だったものが、穴が開いてる部分が崩落して現在の姿になったんだとか!


ということは、何百年後、何千年後には橋の部分も崩落する可能性があるのかな?

そう思うと石門の姿が見れているに感謝だね!


これは自然がつくりだした芸術だぁ。

ということで、石門を額縁に見立てて紅葉の絵画を堪能。

自然の美術館だぁ〜

感動!


そんなこんなで、石門をくぐると・・・

・・・( °∀° )ファッ!!!


ばば〜ん!

山岳霊場感満載のお寺さんに到着!

あまりにシビれるビジュアルだったため、思わずうぉぉ〜と声を出しちゃいましたよ。

巨大な不動明王さんと目が合ったときのゾクゾク感がたまんなかったです。


どうやらこちらは小豆島八十八ヶ所霊場 第18番札所の石門洞のようです。

小豆島八十八ヶ所霊場の第60番札所・江洞窟は洞と書いてごうとうくつと読みますが、石門洞はそのまんませきもんどうと読むみたいですね。


もしかして、あの石門はこのお寺の山門みたいなものなのかな!?

だとしたら、かなりイカす!

って、ある意味、の中にある石だから山門といっても間違いないんだけどね!


ちなみ、ネットで石門洞のことを調べているとあれ???っていう情報が書いてあったりする・・・

どうやら台湾にも石門洞という名所があるらしい・・・

一生懸命、台湾の石門洞を読んでいましたよ(笑)

~画像はフリー素材より~
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鐘楼


そんなこんなで、参拝開始。


●鐘楼
・建立年不明
・茅葺 宝形造

まずは赤い橋を渡って、鐘楼で鐘をひと撞き。

ゴ〜ン♪

うぅ〜ん、いい音色。

登山で疲れた身体に染み渡るぜ〜。

通常、茅葺き屋根の鐘楼は入母屋造もしくは寄棟造が多いですが、こちらの鐘楼は宝形造だというね。

何気に個性的な鐘楼でした。
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本堂(石門洞)


●本堂
・建立年不明
・銅板葺? 入母屋屋根 懸造
・鉄筋コンクリート製

続いて、本堂で参拝。

本堂は入母屋屋根の懸造。

建立年はわかりませんが、RC造だったので昭和時代に建てられたものかな?

岩窟の中に埋め込まれたような造りになっていて、まるで鳥取県の投入堂みたいなお堂でしたよ。


ちなみに、こちらが鳥取県の投入堂。

改めて見ると、全然似てなかった・・・(笑)


本堂へ続く階段には手すりの代わりとしてが張られていました。

山岳霊場感があって素敵ですねぇ。

そんなこんなで、階段を上る。


よく見ると、岩に鎖がグ〜ルグル・・・

なんだあれ!?


階段を上りきると本堂入口の戸がありました。

貼り紙には『猿が入ります。この戸は必ず閉めてください』と書かれておりました。

そういえば、本日の登山で猿を見た!

猿もこっちを見ていたから、猿を見たというより猿と見つめ合ったという言いかたの方が正しいかも。

寒霞渓は猿が多いんだなぁ。


そんなこんなで、入堂。

指差し確認をして戸締まりチェック。

再度、チェック。

猿が入ってきた日にゃお寺の方にも迷惑がかかるし、何より猿と同じ空間にいることが怖い(ビビリ)


そんなことより、本堂内は岩窟のため壁一面が岩!

この石門洞は、1300万年前から始まった火山活動でできた岩壁の洞窟を利用して建てられたものなんだそうです。

今回の小豆島旅では、第60番・江洞窟、第20番・佛ヶ滝、そしてこの第18番・石門洞の3ヶ所で洞窟霊場を参拝することができました。

小豆島にはまだまだ洞窟霊場があるみたいなので、次回小豆島を訪れる機会があれば是非とも巡ってみたいです!


平安時代初期、弘法大師がこの洞窟で護摩修行をしたんだとか!

そのため、かつては大師洞と呼ばれていたんだって。

ちなみに、弘法大師は小豆島の各所で修業や祈念を行なったといわれています。

その修行地が小豆島八十八ヶ所霊場というわけだ。


堂内には真っ黒須弥壇

もしかしたら護摩の煙で黒くなったのかな?

それとも最初から真っ黒だったのかなぁ?

御本尊は勝軍地蔵菩薩という珍しい仏様でした。

もちろん小豆島八十八ヶ所で唯一勝軍地蔵菩薩を本尊とする札所です。

その名の通り、勝負ごとに御利益があるのだとか。


その他、本堂内には弘法大師さまが安置されていました。

どうでもいい話ですが、お供え物には猿対策の網が設置されていました。

そんなことより、弘法大師さまの台座にはおばさまが彫られているというね。

一体全体、どなたでしょ!?


堂内からは勇ましい寒霞渓の岩山を望むことができました。

神仏の息吹を感じる、そんな景色でした。

こんな景色が見える部屋に住んでみたい!
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不動明王像


●不動明王像
・制作年不明
・像高 約8.4m
・寄せ石造
・作者 田中作治

続いて、巨大な不動明王さんにご挨拶。

それにしてもすんごい存在感

境内には私たちのみ。

なおかつ、山深く静まり返った境内だったため、異常な緊張感を与えてくれる仏様でした。


ネットの情報によると、この不動明王さんは丹後の田中作治さんというお方が彫ったもので、寄せ石造りとしては日本一大きいといわれる石仏なんだとか!


遠目から見ると磨崖仏のように見えますが、近くで見ると明らかに岩壁と石仏は材質が違いますので、こちらは磨崖仏ではなさそうです。


不動明王さんの両サイドには、脇侍の矜羯羅童子さんと制多伽童子さんがおられました。

ということで、この不動明王さんは三尊像形式になっております。


不動明王さんの近くにある手すりには、仏様と繋がってない五色の紐が巻き付いていました。

これは一体・・・何?

十三仏霊場と石仏


続いて、階段の途中にある十三仏霊場を参拝。


その他、境内には大随求菩薩さんや地蔵菩薩さんなどがおられました。


そんなこんなで、参拝終了。

いやはや、素敵なお寺さんでした。

駐車場と境内入口


そして下山。

下山途中には裏8景の幟岳大亀岩二見岩法螺貝岩がありました。

スゴいよ、寒霞渓!

登りも下りも隙間なく楽しませてくれる!


そうこうしてると、駐車場に到着。

どうやら、こちらは石門洞の駐車場のようです。

ということで、わざわざ登山しなくても、近くまで車で来れるみたいですね!


ちなみに駐車場から石門洞の境内までは約400m

徒歩で10分くらいかな?

駐車場から境内までは登り坂となりますので、歩きやすい靴で参拝することをオススメします。

って、余計なお世話かもしれませんが・・・。


さらに下ると、猪谷池が見えてきました。


そして石門洞の境内入口に到着。


振り返って境内入口を望む。

こうやってみると、結構な勾配だなぁ。


その後、まあまあ交通量の多い一般道をテクテクと登る。


登山装備で普通の道路を登るのってちょっと恥ずかしい・・・

車からはどんな風に見えられてるのだろう?(笑)


そんなこんなで、スタート地点である寒霞渓ロープウェイ こううん駅に到着!

つまりゴール!

本日は寒霞渓と星ヶ城山をぐるりと1周したわけですが、絶景ありまくりーの、城跡ありーの、神社ありーの、お寺ありーのでかなり濃い時間を過ごすことができました。

時間はかかるけど難易度が高くないので、かなりオススメの登山コースです(個人的感想)

ありがとう寒霞渓!

御朱印情報

●御朱印の種類
・石門洞の御朱印(勝軍地蔵尊)

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし


●御朱印の受付場所
・極楽寺 本堂内の納経所

※御朱印は小豆島八十八ヶ所霊場 第16番札所・極楽寺の本堂で頂けます。

●御朱印の受付時間
・不明


●御朱印の料金
・小豆島八十八ヶ所では朱印のみの場合と真筆 + 朱印の場合では御朱印の料金が異なります

さらに寺院堂庵でも御朱印の料金が異なります

①朱印のみの場合
・寺院 300円
・堂庵 100円

②真筆 + 朱印の場合
・寺院 500円
・堂庵 300円

※朱印とは、簡単にいえばハンコのこと。
真筆とは、簡単にいえば墨書のこと。いわゆる直書き。

・2023年11月24日 参拝
・2023年12月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・不明

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・なし

●最寄りのバス停
・小豆島オリーブバス
 猪谷 バス停から境内入口まで徒歩2分

・小豆島オリーブバス
 猪谷 バス停から本堂まで徒歩25分

●最寄りの港
・坂手港(神戸・高松方面からの場合)
・福田港(姫路方面からの場合)
・土庄港(岡山方面からの場合)


●駐車場
・無料の専用駐車場あり

※駐車場から本堂までは約10分ほど坂道を登ることになります。

石門洞の地図

 

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