所在地 | 香川県綾歌郡宇多津町山下1435 |
---|---|
宗 派 | 真言宗・時宗 |
札 所 | 四国八十八ヶ所 第78番 |
前後札所 | ・前 → 第77番札所・道隆寺 ・後 → 第79番札所・天皇寺 |
本 尊 | 阿弥陀如来 |
真 言 | おん あみりた ていぜい からうん |
由 緒 | 725年、行基が阿弥陀如来像を刻んで安置したのが始まり。815年、空海(弘法大師)がこの地を訪れ、自作の尊像を刻み厄除けの誓願をしたといいます。その後、1288年に時宗の開祖・一遍上人が伽藍を整備して踊り念仏の道場としたそうです。しかし、1576〜1585年の天正の兵火で焼失。その後、1664年に高松藩主・松平頼重が再興。そして、一遍上人を偲んで時宗に属し、寺号を郷照寺と改称したそうです。そのため真言宗と時宗という2つの宗派が共存するお寺となりました。 |
HP | 厄除け うたづ大師 郷照寺|香川県 香川の厄除けの寺 四国霊場八十八箇所~第七十八番札所 |
郷照寺とは?
四国八十八ヶ所の第78番札所であります郷照寺に到着。
第77番札所・道隆寺から7.5km。
徒歩1時間30分。
車で15分のところに位置しています。
郷照寺と書いてごうしょうじと読みます。
●郷照寺とは?
725年、行基が像高約55cmの阿弥陀如来像を刻んで本尊として安置したのが始まりといいます。
創建当初は道場寺という寺号だったそうです。
815年、弘法大師が訪れた際、この地が仏法有縁の地であると感得したという。
そこで弘法大師は自身の尊像を刻み厄除けの誓願をされたそうです。
ちなみに、現在もその大師像は厄除うたづ大師として信仰を集めています。
851〜854年、理源大師(聖宝)が訪れた際、阿弥陀三昧の行を修したそうです。
さらに、985〜987年には恵心僧都(源信)が釈迦如来の絵図を納めて釈迦堂を建立したそうです。
1288年、一遍上人が遊行の際、荒廃していた伽藍を整備して念仏道場になったという。
そして、一遍上人はこのお寺に約3ヶ月間滞在し、浄土の教えを広め多くの民衆の帰依を受けたといいます。
室町時代、讃岐国守護・細川家の庇護により大いに栄えますが、1576〜1585年の天正の兵火で焼失。
その後、1664年に高松藩主・松平頼重が再興したそうです。
その際、一遍上人を偲んで時宗に属し、寺号を郷照寺と改称したそうです。
725年、行基が像高約55cmの阿弥陀如来像を刻んで本尊として安置したのが始まりといいます。
創建当初は道場寺という寺号だったそうです。
815年、弘法大師が訪れた際、この地が仏法有縁の地であると感得したという。
そこで弘法大師は自身の尊像を刻み厄除けの誓願をされたそうです。
ちなみに、現在もその大師像は厄除うたづ大師として信仰を集めています。
851〜854年、理源大師(聖宝)が訪れた際、阿弥陀三昧の行を修したそうです。
さらに、985〜987年には恵心僧都(源信)が釈迦如来の絵図を納めて釈迦堂を建立したそうです。
1288年、一遍上人が遊行の際、荒廃していた伽藍を整備して念仏道場になったという。
そして、一遍上人はこのお寺に約3ヶ月間滞在し、浄土の教えを広め多くの民衆の帰依を受けたといいます。
室町時代、讃岐国守護・細川家の庇護により大いに栄えますが、1576〜1585年の天正の兵火で焼失。
その後、1664年に高松藩主・松平頼重が再興したそうです。
その際、一遍上人を偲んで時宗に属し、寺号を郷照寺と改称したそうです。
第77番・道隆寺から第78番・郷照寺へ向かう途中、車内から讃岐富士や丸亀城やゴールドタワーをチラ見することができました。
本当は信号待ちでガン見したかったのですが、こんな時に限って信号にひっかからないのですよ。
ということで、助手席の嫁はんが撮影した写真をガン見。
日本一高い石垣というだけあって、写真で見ても丸亀城の異様っぷりがわかりました。
そんなこんなで、参拝開始。
山門と手水舎と鐘楼
●山門
●山門
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
まず最初に登場するのは山門。
棟門に2本の支柱が付いているという、ちょっと珍しい門になっていました。
このような門のことを何て呼ぶのでしょう?
そんなことより、このお寺は行基が開基。
その後、弘法大師が自身の尊像を刻み真言宗寺院になったみたいです。
しかし!
鎌倉時代に時宗の開祖・一遍上人が伽藍を整備して念仏道場に。
そして江戸時代に高松藩主が一遍上人を偲んで時宗に属したという。
そのことにより、この郷照寺は真言宗と時宗の2宗派が共存するお寺になったという!
ちなみに、四国霊場で唯一の時宗寺院です!
そんなこんなで、郷照寺は宗派を超えたお寺として広く信仰を集めてるんだって。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
そんなこんなで、手水舎でお清め。
●鐘楼
●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。
御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
●釣り鐘と龍神さま
ちなみに、この梵鐘にはこのような伝説があるみたいです。
鐘を撞くと龍神が集まってくるかもですよ!
このお寺がある宇多津町は古くから四国の玄関として栄えた港町です。
そんなこんなで、境内からは瀬戸内海に架かる瀬戸大橋を望むことができました。
港から橋に変わってしまいましたが、今もこの地は四国の玄関となっております。
ついでにゴールドタワーも望むことができました。
ということで、先ほど車で叶わなかった念願を果たすことに・・・
ガン見!
ちなみにこの郷照寺は、四国霊場で唯一瀬戸大橋とゴールドタワーが望めるお寺さんです。
●山門
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
まず最初に登場するのは山門。
棟門に2本の支柱が付いているという、ちょっと珍しい門になっていました。
このような門のことを何て呼ぶのでしょう?
そんなことより、このお寺は行基が開基。
その後、弘法大師が自身の尊像を刻み真言宗寺院になったみたいです。
しかし!
鎌倉時代に時宗の開祖・一遍上人が伽藍を整備して念仏道場に。
そして江戸時代に高松藩主が一遍上人を偲んで時宗に属したという。
そのことにより、この郷照寺は真言宗と時宗の2宗派が共存するお寺になったという!
ちなみに、四国霊場で唯一の時宗寺院です!
そんなこんなで、郷照寺は宗派を超えたお寺として広く信仰を集めてるんだって。
●四国霊場の宗派
・真言宗 80ヶ寺
・天台宗 4ヶ寺
・臨済宗 2ヶ寺
・曹洞宗 1ヶ寺
・時宗 1ヶ寺
・真言宗 80ヶ寺
・天台宗 4ヶ寺
・臨済宗 2ヶ寺
・曹洞宗 1ヶ寺
・時宗 1ヶ寺
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
そんなこんなで、手水舎でお清め。
●鐘楼
●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。
御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
●釣り鐘と龍神さま
ちなみに、この梵鐘にはこのような伝説があるみたいです。
鐘を撞くと龍神が集まってくるかもですよ!
このお寺がある宇多津町は古くから四国の玄関として栄えた港町です。
そんなこんなで、境内からは瀬戸内海に架かる瀬戸大橋を望むことができました。
港から橋に変わってしまいましたが、今もこの地は四国の玄関となっております。
ついでにゴールドタワーも望むことができました。
ということで、先ほど車で叶わなかった念願を果たすことに・・・
ガン見!
ちなみにこの郷照寺は、四国霊場で唯一瀬戸大橋とゴールドタワーが望めるお寺さんです。
本堂
●本堂
●本堂
・江戸時代建立
・瓦葺 裳階付き寄棟造
●本尊
・阿弥陀如来
●真言
・おん あみりた ていぜい からうん
続いて、本堂で参拝。
なんと本堂には鴟尾があるという。
そんなこんなで、黄金の鴟尾は四国霊場で初登場となります!
鴟尾だけを見てると、な〜んとなく奈良っぽいですね。
・・・って、あれ!?
このお堂、東大寺の大仏殿にソックリじゃん!
黄金の鴟尾以外にも、2段になった隅棟もソックリ。
もしかしたら大仏殿を模して建立したものなのかなぁ?
そんなことはどこにも書いてなかったけど。
あとこのお堂で面白いなぁ〜と思ったのは、向拝の格天井。
格天井画は様々なお寺で拝見できますが、なんとこのお堂は立体の天井画になっているという!
このようなレリーフ型の天井画は初めて拝見しましたよ。
●本尊 阿弥陀如来坐像
・鎌倉時代末期作
・檜材 寄木造
・香川県指定有形文化財
御本尊は県重文に指定されている阿弥陀如来さん。
うたづの歴史散歩道によると、穏やかな定朝様。
小像だけど正統的な寄木の技法。
台座と光背は後の時代に造られたもの。
中央作(京都?)。
的なことが書かれていました。
ちなみに、堂内には御本尊の他に一遍上人像が安置されています。
~画像はうたづの歴史散歩道より~
●絹本著色釈迦三尊二声聞図
・鎌倉時代後期作
・香川県指定有形文化財
その他、寺宝として絹本著色釈迦三尊二声聞図も所蔵しているみたいです。
うたづの歴史散歩道によると、宋様式が取り入れられた優作。
釈迦如来の前に普賢菩薩と文殊菩薩。
そして釈迦如来の説法を聞く者。
さらに上方に2体の仏さまが付き添っている。
的なことが書かれていました。
ちなみに声聞とはお釈迦さまの教えを聞く者という意味です。
●本堂
・江戸時代建立
・瓦葺 裳階付き寄棟造
●本尊
・阿弥陀如来
●真言
・おん あみりた ていぜい からうん
続いて、本堂で参拝。
なんと本堂には鴟尾があるという。
そんなこんなで、黄金の鴟尾は四国霊場で初登場となります!
鴟尾だけを見てると、な〜んとなく奈良っぽいですね。
・・・って、あれ!?
このお堂、東大寺の大仏殿にソックリじゃん!
黄金の鴟尾以外にも、2段になった隅棟もソックリ。
もしかしたら大仏殿を模して建立したものなのかなぁ?
そんなことはどこにも書いてなかったけど。
あとこのお堂で面白いなぁ〜と思ったのは、向拝の格天井。
格天井画は様々なお寺で拝見できますが、なんとこのお堂は立体の天井画になっているという!
このようなレリーフ型の天井画は初めて拝見しましたよ。
●本尊 阿弥陀如来坐像
・鎌倉時代末期作
・檜材 寄木造
・香川県指定有形文化財
御本尊は県重文に指定されている阿弥陀如来さん。
うたづの歴史散歩道によると、穏やかな定朝様。
小像だけど正統的な寄木の技法。
台座と光背は後の時代に造られたもの。
中央作(京都?)。
的なことが書かれていました。
ちなみに、堂内には御本尊の他に一遍上人像が安置されています。
~画像はうたづの歴史散歩道より~
●絹本著色釈迦三尊二声聞図
・鎌倉時代後期作
・香川県指定有形文化財
その他、寺宝として絹本著色釈迦三尊二声聞図も所蔵しているみたいです。
うたづの歴史散歩道によると、宋様式が取り入れられた優作。
釈迦如来の前に普賢菩薩と文殊菩薩。
そして釈迦如来の説法を聞く者。
さらに上方に2体の仏さまが付き添っている。
的なことが書かれていました。
ちなみに声聞とはお釈迦さまの教えを聞く者という意味です。
大師堂と万体観音堂
●大師堂
●大師堂
・建立年不明
・拝所・・・銅板葺 唐破風
・大師堂・・・瓦葺 千鳥破風付き入母屋造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂を参拝。
大師堂は境内の1番高いところにありました。
境内の1番高いところに弘法大師。
そこから見下ろす位置にある本堂内に一遍上人。
もしかしてこれは『このお寺は真言宗ですよ〜』という無言のアピールなのではないのか・・・(個人的感想)
思えば、このお寺で時宗を感じれる場所は本堂内の一遍上人像だけだったような・・・(-“-;) ??
真言宗と時宗が共存したお寺ではありますが、感覚的には9:1で真言宗寺院でした(個人的感想)
そんなことより、御本尊の厄除うたづ大師は、弘法大師自らが刻んだものなんだって。
どうやらこのお寺は厄除けの御利益があることで有名らしく、全国からたくさんの方が厄除け祈願に訪れるそうですよ。
ちなみに、厄除けだけじゃなく初詣でも人気のお寺さんなんだって。
失礼ながら、こんなにも有名なお寺さんだったとは知りませんでした!
ちなみに、大師堂にも立体天井画がありました。
●万体観音堂
大師堂の横には万体観音堂がありました。
な〜んとなく撮らない方がいいかなぁ・・・と思ったので写真はありませんが、地下にはおびただしい数の観音像が奉納されていました。
どうやらこちらは水子供養の観音さまのようです。
●大師堂
・建立年不明
・拝所・・・銅板葺 唐破風
・大師堂・・・瓦葺 千鳥破風付き入母屋造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂を参拝。
大師堂は境内の1番高いところにありました。
境内の1番高いところに弘法大師。
そこから見下ろす位置にある本堂内に一遍上人。
もしかしてこれは『このお寺は真言宗ですよ〜』という無言のアピールなのではないのか・・・(個人的感想)
思えば、このお寺で時宗を感じれる場所は本堂内の一遍上人像だけだったような・・・(-“-;) ??
真言宗と時宗が共存したお寺ではありますが、感覚的には9:1で真言宗寺院でした(個人的感想)
そんなことより、御本尊の厄除うたづ大師は、弘法大師自らが刻んだものなんだって。
どうやらこのお寺は厄除けの御利益があることで有名らしく、全国からたくさんの方が厄除け祈願に訪れるそうですよ。
ちなみに、厄除けだけじゃなく初詣でも人気のお寺さんなんだって。
●香川県の初詣参拝者ランキング(2020年)
・第1位 金比羅宮(約597000人)
・第2位 善通寺 (約250000人)
・第3位 郷照寺 (約192000人)
・第1位 金比羅宮(約597000人)
・第2位 善通寺 (約250000人)
・第3位 郷照寺 (約192000人)
失礼ながら、こんなにも有名なお寺さんだったとは知りませんでした!
ちなみに、大師堂にも立体天井画がありました。
●万体観音堂
大師堂の横には万体観音堂がありました。
な〜んとなく撮らない方がいいかなぁ・・・と思ったので写真はありませんが、地下にはおびただしい数の観音像が奉納されていました。
どうやらこちらは水子供養の観音さまのようです。
庚申堂
●庚申堂●庚申堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・本尊 青面金剛
続いて、庚申堂を参拝。
どうやらこちらは、江戸時代に大流行した庚申信仰を今に伝えるお堂のようです。
御本尊は青面金剛さん。
青面金剛さんは、一般的に六臂の憤怒像。
その名の通り青い肌をしています。
●庚申信仰とは?
60日に1度、または60年に1度訪れるといわれる庚申の日の夜。
道教の教えによると、この日の夜に眠ってしまうと、人の体内にすんでいる三尸(さんし)という3種類の悪い虫が天に昇り、天帝にその人の日頃の行いを報告するという!
さらに、罪状によっては寿命が縮まるという!
寿命が縮んでしまっては大変!
ということで当時の人々は、この日は身を慎んで虫が抜け出せないように徹夜をして過ごしたそうです。
やがて、その教えが広まっていく中で仏教や庶民の信仰が加わり、江戸時代には全国の農村などで大ブームを巻き起こしたそうです。
身を慎むことから始まった信仰ですが、時とともに米や野菜やお金を持ち寄り、みんなでワイワイと過ごす楽しい集まりになっていったんだって。
また、様々な情報を交換して、農作業の知識や技術を研究する場にもなったそうです。
しかし、ややこしいのは、庚申さまは信仰対象が特定されてないこと。
その時代や場所で仏教や神道の影響を受けているので、信仰対象が青面金剛や猿田彦大神だったりします。
また神様の使徒が猿、または申(さる)= 猿ということで、猿が信仰対象だったりもします。
庚申堂といえば、ならまち(奈良)の身代わり猿や、八坂庚申堂(京都)のくくり猿が有名です。
ちなみに、このお寺の庚申堂で祀られているのは青面金剛さん。
青面金剛さんに仕えるのも猿です。
全国各地にある青面金剛さんが刻まれた庚申塔には、見ざる・言わざる・聞かざるでお馴染みの三猿がおられるので、庚申塔を見つけたら三猿探しをするのも楽しみの1つです。
ちなみに、青面金剛さんは三尸の虫を退治してくれる仏様といわれています。
●身代わり猿とは?
猿は人間に最も近いけど、畜生の浅ましさから本能(欲望)のままに行動してしまいます。
だから人間もほっておけば欲望のままに行動しようとします。
そんなこんなで、人間の身代わりに猿をくくりつけることで、人間の中にある邪欲が動き出さないように念じたのが身代わり猿といわれています。
60日に1度、または60年に1度訪れるといわれる庚申の日の夜。
道教の教えによると、この日の夜に眠ってしまうと、人の体内にすんでいる三尸(さんし)という3種類の悪い虫が天に昇り、天帝にその人の日頃の行いを報告するという!
さらに、罪状によっては寿命が縮まるという!
寿命が縮んでしまっては大変!
ということで当時の人々は、この日は身を慎んで虫が抜け出せないように徹夜をして過ごしたそうです。
やがて、その教えが広まっていく中で仏教や庶民の信仰が加わり、江戸時代には全国の農村などで大ブームを巻き起こしたそうです。
身を慎むことから始まった信仰ですが、時とともに米や野菜やお金を持ち寄り、みんなでワイワイと過ごす楽しい集まりになっていったんだって。
また、様々な情報を交換して、農作業の知識や技術を研究する場にもなったそうです。
しかし、ややこしいのは、庚申さまは信仰対象が特定されてないこと。
その時代や場所で仏教や神道の影響を受けているので、信仰対象が青面金剛や猿田彦大神だったりします。
また神様の使徒が猿、または申(さる)= 猿ということで、猿が信仰対象だったりもします。
庚申堂といえば、ならまち(奈良)の身代わり猿や、八坂庚申堂(京都)のくくり猿が有名です。
ちなみに、このお寺の庚申堂で祀られているのは青面金剛さん。
青面金剛さんに仕えるのも猿です。
全国各地にある青面金剛さんが刻まれた庚申塔には、見ざる・言わざる・聞かざるでお馴染みの三猿がおられるので、庚申塔を見つけたら三猿探しをするのも楽しみの1つです。
ちなみに、青面金剛さんは三尸の虫を退治してくれる仏様といわれています。
●身代わり猿とは?
猿は人間に最も近いけど、畜生の浅ましさから本能(欲望)のままに行動してしまいます。
だから人間もほっておけば欲望のままに行動しようとします。
そんなこんなで、人間の身代わりに猿をくくりつけることで、人間の中にある邪欲が動き出さないように念じたのが身代わり猿といわれています。
さぬきの三大ぽっくりさま・粟島明神堂など
●さぬきの三大ぽっくりさま
●さぬきの三大ぽっくりさま
・左 → 弘法大師
・中 → 薬師如来
・右 → 阿弥陀如来
境内にはさぬきの三大ぽっくりさまという3体の石仏さんがおられました。
この石仏さんを拝むと、苦しむことなくポックリと死ねるんだって。
やはり、なんだかんだポックリが1番人気の死に方だと思う。
ということで拝み倒したひと時。
●粟島明神堂
続いて、粟島明神堂を参拝。
どうやらこのお堂には以空上人と天女のお話という伝説があるそうです。
以空上人と天女のお話・・・
天女が登場しないという・・・(笑)
●狸が神様になったお話
その他、このお寺には狸伝説もあるみたいです。
●庭園
本坊の裏には素敵な庭園がありました。
そんなこんなで、お庭鑑賞。
お庭の隣には、高松藩主・松平家が建立した客殿(観海楼)がありました。
いつの時代に築庭されたお庭なのかは確認できませんでしたが、もしかしたら客殿の建立に合わせて造られた庭園かも知れません。
ちなみに、この庭園は無料で拝観できます。
そんなこんなで、参拝終了。
第79番・天皇寺へ続く。
●さぬきの三大ぽっくりさま
・左 → 弘法大師
・中 → 薬師如来
・右 → 阿弥陀如来
境内にはさぬきの三大ぽっくりさまという3体の石仏さんがおられました。
この石仏さんを拝むと、苦しむことなくポックリと死ねるんだって。
やはり、なんだかんだポックリが1番人気の死に方だと思う。
ということで拝み倒したひと時。
●粟島明神堂
続いて、粟島明神堂を参拝。
どうやらこのお堂には以空上人と天女のお話という伝説があるそうです。
江戸時代初期、讃岐国で様々な病気が流行、出産後に体をこわす女性が続出したんだって。
そこで高野山の以空上人に相談することに。
すると以空上人は郷照寺を訪れ、このお寺を参拝する女性の健康・子宝・安産の誓願をし、現・和歌山市加太の淡島神社から分霊を勧請し、郷照寺の境内に淡島明神堂を建立したんだって。
そこで高野山の以空上人に相談することに。
すると以空上人は郷照寺を訪れ、このお寺を参拝する女性の健康・子宝・安産の誓願をし、現・和歌山市加太の淡島神社から分霊を勧請し、郷照寺の境内に淡島明神堂を建立したんだって。
以空上人と天女のお話・・・
天女が登場しないという・・・(笑)
●狸が神様になったお話
その他、このお寺には狸伝説もあるみたいです。
室町時代、郷照寺に臨阿という優しいお坊さんがいたそうです。
ある日、臨阿さんは犬に追われて傷ついている狸を助けたそうな。
そしてその狸をお寺で育てることに。
しかし、臨阿さんは讃岐国守護の細川頼之さんと一緒に都に帰っていきました。
その後、この地は飢饉に見舞われ、さらに兵火が起こり、お寺は悪者たちに襲われることになりました。
そこで狸は傷つきながらもいろんな知恵を出して必死でお寺を守りました。
それを見た人々もお寺を守るために頑張りました。
その甲斐あって、無事お大師さまの霊跡を守ることが出来ました。
そのことから、この狸は常磐明神と呼ばれ、郷照寺を守る神様になったんだって。
ある日、臨阿さんは犬に追われて傷ついている狸を助けたそうな。
そしてその狸をお寺で育てることに。
しかし、臨阿さんは讃岐国守護の細川頼之さんと一緒に都に帰っていきました。
その後、この地は飢饉に見舞われ、さらに兵火が起こり、お寺は悪者たちに襲われることになりました。
そこで狸は傷つきながらもいろんな知恵を出して必死でお寺を守りました。
それを見た人々もお寺を守るために頑張りました。
その甲斐あって、無事お大師さまの霊跡を守ることが出来ました。
そのことから、この狸は常磐明神と呼ばれ、郷照寺を守る神様になったんだって。
●庭園
本坊の裏には素敵な庭園がありました。
そんなこんなで、お庭鑑賞。
お庭の隣には、高松藩主・松平家が建立した客殿(観海楼)がありました。
いつの時代に築庭されたお庭なのかは確認できませんでしたが、もしかしたら客殿の建立に合わせて造られた庭園かも知れません。
ちなみに、この庭園は無料で拝観できます。
そんなこんなで、参拝終了。
第79番・天皇寺へ続く。
次の札所
天皇寺の御朱印|四国霊場 第79番|崇徳天皇の怨霊伝説が始まる。水曜どうでしょうでお馴染みのお寺|四国八十八ヶ所 車遍路の旅(香川県坂出市)
所在地香川県坂出市西庄町字八十場1713-2宗 派真言宗御室派札 所四国八十八ヶ所 第79番前後札所・前 → 第78番札所・郷照寺・後 → 第80番札所・讃岐国分寺本 尊十一面観世音...
御朱印情報
●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・500円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2011年6月11日 参拝
・2024年3月 最終更新
・四国八十八ヶ所の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・500円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2011年6月11日 参拝
・2024年3月 最終更新
天皇寺の御朱印|四国霊場 第79番|崇徳天皇の怨霊伝説が始まる。水曜どうでしょうでお馴染みのお寺|四国八十八ヶ所 車遍路の旅(香川県坂出市)
所在地香川県坂出市西庄町字八十場1713-2宗 派真言宗御室派札 所四国八十八ヶ所 第79番前後札所・前 → 第78番札所・郷照寺・後 → 第80番札所・讃岐国分寺本 尊十一面観世音...
参拝情報とアクセス
●拝観料
・無料
●宿坊
・なし
●前後札所
・第77番札所・道隆寺へ7.5km
徒歩1時間30分
車で15分
・第79番札所・天皇寺へ7km
徒歩1時間20分
車で20分
●最寄りの駅
・JR宇多津駅から徒歩15分
・JR宇多津駅から車で6分
●最寄りのバス停
・丸亀市コミュニティバス
ユープラザうたづ西 バス停から徒歩18分
・琴参バス(丸亀・坂出・空港リムジンバス)
宇多津駅南口 バス停から徒歩20分
●最寄りのIC
・高松自動車道・瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)
坂出ICから車で10分
●駐車場
・無料の専用駐車場あり(100台)
・無料
●宿坊
・なし
●前後札所
・第77番札所・道隆寺へ7.5km
徒歩1時間30分
車で15分
・第79番札所・天皇寺へ7km
徒歩1時間20分
車で20分
●最寄りの駅
・JR宇多津駅から徒歩15分
・JR宇多津駅から車で6分
●最寄りのバス停
・丸亀市コミュニティバス
ユープラザうたづ西 バス停から徒歩18分
・琴参バス(丸亀・坂出・空港リムジンバス)
宇多津駅南口 バス停から徒歩20分
●最寄りのIC
・高松自動車道・瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)
坂出ICから車で10分
●駐車場
・無料の専用駐車場あり(100台)