本宮八幡神社の御朱印|式内社・兵主神社の有力論社|(長崎県壱岐市)

所在地長崎県壱岐市勝本町本宮西触1437−1
祭 神 ・八幡大神(応神天皇)
・住吉大神
・聖母大神(神功皇后)
社 格兵主神社(名神大)論社
由 緒創建年は不詳。創建には諸説あるそうです。一説によると、788年に大分・宇佐神宮から勧請したのが始まりといわれています。式内社・兵主神社の有力論社とされる古社で、江戸時代には藩主の代参や社領の寄進があるなど、平戸藩主が厚く信仰した神社のようです。また神功皇后ゆかりの鎮懐石を祀る神社としても知られています。
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鳥居と手水舎と狛犬

●境内入口

壱岐七社の1社であります本宮八幡神社に到着。

本宮八幡神社と書いてほんぐうはちまんじんじゃと読みます。

●壱岐七社とは?

壱岐七社とは、平戸藩主・松浦氏が特別に崇敬した7つの神社のことです。

①白沙八幡神社
②興神社
③住吉神社
④本宮八幡神社
⑤箱崎八幡神社
⑥國片主神社
⑦聖母宮


現在は本宮八幡神社という社号ですが、多くの八幡神社同様、本来は八幡神社が正式名称。

本宮という冠名がついたのは八幡神社の総本宮・宇佐八幡宮から御祭神を勧請したからという説があったりしますが、実際のところは不明。


鎮座地が勝本町本宮西触という地名だから本宮八幡神社なのか、本宮八幡神社が鎮座してるから本宮という地名なのか、本宮山に鎮座するから本宮八幡神社なのか、本宮八幡神社が鎮座するから本宮山なのか・・・いろいろ調べてみましたがこれも諸説あって不明。

ちなみに、昔の地名が本宮村久栄であったことから、かつては久栄八幡宮と称されていたそうです。

不明なことが多いってことはそれだけ古い時代に創建された神社なのでしょう・・・と強引に納得しつつ参拝開始。


●鳥居

●鳥居①
・1689年建立
・鎮信鳥居

まず最初に登場するのは壱岐名物であります鎮信鳥居

今回の壱岐旅では様々な鎮信鳥居に出会うことができたのですが、こちらはするどい反りの笠木・島木が特徴的で男らしさを感じる鎮信鳥居となっておりました。


●参道

そんなこんなで、鳥居をくぐって境内へ。

思いのほか境内は広く、社殿に向けて一直線に伸びる長〜い参道が印象的な神社でした。


どうやらこの神社は式内社・兵主神社の有力論社のようです。

って、芦辺町に式内社に比定された兵主神社があったけど・・・

と思ったらやっぱり!

芦辺町の兵主神社は橘三喜さんが誤って比定した式内社だという・・・!

●橘三喜の壱岐国・式内調査とは?

1676年、平戸藩主・松浦鎮信さんは、壱岐国にある式内社24社調査し、各社の御祭神の名を記録し、後世に残し伝えようと思い立ちました。

その際、国学者・橘三喜さんに壱岐国24社の調査を命じました。

しかし式内社24社の調査は困難を極めたという。

なんせ平安時代にさかのぼっての調査です。

さらに元寇(蒙古襲来)の際、壱岐島は壊滅的な被害を受けています。
モンゴル軍は壱岐の島民を惨殺したり連れ去ったり・・・生き残った島民はわずか数百人といわれています。

おそらくその時に多くの神社を失ってしまったのでしょう。

そういった歴史が残る壱岐島には、神社の正しい由緒を伝える人がいなくなってしまったのかも知れません。

また、長い歴史のなかで失われた神社もあれば、社名が変わった神社もあり、さらに移転した神社もありました。

そんな状況のなか、橘三喜さんは地名や長老などのをヒントに調査を行い、壱岐の式内社調査を終えました。

調査の結果を受けて、藩主・松浦鎮信さんは壱岐の式内社24社に木鏡一面と石額を寄進したといわれています。

しかし近年の研究により、橘三喜さんは全く違う神社を式内社に比定していることが判明。。

社号に似た地名だから式内社に認定したり・・・
字を読み間違えて式内社に認定したり・・・
何となくの流れで式内社に認定したり・・・

結果、橘三喜さんが出した結論は間違いだらけ・・・。

一度結論を出して藩主に提出した報告書の変更は困難です。

そんなこんなで、間違った式内査定は訂正されないまま今日に至ってしまいました。

なんか適当に式内社を査定した感は否めませんが、壱岐の歴史背景を知ると橘三喜さんを責めるわけにはいかないね。

藩主に命じられた限り『わかりませんでした』などとは言えない。

強引にでも結論を出さなければいけない・・・

みたいな感じで、橘三喜さんなりに必死だったんだと思います(個人的感想)


●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・銅板葺 切妻造

続いて、手水舎でお清め。

と思ったら、水がなかったので水道水でお清め。


●狛犬

●狛犬
・1838年奉納

そして狛犬ちゃんにご挨拶。

な〜んとなくオカッパヘアーに見える個性派の狛犬ちゃんでした。

カッパにも見えてきましたねぇ。

よく見たら立派な出っ歯だぁ。

そんなこんなで、リッパなデッパのオカッパ河童と命名・・・。


あぁ~、何だか夢に出てきそうだぁ~。

鎮信鳥居とは?
鎮信鳥居とは?鎮信鳥居と書いてちんしんとりいと読みます。肥前国平戸藩4代藩主・松浦鎮信さんが寄進したことから鎮信鳥居と呼ばれるようになったんだって。松浦鎮信さんが寄進した後も、平戸藩主や地元民が同型の...
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・1988年建立
・銅板葺 妻入り入母屋造

そんなことよりなんと!

この神社には神功皇后が出産を遅らせるために使用したあの鎮懐石(月延石)が祀られているという!

是非とも拝見したい!

と思うも、鎮懐石(月延石)は神社を継ぐ者しか見ることのできない秘石だという・・・残念!


●御祭神
・西殿 八幡大神(応神天皇)
・中殿 住吉大神
・東殿 聖母大神(神功皇后)

御祭神は八幡大神住吉大神聖母大神(神功皇后)。

この神社は八幡神社なので、当然八幡大神がメイン・・・と思ったら、センターには住吉大神が祀られているという!

こここ、これはどういうことだぃ?

神功皇后は住吉大神の神託によって新羅に出兵し、勝利に導いた神として住吉大神を崇めました。

神功皇后は三韓征伐へ向かう際と帰国する途中、この壱岐島に立ち寄り数々の伝説を残しています。

もしかしたら、もともとここは神功皇后ゆかりの住吉大神を祀る神社で、後に八幡大神を勧請したのではないのか・・・とかいう想像をして楽しんでいたひと時でした。

と思ったのも束の間!

いきなり思い出したぞ!


そういえば、八幡神社の総本宮・宇佐神宮の祭神の並びもそうだった!

●宇佐神宮
・一之御殿 → 八幡大神(応神天皇)
・二之御殿 → 比売大神(宗像三女神)
・三之御殿 → 神功皇后

そういえば宇佐神宮もセンターが八幡大神じゃなかったよ!

本宮八幡神社は宇佐神宮を勧請したのが始まりという説がありますので、この祭神の並びは宇佐神宮に倣ったものかも知れませんね!


●本殿

●本殿
・建立年不明
・1979年改築
・覆屋 銅板葺 流造

本殿は覆屋で保護されていました。

隙間から本殿の一部を拝見できたので、ちょっぴりのぞき見。


なんと、組物と蟇股が水色に塗られていたという!

なぜかなぜなのか、サンリオっぽいカラー。

壱岐の本殿は淡い極彩色で彩られていることが多いのですが、ここまで割り切ってメルヘンにした本殿は初めて拝見しましたよ。

これじゃ、古いのか新しいのかわかんないね。
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境内社と石灯籠

●若宮神社と鳥居神社

続いて、境内社の若宮神社鳥居神社を参拝。

八幡神社ということで、若宮神社には応神天皇の子・仁徳天皇がお祀りされていると思われます。

そして鳥居神社の御祭神は・・・???

鳥居がお祀りされているのでしょうか・・・しょうもないことを言ってしまってすみません!


●石灯籠①

●石灯籠①
・明治時代建立

境内にはいくつかの石灯籠がありました。

そのなかでも面白いなぁ〜と思ったのがこちら。

なんと笠の上にが乗っかってるという!

あたしゃ、目が悪いから本物の鳥がとまってるのかと思いましたよ(マジ)

ちなみに、この石灯籠は日清戦争の勝利を願って奉納されたもののようです。


壱岐にはいくつかの鬼伝説が残っていて、そのなかでも特に有名なのが百合若大臣の鬼退治伝説

百合若大臣には数々の伝説がありますが、その1つにみどり丸というが登場します。

もしかしたら、この灯籠の鳥はみどり丸をモデルにしたものかも?


ちなみに壱岐の工芸品で鬼凧(おんだこ)と呼ばれる凧があります。

これは百合若大臣が鬼の首を斬り落とした際、鬼が百合若大臣の兜に噛み付いたまま死んでいったという伝説をもとに作られた凧です。

密かに工芸品集めをしている私は、もちろん買って帰りました。

って、どうでもいい話!


●石灯籠②

●石灯籠②
・1907年建立

先ほどの石灯籠は日清戦争の凱旋祈願でしたが、こちらは日露戦争の勝利を願って奉納された石灯籠のようです。


こちらにも鳥が止まっていましたよ。


●石灯籠③

●石灯籠③
・1835年建立

その他、天保6年に奉納された石灯籠もありました。


●鳥居②

●鳥居②
・1913年建立
・明神鳥居

あと、裏参道には大正時代建立の明神鳥居がありました。


そんなこんなで、参拝終了。

いやはや、素敵な神社でした。
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御朱印情報

●社務所(授与所)


●御朱印の種類
・本宮八幡神社の御朱印
・手長比賣神社の御朱印

●御朱印の受付場所
・本宮八幡神社の社務所(授与所)

※本宮八幡神社には宮司さんは常駐していません

御朱印は本宮八幡神社の社務所(授与所)に書置きが用意されています。


●御朱印の料金
・各300円

※初穂料は初穂料受入口に納めるシステムになっています。

●御朱印の受付時間
・不明

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

●本宮八幡神社の連絡先
・0920-43-0766

※宮司さんのご都合により対応できない場合があります。

・2022年8月27日 参拝
・2022年9月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●拝観料
・無料

●最寄りの港
・芦辺港から車で20分
・郷ノ浦港から車で25分
・印通寺港から車で30分

●最寄りの空港
・壱岐空港から車で30分

●最寄りのバス停
・壱岐交通
 鳥越 バス停から徒歩15分

※バスの路線図・時刻表はこちら

●最寄りのIC
・なし

●駐車場

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

※車で鳥居をくぐって参道をしばらく走ると、参道脇に駐車場があります。

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本宮八幡神社の地図

 

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