海神社の御朱印|海じゃなく山に鎮座|橘三喜が式内社に比定した神社|(長崎県壱岐市)

所在地長崎県壱岐市石田町筒城西触323
祭 神豊玉彦命
社 格式内社(大)
由 緒創建年は不詳。しかし851年に正六位上の神階を与えられていることから、それ以前には存在していた神社と思われます。1676年の橘三喜による式内社査定で式内社・海神社に比定された神社です。
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海神社へのアクセス

●境内入口

白沙八幡神社から約2.5km離れた地に鎮座する海神社に到着!

海神社と書いてかいじんじゃと読みます。

いかにも海の近くにありそうな社号ですが、人っ子一人いない鬱蒼とした山中に鎮座していました。


●海神社へのアクセス

ネットの情報によると海神社の所在地は壱岐市石田町筒城西触323番地。

ということで、その住所をカーナビにセットしてやってきたのですが・・・信じられないくらいの荒れ道に突入!

そして道がなくなってしまいました 笑笑笑

そんなこんなで、約100mほどの激荒れ・激細道をバックで引き返すことに・・・途中、心が骨折してJAFを呼ぼうかと思いましたよ!


どうやら私は海神社の真裏に案内されたみたいですね(青色の道)

正解は赤色の道です!

カーナビの機種によっては嘘の場所に案内されることがありますので要注意ですよ。


そんなこんなで、こんな感じのところに案内されたら、そこは地獄の入口です(獄道)

私はイケイケで突き進むタイプなので『車がボロボロになってもええわ〜ぃ』というノリで楽しめますが、そうじゃない方は楽しい旅が台無しになってしまう恐れがありますのでカーナビを疑うことをオススメします!(マジ)

ちなみに壱岐の神社巡りでは3度ほどカーナビに嘘をつかれました~!


そんなこんなで、シドロモドロになりつつも境内入口に辿り着いたのですが、ここでもう一波乱!

鳥居をくぐった先に駐車場がある・・・という安易な思い込みで境内に突入したのが地獄の始まりでした!


鳥居前には軽自動車1台分の駐車スペースがありましたが、舗装された道との段差があるため方向転換できず・・・結果、バックで帰ることになりました!

ちなみに参道には直角細道カーブがありますので、普通車の方は鳥居前まで辿り着けないと思われます。


そんなこんなで車でお越しの方は境内入口の小スペースに路上駐車して参拝することをオススメします!

マナー上、路上駐車をオススメするのはどうかと思いますが・・・この神社に関しては許してください(笑)
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鳥居と参道と手水鉢

●鳥居

●鳥居
・1922年建立
・明神鳥居

そんなこんなで、参拝開始。

まず最初に登場するのは鳥居

この神社は式内社・海神社論社となっております。

そういえば、境内入口の社号標にも式内大社と刻まれていたなぁ。


社号がモロに式内社・海神社と合致するので、論社じゃなくてもいいんじゃないの!?

と思ってしまいましたが、現在、式内社・海神社は白沙八幡神社が有力視されているという・・・(-“-;) ??


どうやらこの海神社は、1676年に肥前平戸藩の命を受けて壱岐国の式内社の調査を行った橘三喜さんが式内社・海神社に比定した神社なんだって。

しかし橘三喜さんはカミジヤマという山名を海神山間違えてしまったため、この神社を式内社・海神社と査定したという!

そんなこんなで、現在は白沙八幡神社が式内社・海神社の論社として有力視されてるんだって・・・何だかややこしい話になってますねぇ。

思えば、白沙八幡神社の方が立派ですし、地元の方々から信仰されてるっぽいし・・・何より海に近いですし!

言われてみれば式内社っぽい雰囲気があったなぁ〜、とか思いつつ。


●手水鉢
・1824年作

続いて、手水鉢でお清め・・・と言いたいところですが、水がありませんでした。

ということでエアーお清め。

そんなことより、手水鉢は文政7年に奉納されたものでした。

文政7年は1824年とのことなので、式内社査定でこの神社を訪れた橘三喜さんもお清めした手水鉢と思われます。

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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 妻入り切妻造

続いて、拝殿で参拝。

御祭神は豊玉彦命

豊玉彦さんは海神・大綿津見神の別称で、海幸彦・山幸彦神話でお馴染みの豊玉姫さんのお父さんです。

そんなこんなで、海神社という名にふさわしく海の神様をお祀りする神社となっておりました。

とはいえ、この神社は橘三喜さんが式内社・海神社に比定した神社。

橘三喜さんが査定するから豊玉彦さんが祀られていたのか、査定に豊玉彦さんが祀られたのかは謎です。


●本殿

●本殿
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

本殿は拝殿に接続されているタイプでした。

戸が閉まっていたため拝殿内を拝見することはできませんでしたが、おそらく拝殿に御霊が内蔵されているタイプの社殿だと思われます。

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境内社

●境内社

境内には山内へ続く山道がありました。

少々、不気味でしたが山道を散策してみることに。


山道の途中には境内社の石祠がありました。

どなたがお祀りされているのでしょ?


まだまだ山道が続くみたいですが、これ以上は怖すぎて無理っす!


あと鳥居の近くには御旅所的な石造物もありました。

壱岐ではこのような石造物に出会うことが多々ありました。

そんなこんなで、参拝終了。

もぅ、いろいろあり過ぎて・・・

小さな神社だったけど大きな思い出ができたなぁ!
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御朱印情報



●御朱印の受付場所
・白沙八幡神社

※海神社には宮司さんは常駐していません

宮司さんは白沙八幡神社と海神社を兼務していますので、御朱印は白沙八幡神社で頂くことになります。

●白沙八幡神社が不在の場合
・白沙八幡神社の拝殿内に書置きが用意されています。

※直書きを希望される方は事前に電話予約することをオススメします。

●白沙八幡神社の連絡先
・0920-44-5353

※宮司さんのご都合により対応できない場合があります。

●御朱印の料金
・300円

●御朱印の受付時間
・不明

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2022年8月26日 参拝
・2022年9月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●拝観料
・無料

●最寄りの港
・印通寺港から車で10分
・芦辺港から車で15分
・郷ノ浦港から車で20分

●最寄りの空港
・壱岐空港から車で10分

●最寄りのバス停
・壱岐交通
 福川 バス停から徒歩15分

・壱岐交通
 平西 バス停から徒歩15分

※バスの路線図・時刻表はこちら

●最寄りのIC
・なし


●駐車場

●駐車場
・境内入口にある駐車スペースを利用

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海神社の地図

 

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