所在地 | 山口県山口市名田島3483 |
---|---|
宗 派 | 高野山真言宗 |
札 所 | ・秋穂八十八ヶ所霊場 第83番 ・山陽花の寺二十四か寺 第6番 |
由 緒 | 747年、行基が創建。もともとの宗派は臨済宗で長安寺という寺号だったそうです。その後、寺運が衰退しますが、1868年に周防国分寺の塔頭・地蔵院を現在地に移転し岩屋山・地蔵院として再興。その際、真言宗に改宗したそうです。それが現在の地蔵院といわれています。 |
HP | 岩屋山地蔵院|山口市・寺院・祈願・供養・参拝・阿字観体験・お寺茶房『無憂庵』 |
境内入口と参道
秋穂八十八ヶ所霊場ならびに山陽花の寺二十四か寺の札所であります地蔵院に到着。
正式名称は岩屋山 地蔵院。
その名の通り岩屋山という山にあるお寺さんです。
●岩屋山
標高218mの岩屋山は火の山連峰の数あるピークのうちの1つなんだって。
どうやら岩屋山は陶・鋳銭司・名田島という3地区の境にある山のようです。
ちなみに、火の山連峰には岩屋山の他に陶ヶ岳というピークもあるそうです(標高252m)
陶地区・・・
陶ヶ岳・・・・・
山口で陶といえば大寧寺の変で謀反を起こした陶晴賢さんを思い浮かべてしまいます。
もしかして陶氏ゆかりの地なのかぃ!?
そんなこんなで調べてみると、陶地区は陶氏の館があった場所だという!
しかし地名の由来は須恵器からだという・・・どないやねん。
と1人でツッコミつつ参拝開始。
●境内入口
どうやら、このお寺には山門はないみたいです。
創建は古く747年。
行基さんが創建したお寺さんなんだって。
創建当初は臨済宗でしたが、現在は真言宗のお寺さんのようです。
●参道
境内にはたくさんのお地蔵さんがおられました。
噂によると、このお寺には約80体のお地蔵さんがおられるそうですよ。
まさに地蔵院ですね!
本堂
●本堂
●本堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・本尊 延命地蔵
御本尊は延命地蔵さん。
毎月24日のお地蔵さんの縁日には、たくさんの参拝者が訪れるそうですよ。
それにしてもなんだこのお堂!?
屋根が三重になっているというね!
1番下の屋根は裳階として・・・
1番上の煙出しのような屋根は何だ???(笑)
三重屋根の宝形造・・・
こんなお堂は初めて拝見しましたよ!
●本堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・本尊 延命地蔵
御本尊は延命地蔵さん。
毎月24日のお地蔵さんの縁日には、たくさんの参拝者が訪れるそうですよ。
それにしてもなんだこのお堂!?
屋根が三重になっているというね!
1番下の屋根は裳階として・・・
1番上の煙出しのような屋根は何だ???(笑)
三重屋根の宝形造・・・
こんなお堂は初めて拝見しましたよ!
人面岩
●人面岩
そんなことより、本堂の横には人面岩という巨岩がありました!
写真じゃ伝わりませんが高さは約10m。
周囲は約40mもあるという!
人面岩には六地蔵さんがおられました。
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ・・・
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ・・・
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ・・・
地蔵院というだけあって、とにかくお地蔵さんだらけのお寺さんでしたよ。
それにしても、どこをどう見たら人面なんだろう・・・(-“-;) ??
いろんな角度から人面の要素を探してみましたが、1ミリも人面感がありませんでしたよ。
ちなみにこの人面岩は鎖場になっており、巨岩をよじ登ることができるというね!
そんなこんなで、人面岩を登拝してきました。
誰もいない境内で鎖にぶら下がるオジさん。
客観的にとっても虚しいですなぁ。
こういった楽しいスポットがあるお寺は1人で来るもんじゃない・・・巨岩の上にてそう思いました!
嫁はんを連れてくればよかった~。
それにしても、人面岩からの景色がサイコーでした!
そんなこんなで、人面岩に座ってひと休み。
下から見ると10mっぽい岩でしたが、実際に登ると20mにも30mにも感じる高さでしたよ(大袈裟か)
その後、人面岩のゴツゴツした部分を飛び石のように跳ねて過ごす。
するとキン消しのような不動明王さんがドラクエのごとく現れました!
そんなこんなで、真言という名の呪文を唱えたひと時。
ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン・・・(-人- )
冒険(旅)の仲間に加わってくれたらありがたいです・・・(-人- )
そんなことより、本堂の横には人面岩という巨岩がありました!
写真じゃ伝わりませんが高さは約10m。
周囲は約40mもあるという!
人面岩には六地蔵さんがおられました。
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ・・・
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ・・・
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ・・・
地蔵院というだけあって、とにかくお地蔵さんだらけのお寺さんでしたよ。
それにしても、どこをどう見たら人面なんだろう・・・(-“-;) ??
いろんな角度から人面の要素を探してみましたが、1ミリも人面感がありませんでしたよ。
ちなみにこの人面岩は鎖場になっており、巨岩をよじ登ることができるというね!
そんなこんなで、人面岩を登拝してきました。
誰もいない境内で鎖にぶら下がるオジさん。
客観的にとっても虚しいですなぁ。
こういった楽しいスポットがあるお寺は1人で来るもんじゃない・・・巨岩の上にてそう思いました!
嫁はんを連れてくればよかった~。
それにしても、人面岩からの景色がサイコーでした!
そんなこんなで、人面岩に座ってひと休み。
下から見ると10mっぽい岩でしたが、実際に登ると20mにも30mにも感じる高さでしたよ(大袈裟か)
その後、人面岩のゴツゴツした部分を飛び石のように跳ねて過ごす。
するとキン消しのような不動明王さんがドラクエのごとく現れました!
そんなこんなで、真言という名の呪文を唱えたひと時。
ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン・・・(-人- )
冒険(旅)の仲間に加わってくれたらありがたいです・・・(-人- )
奥の院 大師堂
●奥の院・大師堂 参道
そんなことより、境内の最頂部には奥の院の大師堂があるみたいです。
そんなこんなで、大師堂に向けてGO!
結構登るのかなぁと思ったら、意外とすぐに到着できました。
ちなみに奥の院エリアには3つのお堂がありました。
●大師堂①
●大師堂①
・建立年不明
・瓦葺 妻入り入母屋造
一瞬、どのお堂から参拝しようかと考えましたが、まずは1番立派そうなお堂から参拝することに。
堂内には弘法大師さんがおられました。
どうやらこのお堂が奥の院 大師堂のようです。
綺麗なお肌だなぁ。
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●大師堂②
●大師堂②
・建立年不明
・銅板葺 平入り切妻造
続いて、大師堂の隣にあるお堂を参拝。
そんなこんなで、堂内をのぞくと・・・
弘法、弘法、弘法・・・!
大師、大師、大師・・・!
なんだこりゃ〜(笑)
今までいくつもの大師堂を参拝してきましたが、ここまで弘法密度が高い大師堂は初めてですよ!
そんなこんなで、このお寺さんは第1部は地蔵院で、第2部は大師院となっております。
それにしてもなんでこんなにも!?
大師コレクターのお部屋をのぞいてる気分でしたよ。
あと、すごいなぁ〜と思ったのが、全て作風が違うこと!
何だか夢に出てきそうだぁ~。
有難いバージョンの夢でありますように・・・(-人- )
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●古仏永代供養堂
●古仏永代供養堂
・建立年不明
・銅板葺 平入り切妻造
続いて、古仏永代供養堂というお堂を参拝。
そんなこんなで、堂内をのぞくと・・・
今度は1体だけ!
しかも厨子から飛び出しちゃってるよ~。
そして杖が長い(笑)
そんなことより、金剛杵の持ち方がお大師さまなの。
ということで、奥の院エリアにある3つのお堂は全て弘法大師さまが祀られていました。
これは最強の大師トライアングルだね!
●日切地蔵尊
その他、地蔵院の境内には日切地蔵さんや身代地蔵さんやぼけ除け地蔵さんや水子地蔵さんがおられましたよ。
そんなことより、境内の最頂部には奥の院の大師堂があるみたいです。
そんなこんなで、大師堂に向けてGO!
結構登るのかなぁと思ったら、意外とすぐに到着できました。
ちなみに奥の院エリアには3つのお堂がありました。
●大師堂①
●大師堂①
・建立年不明
・瓦葺 妻入り入母屋造
一瞬、どのお堂から参拝しようかと考えましたが、まずは1番立派そうなお堂から参拝することに。
堂内には弘法大師さんがおられました。
どうやらこのお堂が奥の院 大師堂のようです。
綺麗なお肌だなぁ。
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●大師堂②
●大師堂②
・建立年不明
・銅板葺 平入り切妻造
続いて、大師堂の隣にあるお堂を参拝。
そんなこんなで、堂内をのぞくと・・・
弘法、弘法、弘法・・・!
大師、大師、大師・・・!
なんだこりゃ〜(笑)
今までいくつもの大師堂を参拝してきましたが、ここまで弘法密度が高い大師堂は初めてですよ!
そんなこんなで、このお寺さんは第1部は地蔵院で、第2部は大師院となっております。
それにしてもなんでこんなにも!?
大師コレクターのお部屋をのぞいてる気分でしたよ。
あと、すごいなぁ〜と思ったのが、全て作風が違うこと!
何だか夢に出てきそうだぁ~。
有難いバージョンの夢でありますように・・・(-人- )
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●古仏永代供養堂
●古仏永代供養堂
・建立年不明
・銅板葺 平入り切妻造
続いて、古仏永代供養堂というお堂を参拝。
そんなこんなで、堂内をのぞくと・・・
今度は1体だけ!
しかも厨子から飛び出しちゃってるよ~。
そして杖が長い(笑)
そんなことより、金剛杵の持ち方がお大師さまなの。
ということで、奥の院エリアにある3つのお堂は全て弘法大師さまが祀られていました。
これは最強の大師トライアングルだね!
●日切地蔵尊
その他、地蔵院の境内には日切地蔵さんや身代地蔵さんやぼけ除け地蔵さんや水子地蔵さんがおられましたよ。
霊光院
●霊光院
その後、境内を散策していると霊光院という小さなお堂に到着しました。
どうやらこのお堂は秋穂八十八ヶ所霊場の第82番札所のようです。
●五重小塔
・江戸時代後期作
・総高 2.8m
・総欅造
・山口県指定有形文化財
そんなこんなで、堂内には試作のミニ五重塔が安置されていました。
建立予定だった五重塔の1/20スケールなんだって。
かなり精巧に造られていたので、時間を忘れて見入ってしまいましたよ!
日本一高い五重塔・・・中止になってしまったことが悔やまれますねぇ。
って、あっ!!!
急に思い出した!
そういえば、防府天満宮に未完成の五重塔を利用して造った変な建物があった!
あれがそれなのかっ!
●春風楼(防府天満宮)
というか、このお堂スゴいの!
未完成の五重塔一層部の組物をそのまま床下に組み入れてるのですよ!
見事に、ミニ五重塔と春風楼が線で繋がったよ!
点と点が線になった瞬間って気持ちいいですねぇ。
そんなこんなで、参拝終了。
終始、ひとりで盛り上がっていた参拝でした。
仏でハイになって帰宅する。
いわゆるハイ仏帰宅(廃仏毀釈)
今日は饒舌だなぁ。
舌好調です。
その後、境内を散策していると霊光院という小さなお堂に到着しました。
どうやらこのお堂は秋穂八十八ヶ所霊場の第82番札所のようです。
●霊光院とは?
1822年、防府天満宮に日本一高い五重塔を建立しようとしたんだって。
その際、試作として小型の五重塔を作ったそうです。
そして製作者の宮大工が山口市・常栄寺の住職さんに試作の五重塔を贈ったんだって。
その後、隠居した住職さんが霊光院に移り住んだため、試作の五重塔はこの地に安置されたという。
しかし霊光院は廃寺となったため、地蔵院が五重塔を管理することになったんだって。
ちなみに、日本一高い五重塔の建立は財政難により中止になったそうです。。。
1822年、防府天満宮に日本一高い五重塔を建立しようとしたんだって。
その際、試作として小型の五重塔を作ったそうです。
そして製作者の宮大工が山口市・常栄寺の住職さんに試作の五重塔を贈ったんだって。
その後、隠居した住職さんが霊光院に移り住んだため、試作の五重塔はこの地に安置されたという。
しかし霊光院は廃寺となったため、地蔵院が五重塔を管理することになったんだって。
ちなみに、日本一高い五重塔の建立は財政難により中止になったそうです。。。
●五重小塔
・江戸時代後期作
・総高 2.8m
・総欅造
・山口県指定有形文化財
そんなこんなで、堂内には試作のミニ五重塔が安置されていました。
建立予定だった五重塔の1/20スケールなんだって。
かなり精巧に造られていたので、時間を忘れて見入ってしまいましたよ!
日本一高い五重塔・・・中止になってしまったことが悔やまれますねぇ。
って、あっ!!!
急に思い出した!
そういえば、防府天満宮に未完成の五重塔を利用して造った変な建物があった!
あれがそれなのかっ!
●春風楼(防府天満宮)
というか、このお堂スゴいの!
未完成の五重塔一層部の組物をそのまま床下に組み入れてるのですよ!
●春風楼とは?
1822年、長州藩10代藩主・毛利斉熙さんの発願で日本一高い五重塔の建設が開始されたそうです。
しかし1831年の大一揆で財政難に。。
そして五重塔の建設は中断されたという。
その後、五重塔の建設は再開されますが、幕末の動乱により工事が進展しなかったそうです。
そして五重塔の建設を断念することになったんだって。
そんなこんなで、1873年に建設途中の一層部・組物を床下に組み入れて楼閣様式の建物を建立。
それが現在防府天満宮にある春風楼なんだって。
1822年、長州藩10代藩主・毛利斉熙さんの発願で日本一高い五重塔の建設が開始されたそうです。
しかし1831年の大一揆で財政難に。。
そして五重塔の建設は中断されたという。
その後、五重塔の建設は再開されますが、幕末の動乱により工事が進展しなかったそうです。
そして五重塔の建設を断念することになったんだって。
そんなこんなで、1873年に建設途中の一層部・組物を床下に組み入れて楼閣様式の建物を建立。
それが現在防府天満宮にある春風楼なんだって。
見事に、ミニ五重塔と春風楼が線で繋がったよ!
点と点が線になった瞬間って気持ちいいですねぇ。
そんなこんなで、参拝終了。
終始、ひとりで盛り上がっていた参拝でした。
仏でハイになって帰宅する。
いわゆるハイ仏帰宅(廃仏毀釈)
今日は饒舌だなぁ。
舌好調です。
御朱印情報
●御朱印の種類
・地蔵院の御朱印
①秋穂八十八ヶ所霊場 第83番札所
②山陽花の寺二十四か寺 第6番札所
・霊光院の御朱印
①秋穂八十八ヶ所霊場 第82番札所
●御朱印の受付場所
・本堂内(納経所)
●御朱印の受付時間
・不明
●御朱印の料金
・各300円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2015年9月26日 参拝
・2022年8月 更新
・地蔵院の御朱印
①秋穂八十八ヶ所霊場 第83番札所
②山陽花の寺二十四か寺 第6番札所
・霊光院の御朱印
①秋穂八十八ヶ所霊場 第82番札所
●御朱印の受付場所
・本堂内(納経所)
●御朱印の受付時間
・不明
●御朱印の料金
・各300円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2015年9月26日 参拝
・2022年8月 更新
参拝情報とアクセス
●開門時間
・不明
●拝観料
・無料
●最寄りの駅
・JR四辻駅から徒歩35分
・JR四辻駅から車で5分
●最寄りのバス停
・防長交通
岩屋下 バス停から徒歩5分
●最寄りのIC
・山陽自動車道
山口南ICから車で10分
●駐車場
・無料の専用駐車場あり
・不明
●拝観料
・無料
●最寄りの駅
・JR四辻駅から徒歩35分
・JR四辻駅から車で5分
●最寄りのバス停
・防長交通
岩屋下 バス停から徒歩5分
●最寄りのIC
・山陽自動車道
山口南ICから車で10分
●駐車場
・無料の専用駐車場あり