所在地 | 徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525 |
---|---|
宗 派 | 臨済宗妙心寺派 |
札 所 | 四国八十八ヶ所 第11番 |
前後札所 | ・前 → 第10番札所・切幡寺 ・後 → 第12番札所・焼山寺 |
本 尊 | 薬師如来 |
真 言 | おん ころころ せんだりまとうぎ そわか |
由 緒 | 815年、空海(弘法大師)が自らの厄祓いと衆生の安寧を願い、薬師如来像を刻んで堂宇を建立したのが始まり。その際、堂塔の前に五色の藤を植えたことから藤井寺と名付けられたという。その後、真言密教の道場として栄え、山全体に七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院に発展。しかし、1573~1591年に長宗我部元親の兵火に遭い焼失。その後、1832年に再び火災で焼失。そして、1860年に現在地に再建されたそうです。本尊の薬師如来坐像は、1148年に仏師・経尋が造立したもので国重文に指定されています。 |
HP | 金剛山 一乗院 藤井寺 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会 |
藤井寺とは?
四国八十八ヶ所の第11番札所であります藤井寺に到着。
第10番札所・切幡寺から12km。
徒歩2時間20分。
車で25分のところに位置しています。
ちなみに藤井寺と書いてふじいでらと読みます。
なんと四国八十八ヶ所の中で、寺号の寺をじではなくでらと読むのはこのお寺だけなんだって。
●藤井寺とは?
815年、弘法大師が自らの厄祓いと衆生の安寧を願い、薬師如来像を刻んで堂宇を建立。
そして八畳岩に金剛不壊といわれる護摩壇を築き17日(7日間)の修法を行ったのがこのお寺の始まりといわれています。
その際、堂塔の前に五色の藤を植えたことから藤井寺と名付けられたという。
その後、真言密教の道場として栄え、山全体に七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院に発展したそうです。
しかし、1573~1591年に長宗我部元親の兵火に遭い焼失。
その後、1673〜1681年に阿波藩主が帰依していた臨済宗の南山禅師が入山して再興。
そして臨済宗に改宗し、四国八十八ヶ所としては珍しい禅寺となりました。
しかし、1832年に再び火災で焼失し、本尊以外の堂宇を全て焼失してしまったという。。。
その後、1860年に再建。
それが現在の伽藍といわれています。
本尊の薬師如来坐像は、1148年に仏師・経尋が造立したもので国重文に指定されています。
その薬師如来坐像は、2度の火災から免れたことにより、厄除け薬師として信仰されているそうですよ。
815年、弘法大師が自らの厄祓いと衆生の安寧を願い、薬師如来像を刻んで堂宇を建立。
そして八畳岩に金剛不壊といわれる護摩壇を築き17日(7日間)の修法を行ったのがこのお寺の始まりといわれています。
その際、堂塔の前に五色の藤を植えたことから藤井寺と名付けられたという。
その後、真言密教の道場として栄え、山全体に七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院に発展したそうです。
しかし、1573~1591年に長宗我部元親の兵火に遭い焼失。
その後、1673〜1681年に阿波藩主が帰依していた臨済宗の南山禅師が入山して再興。
そして臨済宗に改宗し、四国八十八ヶ所としては珍しい禅寺となりました。
しかし、1832年に再び火災で焼失し、本尊以外の堂宇を全て焼失してしまったという。。。
その後、1860年に再建。
それが現在の伽藍といわれています。
本尊の薬師如来坐像は、1148年に仏師・経尋が造立したもので国重文に指定されています。
その薬師如来坐像は、2度の火災から免れたことにより、厄除け薬師として信仰されているそうですよ。
そんなこんなで、参拝開始。
仁王門と手水舎と鐘楼
●仁王門
●仁王門
・1860年再建
・瓦葺 切妻造
・三間一戸 八脚門
まず最初に登場するのは仁王門。
次の第12番札所・焼山寺までは車で41km。
遍路道で13km。
次の行程を効率よくスムーズに進めるためには、無理矢理にでも今日中にこのお寺を参拝しておかないといけない!
そんなこんなで、時刻は16時。
テンション的にも見た目にも限界がキテますが、ヨレヨレになりつつ何とか藤井寺に到着。
ヘロヘロヘンロなのです。
私に限らず、大勢の方がこのお寺で本日の巡礼を終えるみたいで、境内はたくさんのお遍路さんでごった返していました。
そんなこんなで、仁王さんにご挨拶。
仁王さんはかなり奥まったところにおられるため、おまけに金網が細かいため、何となくのシルエットしか拝見できませんでした。
由緒に現存する堂宇は1860年の再建と書いてありましたので、もしかしたらこの仁王さんも1860年の再建に合わせて造られたものかも知れません。(推測)
仁王門には大きな草鞋が奉納されていました。
仁王さんよりも抜群の存在感を放っているため、草鞋門と名付けたくなるような門でしたよ。
●手水舎と鐘楼
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
そんなこんなで、手水舎で清めて、鐘を撞いて御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
●仁王門
・1860年再建
・瓦葺 切妻造
・三間一戸 八脚門
まず最初に登場するのは仁王門。
次の第12番札所・焼山寺までは車で41km。
遍路道で13km。
次の行程を効率よくスムーズに進めるためには、無理矢理にでも今日中にこのお寺を参拝しておかないといけない!
そんなこんなで、時刻は16時。
テンション的にも見た目にも限界がキテますが、ヨレヨレになりつつ何とか藤井寺に到着。
ヘロヘロヘンロなのです。
私に限らず、大勢の方がこのお寺で本日の巡礼を終えるみたいで、境内はたくさんのお遍路さんでごった返していました。
そんなこんなで、仁王さんにご挨拶。
仁王さんはかなり奥まったところにおられるため、おまけに金網が細かいため、何となくのシルエットしか拝見できませんでした。
由緒に現存する堂宇は1860年の再建と書いてありましたので、もしかしたらこの仁王さんも1860年の再建に合わせて造られたものかも知れません。(推測)
仁王門には大きな草鞋が奉納されていました。
仁王さんよりも抜群の存在感を放っているため、草鞋門と名付けたくなるような門でしたよ。
●手水舎と鐘楼
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
そんなこんなで、手水舎で清めて、鐘を撞いて御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
本堂と大師堂
●本堂
●本堂
・1860年再建
・瓦葺 入母屋造
続いて、本堂で参拝。
タイムリミットの17時が迫ってきています。
心なしか周りのお遍路さんも、動きが慌ただしくなってきています。
御本尊さまには失礼かも知れませんがテンポアップでお経を読ませていただきます!
仏説摩訶般若波羅・・・(>人<;)
さすがに11ヶ所も巡るとお経を読む姿もカタチになってきたような気がします。
そんなこんなで、自分に酔い始めていることに気付いたひと時。
調子に乗っています。
●本尊 薬師如来坐像
・1148年作
・像高 86.7cm
・榧材 一木造
・経尋作
・国指定重要文化財
●真言
・おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
本尊・薬師如来坐像は平安時代末期作で国重文。
なんと、四国八十八ヶ所で最古の仏像さんだという!
胎内に納められていた墨書に仏師経尋 尺迦仏 久安四年と書かれていることから、もともとは釈迦如来として造られた仏像さんのようです。
なんとこの像は膝裏にも墨書があるらしく、そこには天文十八年(1549年)と書かれているんだって。
ということで、1549年に釈迦如来から薬師如来に改変されたと考えられているそうです。
ちなみにその薬師さんは本堂裏の収蔵庫に安置される秘仏のため一般公開はされてないみたいですよ。
そんなこんなで、本尊のお前立ちを拝見するかたちとなりました。
本堂内には、1977年に地元出身の画家・林雲渓さんが描いた龍の天井画もありました。
その大きさは、なんと畳30畳分!
大迫力の天井画でした。
じっくり拝見したかったのですが、時間がないのです(笑)
ということで、一瞬で目に焼き付けてお堂を後にしました!
●大師堂
●大師堂
・1860年再建
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂で参拝。
本堂に続いて大師堂もテンポアップで読経させて頂きます。
お大師さま、すみません!
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・(>人<;)
その後、納経所の列に並び、なんとか納経を頂くことができました^^
ということで、残された時間で境内を散策。
●本堂
・1860年再建
・瓦葺 入母屋造
続いて、本堂で参拝。
タイムリミットの17時が迫ってきています。
心なしか周りのお遍路さんも、動きが慌ただしくなってきています。
御本尊さまには失礼かも知れませんがテンポアップでお経を読ませていただきます!
仏説摩訶般若波羅・・・(>人<;)
さすがに11ヶ所も巡るとお経を読む姿もカタチになってきたような気がします。
そんなこんなで、自分に酔い始めていることに気付いたひと時。
調子に乗っています。
●本尊 薬師如来坐像
・1148年作
・像高 86.7cm
・榧材 一木造
・経尋作
・国指定重要文化財
●真言
・おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
本尊・薬師如来坐像は平安時代末期作で国重文。
なんと、四国八十八ヶ所で最古の仏像さんだという!
胎内に納められていた墨書に仏師経尋 尺迦仏 久安四年と書かれていることから、もともとは釈迦如来として造られた仏像さんのようです。
なんとこの像は膝裏にも墨書があるらしく、そこには天文十八年(1549年)と書かれているんだって。
ということで、1549年に釈迦如来から薬師如来に改変されたと考えられているそうです。
ちなみにその薬師さんは本堂裏の収蔵庫に安置される秘仏のため一般公開はされてないみたいですよ。
そんなこんなで、本尊のお前立ちを拝見するかたちとなりました。
本堂内には、1977年に地元出身の画家・林雲渓さんが描いた龍の天井画もありました。
その大きさは、なんと畳30畳分!
大迫力の天井画でした。
じっくり拝見したかったのですが、時間がないのです(笑)
ということで、一瞬で目に焼き付けてお堂を後にしました!
●大師堂
●大師堂
・1860年再建
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂で参拝。
本堂に続いて大師堂もテンポアップで読経させて頂きます。
お大師さま、すみません!
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・(>人<;)
その後、納経所の列に並び、なんとか納経を頂くことができました^^
ということで、残された時間で境内を散策。
不動堂と白龍弁財天堂
●不動堂
●不動堂
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
・本尊 不動明王
のーまく さんまんだー
ばーざらだん せんだー
まーかろしゃーだー そわたや
うんたらたー かんまん・・・(^人^)
急に心の余裕が出てきた(笑)
●白龍弁財天堂
●白龍弁財天堂
・建立年不明
・瓦葺 八角堂
・本尊 白龍弁財天
続いて、白龍弁財天堂を参拝。
なんと四国八十八ヶ所で白龍弁財天をお祀りしているのはこの藤井寺だけなんだって。
堂内に入ることはできませんでしたが、格子の間から一面八臂の白龍弁財天さんを拝見することができましたよ。
●不動堂
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
・本尊 不動明王
のーまく さんまんだー
ばーざらだん せんだー
まーかろしゃーだー そわたや
うんたらたー かんまん・・・(^人^)
急に心の余裕が出てきた(笑)
●白龍弁財天堂
●白龍弁財天堂
・建立年不明
・瓦葺 八角堂
・本尊 白龍弁財天
続いて、白龍弁財天堂を参拝。
なんと四国八十八ヶ所で白龍弁財天をお祀りしているのはこの藤井寺だけなんだって。
堂内に入ることはできませんでしたが、格子の間から一面八臂の白龍弁財天さんを拝見することができましたよ。
焼山寺道
●焼山寺道
そしてなんと!
本堂左には四国遍路屈指の難所といわれる焼山寺道の入口がありました!
第11番・藤井寺から第12番・焼山寺までの道のりは遍路転がしと呼ばれる難所の1つ。
この焼山寺道には急な上り下りが6ヶ所もあるそうです。
ちなみに遍路転がしとは、お遍路さんが転んでしまうほど過酷な道という意味です。
歩き遍路さんの偉大さに感動しております。
そしてなんと!
本堂左には四国遍路屈指の難所といわれる焼山寺道の入口がありました!
第11番・藤井寺から第12番・焼山寺までの道のりは遍路転がしと呼ばれる難所の1つ。
この焼山寺道には急な上り下りが6ヶ所もあるそうです。
ちなみに遍路転がしとは、お遍路さんが転んでしまうほど過酷な道という意味です。
●焼山寺道
藤井寺から焼山寺まで約13km。
●Wikipediaによると
・健脚の方で5時間。
・弱足の方で8時間。
・平均6時間。
●他のネット情報によると
・男性8時間。
・女性9時間。
焼山寺道には自動販売機・飲食店・宿泊施設がないので時間に余裕を持って進んだ方が良さそうです。
●トイレ
・3.2km先の長戸庵(女性のみ)
・6.6km先の柳水庵(男性のみ)
藤井寺から焼山寺まで約13km。
●Wikipediaによると
・健脚の方で5時間。
・弱足の方で8時間。
・平均6時間。
●他のネット情報によると
・男性8時間。
・女性9時間。
焼山寺道には自動販売機・飲食店・宿泊施設がないので時間に余裕を持って進んだ方が良さそうです。
●トイレ
・3.2km先の長戸庵(女性のみ)
・6.6km先の柳水庵(男性のみ)
歩き遍路さんの偉大さに感動しております。
弘法大師お手植えの藤
●弘法大師お手植えの藤
続いて、藤井寺のハイライトであります弘法大師お手植えの藤を拝見!
藤井寺という寺号の由来となった藤です!
お大師さまのお手植えということで、樹齢はなんと1200年以上っ!
スゴっ!
ちなみに藤の見頃は、例年4月下旬〜5月上旬とのことです。
シーズン中は五色の藤が咲きほこるそうですよ!
ちなみに本日は10月10日。
見事にシーズンOFFですが、なぜか写真は藤が満開!
そうです、こちらはWikipediaから頂いた写真なのですm(_ _)m
実はカメラのバッテリーがなくなったため写真を撮ることができなかったのですよ!
最後の最後でカメラが力尽きてしまったのですよ!
カメラちゃん、あと1枚だけ頑張れくれよ〜。
とか思いつつ。
そんなこんなで、参拝終了。
第12番札所・焼山寺へ続く。
続いて、藤井寺のハイライトであります弘法大師お手植えの藤を拝見!
藤井寺という寺号の由来となった藤です!
お大師さまのお手植えということで、樹齢はなんと1200年以上っ!
スゴっ!
ちなみに藤の見頃は、例年4月下旬〜5月上旬とのことです。
シーズン中は五色の藤が咲きほこるそうですよ!
ちなみに本日は10月10日。
見事にシーズンOFFですが、なぜか写真は藤が満開!
そうです、こちらはWikipediaから頂いた写真なのですm(_ _)m
実はカメラのバッテリーがなくなったため写真を撮ることができなかったのですよ!
最後の最後でカメラが力尽きてしまったのですよ!
カメラちゃん、あと1枚だけ頑張れくれよ〜。
とか思いつつ。
そんなこんなで、参拝終了。
第12番札所・焼山寺へ続く。
御朱印情報
●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印
・奥の院 大日如来の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・500円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2009年10月10日 参拝
・2024年3月 最終更新
・四国八十八ヶ所の御朱印
・奥の院 大日如来の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・500円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2009年10月10日 参拝
・2024年3月 最終更新
次の札所
焼山寺の御朱印|四国霊場 第12番|四国名物・遍路ころがし!阿波霊場三難所パート1|四国八十八ヶ所 車遍路の旅(徳島県名西郡神山町)
所在地徳島県名西郡神山町下分字中318宗 派高野山真言宗札 所四国八十八ヶ所 第12番前後札所・前 → 第11番札所・藤井寺・後 → 第13番札所・大日寺本 尊虚空蔵菩薩真 言...
参拝情報とアクセス
●拝観料
・300円
●宿坊
・なし
●前後札所
・第10番札所・切幡寺へ12km
徒歩2時間20分
車で25分
・第12番札所・焼山寺へ41km(車)
車で1時間10分
※遍路ころがし
・第12番札所・焼山寺へ13km
徒歩8~9時間
●最寄りの駅
・JR鴨島駅から徒歩35分
・JR鴨島駅から車で10分
●最寄りのバス停
・徳島バス
上下島 バス停で下車 徒歩30分
●最寄りのIC
・徳島自動車道
土成ICから車で20分
●駐車場
・有料の民間駐車場を利用(本家ふじや)
●駐車料金
※交渉にて車連泊可
・300円
●宿坊
・なし
●前後札所
・第10番札所・切幡寺へ12km
徒歩2時間20分
車で25分
・第12番札所・焼山寺へ41km(車)
車で1時間10分
※遍路ころがし
・第12番札所・焼山寺へ13km
徒歩8~9時間
●最寄りの駅
・JR鴨島駅から徒歩35分
・JR鴨島駅から車で10分
●最寄りのバス停
・徳島バス
上下島 バス停で下車 徒歩30分
●最寄りのIC
・徳島自動車道
土成ICから車で20分
●駐車場
・有料の民間駐車場を利用(本家ふじや)
●駐車料金
普通・軽自動車 | 300円(長時間の駐車は500円) |
二輪車 | 100円 |
キャンピング車 | 500円 |
マイクロバス | 1000円 |
バス | 1500円 |
※交渉にて車連泊可