所在地 | 高知県香南市野市町母代寺476 |
---|---|
宗 派 | 真言宗智山派 |
札 所 | 四国八十八ヶ所 第28番 |
前後札所 | ・前 → 第27番札所・神峯寺 ・後 → 第29番札所・土佐国分寺 |
本 尊 | 大日如来(金剛界) |
真 言 | おん ばざら だどばん |
由 緒 | 729~749年、聖武天皇の勅願により行基が開基。その後、間もなく荒廃したそうです。しかし、815年に弘法大師が爪で楠に薬師如来像を彫り、これを祀って再興。江戸時代、土佐藩主・山内氏の祈願所として栄えたそうですが、明治の廃仏毀釈により廃寺。 1883年に再興し、現在に至ります。 |
HP | 四国八十八カ所霊場 第28番札所 法界山 大日寺 |
大日寺とは?
四国八十八ヶ所の第28番札所であります大日寺に到着。
第27番札所・神峯寺から38km。
徒歩8時間。
車で55分のところに位置しています。
大日寺と書いてだいにちじと読みます。
●大日寺とは?
729~749年、聖武天皇の勅願により行基が大日如来像を刻み、本尊としたのが始まりという。
しかしその後、お寺は荒廃。。
815年、弘法大師がこの地を訪れた際、末世の人々の安泰を祈り、楠の大木に爪で薬師如来像を刻んで再興したそうです。
そして、大日如来の縁日が28日であることから、四国八十八ヶ所の第28番札所に定めたという。
その後、七堂伽藍と多くの末寺を有する大寺院に発展し、隆盛を極めたそうです。
さらに1596〜1615年には、土佐藩主・山内氏の祈願所として栄え、堂塔が整備されたそうです。
しかし、明治時代の神仏分離令により廃寺に。。
本尊は大日堂と改称した本堂に安置していたため救われたという。
その後、1884年に再興され現在に至るそうです。
729~749年、聖武天皇の勅願により行基が大日如来像を刻み、本尊としたのが始まりという。
しかしその後、お寺は荒廃。。
815年、弘法大師がこの地を訪れた際、末世の人々の安泰を祈り、楠の大木に爪で薬師如来像を刻んで再興したそうです。
そして、大日如来の縁日が28日であることから、四国八十八ヶ所の第28番札所に定めたという。
その後、七堂伽藍と多くの末寺を有する大寺院に発展し、隆盛を極めたそうです。
さらに1596〜1615年には、土佐藩主・山内氏の祈願所として栄え、堂塔が整備されたそうです。
しかし、明治時代の神仏分離令により廃寺に。。
本尊は大日堂と改称した本堂に安置していたため救われたという。
その後、1884年に再興され現在に至るそうです。
そんなこんなで、参拝開始。
山門と手水舎と鐘楼
●山門
●山門
・建立年不明
・瓦葺 三間一戸 入母屋造
まず最初に登場するのは三間一戸の山門。
一見、八脚門に見えましたが、通常4本あるはずの本柱が2本しかない!
ということで・・・これは何門?
地味に珍しい門でした。
あと、いかにも仁王さんがいそうな面構えですが、スッカスカでした。
そして、斜面に沿って建てられているところも何気に珍しかったです。
●参道
そんなこんなで、仁王門をくぐって階段へ。
大日寺は標高263mの三宝山の山裾にあります。
ということで、本堂までは山の斜面に沿って石階段が続いていました。
高知県は修行の道場というだけあって第24番から第28番まで全て階段だぁ。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
そんなこんなで、階段を上って手水舎でお清め。
●鐘楼
●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
そして、鐘楼で鐘をひと撞き。
御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
●山門
・建立年不明
・瓦葺 三間一戸 入母屋造
まず最初に登場するのは三間一戸の山門。
一見、八脚門に見えましたが、通常4本あるはずの本柱が2本しかない!
ということで・・・これは何門?
地味に珍しい門でした。
あと、いかにも仁王さんがいそうな面構えですが、スッカスカでした。
そして、斜面に沿って建てられているところも何気に珍しかったです。
●参道
そんなこんなで、仁王門をくぐって階段へ。
大日寺は標高263mの三宝山の山裾にあります。
ということで、本堂までは山の斜面に沿って石階段が続いていました。
高知県は修行の道場というだけあって第24番から第28番まで全て階段だぁ。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造
そんなこんなで、階段を上って手水舎でお清め。
●鐘楼
●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
そして、鐘楼で鐘をひと撞き。
御本尊さまとお大師さまにご挨拶。
本堂と大師堂
●本堂
●本堂
・1997年再建
・瓦葺 入母屋造
●本尊
・大日如来(金剛界)
●真言
・おん ばざら だどばん
続いて、本堂で参拝。
本堂は1997年再建の若々しいお堂でしたが、優雅に反った屋根は平安建築の特徴を再現していました。
公式ホームページによると、このお堂は釘を一切使用しておらず檜と松の木組みのみの伝統的な工法で造られてるんだって。
正式な名称は、法界山 高照院 大日寺。
ちなみに、四国霊場には大日寺が3寺あります。
この大日寺は第4番・第13番に次いで3つ目の大日寺となります。
28番の大日寺に行きたかったのに13番に来てもうた〜!
ということはさすがにないと思いますが、念のためお間違いなく!
●四国霊場の大日寺
①第4番 大日寺(徳島県板野郡)
②第13番 大日寺(徳島県徳島市)
③第28番 大日寺(高知県香南市)
そんなことより、このお寺は奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が創建したのが始まり。
その後、間もなく荒廃したそうですが、815年に弘法大師が再興したそうです。
その際、大日如来の縁日が28日であることから、四国八十八ヶ所の第28番札所に定めたといわれています。
四国八十八ヶ所には大日如来を本尊とするお寺が6寺あるのですが、その法則でいくと6寺全部が28番札所になっちゃう!(笑)
●本尊が大日如来の札所
①第4番 大日寺
②第28番 大日寺
③第42番 仏木寺
④第60番 横峰寺
⑤第61番 香園寺
⑥第72番 曼荼羅寺
●大日如来坐像
・平安時代後期作
・像高 144.5cm
・檜材 寄木造
・智証大師・円珍作
・国指定重要文化財
本尊の大日如来坐像は像高144.5cm。
なんと、寄木造の大日如来さんとしては四国で最大級の大きさなんだって。
是非とも拝見したい!
と思うも、残念ながら非公開でした。
しかしネットの情報によると、2014年に御開帳されたことがあるそうですよ。
次回の御開帳はいつなんだろうねぇ。
ちなみに、通常は本堂の扉が閉まっていますが、土日は外陣からお前立ちを拝見できるそうです。
●聖観音菩薩立像
・平安時代後期作
・像高 170.5cm
・檜材 一木造
・智証大師(円珍)作
・国指定重要文化財
脇仏の聖観音さんは像高170cmもある一木造。
平安時代後期作で、作者は弘法大師の甥・智証大師(円珍)といわれています。
が・・・平安時代後期となると智証大師(円珍)さんが生きた時代と合わないような・・・(-“-;) ??
みたいな感じで、多少のツッコミどころはありますが、そこは気にせずに楽しみましょう!
●大師堂
●大師堂
・1984年再建
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂を参拝。
本堂に続き、大師堂も若々しいお堂でした。
堂内では本尊の弘法大師さんを拝見することができました。
なんと、こちらの弘法大師像は土佐藩2代藩主・山内忠義さんが寄進したものなんだって。
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
●本堂
・1997年再建
・瓦葺 入母屋造
●本尊
・大日如来(金剛界)
●真言
・おん ばざら だどばん
続いて、本堂で参拝。
本堂は1997年再建の若々しいお堂でしたが、優雅に反った屋根は平安建築の特徴を再現していました。
公式ホームページによると、このお堂は釘を一切使用しておらず檜と松の木組みのみの伝統的な工法で造られてるんだって。
正式な名称は、法界山 高照院 大日寺。
ちなみに、四国霊場には大日寺が3寺あります。
この大日寺は第4番・第13番に次いで3つ目の大日寺となります。
28番の大日寺に行きたかったのに13番に来てもうた〜!
ということはさすがにないと思いますが、念のためお間違いなく!
●四国霊場の大日寺
①第4番 大日寺(徳島県板野郡)
②第13番 大日寺(徳島県徳島市)
③第28番 大日寺(高知県香南市)
そんなことより、このお寺は奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が創建したのが始まり。
その後、間もなく荒廃したそうですが、815年に弘法大師が再興したそうです。
その際、大日如来の縁日が28日であることから、四国八十八ヶ所の第28番札所に定めたといわれています。
四国八十八ヶ所には大日如来を本尊とするお寺が6寺あるのですが、その法則でいくと6寺全部が28番札所になっちゃう!(笑)
●本尊が大日如来の札所
①第4番 大日寺
②第28番 大日寺
③第42番 仏木寺
④第60番 横峰寺
⑤第61番 香園寺
⑥第72番 曼荼羅寺
●大日如来坐像
・平安時代後期作
・像高 144.5cm
・檜材 寄木造
・智証大師・円珍作
・国指定重要文化財
本尊の大日如来坐像は像高144.5cm。
なんと、寄木造の大日如来さんとしては四国で最大級の大きさなんだって。
是非とも拝見したい!
と思うも、残念ながら非公開でした。
しかしネットの情報によると、2014年に御開帳されたことがあるそうですよ。
次回の御開帳はいつなんだろうねぇ。
ちなみに、通常は本堂の扉が閉まっていますが、土日は外陣からお前立ちを拝見できるそうです。
●聖観音菩薩立像
・平安時代後期作
・像高 170.5cm
・檜材 一木造
・智証大師(円珍)作
・国指定重要文化財
脇仏の聖観音さんは像高170cmもある一木造。
平安時代後期作で、作者は弘法大師の甥・智証大師(円珍)といわれています。
が・・・平安時代後期となると智証大師(円珍)さんが生きた時代と合わないような・・・(-“-;) ??
みたいな感じで、多少のツッコミどころはありますが、そこは気にせずに楽しみましょう!
●大師堂
●大師堂
・1984年再建
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師
続いて、大師堂を参拝。
本堂に続き、大師堂も若々しいお堂でした。
堂内では本尊の弘法大師さんを拝見することができました。
なんと、こちらの弘法大師像は土佐藩2代藩主・山内忠義さんが寄進したものなんだって。
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
地蔵堂と爪彫薬師堂
●地蔵堂
●地蔵堂
・1986年建立
・瓦葺 六角堂
・本尊 地蔵菩薩
本堂と大師堂に続き、こちらも若々しいお堂でした。
このお寺さんは新しめのお堂が多いので、ビジュアル的な古寺感は少ないです。
ちなみに、この地蔵堂は護摩堂を兼ねているらしく、毎月1度護摩供養が行われてるんだって。
ということは、堂内に不動明王さんもおられるのかな?
となると、ダブル本尊となりますね。
●爪彫薬師堂
続いて、境内から徒歩5分のところにある奥の院・爪彫薬師堂を参拝。
本尊は爪彫薬師さん。
その名の通り、爪で彫った薬師さんです。
誰が彫ったのかというと、もちろんこの方、弘法大師さんです!
こんなことができるお方はお大師さましかいません!
お大師さまの爪はノミにもなる。
ということで、こんな姿を想像してニヤニヤしていたひと時。
楠の立ち木に彫られた爪彫薬師さんは、明治時代まで境内に立っていたそうですが、残念なことに明治時代の台風で倒れてしまったみたいです。。
ということで、現在は倒れた楠から薬師さんのみを切り出して堂内に安置しているそうですよ。
爪彫薬師さんは首から上の病に霊験あるらしく、願いが叶った人は穴の開いた石に氏名・年齢・快癒した身体の部位を書いて奉納するのが習わしなんだって。
その他、境内には高知県指定天然記念物の杉があるそうですが、見事に見逃して帰りました!
ちなみに、このお寺は花の寺として有名らしいですよ。
全国にはたくさんの花の寺がありますが、参拝するときは大体シーズンOFFです。
これはもぅ、私の中のお寺あるあるです。
境内は山門・手水舎・鐘楼・本堂・大師堂・地蔵堂があるのみのシンプルなお寺さんでしたが、お花のシーズンになると今とはまた違った風景になるんだろうなぁ!
あと、大日寺から車で10分のところに日本三大鍾乳洞の1つ・龍河洞がありますよ。
そんなこんなで、参拝終了。
第29番札所・土佐国分寺へ続く。
●地蔵堂
・1986年建立
・瓦葺 六角堂
・本尊 地蔵菩薩
本堂と大師堂に続き、こちらも若々しいお堂でした。
このお寺さんは新しめのお堂が多いので、ビジュアル的な古寺感は少ないです。
ちなみに、この地蔵堂は護摩堂を兼ねているらしく、毎月1度護摩供養が行われてるんだって。
ということは、堂内に不動明王さんもおられるのかな?
となると、ダブル本尊となりますね。
●爪彫薬師堂
続いて、境内から徒歩5分のところにある奥の院・爪彫薬師堂を参拝。
本尊は爪彫薬師さん。
その名の通り、爪で彫った薬師さんです。
誰が彫ったのかというと、もちろんこの方、弘法大師さんです!
こんなことができるお方はお大師さましかいません!
お大師さまの爪はノミにもなる。
ということで、こんな姿を想像してニヤニヤしていたひと時。
楠の立ち木に彫られた爪彫薬師さんは、明治時代まで境内に立っていたそうですが、残念なことに明治時代の台風で倒れてしまったみたいです。。
ということで、現在は倒れた楠から薬師さんのみを切り出して堂内に安置しているそうですよ。
爪彫薬師さんは首から上の病に霊験あるらしく、願いが叶った人は穴の開いた石に氏名・年齢・快癒した身体の部位を書いて奉納するのが習わしなんだって。
その他、境内には高知県指定天然記念物の杉があるそうですが、見事に見逃して帰りました!
ちなみに、このお寺は花の寺として有名らしいですよ。
全国にはたくさんの花の寺がありますが、参拝するときは大体シーズンOFFです。
これはもぅ、私の中のお寺あるあるです。
境内は山門・手水舎・鐘楼・本堂・大師堂・地蔵堂があるのみのシンプルなお寺さんでしたが、お花のシーズンになると今とはまた違った風景になるんだろうなぁ!
あと、大日寺から車で10分のところに日本三大鍾乳洞の1つ・龍河洞がありますよ。
そんなこんなで、参拝終了。
第29番札所・土佐国分寺へ続く。
御朱印情報
●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印
・奥の院 爪彫り薬師の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・四国八十八ヶ所 500円
・奥の院 爪彫り薬師 300円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2010年2月13日 参拝
・2024年3月 最終更新
・四国八十八ヶ所の御朱印
・奥の院 爪彫り薬師の御朱印
●御朱印の受付場所
・納経所
●御朱印の受付時間
・7:00~17:00
●御朱印の料金
・四国八十八ヶ所 500円
・奥の院 爪彫り薬師 300円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2010年2月13日 参拝
・2024年3月 最終更新
次の札所
土佐国分寺の御朱印|四国霊場 第29番|星供の根本道場。星供大師がおられるお寺|四国八十八ヶ所 車遍路の旅(高知県南国市)
所在地高知県南国市国分546宗 派真言宗智山派札 所四国八十八ヶ所 第29番前後札所・前 → 第28番札所・大日寺・後 → 第30番札所・善楽寺本 尊千手観世音菩薩真 言おん...
参拝情報とアクセス
●開門時間
・7:00~17:00
●拝観料
・無料
●宿坊
・なし
●前後札所
・第27番札所・神峯寺へ38km
徒歩8時間
車で55分
・第29番札所・土佐国分寺へ11km
徒歩1時間55分
車で20分
●最寄りの駅
・土佐くろしお鉄道
のいち駅から徒歩30分
・土佐くろしお鉄道
のいち駅から車で6分
●最寄りのバス停
・高知東部交通バス
野市・龍河洞通 バス停で下車 徒歩30分
●最寄りのIC
・高知自動車道
南国ICから車で20分
●駐車場
・無料の専用駐車場あり(30台)
・7:00~17:00
●拝観料
・無料
●宿坊
・なし
●前後札所
・第27番札所・神峯寺へ38km
徒歩8時間
車で55分
・第29番札所・土佐国分寺へ11km
徒歩1時間55分
車で20分
●最寄りの駅
・土佐くろしお鉄道
のいち駅から徒歩30分
・土佐くろしお鉄道
のいち駅から車で6分
●最寄りのバス停
・高知東部交通バス
野市・龍河洞通 バス停で下車 徒歩30分
●最寄りのIC
・高知自動車道
南国ICから車で20分
●駐車場
・無料の専用駐車場あり(30台)