所在地 | 山口県下関市長府川端2丁目4−1 |
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宗 派 | 曹洞宗 |
由 緒 | 江戸時代前期、長府藩初代藩主・毛利秀元が廃寺となった潮音院を現在地に移転再建したのが始まりといいます。その後、1652年に第2代藩主・毛利光広が父・穂田元清の霊位を移し、元清の戒名・洞雲寺殿笑山常快禅定門にちなんで笑山寺と改称したそうです。 |
境内入口
●境内入口
長府毛利家の菩提寺の1つ・笑山寺に到着。
笑山寺と書いてしょうざんじと読みます。
笑山寺は下関市内随一の古刹・功山寺から徒歩3分のところにありました。
それにしても愉快な寺号です。
どうやら、笑山寺という寺号の由来は、穂井田元清さんの戒名・洞雲寺殿笑山常快禅定門から名付けられたもののようです。
いやはや、笑山かぁ〜。
ハートフルであたたかい戒名ですね!
穂井田元清さんは、笑顔を絶やさないお方だったのでしょうか?
もしかしたら、抜群のユーモアで人々を笑いの渦に巻き込んでいたのかも知れない。
きっとスマイリー元清さんは優しいお方だったはずだ。
とかなんとか、勝手な妄想をしてニヤニヤしていたひと時・・・気がつけば私も寺号のような表情になっていました。
ちなみに肖像画の穂井田元清さんは、ちょっと笑ったお顔になっています。
穂井田元清さんは、西国随一の戦国大名・毛利元就の4男です。
母は毛利元就さんの側室・乃美大方といわれています。
父・毛利元就さんは正室の子である毛利隆元・吉川元春・小早川隆景の3人の息子を大切に扱っていたそうです。
しかし!
穂井田元清さんをはじめ側室の子たちには虫けらなるような子どもたちといい、正室の子と側室の子を明確に分けていたんだと!
おいおい!
なんだ、この笑えないエピソードはっ!
もしかしたら、笑山とは苦笑いという意味もあるのかも知れない・・・(ないか)
そんなことより、広島県廿日市市の洞雲寺には穂井田元清さんのお墓がありました。
墓石にも笑山という文字を確認することができましたよ。
ちなみに、穂井田元清さんの戒名・洞雲寺殿笑山常快禅定門には、寺号の洞雲寺が入っています。
そんなこんなで、参拝開始。
長府毛利家の菩提寺の1つ・笑山寺に到着。
笑山寺と書いてしょうざんじと読みます。
笑山寺は下関市内随一の古刹・功山寺から徒歩3分のところにありました。
それにしても愉快な寺号です。
どうやら、笑山寺という寺号の由来は、穂井田元清さんの戒名・洞雲寺殿笑山常快禅定門から名付けられたもののようです。
いやはや、笑山かぁ〜。
ハートフルであたたかい戒名ですね!
穂井田元清さんは、笑顔を絶やさないお方だったのでしょうか?
もしかしたら、抜群のユーモアで人々を笑いの渦に巻き込んでいたのかも知れない。
きっとスマイリー元清さんは優しいお方だったはずだ。
とかなんとか、勝手な妄想をしてニヤニヤしていたひと時・・・気がつけば私も寺号のような表情になっていました。
ちなみに肖像画の穂井田元清さんは、ちょっと笑ったお顔になっています。
穂井田元清さんは、西国随一の戦国大名・毛利元就の4男です。
母は毛利元就さんの側室・乃美大方といわれています。
父・毛利元就さんは正室の子である毛利隆元・吉川元春・小早川隆景の3人の息子を大切に扱っていたそうです。
しかし!
穂井田元清さんをはじめ側室の子たちには虫けらなるような子どもたちといい、正室の子と側室の子を明確に分けていたんだと!
おいおい!
なんだ、この笑えないエピソードはっ!
もしかしたら、笑山とは苦笑いという意味もあるのかも知れない・・・(ないか)
そんなことより、広島県廿日市市の洞雲寺には穂井田元清さんのお墓がありました。
墓石にも笑山という文字を確認することができましたよ。
ちなみに、穂井田元清さんの戒名・洞雲寺殿笑山常快禅定門には、寺号の洞雲寺が入っています。
そんなこんなで、参拝開始。
山門と参道
●山門
●山門
・建立年不明
・瓦葺 切妻造 四脚門
まず最初に登場するのは山門。
山門の両サイドには長府城下町の象徴ともいえる茶色い練塀が接続されていました。
ちなみに茶色い練塀は長府城下町のあちこちで見ることができます。
白壁とはまた違う風情があっていいですねぇ。
●参道
そんなこんなで、山門をくぐって境内へ。
山門から本堂までは菱形の敷石参道で繋がっていました。
しかも参道は斜めに伸びているというね。
山門と本堂をズラして建てる伽藍形式は黄檗宗寺院でよく見られますが、このお寺さんは曹洞宗寺院です。
●黄檗宗寺院の伽藍配置の例
ちなみに黄檗宗寺院で山門と本堂をズラして建立する理由は魔除けのためといわれています。
もしかしたら、この笑山寺の伽藍配置も魔除けの意味があるのでしょうか?
それとも単純に敷地の関係でズレた位置になったのでしょうか?
●山門
・建立年不明
・瓦葺 切妻造 四脚門
まず最初に登場するのは山門。
山門の両サイドには長府城下町の象徴ともいえる茶色い練塀が接続されていました。
ちなみに茶色い練塀は長府城下町のあちこちで見ることができます。
白壁とはまた違う風情があっていいですねぇ。
●参道
そんなこんなで、山門をくぐって境内へ。
山門から本堂までは菱形の敷石参道で繋がっていました。
しかも参道は斜めに伸びているというね。
山門と本堂をズラして建てる伽藍形式は黄檗宗寺院でよく見られますが、このお寺さんは曹洞宗寺院です。
●黄檗宗寺院の伽藍配置の例
ちなみに黄檗宗寺院で山門と本堂をズラして建立する理由は魔除けのためといわれています。
もしかしたら、この笑山寺の伽藍配置も魔除けの意味があるのでしょうか?
それとも単純に敷地の関係でズレた位置になったのでしょうか?
本堂と長府毛利家の墓所
●本堂●本堂
・建立年不明
・瓦葺 寄棟造
・本尊 如意輪観音
そんなこんなで、本堂で参拝。
この笑山寺は、長府藩初代藩主・毛利秀元さんが廃寺となった潮音院を現在地に移転再建したのが始まりといいます。
その後、1652年に第2代藩主・毛利光広さんが秀元の父・穂田元清さんの霊位を功山寺から移し、戒名にちなんで笑山寺と改称したそうです。
●長府毛利家の墓所
ちなみに笑山寺は長府毛利家の菩提寺となっております。
長府毛利家の墓所は笑山寺と功山寺と覚苑寺の3ヶ寺にあります。
この笑山寺には第2代と第7代藩主のお墓がありました。
●長府毛利家の墓所(笑山寺)
●長府藩主 毛利家墓所(笑山寺)
①2代藩主・毛利光広
②7代藩主・毛利師就
●長府藩主 毛利家墓所(笑山寺)
①2代藩主・毛利光広
②7代藩主・毛利師就
そして功山寺と覚苑寺の墓所はこちら。
●長府藩主 毛利家墓所(功山寺)
①初代藩主・毛利秀元
②5代藩主・毛利元矩
③9代藩主・毛利匡満
④10代藩主・毛利匡芳
⑤11代藩主・毛利元義
⑥12代藩主・毛利元運
⑦14代藩主・毛利元敏
⑧15代藩主・毛利元雄
⑨16代藩主・毛利元匡
●長府藩主 毛利家墓所(覚苑寺)
①3代藩主・毛利綱元
②6代藩主・毛利匡広
③13代藩主・毛利元周
①初代藩主・毛利秀元
②5代藩主・毛利元矩
③9代藩主・毛利匡満
④10代藩主・毛利匡芳
⑤11代藩主・毛利元義
⑥12代藩主・毛利元運
⑦14代藩主・毛利元敏
⑧15代藩主・毛利元雄
⑨16代藩主・毛利元匡
●長府藩主 毛利家墓所(覚苑寺)
①3代藩主・毛利綱元
②6代藩主・毛利匡広
③13代藩主・毛利元周
十三重石塔
●十三重石塔
●十三重石塔
・鎌倉時代後期建立
・高さ 3.28m
・花崗岩
・下関市指定有形文化財
その他、境内には大きな石造・十三重塔がありました。
このお寺は江戸時代前期に亀ノ甲というところから廃寺となった潮音院を移転再建したお寺さんです。
しかし、この十三重塔は鎌倉時代後期作。
ということで、もともとこの十三重塔は潮音院に建立されていたものなのかな?
もしくは、移転前からこの地に建っていたのかな?
それか、他のお寺さんからお引越ししてきたのかな?
それにしても面白いなぁ〜と思ったのが塔の頂部!
なんと、相輪ではなく宝珠が乗っかっているという。
どうやらこの宝珠は、欠損した相輪の代わりに乗っけたものらしいです。
なかなか大胆な発想だなぁ!
そんなこんなで、参拝終了。
素朴で小さなお寺さんでした。
●十三重石塔
・鎌倉時代後期建立
・高さ 3.28m
・花崗岩
・下関市指定有形文化財
その他、境内には大きな石造・十三重塔がありました。
このお寺は江戸時代前期に亀ノ甲というところから廃寺となった潮音院を移転再建したお寺さんです。
しかし、この十三重塔は鎌倉時代後期作。
ということで、もともとこの十三重塔は潮音院に建立されていたものなのかな?
もしくは、移転前からこの地に建っていたのかな?
それか、他のお寺さんからお引越ししてきたのかな?
それにしても面白いなぁ〜と思ったのが塔の頂部!
なんと、相輪ではなく宝珠が乗っかっているという。
どうやらこの宝珠は、欠損した相輪の代わりに乗っけたものらしいです。
なかなか大胆な発想だなぁ!
そんなこんなで、参拝終了。
素朴で小さなお寺さんでした。
御朱印情報
●御朱印の種類
・なし
●御朱印の受付場所
・なし
●御朱印の受付時間
・なし
●御朱印の料金
・なし
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2009年1月31日 参拝
・2022年5月 更新
・なし
●御朱印の受付場所
・なし
●御朱印の受付時間
・なし
●御朱印の料金
・なし
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2009年1月31日 参拝
・2022年5月 更新
参拝情報とアクセス
●開門時間
・不明
●拝観料
・無料
●最寄りの駅
・JR長府駅から徒歩45分
・JR長府駅から車で10分
●最寄りのバス停
・サンデン交通
城下町長府 バス停から徒歩10分
●最寄りのIC
・中国自動車道・関門自動車道
下関ICから車で15分
●駐車場
・なし
※笑山には専用の駐車場がございませんので、長府観光会館の無料駐車場か、近隣の有料駐車場を利用することになります。
長府には、功山寺・覚苑寺・忌宮神社・乃木神社・城下町の町並み・長府毛利邸などなどたくさんの観光スポットがありますが、いずれも徒歩で巡れる距離ですので、長府観光会館の無料駐車場に駐車して徒歩で散策するのが良いかと・・・って、余計なお世話かもしれませんが! m(_ _)m
・不明
●拝観料
・無料
●最寄りの駅
・JR長府駅から徒歩45分
・JR長府駅から車で10分
●最寄りのバス停
・サンデン交通
城下町長府 バス停から徒歩10分
●最寄りのIC
・中国自動車道・関門自動車道
下関ICから車で15分
●駐車場
・なし
※笑山には専用の駐車場がございませんので、長府観光会館の無料駐車場か、近隣の有料駐車場を利用することになります。
長府には、功山寺・覚苑寺・忌宮神社・乃木神社・城下町の町並み・長府毛利邸などなどたくさんの観光スポットがありますが、いずれも徒歩で巡れる距離ですので、長府観光会館の無料駐車場に駐車して徒歩で散策するのが良いかと・・・って、余計なお世話かもしれませんが! m(_ _)m