玉簾神社の御朱印|ガチャガチャの御朱印を体験してきた(神奈川県足柄下郡箱根町湯本)

所在地神奈川県足柄下郡箱根町湯本682
祭 神主祭神
・箱根大神
相殿神
・九頭龍大神・水波能売神・稲荷大神・恵比寿神
由 緒箱根湯本温泉 天成園の庭園内に鎮座。江戸時代、小田原藩主・稲葉氏の邸内社として創建されたのが始まりの神社です。箱根神社・九頭龍神社の唯一の分宮で、毎年8月21日に例祭・名水祭が行われることで知られています。
HP【公式】天成園|箱根湯本のホテル・日帰り温泉
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天成園

●箱根湯本駅

本日は箱根町湯本をプラプラと散策しています。


1200年の歴史をもつ日本屈指の観光地・箱根は、江戸時代に庶民が温泉を観光として発展させた町なんだとか。

そのため箱根には20ヶ所も温泉場があるという!

そんなこんなで、どっかにいい日帰り温泉がないかなぁ〜とスマホをポチポチしていると天成園というホテルの情報に目が止まりました。

なんと天成園の庭園内に御朱印を頂ける神社があるんだとか!

ということで、天成園へ向けてGO!


本日は雨が降ったり止んだり。

雨の景色と雨上がりの景色を両方楽しむことができました。

1度に2度おいしいね(ポジティブ)


そんなこんなで、天成園に到着。

天成園の公式ホームページによると箱根湯本駅から徒歩約12分と書いてありましたが・・・鈍足の私は20分かかっちゃいました(笑)

ポンコツの私は競歩レベルじゃないと12分で到着できない!


ちなみに、箱根湯本駅前ロータリーから送迎シャトルバス(片道100円)が出ているそうなので、足腰に自信がない方や、雨で足元が悪い日や、歩くのが面倒な方はバスを利用するのもアリかもですね。


そんなこんなで、須雲川に架かる玉簾橋を渡ると、駐車場ゲートの向こうに玉簾の瀧 玉簾神社と書いてある看板を発見!

ホテルの利用者でもないのに敷地内に入っていいのかなぁ〜、と少々不安になりましたが、天成園の庭園は旅館の利用者・宿泊者以外の方でも無料出入りできるとのこと!


そんなこんなで、天成園の庭園入口に到着。

天成園という名前は俳人・荻原井泉水さんが命名したそうです。

したる園(にわ)というのが天成園の由来なんだって

庭園内には2つ瀧があり、その2つの瀧の間に玉簾神社が鎮座していました。

ということで、まずは神様にご挨拶をすることにしました。
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玉簾神社


もともとこの地は小田原藩主・稲葉家の別邸があった場所なんだとか。

どうやら、徳川家光の乳母である春日局の嫡男・稲葉正勝さんが小田原藩主になって以来、この地は稲葉家代々によって守られてきたそうです。

そしてその別邸に稲葉氏の邸内社として創建されたのが玉簾神社の始まりなんだって。

ちなみに稲葉正則さんは小田原藩2代藩主

江戸幕府4代将軍・徳川家綱さんからの信任が厚く、幕政の最高中枢である老中筆頭に昇進。

1661〜1673年には箱根神社の造営や箱根用水の開発を手掛けた人物として知られているそうです。


その後、明治20年代半ばに、読売新聞の初代社長・子安峻さんが滝の前遊園として整備。

あわせて湯本温泉から須雲川に沿って結ぶ滝通りも整備され、温泉利用者の憩いの場として人気を博したそうです。

さらに大正時代には滝通り周辺は政財界人の別荘が軒を連ねるようになったんだと。

そして、1945年8月に天成園が開業されたんだって。


それにしても開業が1945年8月とは!

●1945年の出来事

●2月
・アメリカ軍が硫黄島に上陸。
・皇居に焼夷弾が落ちる。

●3月
・東京大空襲。
・大阪大空襲。
・神戸大空襲。
・呉軍港空襲

●4月
・アメリカ軍が沖縄本島に上陸。
・戦艦大和が撃沈される。

●5月
・横浜大空襲。

●6月
・京都空襲。
・尼崎空襲。
・鹿児島大空襲。
・浜松空襲。
・四日市空襲。
・福岡大空襲。
・静岡大空襲。
・姫路空襲。
・佐世保大空襲などなど。

●7月
・熊本大空襲。
・呉市空襲。
・下関空襲。
・仙台空襲などなど。

●8月
・広島に原爆投下。
・長崎に原爆投下。
・太平洋戦争が終結する。

そして天成園が開業・・・

って、ちょい待って(笑)

こんな時代に開業って!

おかしい・・・

おかし過ぎる!

どう考えても違和感アリアリなので、調べてみることに。

すると、なんと!

戦時中、箱根地区は非戦闘地区に指定されていたのだとか!

そのため箱根地区には空襲はありませんでした。

そのことで、箱根地区に転居してきた外国人は1500名以上!(約30ヶ国)

東京・横浜にあった大使館や領事館や商社なども箱根地区に移転してきたのだという。

日本全国が空襲で焼け野原になっていたのに、箱根は平和な町を維持していたとはね!

ちなみに、この事実を知っていたのは政府・陸海軍・警察の関係者だけで、ほとんどの国民には知らされてなかったんだとか。

このような経緯を知ると、1945年8月に天成園が開業できたのも、なーんとなく理解できたような気がしました!

そんなこんなで、参拝開始。


鳥居をくぐると小さな手水鉢がありました。

この神社は毎年8月21日に例祭である名水祭が行われることで知られているんだそうな。

神社の記録によると、名水祭は明治時代から約150年間続く祭りなんだって。

名水祭は箱根神社の神官が執り行い、水への感謝とともに延命水と呼ばれる滝の水を飲むことで健康長寿・開運・商売繁盛を祈願するそうです。


ちなみに手水鉢では銭洗いをすることができました。

●銭洗いの作法

①カゴにお金を入れる。
②御神水でお金を清める。
③タオルなどでお金を拭きとる。

洗ったお金はできるだけ早く使うことで世の中を巡り、となって返ってくるんだとか。

ちなみにタオルを持ってない方は足湯の自動販売機で販売しているとのことです(100円)

商売上手!


どうやら105段の階段を上りきったところに本殿があるみたい。

そんなこんなで、階段を上ろうとすると・・・

なんとー!


階段入口には柵が!

なんで〜!?


しかも鎖がグ〜ルグル!

誰がどう見ても立入禁止!

それにしても、何で立入禁止になってるんだろう?

時刻は14時過ぎ。
閉門時間ではなさそうだし・・・(-“-;) ??

もしかして、雨で階段が滑りやすくなってるからかなぁ?

コロナ禍の影響かな?

それか、開門するのを忘れたとか(それはないか)


そんなこんなで、階段前にある遥拝所みたいな小さなお社で参拝!


ちなみに階段を上るとこんな感じの本殿があるみたいです。


●主祭神
・箱根大神

●相殿神
・九頭龍大神
・水波能売神
・稲荷大神
・恵比寿神

玉簾神社は、箱根神社・九頭龍神社の唯一の分宮ということで、箱根大神九頭龍大神などがお祀りされていました。

ちなみに主祭神の箱根大神とは、瓊瓊杵尊木花咲耶姫命彦火火出見尊の3神の総称です。

●箱根大神
瓊瓊杵尊(ニニギ)
 神武天皇のひい爺ちゃん。

木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)
 ニニギの嫁さん。

彦火火出見尊(ホオリ)
 ニニギとコノハナサクヤヒメの子。



玉簾神社の相殿としてお祀りされている九頭龍大神は縁結びの神様ということで、絵馬掛けにはたくさんのハート型絵馬が奉納されていました。

2つのパーツを合体させてハート型になる絵馬や、彼氏・彼女にメッセージを書く絵馬など、絵馬掛けはラブラブエリアになっていました。

赤面しちゃう!
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延命地蔵尊と出世地蔵尊

●延命地蔵尊と出世地蔵尊

その他、玉簾神社の境内には延命地蔵さんがおられました。


そして延命地蔵さんの前には金ピカの出世地蔵さんもおられました。

そんなこんなで、延命と出世を祈願!

出世してお金持ちになって長生き・・・最高やん。


ちなみに天成園のロビーにも出世地蔵さんがおられました。

そんなこんなで、出世地蔵さんの参拝2連発!

ヤバい、出世してしまう!

●箱根出世地蔵尊の参拝法

①扉を開ける。
②両手を合わせる。
③低頭。
④扉を閉める


それにしても・・・

なぜか、なぜなのか、出世地蔵さんの銘板にはサテライトと書いてありました。

あたしゃ阿保だからサテライトの意味がわからず・・・(-“-;) ??

そんなこんなで、サテライトの意味を調べてみました。

●サテライトとは?
①人工衛星。
特に、放送衛星や気象衛星などをいう。

②空港で乗降客の便宜のために、主ターミナルからエプロンへ数本の通路を伸ばして設けた補助ターミナル。

③本社・本局から離れてその機能の一部を担い、常に交信可能な場所に設けられた施設。

多分、に当てはまりそう!

ということで、玉簾神社の境内にある出世地蔵さんは本社・本局?

そして常に交信可能な場所に設けられた施設というが天成園のロビーのことなのか?

玉簾神社の境内にある出世地蔵さんとロビーの出世地蔵さんは常に交信されていて、一心同体ということなんだね。
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玉簾の瀧と飛烟の滝

●玉簾の瀧

●玉簾の瀧
・高さ 約8m
・幅  約11m

玉簾神社の左側には玉簾の瀧という立派な瀧がありました。

玉簾の瀧と書いてたまだれのたきと読みます。

流れ落ちる清水がたますだれのように細かく美しいことから、玉簾の瀧と呼ばれるようになったんだって。

ネットの情報によると、この瀧はパワースポットとして人気なんだとか。


突き出た石には注連縄が飾られていました。

ご存知、湯本は箱根山の麓にあります。

箱根山は幾度となく噴火を繰り返しています。

過去、箱根山は富士山の100倍ほどの大噴火を起こしたことがあるらしく、そのときの火山噴出物が玉簾の瀧の表面に見える岩肌なんだとか。

わかりやすくいうと、この岩肌は爆発により流れ下りた溶岩が冷えて固まったもの・・・かな。


箱根の人気観光スポットである大涌谷芦ノ湖温泉は噴火の名残。

またいつ箱根山が噴火するかわかんないけど・・・噴火に感謝だね。


この玉簾の瀧は、幼少時代の昭和天皇が訪れたことでも知られてるんだって。

昭和天皇実録によると、昭和天皇が9歳のとき、小田原の御用邸に滞在されたとのことです。

その際、小田急電鉄・湯本停留所から徒歩で玉簾の瀧を訪れたんだとか。

そして、持ち歩いていた手帳に瀧の様子や瀧の近くに咲いていた金糸梅を写生したんだって。


どうやら明治〜昭和時代に活躍した歌人・作家の与謝野晶子さんも玉簾の瀧を訪れたみたいです。

山荘へ 玉簾の瀧 流れ入り
客房の灯を もてあそぶかな

与謝野晶子

説明板によると、与謝野晶子さんは玉簾の水を愛飲していたそうですよ。


さらに、昭和の俳人である荻原井泉水さんも玉簾の瀧を訪れたみたいです。

瀧は玉だれ
天女しらぶる琴を聞く

荻原井泉水

説明板には

滝は天の与えるところ、湯は地の恵むところ、サービスは人の努めるところとしたならば、これこそ天の成して、人間の供したる地上の楽園というべきであろう。

と書いてありました。

上手いこと言うなぁ〜。


ちなみに、玉簾の湧き水は古くから延命水と呼ばれているそうですよ。

かつては箱根越えをする旅人の喉を潤して、生気を蘇らせていたそうです。

箱根越えかぁ〜・・・

私は箱根湯本駅からここに来るだけでヨボヨボなんだよなぁ。

そんな情けない旅人ですが、玉簾の湧き水を頂いてきました。


そんなことより、玉簾の湧き水は体に優しい弱アルカリ性で、バランス良くミネラル成分を含んでいるんだそうな。

水筒やペットボトルに入れて持ち帰ってもOKとのことです。


●飛烟の瀧

●飛烟の瀧
・高さ 約20m
・幅  約10m

玉簾神社の右側には飛烟の瀧という瀧もありました。

ちなみに飛烟の瀧と書いてひえんのたきと読むそうです。

烟とはけむりという意味らしく、その名の通り、水しぶきが煙のように立ちこめることから飛烟の瀧と名付けられたんだって。


勝手なイメージですが、玉簾の瀧は優しいネーミング。

飛烟の瀧は力強いネーミング。

実際に見ると、両方とも玉簾のように優しく、飛烟のように力強い瀧でした。

要するに、見た目以外の違いがわからなかった(笑)


●たまだれ庵と足湯

庭園の奥にはたまだれ庵という茶屋と無料の足湯もありました。

タオルがない〜

というのは温泉地観光ではよくあることです。

しかし、ありがたいことにタオルの自販機があるという!

サイコー!

ちなみにネットの情報によると、たまだれ庵のオススメは玉簾の湧き水を使用した玉簾コーヒーとのことです。
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御朱印情報

●無料休憩所

そんなこんなで、一通り庭園を散策した後、無料休憩所へ。

すると、ババ〜ン!


なんと御朱印のガチャが!

しかも3台も!

過去、自販機の御朱印に出会ったことはあるけど、ガチャの御朱印は初めてですよ!


以前は社務所で書道家さんが書いた達筆の御朱印が頂けたそうですが、2020年9月に終了してしまったみたいです。

ほんでもって、現在はガチャ!

書道家からガチャへ極端なまでのシフトチェンジ!

賛否両論あると思いますが、これはこれで面白い試みではないかと!


御朱印ガチャは3種類

右から通常の御朱印月替り御朱印季節限定御朱印となっておりました。

ガチャといえば、何が出てくるかわからないのが醍醐味だったりしますが、こちらのガチャは決まったものが出てくるシステムとなっております。

いつかもう1台増やして、何が出てくるかわからない御朱印ガチャがあっても面白いかも?

何回かに1回は超レアな超カラフル金ピカ見開きアート御朱印が出てくるとか。

巻物みたいな永遠に出てくる御朱印とかもいいかも・・・

とかなんとか妄想してみたひと時(幼稚)


そんなこんなで、記念すべき御朱印ガチャ初体験

300円を投入して

レバーを右に回すと・・・


出てきた!


御朱印は封筒に入っていました。

しかも折れないように厚紙で挟んでくれているというね。


ちなみに日付入りの御朱印を希望する方は天成園のフロントで頂けるみたいです。

御朱印ガチャの場合は日付の代わりにその年の干支が書いてあります。


御朱印ガチャの隣には絵馬・御朱印の撮影台もありました(笑)

せっかくなので撮影してみることに。


こんな感じでOK?

写真が下手すぎて全然映えてないけど・・・


その他、無料休憩所には御守り絵馬自動販売機がありました。

合わせ絵馬 900円
結び絵馬 800円
ハート絵馬 700円
金箔カレンダー 1000円
護符 500円
縁結守 700円
運気上昇守 1200円


ガチャを回したいけど小銭がない!

というお方でも安心。

無料休憩所には両替機もありました。

故障中でしたけどね(笑)

結局、フロントで両替してきました。


ちなみに天成園のロビーには箱根出世地蔵尊御朱印ガチャもありました。

もちろん、こちらも頂くことに。

そんなこんなで、

300円を投入して

レバーを回すと・・・


・・・

・・・・・

・・・って、あれ!?

・・・っん!?

・・・って、おーーーいっ!


詰まっとるやないかぁ~い(笑)

なんでいつもこうなるんだよ!


ホジホジ・・・

ホジホジ・・・

頼む、出世は諦めるから出てきてくれ〜!

ホジホジ・・・

・・・汗が止まんない!

あかん、これ以上時間をかけると怪しい人と思われる!


そんなこんなでホテルのスタッフさんを呼ぶことに。

しかしなんだろう・・・

この光景、ゲーセンでよく見る風景(笑)

へぇ〜、ガチャの中ってこんな仕組みになってるんだぁ〜。


とかなんとか思いつつ、無事御朱印を頂くことができました。

こりゃ出世できないな(笑)


そんなこんなで、参拝終了。

本殿に行けないとか、ガチャが詰まるとか、なんかイロイロとあり過ぎて笑いが絶えない参拝だったなぁ。

●御朱印情報

●御朱印の種類
・玉簾神社の通常御朱印
・玉簾神社の月替り御朱印
・玉簾神社の季節限定御朱印
・箱根出世地蔵尊の御朱印

●御朱印の受付場所
・無料休憩所
 ①玉簾神社の通常御朱印
 ②玉簾神社の月替り御朱印
 ③玉簾神社の季節限定御朱印

・天成園のロビー
 ①箱根出世地蔵尊の御朱印
 ②玉簾神社の月替り御朱印
 ③玉簾神社の季節限定御朱印

●御朱印の受付時間
・8:00~17:00

●御朱印の料金
・各300円

●期間限定・特別御朱印
・玉簾神社の月替り御朱印
・玉簾神社の季節限定御朱印

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2023年4月30日 参拝
・2023年6月 更新

参拝情報とアクセス


●開門時間
・8:00~17:00

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・箱根登山鉄道
 箱根湯本駅から徒歩15分

・箱根登山鉄道
 箱根湯本駅から車で3分

●最寄りのバス停
・箱根登山バス
 台の茶屋 バス停から徒歩5分

●最寄りのIC
・箱根新道
 山崎ICから車で5分

・箱根新道
 須雲川ICから車で5分


●駐車場
・有料の専用駐車場あり(250台)

●シャトルバス
箱根湯本駅前ロータリーから箱根湯本温泉の旅館を巡回する送迎マイクロバスが運行しています。
ご利用の際はAコース 滝通り方面に乗車して、運転手に『天成園』とお伝えください。

●運行時間
・9:10~17:45

※毎時15分・45分に箱根湯本駅を発車。
※月~木曜日の最終便は16:45。
※10:20~13:15は箱根湯本駅発のバスはありません。

●料金
・100円

※小学生以下は無料

玉簾神社の地図

 

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