雲林寺(猫寺)の御朱印|猫好きの聖地!猫語を使いたくなるニャンニャン寺|(山口県萩市)

所在地山口県萩市吉部上2489
宗 派臨済宗南禅寺派
由 緒江戸時代、毛利輝元の家臣・長井元房にとても可愛いがっていた猫がいたそうな。しかし、主君・毛利輝元が死去すると、長井元房は後を追うように自害したという。その後、猫は主人・長井元房の墓前から離れようとせず、49日間寄り添った後、自ら舌を噛み、主人の後を追うことに。それ以来、夜な夜な猫の鳴き声が響くようになったので、天樹院の僧が供養したという。すると猫の鳴き声が消えたそうな。この縁により、現・萩博物館付近は、猫の丁と呼ばれるようになったという。その後、天樹院の末寺であった雲林寺は、長い間空き寺になってしまいましたが、1996年に現・住職の角田慈成さんが受け継ぐことになったそうです。そして親族から譲り受けた招き猫をお寺に展示したことをきっかけに、猫の置物を託したいという申し出が増え、かつての天樹院住職にならって世の中の猫たちの魂を慰めようと発願。現在は世界中から猫好きが集まるお寺として人気になっています。
HP雲林寺(ネコ寺) – 萩のネコ寺
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雲林寺(猫寺)とは?


猫好きの聖地、いや聖寺、雲林寺に到着。

雲林寺は、萩市街地から車で約30分ほど離れた山間の集落・吉部上地区にあります。

昔はごく普通の山里のお寺だったそうですが、現・住職が赴任して以来、猫寺に変身!

以前から猫好きの間では人気のお寺でしたが、メディアやSNSで紹介されたことを機に世界中の猫好きが集まるお寺になったという。

なんと、年間の参拝者は1万人以上!

そんなこんなで現在は、猫好き以外の参拝者もたくさん訪れる萩屈指の人気スポットとなっております。

●雲林寺(猫寺)とは?

もともと雲林寺は、江戸時代に創建された天樹院末寺だったそうです。

しかし、天樹院は廃寺に。。
ちなみに、天樹院は長州藩の藩祖・毛利輝元夫人菩提寺だったそうです。

現在、天樹院跡には毛利輝元夫人、そして猫寺の由緒に登場する長井元房お墓があるそうです。


天樹院の廃寺後、雲林寺は長い間空き寺になっていましたが、1996年に現・住職の角田慈成さんが受け継ぐことに。

そして親族から譲り受けた招き猫をお寺に展示したことをきっかけに、猫の置物を託したいという申し出が増えたという。

そんなこんなで住職の角田慈成さんは、長井元房の愛猫の霊を供養した天樹院住職にならい、世の中の猫たちの魂を慰めようと発願しました。

その後、猫の置物が増え続けて猫寺に変貌!

現在は世界中から猫好きが集まるお寺として人気になっています。

そんなこんなで、参拝開始。
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山門と手水舎と鐘楼

●山門

まず最初に登場するのは山門

通称・猫寺で知られるお寺さんですが、正式名称は栖月山 雲林寺

栖月山 雲林寺と書いてせいげつざん うんりんじと読みます。


山門前には阿吽の招き猫ちゃんがおられました。

仁王像ならぬニャオー像と勝手に命名。

本日も舌好調にクダラナイ・・・

そんなことを思いつつニャオー像にご挨拶。


●手水舎

そんなこんなで、手水舎でお清め。

手水鉢には立派な龍がおられました。
さすがに猫ではありませんでした。


いかにも口から水を出しそうな雰囲気を醸し出していますが・・・


こんな感じで水が出ていました。


●鐘楼

続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。


撞木にはフクロウさん。

見上げると眠り猫。


そして下にも猫ちゃんがおられました。

猫ちゃんの間の丸太から視線を感じる・・・

と思ったら、丸太の中に石仏さんがおられるという!

これはありがたや〜。
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猫の木彫り像

●猫の木彫り像

境内は

ねこネコNEKOCAT!

とにかくネコづくし!

集落の人口よりも多いんじゃないの!?
と思ってしまうほどの猫づくし!(失礼)


なんと、猫にまつわる置物は600点以上もあるという!

住職さんのお話によると、猫の置物は年々増え続けているのだとか!

そのため、もう数えることを断念したんだって(笑)

どこまで増え続いていくのでしょうねぇ。

さらにお寺では本物の猫ちゃんも飼われているそうです。

私が参拝したときは外出中でしたが、運がよければ出会えるかも!


ちなみに境内の木彫りの像は、住職さんの友人で山口県在住のチェーンソーアーティスト・林隆雄さんによる作品なんだって。

なんと、林さんはチェーンソーアートの国際大会・全米オープンチェーンソー彫刻選手権4回優勝しているという凄腕の持ち主!

スゴっ!


こちらは萩市観光課・課長代理の萩にゃん

そして大河ドラマ・花燃ゆのPRキャラ・文にゃん


面白いなぁ~と思ったのが萩にゃんの陣笠。

なんと、毛利氏の家紋肉球になっているという!
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猫絵馬

●猫絵馬

玄関前の天井にはギッシリと絵馬がブラ下がっていました。

どうやらこちらは猫絵馬と呼ばれるものらしく、雲林寺名物の1つとのこと。


表側は参拝者が自由に顔を描くことができます。

裏側は願いごとと、自分が描いた猫絵の名前を書きます。

ちなみに猫絵馬は400円です。


絵馬に紛れて木彫りのネコちゃんもおられました。

のっけからネコワールド炸裂です。

ぅん?

草鞋ドロボー?
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玄関と本堂と猫のなで仏

●玄関

どうやら本堂内に上がってもいいみたいです。


ということでお邪魔します!


それにしても、拝観受付がレトロでお洒落!

このお寺にはTシャツやキャップやエコバックなどたくさんのオリジナルグッズが売ってあるのですが、全て住職さん奥さまがデザインしてるんだって。

住職さんも奥さまもセンスがいいね!


玄関には三猿ならぬ三猫もおられました。

見ネコ、聞かネコ、言わネコ・・・

いや

見にゃい聞かにゃい言わにゃいか!


はい!

撮りまくります!


●本堂

とその前に御本尊さまにご挨拶。

猫寺ということで御本尊はネコ・・・というのは冗談。

御本尊は釈迦如来さんです。

猫寺という通称のためか、猫ばかりがフューチャーされるお寺ですが、臨済宗南禅寺派のちゃんとした禅寺です。

ついついお寺にいることを忘れてしまいそうですが、お参りはちゃんとしないとね!


こ、これは・・・

増長天・広目天・多聞天・持国天と書かれた四天王の短冊???


実はこのお寺は千体地蔵がおられることでも有名のようです。

千体地蔵は数を増やすことで仏の力を増そうとする発想からくる信仰で、千仏思想が具象化されたものといわれています。

日本では鎌倉時代からたくさん作られるようになったそうですよ。


●猫のなで仏

本堂内にはほぼ人間化した猫仏さんがおられました。

施無畏印と結跏趺坐で、なんとも徳の高そうな猫仏さんです。

釈迦ニャ来さんですねぇ。


と思ったら、こちらは猫のなで仏のようです。

ということで、釈迦ニャ来ではなくニャンずる(びんずる)さんだ。

ご存知、なで仏は身体の悪いところをナデナデすると病気が治るといわれる仏さんです。

それにしても寝ている猫ちゃんを台座にしてるところが面白かったです。


あと、魚の鍵ネックレスも面白かったです。

これはシド アンド ニャンシーだね。

猫部屋と猫神様

●猫部屋

本堂の奥には通称・猫部屋と呼ばれる猫ワールド全開のお部屋がありました。


厨子の中には巨大な猫ちゃんがおられました。

名前はなんと猫神様!

まさか神仏習合のお寺だとはね!(違うか)


そんなことより、この猫神様では相性占いができるという!

左右のヒゲを引っ張り合って、お互いが同じヒゲを引っ張り合うことができたら相性抜群なんだって。

もし失敗したらもう1度。

それでもダメなら猫神様に手を合わせて

『ヒゲを引っ張ってごめんなさい』
『2人仲良くしますから許してください』

とお願いするといつまでも仲良くいれるそうです。


そんなこんなでチャレンジ!

全て失敗してご覧の通り(笑)


猫部屋には大きな招き猫ちゃんもおられました。

どうやら、この招き猫ちゃんの写真をスマホやタブレットの待ち受け画面にすると金運・仕事運が上がるそうです。


あと、ソファー風の眠り猫もいました。

招福観音堂と地蔵ポスト

●招福観音堂

続いて、本堂前にある招福観音堂を参拝。

このお堂・・・樽をリサイクルしてる???

そんなことより、お堂の前には狛猫ちゃんがおられました。


そして屋根の上には相輪的に置かれた猫の手!

お堂の扉は猫の顔!

猫好きにはたまんにゃいね。


もちろん堂内には猫ちゃんの像が安置されていました。

なんとこちら!
萩焼で作られてるんだとか!

実はこの像は招福観音菩薩と呼ばれる仏さまで、猫たちの魂を慰めて福を招くといわれています。

お堂の中央に福徳善猫霊位と書かれた位牌が安置されていました。
お亡くなりになった猫ちゃんが祀られてるんだろうなぁ。

ニャム、ニャム、ニャム・・・(南無、南無、南無)


●地蔵ポスト

境内にはあの世宛専用の地蔵ポストもありました。


なんと、亡き人に手紙を書いて投函すると、お地蔵さんが手紙を届けてくれるという。


ということで、あの世暮らしのお母ちゃん富士山(愛猫)に手紙を書くことにしました。


元気にしてますか?
あの世も暑いですか?
なんとなく太陽に近そうだから・・・

郵便番号は1059(天国)でいいかな?

それにしても、ほぼ内容がないのに長文・・・
あと2~3枚書けそうな気がするけど、何となくやめとく!


そんなこんなで投函

お願いします、お地蔵さん!


数日後・・・

お地蔵さんからお返事が届きました!

これは泣けたっす!

マジ泣けたっす!

お寺の方、いや、お地蔵さん、ありがとうございました!

観音堂と石仏と鎮魂石

●観音堂

このお寺は猫ちゃんばかりじゃない。

なんと、立派な観音さんもおられるという!


見るからに古そうな観音さん。

まさか仏像鑑賞もできるとはね!


猫ちゃんでユルッと。
観音さんでピリッと。

メリハリが効いたお寺さんだね。


その他、ミノを着たお地蔵さん


不揃いの六地蔵さんや


有形文化財の鎮魂石もありました。


住職さんの奥さまからお茶とお菓子の接待も受けました。

住職さんと奥さま、その節はどうもありがとうございました!


そんなこんなで、参拝終了。

いやはや、素敵なお寺さんでした。

御朱印情報

●御朱印の種類
・雲林寺の御朱印

●御朱印の受付場所
・玄関

●御朱印の受付時間
・9:00〜17:00

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・花祭りの御朱印(300円)
・成道会の御朱印(300円)
・秋の限定御朱印(300円)
・猫アマビエの御朱印(300円)
・太皷谷稲成神社コラボ御朱印(500円)

●花祭り御朱印①


●花祭り御朱印②


●秋の限定御朱印(深沙大将)


●太皷谷稲成神社のコラボ御朱印


※限定御朱印は郵送可能となっております。

●御朱印の郵送方法

封筒に384円分(御朱印料300円+郵送料84円)の切手を入れ、返送先の郵便番号、住所、氏名を明記し、雲林寺まで申し込む(返信用封筒は必要ありません)。

●宛先
〒758-0304
山口県萩市吉部上2489
雲林寺「花祭り御朱印」係

※必ず封筒の宛先に「花祭り御朱印」と記入すること。

※定形郵便25g以内の場合は84円切手の郵送料が必要。

送付する封筒の裏には、自分の住所と氏名を書くこと。


●オリジナル御朱印帳

●サイズ
・16cm × 11cm

●料金
・2000円(御朱印付き)

●猫の日日付入り御朱印付き御朱印帳


・2016年8月15日 参拝
・2022年6月 更新

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授与品情報

●猫みくじ

●猫みくじ
・200円


●猫絵馬

●猫絵馬
・400円


●猫寺絵心経 手ぬぐい

●猫寺絵心経 手ぬぐい
・500円


●オリジナルTシャツ

●きゃっと大丈夫Tシャツ
・サイズ 男女兼用(M・L・XL)
・料金 1000円

●ネコサーチングTシャツ
・サイズ 男女兼用(M・L・XL)
・料金 1000円


●ネコカー

●ネコカー
・100円


●オーバーサイズCAT (キャット)Tシャツ
・1500円

●猫丸キャップ
・1500円

●CAT (キャット)キャップ
・1500円

●猫寺絵心経 経本
・500円

●お守り
・500円

●ねこでらえしんぎょうクリアファイル
・200円

●ステッカー
・300~500円

●缶バッチ
・200円

などなど。

・2022年6月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・9:00〜17:00
※コロナ禍による拝観休止あり
※コロナ禍による猫かぶり中止あり

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・JR山口線
 三谷駅から車で20分

・JR山陰本線
 東萩駅から車で30分

・JR山陰本線
 長門大井駅から車で30分

●最寄りのバス停
・防長バス
 萩バスセンターから吉部・津和野行きに乗車
 吉部 バス停で下車 徒歩30分

●最寄りのIC
・中国自動車道(広島方面から)
 鹿野ICから車で1時間

・中国自動車道(福岡方面から)
 美祢ICから車で1時間5分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり
※駐車場は民家4軒先にあります。

雲林寺(猫寺)の地図

 

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