春日神社の御朱印|ハート桜が人気の神社(山口県防府市)

所在地山口県防府市牟礼上坂本1354
祭 神主祭神
・武甕槌命・斎主命・天児屋根命・比賣神
配祀神
・素戔嗚尊・大己貴尊・少彦名命
・火産霊神・奥津彦神・奥津姫神
由 緒1186年、周防国の国司として赴任した藤原氏が奈良・春日神社の御分霊を祀ったのが始まりといいます。その後、東大寺再建に尽力した重源上人が再建したそうです。1月の大寒みそぎのほか、10月の鬼まつりが有名な神社です。
HPほうふ 春日神社
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鳥居①と参道とハート桜

●境内入口

防府市の最高峰・大平山の山麓に鎮座する春日神社に到着。

春日神社と書いてかすがじんじゃと読みます。

その名の通り、春日神社の総本社である奈良・春日大社から御分霊を勧請した神社です。

そんなこんなで、参拝開始。


●鳥居①

●鳥居①
・建立年不明
・明神鳥居

まず最初に登場するのは鳥居

この神社は周防国の国司として赴任した藤原氏が奈良・春日大社の御分霊を祀ったのが始まりといいます。

面白いなぁ〜と思ったのは、この神社から1kmほど離れた地に、重源上人が東大寺再建のために設けた東大寺別院 阿弥陀寺があること。

東大寺別院と春日神社・・・まるで本場・奈良の東大寺と春日大社を意識したような構成になっているのが面白かったです。


●参道

そんなこんなで、鳥居①をくぐって境内へ。

参道は狭いですが、両サイドに畑が広がっているため、やたらと開放感のある参道になっていました。

私が参拝した2010年当時は全く話題になっていませんでしたが、近年は参道脇にある桜の木が映えスポットとして人気になっているという。

それがこちら、はいドン!


ハート桜!

これは人気が出るのもわかる、わかる!

~画像はフリー素材より~


この桜は陽光桜という品種らしく、天城吉野桜と台湾原産の寒緋桜の交配種なんだって。

どうやら、この桜は1996年に地元有志会の創立20周年を記念して奉納された桜のようです。

当初は2mの若木2本が植えられていたそうですが、そのうち1本は大平山と矢筈ケ岳の谷風にさらされ、塩害により枯れてしまったのだとか。

そして生き残った1本は大きくなるにつれて、ハート型にみえる桜に成長したんだって。

人工的に映え狙いでつくった桜ではなく、自然にハート型になったのが素敵すぎです!

~画像はフリー素材より~


そんなこんなで、参拝当時の写真を見返してみる。

多分、これだ!

さすがにこれは気付かなかったな〜。

ちなみに、桜の開花時期にはライトアップされるそうですよ。

開花状況やライトアップについては公式ホームページやツイッターで確認できますので、事前にチェックしてから参拝することをオススメします。

って、見たことないヤツが偉そうに言うなって感じですが・・・!

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鳥居②と手水舎と太鼓楼

●鳥居②

●鳥居②
・1663年建立
・明神鳥居

続いて、鳥居②が登場。

境内奥へ進むにつれ、和太鼓の音が聞こえてきました。

どうやら境内にある集会所風の建物内で、和太鼓の練習をしているみたいです。

この神社は毎年秋に行われる例祭・鬼まつりが有名らしく、その祭りでは地元の子どもたちでつくられた春日少年鬼太鼓が演奏されるんだって。

そんなこんなで、気迫溢れる和太鼓の演奏をBGMに境内奥へ進む。


●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

続いて、手水舎でお清め。


●太鼓楼

●太鼓楼
・1806年建立
・瓦葺 入母屋造

そして太鼓楼が登場。

袴腰の部分が石積みになってるという珍しいタイプの太鼓楼でした。

しかもちょっと洋風。

見た感じ、ハイカラでモダンな造りなので、大正もしくは昭和時代の建立かなぁ・・・と思ったら、江戸時代後期の建立だという!
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狛犬と神鹿

●狛犬

●狛犬
・1820年奉納

続いて、狛犬ちゃんにご挨拶。

狛犬ちゃんは、お座り型で伏せ耳のブタ鼻。
阿形ちゃんは玉くわえタイプになっていました。

な〜んとなく、防府には上を向いている狛犬ちゃんが多いような気がします(個人的感想)


●神鹿

●神鹿
・1953年奉納
・青銅製

続いて、春日神社のシンボルキャラ・神鹿が登場。

台座に文政十一年 戌子と刻まれていたので、1828年に奉納されたものなのかなぁ〜と思ったら、この神鹿は1953年に奉納されたものなんだって。

そんなこんなで、現在の神鹿は2代目で、1828年に奉納された神鹿は太平洋戦争中の金属類回収令で供出されちゃったみたいですね。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺 唐破風向拝付き入母屋造

●主祭神
・武甕槌命(タケミカヅチ)
・斎主命(イワイヌシ)
・天児屋根命(アメノコヤネ)
・比賣神(ヒメ)

●配祀神
・素戔嗚尊(スサノオ)
・大己貴尊(オオナムチ)
・少彦名命(スクナビコナ)
・火産霊神(ホムスビ・カグツチ)
・奥津彦神(オキツヒコ)
・奥津姫神(オキツヒメ)


続いて、拝殿で参拝。

主祭神は奈良・春日大社と同じ、武甕槌命斎主命(経津主神)・天児屋根命比賣神

この4柱を総称して春日神と呼びます。

配祀神は、高天原を追放されて出雲に降り立った暴君・素戔嗚尊

国造り神話での名コンビ・大己貴尊(大国主)と少彦名命

神産み神話で、母・イザナミの陰部に大火傷を負わせた火産霊神

大年神の子である奥津彦神奥津姫神


●本殿

●本殿
・建立年不明
・銅板葺 入母屋造

続いて、本殿観賞。

春日造だったらいいなぁ〜と期待しましたが、本殿は入母屋造でした。

公式ホームページには春日造と書いてありましたが・・・(-“-;) ??

拝殿が平入りなのに対し、本殿は妻入りになっていました。

好みの問題ですが、入母屋造が2棟並ぶとちょっとモッサリとした印象を受けますなぁ。


そんなことより、本殿の下には謎の柵がありました。

柵の前にお賽銭箱がありましたし、何かがお祀りされてるっぽい雰囲気でした。

これは一体何なんでしょ?
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春日若宮社と稲荷社

●春日若宮社

●春日若宮社
・建立年不明
・銅板葺 切妻造

続いて、境内社の春日若宮社を参拝。

奈良・春日大社の若宮神社と同じく、天児屋根命(天児屋命)の子・天押雲根命がお祀りされていました。

説明板によると、天押雲根命は水徳の神様なんだって。


そんなこんなで、お社の基礎にある蛇口から、地下40mの水が出てくる仕組みになっていました。

飲用可とのことなので、ひと口頂くことに。

クセがなくサッパリとしたお味でございました。


●稲荷社

その他、境内には稲荷神社が鎮座していました。


そんなこんなで、参拝終了。

いやはや、素敵な神社でした。

御朱印情報

●御朱印の種類
・防府 春日神社の御朱印

●御朱印の受付場所
・社務所(授与所)

●御朱印の受付時間
・不明

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・季節替わりの御朱印

※ハート桜の開花時期に合わせた特別御朱印もあるみたいです。

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2010年4月24日 参拝
・2022年12月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・JR防府駅から徒歩1時間10分
・JR防府駅から車で15分

●最寄りのバス停
・防長バス
 JR防府駅てんじんぐち(北口)から
 阿弥陀寺行きに乗車
 農業大学入口 バス停で下車

●最寄りのIC
・山陽自動車道
 防府東ICから車で10分

・山陽自動車道
 防府西ICから車で15分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり(20台)

春日神社の地図

 

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