極楽寺の御朱印|四国霊場 第2番|弘法大師お手植えの長命杉でパワーチャージ|四国八十八ヶ所 車遍路の旅 (徳島県鳴門市)

所在地徳島県鳴門市大麻町桧ダンノ上12
宗 派高野山真言宗
札 所 ・四国八十八ヶ所 第2番
・阿波西国三十三観音霊場(東部)第21番
・阿波北嶺二十四薬師霊場 第11番
前後札所 ・前 → 第1番札所・霊山寺
・後 → 第3番札所・金泉寺
本 尊阿弥陀如来
真 言おん あみりた ていせい から うん
由 緒710〜784年に行基が開基。815年に空海(弘法大師)がこの地で修行をした際、阿弥陀経を読誦したところ満願日に阿弥陀如来を感得したそうです。そして阿弥陀如来像を彫刻して本尊とし、四国八十八ヶ所の第2番札所に定めたという。室町時代末期、三好氏の保護を受けて栄えますが、1582年に長宗我部元親の兵火に遭い焼失。その後、1659年に徳島藩主・蜂須賀光隆が再建し現在に至ります。
HP日照山 無量寿院 極楽寺 – 四国八十八ヶ所霊場会
徳島県にある安産の寺「日照山極楽寺」

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極楽寺とは?


四国八十八ヶ所の第2番札所であります極楽寺に到着。

第1番札所・霊山寺から1.2km。
徒歩15分。
車で2分のところに位置しています。

極楽寺と書いてごくらくじと読みます。

●極楽寺とは?

710〜784年に行基が開基。 815年に弘法大師がこの地で修行をしていた際、阿弥陀経を読経したところ満願日に阿弥陀如来を感得したそうです。

そして阿弥陀如来像を彫刻して本尊とし、四国八十八ヶ所の第2番札所に定めたという。

ちなみに、その阿弥陀如来の後光は遠く鳴門まで達し、魚が採れなくなるほど強烈な光だったという!

そんなこんなで、困った漁民たちが本堂の前にを築いて光をさえぎったんだって!

そのことから、日照山という山号になったそうですよ。


また、弘法大師が阿弥陀経を読経した際、難産だった難波在住の女性が無事に出産できたという。

ということで、女性はお礼として弘法大師像を寄進したんだって。
それが現在の大師堂に安置されている本尊だという。

さらに明治時代、大阪の住吉在住の女性が安産祈願をした際、お告げを受けて四国遍路に出たという。
すると無事に男の子を出産したんだって。

ということで、女性はお礼として修行大師像を寄進。
それが境内にある安産修行大師像なんだって。

このことから、このお寺は子授け・安産の寺として信仰されているそうですよ。


室町時代末期、三好氏の保護を受けて栄えますが、1582年に長宗我部元親の兵火に遭い焼失。

その後、1659年に徳島藩主・蜂須賀光隆が再建し現在に至ります。

そんなこんなで、参拝開始。
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仁王門

●仁王門

●仁王門
・1973年再建
・瓦葺 入母屋造
・三間一戸 楼門
・鉄筋コンクリート造

まず最初に登場するのはやや古びた色彩の仁王門

RC造ということで、遠目から見ても頑丈さが伝わる門でした。


●仁王像
・江戸時代作
・像高 110.5cm
・寄木造

門は昭和建築ですが、仁王さんは江戸時代作。

両目には玉眼。
骨と筋肉のみなのに、ガリガリ感を感じさせない迫力の一品。

所々に色が残っていたので、おそらく当初は美しい彩色が施されていたのでしょう。
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手水舎と鐘楼と狛犬

●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・石造 宝形造

そんなこんなで、仁王門をくぐると中華風の手水舎に到着。

なんとオール石造だという!

柱にはが絡みつき、屋根の四隅にはがウニョウニョ。

欄間にも


そして、天井には天女が彫刻されていて、さらに柱の四隅には四天王像が安置されているという。

スゴっ!

こんなゴージャスな手水舎は初めて拝見しましたよ。


●鐘楼

●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

続いて、鐘楼で鐘をひと撞き。

御本尊さまとお大師さまにご挨拶。

そして本堂へ。


●参道

本堂へ続く石階段には出雲型の流れをくむ狛犬ちゃんがおられました。


●狛犬
・奉納年不明
・出雲尾立型(?)

由緒には書かれておりませんでしたが、かつては神仏習合のお寺さんだったのかも知れません。

もしくは別の場所から移されたものかも?
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本堂と大師堂

●本堂

●本堂
・1659年建立
・銅板葺 入母屋造

●本尊
・阿弥陀如来

●真言
・おん あみりた ていせい から うん

そんなこんなで、本堂に到着。

本尊は国重文阿弥陀如来坐像
しかし本尊は、本堂裏の収納庫に安置されているため拝観することはできません。

ということで、現在堂内に安置されているのはお前立ちとなります。

その他、堂内には脇侍の阿弥陀如来坐像と薬師如来像、そして地獄極楽図がありました。


それにしても、この下手クソすぎる私の読経・・・

1番札所に続きカミカミの読経・・・これはもぅ救いようのないレベルだぁ〜。

ということで、皆さまの読経を観察しながら勉強をしていたひと時。

読経のスピード。
息継ぎのポイント。
伸ばすところ、繋げるところ。
音階などなど、人によって読経スタイルは様々。

その中で、自分が1番カッコいいと思うスタイルを探す。


一応、絶対音感的なものがあるので、次回は♪♪でいってみよう。

お母さんが電話にでるときによそ行きの声になるように、私もよそ行きの声で読経してみよう。

ちなみにテンポは120が私好みでした。

・・・そんなことを思っていたひと時。
(意外と勉強熱心)


●大師堂

●大師堂
・1659年建立
・銅板葺 宝形造
・本尊 弘法大師像

続いて、大師堂へ。

堂内に安置されている弘法大師像は、安産大師として信仰されているそうです

●安産大師の由縁

弘法大師が阿弥陀経を読経した際、難産だった難波在住の女性が無事に出産したという。

そして、そのお礼として弘法大師像を寄進。

それが現在の大師堂に安置されている本尊だという。

南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
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観音堂と薬師堂と長命杉

●観音堂

●観音堂
・江戸時代中期建立
・銅板葺 宝形造
・本尊 千手観音菩薩像

続いて、観音堂へ。

どうやら、こちらは阿波西国三十三観音霊場(東部)の第21番札所みたいです。


●薬師堂

●薬師堂
・江戸時代末期建立
・銅板葺 宝形造
・本尊 薬師如来立像

そして薬師堂は阿波北嶺薬師霊場の第11番札所のようです。

それにしても、本堂・大師堂・観音堂・薬師堂という古建築4連発はシビれるものがありました。


●長命杉

●長命杉
・樹齢 1200年以上
・樹高 約15m
・幹周 約4.5m
・鳴門市指定天然記念物

なんとこの木は弘法大師お手植えの杉だという。

いやはや~、見るからにパワーがありそうな大木でした!

●長命杉の由縁

弘法大師がこのお寺で21日間の修法を終えた後、大師自らこの杉を植えて、末永くこの寺を守護するように祈願したという。

この木に触れると、長命を保ち天寿を全うすることができるといわれています。


長命杉には紅白のが結ばれていて、紐を握ることで杉の霊気を受けることができるんだって。

ということで、パワーチャージ。
1秒でいいので寿命をチャージできますように。

その他の見どころ

●一願水掛不動尊

境内には一願水掛不動尊がおられました。

その名の通り、水を掛けて願いごとをすると1つだけ願いを叶えてくれるお不動さんです。

ただお不動さんまでの距離が遠いので水が届かないという(笑)

おかげで制吒迦童子と矜羯羅童子だけビチャビチャだぁ~。


●抱き地蔵(おもかる地蔵)

本堂と大師堂の間には抱き地蔵さんもおられました。

抱き地蔵とは、願いごとが叶うか叶わないかを試すお地蔵さんです。

願いごとしながらお地蔵さんを持ち上げ、予想していたよりも軽ければ願いが叶う。

逆に重く感じたらより一層の努力が必要という。

いわゆるおもかる石のお地蔵さんバージョンです。

過去にいろいろな寺社でおもかる石を試してきましたが、石なので当然重いです。

なぜ毎回重いのか・・・答えは簡単、努力をしてないからだ~(笑)


●仏足石

その他、本堂へ続く石階段の近くには仏足石もありました。


●招福弁財天

あと雲海の浄土という庭園に招福弁財天さんがお祀りされていました。



そんなこんなで、参拝終了。

第3番札所・金泉寺へ続く。

御朱印情報

●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印
・阿波西国三十三観音霊場(東部)の御朱印
・阿波北嶺二十四薬師霊場の御朱印

●御朱印の受付場所
・納経所

●御朱印の受付時間
・7:00~17:00

●御朱印の料金
・四国八十八ヶ所 500円
・阿波西国三十三観音霊場 300円
・阿波北嶺二十四薬師霊場 300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2009年10月10日 参拝
・2024年3月 最終更新

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参拝情報とアクセス

●拝観料
・無料

●宿坊
・なし
(2019年で営業終了)

●前後札所
・第1番札所・霊山寺へ1.2km
 徒歩15分
 車で2分

・第3番札所・金泉寺へ2.7km
 徒歩35分
 車で5分

●最寄りの駅
・JR阿波川端駅から徒歩15分
 JR阿波川端駅から車で2分

・JR板東駅から徒歩20分
 JR板東駅から車で5分

●最寄りのバス停
・徳島バス
 大麻線に乗車
 二番札所前 バス停で下車 徒歩すぐ

●最寄りのIC
・高松自動車道
 板野ICから車で5分

・神戸淡路鳴門自動車道
 鳴門ICから車で30分

・徳島自動車道
 藍住ICから車で30分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり(40台)

極楽寺の地図

 

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