一宮神社の御朱印~元阿波国一宮であり元四国八十八ヶ所の札所~(徳島県徳島市一宮町)

都道府県別
所在地徳島県徳島市一宮町西丁244
祭 神 ・大宜都比売命
・天石門別八倉比売命
由 緒創建年は不詳ですが、延喜式神名帳に記載されていることから、少なくとも927年までには存在していた神社のようです。現在の阿波国一宮は大麻比古神社ですが、もともとは山間部にある上一宮大粟神社が阿波国一宮だったそうです。しかし、参拝に不便なため平安時代後期に国府近くに分祠が作られたそうです。そして、その分祠が阿波国一宮になったといいます。その後、南北朝時代に大麻比古神社が阿波国一宮になりました。江戸時代まで、四国八十八ヶ所・第13番札所でしたが、明治時代初めの神仏分離令で、別当寺の大日寺と分離したそうです。
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鳥居と神橋と狛犬

●鳥居

阿波国一宮であり四国八十八ヶ所の札所であります一宮神社に到着。

道路を挟んだ向かい側に四国八十八ヶ所・第13番札所の大日寺があります。

そんなこんなで、四国八十八ヶ所巡礼の途中に立ち寄りました。
いわゆる四国遍路です。
あっ、遍路といっても歩きじゃないですよ。
車遍路です!


●神橋

●神橋
・江戸時代建立
・徳島藩主・蜂須賀家が寄進

そんなこんなで、参拝開始。

境内入口には、ほぼ半円の丸い橋がありました。
この太鼓橋は、徳島藩主の蜂須賀家が国が丸く治りますようにという願いを込めて奉納したものらしいです。

それにしても、急こう配。
どうやら橋を渡ることはできないみたいです(当然か)

昔は渡れていたのかなぁ?
もし渡れたとしても、尾てい骨を破壊されるレベルで滑り落ちそうだなぁ。


●狛犬①②

●狛犬①②
・1933年奉納
・青銅製

そんなこんなで、神橋の隣にある細い石橋を渡ると青銅製の狛犬ちゃんがお出迎えしてくれました。
ブタ鼻の可愛い狛犬ちゃんでした。


●狛犬③④

●狛犬③④
・1859年奉納
・来待石 出雲尾立

さらに進むと再び狛犬ちゃんが登場。
この質感とフォルム・・・まさか四国で出雲尾立とご対面できるとはっ!

ちなみに材質は来待石です。
来待石はモロい石なので、大体の狛犬ちゃんはこのように風化しています。
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拝殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺
・唐破風向拝付き入母屋造

そんなこんなで、拝殿に到着。

一宮神社が鎮座するこの地は一宮町という地名です。
ということで、この神社が地名の由来になったみたいです。

一宮町は、阿波国の国府が置かれた国府町に近いこともあり、かつては徳島の中心地だったそうですよ。

しかし1573〜1592年、この地は長宗我部元親による兵火で焼け野原になったという。。。

そんなこんなで、灰と化した一宮神社をいち早く再建したのが阿波国徳島藩3代藩主・蜂須賀光隆さん。
大日寺も一緒に再建したそうですよ。

四国八十八ヶ所巡礼で四国の様々な寺社を巡りましたが、長宗我部元親に焼かれた寺社は数知れず・・・元親さん、めちゃくちゃしますわ(^^;


ちなみに一宮神社は、延喜式神名帳に記載されている名神大社・天石門別八倉比売神社の論社らしいです。

論社とは、式内社の候補という意味です。

式内社とは、927年に編纂された延喜式神名帳に記載されている神社のことです。
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本殿と境内社

●本殿


●本殿
・1630年建立
・銅板葺 三間社流造
・国指定重要文化財

●祭神
・大宜都比売命
(オオゲツヒメノミコト)

・天石門別八倉比売命
(アマノイワトワケヤクラヒメノミコト)


本殿をよく見てみると、正面に千鳥破風軒唐破風が付いているという!

そんなこんなで、スタンダードな流造とはちょっと異なる変則的な造りになっていました。


●境内社
地神社・若宮神社・若葉神社・秋葉神社・宗像神社・天神社・猿田彦神社・大己貴神社と事代主神社合殿
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オオゲツヒメとは?

●徳島県 = オオゲツヒメ!?!?

徳島といえば、やはりオオゲツヒメ
なんと、オオゲツヒメを主祭神として祀る神社は徳島県にしかないという!

古事記に『大宜都比売命は阿波である』と記されています。

これはどういうことかというと、徳島県そのものがオオゲツヒメという意味です。

・・・って、もっとわからない?(笑)

ザックリと簡単に説明するとこんな感じです。


イザナギとイザナミは、国産みの際、8つの国を産みました。

①淡道之穂之狭別島(淡路島)
伊予之二名島(四国)
③隠伎之三子島(隠岐島)
④筑紫島(九州)
⑤伊伎島(壱岐島)
⑥津島(対馬)
⑦佐度島(佐渡島)
⑧大倭豊秋津島(本州)

ということで国産みの際、伊予之二名島(四国)は2番目に産まれた国です。

さらに伊予之二名島(四国)には4つの顔がありました。

四国という1つの胴体に4つの顔
簡単にいうと、阿修羅さんやキングギドラみたいな感じ?(笑)

伊予国(愛媛県) → 愛比売(エヒメ)
讃岐国(香川県) → 飯依比古(イイヨリヒコ)
阿波国(徳島県) → 大宜都比売(オオゲツヒメ)
土佐国(高知県) → 建依別(タケヨリワケ)

ということで、徳島県そのものがオオゲツヒメというのは阿波国の祖神という意味です^^

オオゲツヒメを主祭神として祀る神社は徳島県にしかないというのも、これで納得!

神話の世界観って、ほんと想像力が爆発しちゃってますね!
壮大なSFファンタジーです。


●オオゲツヒメ = 保食神!?!?

そんなオオゲツヒメですが、実は国産み神話以外に、スサノオの時代にも登場しちゃうんです。
それは国産みで日本列島が誕生してからだいぶ後の時代です。

高天原を追い出されたスサノオは、お腹が空いたのでオオゲツヒメのところを訪ねました。
そして、オオゲツヒメは料理を作ってスサノオをおもてなししました。

そんなこんなで、スサノオはお礼をいうために台所をのぞくと、鼻や口、穴という穴から食材を出しているオオゲツヒメを目撃してしまいました!

汚物を食べさせられていたことに気づいたスサノオは、激怒してオオゲツヒメを殺してしまったという!


すると、オオゲツヒメの遺体から様々な穀類が生まれました。

その後、カミムスビはこの穀類を五穀の種として、葦原中国に撒きました。
これによって土地は潤い、人々の間に五穀が広まったという。

そんなこんなで、オオゲツヒメは穀物・養蚕の神として信仰されています。

ということで、オオゲツヒメは保食神
そして保食神は宇迦之御魂神(稲荷神)と同一神と考えられるようになったといいます。


●関連記事
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大日寺

●四国八十八ヶ所・第13番の大日寺

ちなみに一宮神社の向かいには、四国八十八ヶ所・第13番の大日寺があります。


~大日寺の御朱印~

一宮神社は明治時代まで四国八十八ヶ所の第13番札所だったそうですよ。

そして大日寺は、一宮神社の別当寺だったそうです。

しかし、明治時代初めの神仏分離令により分離しちゃいました。

その後、一宮神社の本地仏・十一面観音さんも大日寺に遷され、大日寺が四国八十八ヶ所の第13番札所になったそうです。

御朱印情報

●御朱印の種類
・通常の御朱印1種

●御朱印の受付場所
・社務所

●御朱印の受付時間
・不明

●御朱印の初穂料(料金)
・300円

●期間限定・特別御朱印
・ないようです
(2020年11月現在)

●オリジナル御朱印帳
・ないようです
(2020年11月現在)

ちなみに、宮司さんが不在の場合は、社務所兼宮司さん宅の玄関に書置きが用意されています。

アクセス

●駐車場
有料の専用駐車場あり(2〜3台)
・一時利用 100円
・その他 300円

なお一時利用が何分までなのかはわかりません(笑)


●最寄りの駅
・JR徳島線・府中駅
 (徒歩 約1時間30分)

●最寄りのバス停
・一ノ宮札所前

JR徳島駅から徳島バス神山線に乗車

一宮札所前で下車

徒歩1分

余計なお世話かも知れませんが、駅から徒歩のパターンはちょっとしんどいので、車かバスでの参拝をオススメします。

一宮神社の地図

 

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