鎮国寺の御朱印~真言宗最古級のお寺~(福岡県宗像市)

都道府県別
所在地福岡県宗像市吉田966
宗 派真言宗御室派
寺 格・別格本山
・宗像大社の神宮寺・別当寺
札 所 ・九州八十八ヶ所百八霊場 第88番
・九州西国三十三箇所 第31番
・九州三十六不動霊場 第34番
・九州三十三観音霊場 第1番
由 緒空海が遣唐使船で唐に渡航中、大暴風雨に遭遇したそうです。その時、海の守護神・宗像三女神をはじめ諸仏菩薩に祈ったところ、波間に不動明王が現れ、右手に持っていた利剣で波を振り払い暴風雨を静めたという。そして、無事に入唐することが出来た空海は、長安・青龍寺の恵果和尚より真言の秘法を授かりました。806年に帰国すると、空海はまず宗像大社を礼参。その時、屏風山に五色の雲がたなびき、山中にて洞窟(現・奥の院)を発見。そして、その洞窟で修行をしていた際『この地こそは鎮護国家の根本道場たるべき霊地』というお告げがあり、一宇を建立して屏風山鎮国寺と号したそうです。それがこのお寺の始まりといいます。
HP真言宗御室派別格本山屏風山 鎮國寺
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福津市から宗像市へ

●福津市から宗像市へ

お隣の福津市から歩き続けること2時間半。

なんとか宗像市に突入。

10キロ、いや、それ以上は歩いたと思われる。

それにしても時間がない・・・時刻は16時半。

目指す鎮国寺まで、あと1~2キロほどありそう・・・もはや走るしか選択肢はなさそう!


ということで、鎮国寺に向けてダッシュ開始!

頼む、鎮国寺が平地でありますように!

●山門

という願いも虚しく、小高いの丘の上に位置していた鎮国寺!


多少の絶望感を感じつつ、階段をダッシュで駆け上がる17時前。

ここまで来たのだから諦めるという選択肢はない。
お参りをするぅぅぅの1択です!
執念の1魂です!


しかし境内ではお寺の方々が、閉堂の準備をしておるっ!

心の中で、ねるとん並みにちょっと待ったーっと叫びつつ、手水舎でお清め。
お寺の方に事情を話し、本堂・護摩堂内での参拝を許される。

それにしても、汗が止まらない・・・。

ニット帽が顔面への汗の流出をギリギリ食い止めている状態。
今、ニット帽を脱ぐと、バケツの水を被ったように汗が流れ出すこと間違いなしです。

しかし、堂内では脱帽するのが礼儀なのでニット帽を脱く。
案の定、風呂上がり状態でした。

そんな私を見て、何かを察してくれたのでしょう・・・。
住職さんらしき方が、御朱印代をサービスしてくれました!

ほんとに、有難いやら申し訳ないやら。

ご住職さんらしきお方、その節は本当にありがとうございました!

あまりにも優し過ぎるお気遣いに、涙の代わりに余計に汗が出ました!
もはや笑うしかないです!

そんなこんなで、御朱印を頂いた後、足早に写真を撮って境内を後にしました。
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山門と本堂と護摩堂

●境内入口

そんなこんなで、鎮国寺の紹介開始。

この鎮国寺は宗像大社・辺津宮から徒歩15分のところにあります。
鎮国寺と書いてちんこくじと読みます。
区切るところを間違えたら、ちょっとニヤッとしてしまう寺号です。

●山門

●山門
・建立年不明
・瓦葺 切妻造 四脚門

このお寺の創建には、宗像三女神不動明王、そして弘法大師・空海が関係しているといいます。
すなわち神様・仏様・人間様の力に導かれたお寺なんです。

平安時代初期。
空海が遣唐使船で唐に渡る途中、とんでもない嵐に遭遇したそうです。
その時、海の守護神・宗像三女神をはじめ諸仏菩薩に祈ったところ、波間に不動明王が現れ、右手に持っていた利剣で波を振り払い嵐を静めたという。

そして、無事に入唐することが出来た空海は、長安・青龍寺の恵果和尚より真言の秘法を授かりました。

806年、帰国すると、空海はまず宗像大社を参拝。
その時、屏風山に五色の雲がたなびき、山中にて洞窟(現・奥の院)を発見。

そして、その洞窟で修行をしていると
『この地こそは家の根本道場たるべき霊地』というお告げがあったという。

そんなこんなで、空海は1つのお堂を建立し屏風山鎮国寺と号したそうです。
それがこのお寺の始まりといいます。

古くから鎮国寺は宗像大社と関わりが深く、もともとは宗像大社の神宮寺だったんだって。


●本堂

●本堂
・1650年再建
・銅板葺 入母屋造
・福岡藩主・黒田忠之が寄進
・九州八十八ヶ所百八霊場 第88番札所
・九州西国三十三箇所 第31番札所
・宗像市指定有形文化財

本堂は銅板葺の入母屋造。
現在は銅板葺ですが、建立当時は瓦葺だったそうですよ。
しかしその後、茅葺に葺き替え、1979年の解体修理の際、銅板葺になったんだって。

茅葺 → 瓦葺 → 銅板葺のパターンはよく出会いますが
瓦葺 → 茅葺 → 銅板葺のパターンとは珍しいですね!

間に1度、原始的な茅葺を挟むところが斬新です!


●五仏
・福岡県指定有形文化財

本堂内には5体の古仏が横1列に並んでいました!

なんと5体のうち中央3体は弘法大師・空海作(伝)。
右端は定朝奉安(伝)。
左端は伝教大師・最澄奉安(伝)というじゃない!

5体とも作風が同じじゃない???
とかいう、悲しいツッコミはナシでヨロシク!

このお寺は、1567年に豊後国・大友氏の戦火により炎上したといわれていますが、柳新左衛門というお方が避難させたことによりこの五仏は難を逃れたといいます。

柳新左衛門さん、ナイスプレーです!


●阿弥陀如来坐像(左)
・平安時代作(?)
・定朝仏師 奉安(伝)
・許斐権現の本地仏
・寄木造
・福岡県指定有形文化財

●薬師如来坐像(左から2番目)
・平安時代作(?)
・弘法大師・空海 作(伝)
・市杵島姫神の本地仏
・寄木造
・福岡県指定有形文化財

●大日如来坐像(中央)
・平安時代作(?)
・弘法大師・空海 作(伝)
・田心姫神の本地仏
・寄木造
・福岡県指定有形文化財

●釈迦如来坐像(右から2番目)
・平安時代作(?)
・弘法大師・空海 作(伝)
・湍津姫神の本地仏
・寄木造
・福岡県指定有形文化財

●如意輪観世音坐像(右)
・平安時代作(?)
・伝教大師・最澄 作(伝)
・織幡明神の本地仏
・寄木造
・福岡県指定有形文化財

この五仏は、宗像五社の神々が仏の姿に変えた本地仏

すなわち、日本の神様は仏や菩薩が姿を変えたものと考える本地垂迹説による仏像さんでした。

このことからも宗像大社との関係の深さが伺えますね!
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●護摩堂

●護摩堂
・1955~1964年建立
・銅板葺 入母屋造
・鉄筋コンクリート造
・九州三十六不動霊場 第34番札所

境内の中で1番大きなお堂で圧倒的な存在感。
そのため、最初はこちらが本堂だと思っていました(えへ)

護摩堂の本尊は秘仏・不動明王立像
どうやらこの不動明王さんは、空海が嵐から救ってくれた不動明王に感謝して彫ったものらしいです。

毎年4月28日に御開帳されるそうですよ。
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大師堂と文殊堂

●大師堂

●大師堂
・2004年建立
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師坐像

堂内には、弘法大師坐像と薬師如来坐像と清算法師坐像が安置されていました。

ちなみに堂内の薬師さんは、宗像四国霊場・第74番の札所になっているみたいです。


●文殊堂

●文殊堂
・1982年建立
・銅板葺 入母屋造
・本尊 文殊菩薩坐像

文殊さんは知恵を司り、物事を正しく見極めて判断するという力を授けてくださいます。
学業向上や合格祈願のみならず、事業や研究、政治などにも御利益があるそうですよ。
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その他の見どころ

●武丸正助像

境内には武丸正助像というものがありました。

武丸正助さん・・・って誰???

どうやら武丸正助さんは、1671~1757年に生きた宗像出身の農民のようです。
農民の石像があるなんて、こりゃ珍しい!

武丸正助さんは親孝行で勤勉実直なお方だったんだって。

ある日、父から『今日は雨が降るぜぇ~ぃ』といわれたそうです。

しかし母は『今日は晴れるよ~』といったそうです。

そんなこんなで、雨が降るといった父と、晴れるといった母の両方の意見を尊重し、正助さんは下駄と草履を片方ずつ履いて出かけたという!


ということで、正助さんの足には下駄と草履が!

いやはや、正助さんの親孝行エピソードにホッコリです。


●仁王像

駐車場側からの境内入口には、石製の仁王さんがおられました。

その他、奥の院・阿弥陀如来坐像板碑・地蔵堂・心字池・洗心公園・一休庵(売店)などがあります。


●カエル像

そんなこんなで、帰る。

カエルだけに。

こういうことを平気でいえる年頃になってきました。

歳をとることはいいことだ。
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御朱印情報

●御朱印の種類と料金
①大日如来の御朱印
・九州八十八ヶ所百八霊場 第88番
・300円

②身代わり不動明王の御朱印
・九州三十六不動霊場 第34番
・300円

③如意輪観世音の御朱印
・九州西国三十三箇所 第31番
・300円

④聖観世音菩薩の御朱印
・九州三十三観音霊場 第1番
・300円

⑤波切不動尊の御朱印(奥の院)
・九州八十八ヶ所百八霊場 第108番
・300円

⑥天空海闊の御朱印
・ゆるキャラ 宗像のテンちゃん
・500円

●御朱印の受付場所
・護摩堂

●御朱印の受付時間
・9:00~17:00

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・宗像のテンちゃんの御朱印帳
・サイズ 18cm × 12cm
・2000円
・2013年12月28日 参拝
・2021年2月 更新
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参拝情報とアクセス

●開門時間
・不明

●拝観料
・無料

●アクセス
・九州自動車道
 若宮インターから約25分
 古賀インターから約30分

・最寄りの駅
 JR鹿児島本線
 東郷駅から徒歩1時間15分
 東郷駅から車で10分

・バス
 JR東郷駅から
 神湊波止場行き(宗像大社経由)に乗車
 ↓
 宗像大社前で下車(乗車時間 約12分)
 ↓
 徒歩15分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり(140台)

鎮国寺の地図

 

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