龍宮寺の御朱印~巨大人魚が眠るお寺~(福岡県福岡市博多区)

所在地福岡県福岡市博多区冷泉町4−21
宗 派浄土宗鎮西派
札 所 ・九州西国三十三観音霊場 第32番
・百八観音霊場 第107番
由 緒創建年は不詳。創建当初は袖湊の海辺にあり、潮が満ちると寺内まで潮に浸かることから浮御堂と称していたそうです。1222年、博多津に人魚が出現したといいます。捕えられた人魚は吉兆として寺内に手厚く埋葬され、寺号を龍宮寺に改称したそうです。文献には、人魚の体長は147メートルあったと記されているそうです。 1480年、連歌師・飯尾宗祇がこのお寺に滞在し、連歌会を開催。席上で『秋更けぬ 松のはかたの 奥津風』の歌を残したといいます。その後、博多の町は元寇の役をはじめ度重なる戦火で焼け野原となりましたが、1600年に本誉上人が現在地へ移転して再興したそうです。
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山門

●説明板

東長寺で参拝後、櫛田神社方面に向かって歩こうと思ったら小さなお寺さんを発見してしまう。

そんなこんなで、山門前の説明板を読むことに・・・

冷泉山と号し・・・ふむふむ。

博多津で捕らえられた人魚は・・・ふむふむ。


・・・って

人魚ーーーっっっ!?

当寺に納められたーーーっ!?!?

こりゃとんでもないお寺にたどり着いてもうた!

ということで、参拝開始。


●山門

山門前には三宝大荒神の石標がたっていました。

説明板に浄土宗鎮西派と書いてあったから、きっと御本尊さんは阿弥陀さんなんだろう・・・

と思っていたけど・・・

お寺のタイトルであるこの石標によると御本尊さんは三宝荒神?

と思っていたけど・・・

御本尊さんは阿弥陀さんでも荒神さんでもなく聖観音さんだったという・・・相変わらず的外れな予想(^^;)


それにしても、浄土宗で聖観音さんかぁ・・・なんかむずがゆいなぁ。
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荒神堂

●荒神堂

そんなこんなで、山門をくぐるといきなり荒神堂が登場。

三宝荒神とは、仏・法・僧の三宝を守護する神様です。
その名のとおり、荒々しい火の神様で火をコントロールする霊力があるといわれています。

また人々の生活に必要な水・土・火を三宝と呼ぶこともあります。

→ 生活の根本となるもの
→ 食物を生育させるもの
→ 調理するもの

三宝荒神は不浄なものが大嫌いで、火を好む性格を持っているので、現在ではかまどの神様台所の神様として信仰されています。

お寺なのに神社???

と思われる方も多いと思いますが、三宝荒神は神道の神様ではなく仏教の守護神です。


荒神さんは、西日本では比較的ポピュラーな存在ですが、全国的にはマイナーな神様です。

●全国・荒神社ランキング
第1位・・・岡山(約200社)
第2位・・・広島(約140社)
第3位・・・島根(約120社)

ちなみに第7位に鳥取(約30社)
第9位に山口(27社)です。

なぜか中国地方で大ブームを巻き起こした荒神信仰。

三宝荒神を祀る荒神堂は全国に約400社。
ほとんどが中国地方に集中しているという!

ちなみに、お寺の伽藍に荒神堂があるのは、福岡県ではこの龍宮寺のみらしいです。

そんなこんなで、参拝。
かまど・台所の神様といわれる荒神さんですが、実は祟り神としても知られています。

ということで、室町時代の守護大名・大内政弘が筑前を平定した際、真っ先に参拝したのがこの荒神堂だったといわれています。

荒神さんは、激しく祟たたりやすい性格なんです。
そんなこんなで、無礼のないように私なりにピシッと参拝。
激しく拝み倒してきました!

ちなみに三宝荒神さんは、毎年4月に行われる蚤市・荒神の市で御開帳されるそうですよ。


●狛犬①②

荒神堂の前には一対の狛犬ちゃんがおられました。

毛先が巻貝のようなロン毛ヘアー。
表情には余裕があり、仕事ができる狛犬・・・みたいな余裕を感じました。

●引退狛犬

狛犬ちゃんの向かい側には引退狛犬ちゃんがおられました。
おそらく先代の狛犬ちゃんなんでしょう。

恐ろしいくらいに風化していますが、お座り型なのは間違いなさそうです。

勝手に狛犬と決めつけていますが、狛犬じゃない可能性もあります。

もしかしたら狛人魚かも知れません・・・

おっと、忘れてた!

人魚はどこだ!!!

そんなこんなで荒神堂に別れを告げ、境内の奥へ進む。


ちなみに、龍宮寺はビルの谷間にあります。

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人魚塚

●人魚塚

そんなこんなで
はいドン!

人間の墓地の隣に人魚塚が登場!

ここに人魚が埋葬されているというのか!


1222年、漁師の網に巨大な人魚がかかったといいます。

その大きさは、なんと147m!

当然、博多の町は大騒ぎ。
当時、人魚の肉は不老長寿の効能があると信じられていました。
ということで、人魚を食べようとする住民もいたんだとか!


巨大人魚捕獲の報告を受けた朝廷は、勅使として冷泉中納言と占術の博士・阿部大富を派遣しました。

そしてしばらく浮御堂に滞在し、巨大人魚の調査に入ります。

調査の結果、人魚と断定!
阿部大富が占ったところ、この人魚は国家長久の吉兆であるという結果が出たという!

そんなこんなで、この人魚を浮御堂の地に手厚く葬ったといいます。

そして、人魚は龍宮の使いということから、寺号を龍宮寺に改称。
さらに冷泉中納言にちなんで、山号を冷泉山にしたといわれています。

●画像
★龍宮寺
①人魚が上がった場所
②冷泉中納言が宿泊した場所
③東長寺
④櫛田神社
⑤住吉神社
⑥聖福寺
⑦承天寺


噂によると、地下鉄工事の際に様々な化石や骨が出土したそうです。

ということで・・・

その骨は人魚の骨で間違いないです!

浪漫派の私は、そう信じています。


ちなみに147mの人魚を現在の地図に当てはめるとこんな感じになりました。

とてつもなくジャイアントです!


ついでに有名タワーと比較してみました。

ヤバいです。


ちなみにこの石碑は1958年に建立されたもの・・・最近じゃん!

人魚伝説・・・疑わしい。

と思われる方もいらっしゃると思いますが、実はこの石碑は2代目だという!

初代の石碑は、参拝客が人魚の御利益を受けるために削りとって持ち帰ったという!
相当な人数が削り取ったようで、石碑のほとんどがなくなってしまったという!

なくなってしまったんだもの。
証拠がないのだから疑いようがない。
やはりここに人魚が埋まってるのだ!

そして、なんと!

本堂内には人魚の掛け軸とともに、人魚の骨が安置されているという!


それがこちら。
はいドン

こちらはお借りした画像です。

巨大人魚というくらいだから、巨大な骨がたくさんあるのかと思ったら、まあまあの大きさの骨が6つ。

昔はたくさんあったそうですが、時が経つとともに散逸してしまったという。

明治時代の頃まで、縁日にこの人魚の骨をタライに入れて水を張り、不老長寿・無病息災に霊験がある水として参拝者が飲んでいたのだとか!

それにしても、全長147mにしちゃ小さな骨だなぁ・・・

でも待て。
もしかしたら、これは小指の先っちょの骨かも知れないし!

ちなみに、この人魚の骨は一般公開されていませんが、事前に申し込めば拝観可能とのことです。

もっと早く知っておけば!
いつかこの目で確かめてみたいです!
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観音堂

●観音堂

その他、人魚塚の後ろには観音堂がありました。

このお堂には、博多七観音の1つであります聖観音さんが安置されていました。

九州西国三十三観音霊場・第32番と百八観音霊場・第107番の札所になっています。


●博多七観音
①大乗寺観音
②妙楽寺観音
③龍宮寺観音
④聖福寺観音
⑤東長寺観音
⑥観音寺観音
⑦乳峯寺観音
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御朱印情報

●御朱印の種類
・龍宮寺の御朱印(聖観世音)

●御朱印の受付場所
・寺務所

●御朱印の受付時間
・9:00〜17:00

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2013年9月7日 参拝
・2021年2月 更新
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参拝情報とアクセス

●拝観時間
・9:00〜

●拝観料
・無料

●人魚の骨 拝観
・事前に電話で申し込むと拝観可能
・博多ライトアップウォーク期間中に開帳

●最寄りの駅
・JR博多駅から徒歩10分
・地下鉄・祇園駅から徒歩2分

●最寄りのバス停
・西鉄バス 祇園町から徒歩2分
・西鉄バス 奥の堂から徒歩2分

●駐車場
・なし

龍宮寺の地図

 

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