住 所 | 兵庫県神戸市兵庫区五宮町22−17 |
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宗 派 | 臨済宗妙心寺派 |
札 所 | 福原西国三十三ヶ所 第18番 |
由 緒 | 1685年、盤珪禅師を招いて開山し、雲巌和尚が創建したお寺とのことです。創建当初は盤珪派の道場として隆盛を誇りましたが、1830年に白隠下の黙伝和尚が現在地に移転してからは白隠下の禅の専門道場となったそうです。1868年、神戸警備のために長州藩の兵・数100名がこの寺で過ごし、兵庫・神戸を護衛したといいます。1953~1977年、山田無文が僧堂師家として多くの弟子を育てたことで有名なお寺だそうです。 |
山門
●境内入口
神戸八社巡り・五宮神社の隣に位置してます祥福寺に到着。
神戸八社巡りの途中に立ち寄りました。
到着後、いきなり勇ましい巨石の石積みに圧倒される。
そんなこんなで、山門へ。
●山門
●山門
・建立年不明
・瓦葺 薬医門
屋根瓦には細川家の家紋である九曜紋がありました。
細川家と関係のあるお寺なのでしょうか???
●石柱
そんなこんなで、山門をくぐり石階段を上ると、レトロな門柱灯が素敵な石柱が登場。異国情緒溢れる神戸の街にピッタリな石柱ですなぁ。
●手水鉢
境内には2つの手水鉢がありました。
いずれも大きくて立派な手水鉢です。
神戸八社巡り・五宮神社の隣に位置してます祥福寺に到着。
神戸八社巡りの途中に立ち寄りました。
到着後、いきなり勇ましい巨石の石積みに圧倒される。
そんなこんなで、山門へ。
●山門
●山門
・建立年不明
・瓦葺 薬医門
屋根瓦には細川家の家紋である九曜紋がありました。
細川家と関係のあるお寺なのでしょうか???
●石柱
そんなこんなで、山門をくぐり石階段を上ると、レトロな門柱灯が素敵な石柱が登場。異国情緒溢れる神戸の街にピッタリな石柱ですなぁ。
●手水鉢
境内には2つの手水鉢がありました。
いずれも大きくて立派な手水鉢です。
本堂と禅堂と客殿と庫裏
●本堂
●本堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
・本尊・釈迦如来像
・臨済宗妙心寺派
何も下調べなしで来てもここが禅宗だとわかるピリッとした空気感。足音を立てて歩いちゃいけない、そんな気分にさせられるお寺でした。
堂内では雲水さん(修行僧)がキビキビと修行に励んでおり、ふすまの奥から住職さん(多分)の指令が飛ぶ度にとんでもない緊張感が走ってました。
それはまるで鎌倉か室町時代にタイムスリップしたかのような光景で、そこには平成感は全くない。あまりにも自分が場違い過ぎて、もう変な汗が止まんない・・・久々にガチの禅空気を体感できました。
●客殿(多分)
●客殿(多分)
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
玄関の感じからして客殿と勝手に推測。
観光寺じゃないため、とにかく何の説明もありません。
よって、全ては推測っ!
●禅堂(多分)
●禅堂(多分)
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
消去法でいくと、おそらく禅堂かと思われます。
ちなみに、坐禅だけを行う場合は禅堂。
食事などの修行を合せ行う場合を僧堂といいます。
●庫裏
●庫裏
・建立年不明
・瓦葺 煙出し付き入母屋造
こちらは庫裏で間違いないと思います。
●本堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
・本尊・釈迦如来像
・臨済宗妙心寺派
何も下調べなしで来てもここが禅宗だとわかるピリッとした空気感。足音を立てて歩いちゃいけない、そんな気分にさせられるお寺でした。
堂内では雲水さん(修行僧)がキビキビと修行に励んでおり、ふすまの奥から住職さん(多分)の指令が飛ぶ度にとんでもない緊張感が走ってました。
それはまるで鎌倉か室町時代にタイムスリップしたかのような光景で、そこには平成感は全くない。あまりにも自分が場違い過ぎて、もう変な汗が止まんない・・・久々にガチの禅空気を体感できました。
●客殿(多分)
●客殿(多分)
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
玄関の感じからして客殿と勝手に推測。
観光寺じゃないため、とにかく何の説明もありません。
よって、全ては推測っ!
●禅堂(多分)
●禅堂(多分)
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
消去法でいくと、おそらく禅堂かと思われます。
ちなみに、坐禅だけを行う場合は禅堂。
食事などの修行を合せ行う場合を僧堂といいます。
●庫裏
●庫裏
・建立年不明
・瓦葺 煙出し付き入母屋造
こちらは庫裏で間違いないと思います。
圓通閣と地蔵堂と伽藍堂
●廊下
二重塔などがある裏山へは、こちらから行ける模様。
しかし無断通行禁止!
そんなこんなで、二重塔をあきらめて境内を散策。
するとお墓参りに来ていたお婆ちゃんに話しかけられました。お婆ちゃんはこのお寺の事に詳しく、そして住職さんとも面識があるという。そんなこんなで、しばし立ち話しをしていたら、二重塔まで案内してくれることに!
恐縮過ぎて何度も断りましたが、お婆ちゃんは『大丈夫、大丈夫』って(笑)そんなこんなで、突然やってきた平成感に腰くだけの安堵感。
ということで、お婆ちゃんに案内され二重塔へ向かうことに。
●圓通閣
●圓通閣
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・本尊・聖観世音菩薩像
・福原西国三十三ヶ所 第18番札所
二重塔へ向かう途中には、いくつかのお堂が点在していました。
この圓通閣は、福原西国三十三ヶ所 第18番札所です。
●圓通閣の扁額
・1848年作
圓通閣には江戸時代末期の扁額が掲げられてました。
もしかしたら、このお堂も扁額と同じ頃の建立かもしれません。
あくまで推測です。
●地蔵堂
●地蔵堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
どことなく圓通閣と似た作風の扁額です。
もしかしたら同じ作者なのでしょうか?
●伽藍堂
●伽藍堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
扁額に伽藍神と書いてありました。
ちなみに伽藍神とは寺院を守護する神のことです。
伽藍堂の扁額も、圓通閣と地蔵堂の扁額に似てます。
どの扁額もオシャレでカッコいいです。
二重塔などがある裏山へは、こちらから行ける模様。
しかし無断通行禁止!
そんなこんなで、二重塔をあきらめて境内を散策。
するとお墓参りに来ていたお婆ちゃんに話しかけられました。お婆ちゃんはこのお寺の事に詳しく、そして住職さんとも面識があるという。そんなこんなで、しばし立ち話しをしていたら、二重塔まで案内してくれることに!
恐縮過ぎて何度も断りましたが、お婆ちゃんは『大丈夫、大丈夫』って(笑)そんなこんなで、突然やってきた平成感に腰くだけの安堵感。
ということで、お婆ちゃんに案内され二重塔へ向かうことに。
●圓通閣
●圓通閣
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・本尊・聖観世音菩薩像
・福原西国三十三ヶ所 第18番札所
二重塔へ向かう途中には、いくつかのお堂が点在していました。
この圓通閣は、福原西国三十三ヶ所 第18番札所です。
●圓通閣の扁額
・1848年作
圓通閣には江戸時代末期の扁額が掲げられてました。
もしかしたら、このお堂も扁額と同じ頃の建立かもしれません。
あくまで推測です。
●地蔵堂
●地蔵堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
どことなく圓通閣と似た作風の扁額です。
もしかしたら同じ作者なのでしょうか?
●伽藍堂
●伽藍堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
扁額に伽藍神と書いてありました。
ちなみに伽藍神とは寺院を守護する神のことです。
伽藍堂の扁額も、圓通閣と地蔵堂の扁額に似てます。
どの扁額もオシャレでカッコいいです。
二重塔
●参道
そんなこんなで、伽藍堂に別れを告げて二重塔へ。
二重塔へ続く道は、古瓦を敷き詰めた参道になってました。
なかなか趣がありますなぁ。
●二重塔
●二重塔
・1897年建立
塔内には六角経蔵があり、経蔵の上には観音さんがおられました。
●二重塔前からの景色
そんなこんなではいドーーーン!
二重塔前からは神戸市内が一望でき、キンキンに張り詰めていた心が一気に全開放!すんごい緊張と緩和!
お婆ちゃんいわく、このお寺は厳しい修行で有名なお寺なんですって。 どうやら修行僧の為の専門道場らしく、特別な修行期間中は境内に入れない日もあるんですって。
お婆ちゃんは『住職さんのとこまで案内しようか?』的なことをおっしゃってましたが、今日は完全に気持ち負けしてるので、そこは、そこだけは丁重にお断りしました!
それくらい良い意味で恐さのあるお寺でした。
お婆ちゃん、その節は本当にありがとうございました!
そんなこんなで、伽藍堂に別れを告げて二重塔へ。
二重塔へ続く道は、古瓦を敷き詰めた参道になってました。
なかなか趣がありますなぁ。
●二重塔
●二重塔
・1897年建立
塔内には六角経蔵があり、経蔵の上には観音さんがおられました。
●二重塔前からの景色
そんなこんなではいドーーーン!
二重塔前からは神戸市内が一望でき、キンキンに張り詰めていた心が一気に全開放!すんごい緊張と緩和!
お婆ちゃんいわく、このお寺は厳しい修行で有名なお寺なんですって。 どうやら修行僧の為の専門道場らしく、特別な修行期間中は境内に入れない日もあるんですって。
お婆ちゃんは『住職さんのとこまで案内しようか?』的なことをおっしゃってましたが、今日は完全に気持ち負けしてるので、そこは、そこだけは丁重にお断りしました!
それくらい良い意味で恐さのあるお寺でした。
お婆ちゃん、その節は本当にありがとうございました!
その他
●石灯籠①
建立年は確認できませんでしたが、結構古そうな石灯籠です。
火袋が6面っぽかったので、六地蔵さんかなぁと思いましたが4面でした。よって四地蔵さんです。
●南天聖紫観音菩薩と十三重塔
●南天聖紫観音菩薩
願文に仏暦2534年と書いてありました。
調べてみると仏暦2534年 = 西暦1991年のようです。
ということで、1991年建立だと思われます。
●石灯籠②
こちらからの景色も、なかなか素敵でした。
●五宮神社から望む
いやはや素敵なお寺さんでした。
建立年は確認できませんでしたが、結構古そうな石灯籠です。
火袋が6面っぽかったので、六地蔵さんかなぁと思いましたが4面でした。よって四地蔵さんです。
●南天聖紫観音菩薩と十三重塔
●南天聖紫観音菩薩
願文に仏暦2534年と書いてありました。
調べてみると仏暦2534年 = 西暦1991年のようです。
ということで、1991年建立だと思われます。
●石灯籠②
こちらからの景色も、なかなか素敵でした。
●五宮神社から望む
いやはや素敵なお寺さんでした。
御朱印
御朱印は本堂で頂きました。