秋篠寺の御朱印情報(奈良県奈良市秋篠町)

住 所奈良県奈良市秋篠町757
宗 派単立寺院
由 緒具体的な創建時期や詳細は不明ですが、奈良時代に法相宗の僧・善珠が開基したお寺で、豪族・秋篠氏の氏寺といわれています。806年、このお寺で桓武天皇の五七忌が行われたそうです。平安時代後期から寺領を拡大させ、秋篠寺の南に位置する西大寺との間でたびたび寺領をめぐる争論があったといいます。大元堂に安置する秘仏・大元帥明王像は、毎年6月6日の1日のみ御開帳されます。ちなみに、その日だけ御朱印が頂けます。
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南門と鐘楼

●境内入口

無性に伎芸天さんにお会いしたくなったので秋篠寺にやってまいりました。


●南門

●南門
・建立年不明
・瓦葺 四脚門

創建当時は法相宗だったそうですが、その後平安時代に真言宗に。そして明治時代初期、浄土宗に改宗しましたが、現在はどこの宗派にも属さない単立寺院になってます。


●参道

お寺の入口は、南門と東門があります。南門から入ると、参道脇に鬱蒼とした森と苔の絨毯を望めます。個人的には古寺感のある南門から参拝するのが好きです。

ちなみに南門と東門ともに駐車場がありますが、東門の方が駐車台数が多いです。


●金堂跡

金堂跡は苔の絨毯になってます。
どうやら、1135年に兵火に遭ったそうで、その時に伽藍のほとんどを焼失したみたいです。

いやはや、それにしても目に優しい風景ですなぁ。


●鐘楼

●鐘楼
・建立年不明
・切妻造


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本堂

●本堂

●本堂
・鎌倉時代建立
・瓦葺 寄棟造
・国宝

堂内は床を張っておらず、土間になっております。
薄暗い土間の堂内は、古寺感があって素敵。まるで、鎌倉時代の空気がそのまま残ってるんじゃないかと思ってしまうような空間でした。



~仏像の画像はポストカードより~

そんなこんなで、堂内にて仏像観賞。
本尊・薬師三尊像をはじめ、伎芸天立像・帝釈天立像・十二神将像・地蔵菩薩立像などを拝観してきました。

●本尊・薬師如来坐像
・室町時代作
・像高 139cm
・国指定重要文化財

●伎芸天立像
・頭部は奈良時代作 脱活乾漆造
・体部は鎌倉時代作 木造
・像高 206cm
・国指定重要文化財
・通称・東洋のミューズ

●帝釈天立像
・頭部は奈良時代作 脱活乾漆造
・体部は鎌倉時代作 木造
・国指定重要文化財


どの仏像さんも至近距離で拝観できるので、興奮度の高い拝観となりました。朝一ということもあってか参拝者はおらず、満足いくまで仏像さんと向き合うことができました。

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大元堂

●大元堂

●大元堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造

堂内には秘仏・大元帥明王像が安置されてます。

大元帥明王像は、毎年6月6日の1日のみ御開帳されます。
通常、秋篠寺は御朱印をやってないのですが、6月6日の1日だけは御朱印を頂くことができます。


●大元帥明王立像
・鎌倉時代作
・像高 229.5cm
・秘仏 毎年6月6日に開扉
・国指定重要文化財

6本の腕をもつ巨大な明王像。髪を逆立てた忿怒の形相をし、筋肉モリモリの腕などに蛇が巻きついてるという。

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その他

●境内の風景

本堂から大元堂を望む。


大元堂の前には大きな木蓮が咲いてました。


南門寄りの参道には十三社がありました。
その他、境内には開山堂・霊堂・東塔跡・十三層石塔・善珠のお墓・香水閣・などがあります。


傘を閉じたら一瞬にして全ての骨が折れました!
こんなことってあるんですね~!

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秋篠寺の地図

御朱印

●御朱印
秘仏・大元帥明王像の御開帳に合わせて、6月6日のみ御朱印を頂くことができます。
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