鶴岡八幡宮の御朱印~源頼朝ゆかりの神社~(神奈川県鎌倉市雪ノ下)

都道府県別
所在地神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
祭 神応神天皇・神功皇后・比売神
札 所 ・鎌倉江の島七福神(弁財天)
・西山国師遺跡霊場 客番
社 格旧国幣中社・別表神社
由 緒1063年、源頼義が京都・石清水八幡宮を勧請したのが始まりといいます。その後、1180年に平家打倒の兵を挙げて鎌倉に入った源頼朝が現在地に遷座。源頼朝が鎌倉幕府を開いた後は、武家の崇敬を集めたそうです。1208年、神宮寺を創建。鎌倉幕府衰退後は、鶴岡八幡宮も一時衰退したそうです。1526年、里見義豊・実堯と北条氏綱との合戦(鶴岡八幡宮の戦い)で社殿を焼失。その後、1540年に北条氏綱が再建。江戸時代、江戸幕府の庇護を受け、多数の堂宇が建立されたそうです。明治時代、神仏分離令により多数の堂宇が壊され、仏教に関係する文化財なども焼却されたそうです。 鎌倉幕府滅亡後も、武士の神として足利氏・後北条氏・豊臣氏・徳川氏に崇敬されたそうです。
HP鶴岡八幡宮 | TSURUGAOKAHACHIMANGU
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鳥居と段葛と源氏・平家池

●境内図

鎌倉駅から徒歩約10分。
鎌倉のランドマーク的存在であります鶴岡八幡宮に到着。

鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝ゆかりの神社ならびに、源氏をはじめ鎌倉武士の守護神として有名な神社です。


●鳥居と段葛

●三の鳥居
・1935年建立
・明神鳥居
・鉄筋コンクリート製

いかにも一の鳥居っぽいオーラを出してますが、実はこの鳥居は三の鳥居という。
一の鳥居と二の鳥居は、三の鳥居前から由比ヶ浜方面に一直線に伸びる若宮大路にあるそうです。

●一の鳥居
・1668年建立
・江戸幕府4代将軍・徳川家綱が寄進
・明神鳥居
・御影石製
・高さ 約8.5m

●二の鳥居
・1961年建立
・明神鳥居
・鉄筋コンクリート製
・高さ 約8.5m

二の鳥居は段葛の入口に建っているそうです。
二の鳥居と三の鳥居は、もともとは徳川家綱が寄進した1668年建立の鳥居だったんだって。
しかし、1923年の関東大震災で倒壊してしまったそうです。。

●段葛(だんかずら)
段葛とは二の鳥居と三の鳥居の間にある参道の名前です。
この参道は、若宮大路のど真ん中に一段高く造られた全長約480mの参道とのことです。

ちなみに、1182年、源頼朝が妻・政子の安産祈願のために造ったといわれる参道なんだって。
源頼朝自らが指揮し、有力御家人たちが土や石を運んで造ったといわれています。

春には、段葛は桜やつつじの花のトンネルができるらしいですよ。


●段葛の名前の由来
葛石(かずらいし)を積み上げて1段高くしたから段葛と呼ばれているそうです。

●なぜ1段高くしたの?
理由は諸説あるようです。

●説①
雨が降るたびに若宮大路に土砂や水が流れ込んで道がぬかるんでしまうため、1段高い道を建設した。

●説②
神様が通る道だから1段高くした。


●参道と手水舎

そんなこんなで、参拝開始。
さすが鎌倉を代表する観光地!
生憎の雨なのに多くの参拝者で賑わっていました。


●源氏池と平家池

●太鼓橋
・1927年再建
・鉄筋コンクリート製

参道途中には、源氏池と平家池に架かる太鼓橋がありました。
現在は鉄筋コンクリート製の橋ですが、もともとは1182年に建立された木造の橋だったみたいです。
建立当時は朱塗りの橋だったため、通称・赤橋と呼ばれています。

●源氏池と平家池
かつては東の源氏池に3つの島が。
西の平家池には4つの島があったんだって。

3は源氏の繁栄を。
4は平家の滅亡を願って造られたんだって。

当時は、両方の池に4つずつ島があったそうですが、北条政子の命によって源氏池の島を1つ壊したと伝えられています。

●旗上弁財天社
源氏池の中島には旗上弁財天社が鎮座しています。
社は1980年の鶴岡八幡宮創建800年を記念して再建されたものらしいです。
江戸時代末期の古図に基づいて復元したんだって。

旗上弁財天社には、源頼朝が源氏復興の旗上げの際にお告げを授けたといわれる弁財天が祀られています。
ちなみに、この弁財天は鎌倉七福神の1つです。
そして国重要文化財に指定されています。


●参道

早くも雨粒が大きくなってきました。
色とりどりの傘が咲いていて、雨の神社参拝もなかなかオツだなぁっと思ったひと時でした。
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舞殿と若宮と狛犬

●舞殿(下拝殿)と若宮


●舞殿(下拝殿)
・1933年再建
・銅板葺 唐破風向拝付き入母屋造

この舞殿は、静御前が源頼朝の前で源義経を慕う舞いを披露した若宮の廻廊跡に建立されています。

もともとは1193年に建立されたそうですが、1923年の関東大震災で倒壊。。
その後、1933年に再建されました。

●若宮
・1624年建立
・拝殿・・・銅板葺 入母屋造
・本殿・・・銅板葺 五間社流造
・国指定重要文化財

大石段の右側には若宮が鎮座しています。
祭神は仁徳天皇・履仲天皇・仲姫命・磐之媛命。

大石段の上に鎮座する本宮(上宮)と大石段の下に鎮座する若宮(下宮)とで、上下両宮の形態をとっています。

この場所は、源頼義が創建した由比若宮を、源頼朝が遷して鶴岡八幡宮を創建した場所といわれています。
ちなみに源頼義は、源頼朝の先祖です。


●狛犬

●狛犬
・1668年建立
・通称・階段落ち狛犬

大石段の入口には1対の狛犬がおられました。
かつては大石段上の楼門前にいたそうですが、いつからか階段下に降ろされたそうです。
そのため、通称・階段落ち狛犬と呼ばれています。


●大石段

そんなこんなで、61段の大石段を上ると
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楼門と本宮

●楼門


●楼門
・1828年再建
・銅瓦葺 入母屋造の楼門
・国指定重要文化財

楼門には大きな随身像が祀られていました。


扁額には八幡宮の文字。
八幡宮の八が鳩になっていました。
可愛いですね!

というか、なぜ鳩???
そんなこんなで、調べてみることに。
どうやら、八の文字が鳩の理由には諸説あるそうです。

●説①
鳩は宇佐八幡宮を勧進したときに道案内をしたから。

●説②
八幡神が姿を現すときに鳩が道案内をしたから。

ということで、鳩は八幡神の使者なんだって。

そういえば、京都・石清水八幡宮の扁額も八が鳩だったなぁ。

ちなみに楼門から先は撮影禁止です。


●本宮(上宮)

●本宮(上宮)
・1828年再建
・社殿の建築様式・・・権現造
・拝殿・・・銅瓦葺 入母屋造
・幣殿・・・銅瓦葺 両下造
・本殿・・・銅瓦葺 九間社流造
・廻廊・・・銅瓦葺 切妻造
・国指定重要文化財
・祭神は応神天皇・神功皇后・比売神

そんなこんなで、楼門をくぐって本宮の拝殿前へ。

本宮は江戸幕府11代将軍・徳川家斉の命で再建されたんだって。
ちなみに社殿は、拝殿と本殿が一体化した権現造になっていました。
大石段上の本宮(上宮)と大石段下の若宮(下宮)とで、上下両宮の形態をとっています。
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境内社

●白旗神社

●白旗神社
・銅板葺 唐破風向拝付き流造
・源頼朝・源実朝を祀る
・社には源氏の家紋・笹竜胆

白旗神社は、1200年に北条政子が創建したと伝わる境内末社です。
真っ黒の社殿が印象的な境内社でした。

必勝・学業成就などの御利益があるそうですよ。


●旗上弁財天社
・1980年再建
・銅板葺 春日造
・弁財天を祀る

旗上弁財天社は、源氏池の中島に鎮座しています。
社は1980年の鶴岡八幡宮創建800年を記念して再建されたものらしいですよ。
江戸時代末期の古図に基づいて復元したんだって。

この社には、源頼朝が源氏復興の旗上げの際にお告げを授けたといわれる弁財天が祀られています。
ちなみに、この弁財天は鎌倉七福神の1つです。
そして国重要文化財に指定されています。

徳川幕府2代将軍の妻・お江の方がこの弁財天を信仰し、3代将軍・徳川家光を授かったといわれています。

●政子石
弁財天社の裏には政子石があります。
この石は、源頼朝が妻・政子の安産祈願をした石らしく、夫婦円満の祈願石なんだって。
ということで、子宝・安産の御利益があるそうですよ。


●丸山稲荷社
・室町時代建立
・銅板葺 流造
・倉稲魂神を祀る
・国指定重要文化財

もともとは、大臣山に鎮座していましたが、鶴岡八幡宮を創建する際に現在地に遷座したそうです。
ちなみに、社は鶴岡八幡宮で最古の建造物らしいです。

商売繁盛の御利益があるそうですよ。


●武内社
・1828年再建
・銅瓦葺 一間社流造
・武内宿禰命を祀る
・国指定重要文化財

延命長寿・武運長久の御利益があるそうですよ。


●今宮(新宮)
・建立年不明
・銅板葺 神明造
・後鳥羽天皇・土御門天皇・順徳天皇を祀る

1247年に承久の乱で隠岐に島流しにされた後鳥羽院の怨霊を鎮めるために創建された神社なんだって。
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大銀杏

●大銀杏

大石段の横には、2010年に倒木した大銀杏跡がありました。
樹齢約1000年といわれる巨樹で、長らく御神木として、また鶴岡八幡宮のシンボルとして親しまれていました。

現在は、親木から芽生えたひこばえが育てられており、親木とともに親子銀杏として祀られています。


大絵馬には大銀杏に向けて熱いエールが送られていました。

鶴岡八幡宮の古図(神仏習合時代)

●鶴岡八幡宮の古図

〜鶴岡八幡宮・境内図~
(1732年作)

実は鶴岡八幡宮は、明治時代の廃仏毀釈が行われるまで神仏習合の神社だったという。


~鶴岡八幡宮・境内図~
(1789~1801年作)

境内には、仁王門・護摩堂・輪蔵・神楽殿・愛染堂・六角堂・観音堂・弁天堂・薬師堂・鐘楼・楼門・多宝大塔・東照宮のほか、20を超える塔頭があったそうです。

源頼朝は、法華経を始め仏を篤く信仰し、鶴岡八幡宮で法華経や一切経などの読誦を行なっていたそうです。


〜鶴岡八幡宮・堂塔~
(1864年撮影・撮影者はベアト)


〜鶴岡八幡宮・大塔~
(1864年撮影・撮影者はベアト)

ちなみにベアトとは、イギリス人で従軍カメラマン。
1861年ごろ横浜に来航し、1863年まで横浜に移住していたそうです。
ベアトは日本滞在中に軍用写真のほか、日本各地の名所・肖像写真・風俗写真など、江戸時代の日本を撮影しまくっています。

日本は、少し前まで鎖国だっただけに、これらの写真は非常に貴重な遺産となっております。

鎌倉国宝館

●鎌倉国宝館

そんなこんなで、雨が暴力的になってきたので、鶴岡八幡宮の境内にある鎌倉国宝館へ避難。
鎌倉国宝館ではたくさんの仏像さんを拝観することができました。


●開館時間
・9:00~16:30
・入館は16:00まで

●休館日
・毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
・毎月末展示替え期間
・年末年始

●入館料
・一般・・・300円(特別展は別料金)
・小・中学生・・・100円(特別展は別料金)
※展示内容により入館料は変わります。


●薬師如来立像

~画像は鎌倉国宝館で購入した本より~

●薬師如来立像
・平安時代作
・ケヤキの一木造
・像高 約175cm
・神奈川県指定文化財

薬師さんの背後から、背中の内グリを拝観することができました。
内グリが拝見できるって、なかなかレアですね。

●日光・月光菩薩立像
・江戸時代作
・像高 約100cm

薬師さんということで、脇侍は日光・月光さん。


●千手観音坐像と十二神将立像

●千手観音坐像(写真左)
・鎌倉時代作
・像高 97.3cm
・神奈川県指定文化財
・建長寺より寄託

●十二神将立像(写真右)
・鎌倉時代作
・像高 129.8cm
・神奈川県指定文化財

12体のうち8体が慶派の作といわれています。
もともとは大町の辻薬師堂に安置されていたんですって。


●初江王坐像と倶生神坐像

●初江王坐像(写真左)
・1251年作
・幸有 作
・像高 103cm
・国指定重要文化財
・円応寺より寄託

●倶生神坐像(写真右上)
・鎌倉時代作
・国指定重要文化財
・円応寺より寄託

倶生神とは、人が生まれてから死ぬまでの間、その人の善悪を事細かに記録して死後に十王に報告するという地獄の役人です。


●檀拏幢(写真右下)
・江戸時代作
・総高 98.3cm
・国指定重要文化財
・円応寺より寄託

檀拏幢と書いてだんだとうと読みます。

檀拏幢とは閻魔さまが持っている杖です。
一般的に檀拏幢という呼び方より、人頭杖見る目 嗅ぐ鼻という名で知られています。

この男女の頭で死者の善悪判定をするという。 つまり極楽行きか地獄行きかを判定するマシーンです!


●鬼卒立像(写真右下)
・鎌倉時代作
・総高 78.9cm
・国指定重要文化財
・円応寺より寄託

鬼卒は罪人に罰を与える地獄の鬼です。

などなど、鎌倉国宝館は多数の仏像さんが拝観できる極幸空間になっていました。
そんなこんなで、お腹イッパイになるまで仏像拝観をしてきましたよ。

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御朱印情報

●御朱印情報
鶴岡八幡宮で頂ける御朱印は2種

●御朱印の種類
・鶴岡八幡宮の御朱印
・旗上弁財天社(鎌倉江の島七福神)の御朱印

鶴岡八幡宮の御朱印と旗上弁財天社の御朱印は、受付場所と時間と初穂料が違います。


●鶴岡八幡宮の御朱印

●受付時間
・4月~9月・・・5:30~20:30
・10月~3月・・・6:30~20:30

●受付場所
・8:30~16:30・・・祈祷受付
・それ以外の時間は社務所

祈祷受付は大石段の下にあります。

●初穂料(料金)
・500円

ちなみに限定御朱印は確認できませんでした。
(2020年10月現在)


●旗上弁財天社の御朱印

●受付時間
・9:00~16:00頃
※授与所が不在のときは鶴岡八幡宮の社務所で頂けるかも

●受付場所
・旗上弁財天社の授与所

●初穂料(料金)
・300円


●オリジナル御朱印帳

●社殿と段葛
・18cm × 12cm
・1700円


●巫女舞
・18cm × 12cm
・1700円


●鳳凰
・16cm × 11cm
・1500円


●流鏑馬神事
・16cm × 11cm
・1500円


●旧オリジナル御朱印帳
●社殿と大銀杏
2012年以前に授与されていた御朱印帳です。
現在は販売終了。

表紙には、社殿と2010年に倒木した大銀杏。
裏表紙には、流鏑馬のシルエットがデザインされています。


●社殿
2013~2015年に授与されていた御朱印帳です。
現在は販売終了。

表紙には、社殿。
2010年に倒木した大銀杏の姿はありません。
裏表紙には、神紋がデザインされています。

拝観情報とアクセス

●鶴岡八幡宮の開門時間
・10月~3月・・・6:00~21:00
・4月~9月・・・5:00~21:00

~~~その他の施設~~~
●鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
・10:00~16:30
・定休日は月曜日(祝日の場合は開館)・展示替期間・年末年始

●鶴岡ミュージアムカフェ
・10:00~17:00
・ラストオーダーは16:30
・定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)

●宝物殿
・9:00~16:00
・定休日なし(展示替えなどによる休館あり)

●鎌倉国宝館
・9:00~16:30
・定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)・毎月末展示替え期間・年末年始

●茶寮 風の杜
・10:30~17:00
・定休日なし

●鶴岡文庫
・9:00~12:00
・13:00~16:30
・定休日は月曜日・年末年始(その他、臨時休館あり)


●アクセス
・JR鎌倉駅東口から徒歩10分
・江ノ島電鉄・江ノ電鎌倉駅から徒歩10分

●駐車場の料金(乗用車)
・9:00〜19:30
・1時間まで600円
・以降30分毎300円

●駐車場の台数
・普通車・・・40台
・大型車・・・8台

鶴岡八幡宮の地図

年間行事

●手斧始式
・1月4日

●除魔神事
・1月5日

●節分祭
・2月3日

●鎌倉まつり・静の舞
・4月第2日曜日

●流鏑馬
・4月第3日曜日

●菖蒲祭
・5月5日

●夏越祭
・立秋前日

●立秋祭
・立秋

●実朝祭
・8月9日

●ぼんぼり祭
・立秋前日~8月9日

●例大祭
・9月15日

●流鏑馬神事
・9月16日

●御鎮座記念祭
・12月16日
 

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