箱根神社の御朱印|由緒・境内をわかりやすく解説|関東屈指のパワースポット(神奈川県足柄下郡箱根町)

所在地神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1
祭 神箱根大神
由 緒1191年に編纂された筥根山縁起并序によると、第5代天皇・孝昭天皇の時代に聖占仙人が駒ヶ岳の山頂に神仙宮を開いたのが始まり。その後、757年に箱根大神の神託を得た万巻上人が現在地に神仏習合の社殿を建立。以来、箱根権現として崇敬され、坂上田村麻呂・源頼朝・北条氏・足利氏・徳川家康など、各時代の武将から信仰されました。明治時代、神仏分離により箱根権現から箱根神社と改称。近代では明治天皇をはじめ大正・昭和・平成天皇など各時代の皇族が崇敬。民間人や政財界からの信仰も厚く、国内はもとより海外からの観光客も多く訪れる箱根の人気スポットとなっております。
HP箱根神社(九頭龍神社)公式ホームページ
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箱根神社とは?


駒ヶ岳と芦ノ湖の間に鎮座してます箱根神社

箱根の山々には神様が宿っていて、芦ノ湖には龍神様が宿っているといわれています。

つまり箱根は山の神様と水の神様に守られた関東屈指のパワースポットなのだ。


そのため、古くから将軍や武将、朝廷や皇族、政治家や実業家などなど、その時代、その業界のトップから崇敬されてきました。

箱根を背にするものは天下を制すという名言が生まれるほど、そのパワーは絶大なんだとか!

ちなみに、箱根を背にするというのは、箱根の神様を背につけるという意味。

つまり箱根の神様を背につけると、箱根の神々の恩恵を受けて開運・仕事運・勝負運などの御利益が頂け、社会的に成功しますよ〜的な意味なんだって。


箱根神社は1250年以上の歴史がある超古社です。

さらに箱根神社の元宮は、紀元前から続く超スーパー古社!

ですので、神社の由緒はとても長くて複雑・・・。

ということで、私なりにわかりやすく簡単に神社の由緒をまとめてみよう・・・

と思うも、なかなか上手くまとまんない!

そんなこんなで、勝手ながら神社の由緒を4期に分けて解説することにしました。

第1期 箱根元宮の始まり
第2期 箱根神社の始まり
第3期 平安時代〜江戸時代
第4期 明治時代〜令和時代


●第1期 箱根元宮の始まり

1191年に編纂された筥根山縁起并序によると、第5代天皇・孝昭天皇の時代に聖占仙人駒ヶ岳の山頂神仙宮(現・箱根元宮)を開いたのが始まり。

神仙宮は箱根山の最高峰・神山を神体山とした祭祀場で、後に山岳信仰・修験道・神道・仏教などが習合し、箱根大権現として山岳信仰の一大霊場となりました。


ちなみに箱根山とは箱根町を中心に神奈川県と静岡県にまたがる火山の総称です。

その箱根山で1番高い山が神山
そして3番目に高い山が駒ヶ岳です。


●箱根山
第1位神山標高 1438m
第2位冠ヶ岳標高 1409m
第3位駒ヶ岳標高 1356m
第4位早雲山標高 1244m
第5位金時山標高 1212m
第6位明神ヶ岳標高 1169m
第7位丸岳標高 1156m
第8位長尾山標高 1144m
第9位三国山標高 1102m
第10位上二子山標高 1091m
第11位下二子山標高 1065m
第12位台ヶ岳標高 1045m

通常、神社には御神体を祀る本殿があります。

しかし、箱根元宮には本殿はなく、拝殿だけしかありません。

・・・ということは箱根元宮には神様はいないの?

ノンノンノン

箱根元宮は箱根山の最高峰である神山を神様として祀っているのです。

つまり箱根元宮は神山の遥拝所です。

もっと簡単にいえば、箱根元宮は御神体山である神山を拝むための施設となります。


●第2期 箱根神社の始まり

757年、日本全国の霊場を巡っていた万巻上人が箱根山に登って修行をしました。

その際、万巻上人は箱根権現を感得したという!

そんなこんなで、万巻上人は箱根権現のお告げにより、駒ヶ岳の麓に箱根権現社を建立(現・箱根神社)。

箱根権現社には法・俗・女という3体の神様がお祀りされ、箱根三所権現として信仰されるようになりました。

●箱根三所権現とは?
箱根三所権現とは、法・俗・女という3体の神様から成り、箱根山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様です。

●箱根三所権現の本地仏
法躰 → 文殊菩薩
俗躰 → 弥勒菩薩
女躰 → 観世音菩薩


さらに万巻上人は地元の人々を苦しめていた芦ノ湖の毒龍(九頭龍)を法力で鎮め、芦ノ湖の湖畔に九頭龍権現(現・九頭龍神社)も創建しました。

その後、箱根権現社と別当寺の金剛王院 東福寺が一体となり、神仏習合の社として栄えることとなりました。


●第3期 平安時代〜江戸時代

801年、征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北地方の蝦夷を征伐することになりました。

そんなこんなで東北へ向かう途中、坂上田村麻呂は箱根権現社を参詣。

そして表矢を献上して武運の長久を祈りました。

その甲斐あってか、坂上田村麻呂は無事に東北地方の蝦夷を征伐することができました。

以来、坂上田村麻呂の行いを手本とし、源頼義源頼朝などなど、名だたる武将たちが参詣することになりました。

801年坂上田村麻呂が表矢を献上。
1053~1058年頃源頼義が坂上田村麻呂の例にならい表矢を献上。
1182年源頼朝が北条政子の安産祈願のため奉幣遣を派遣。
1188年源頼朝が二所詣のため参詣。
1194年北条政子が二所詣のため参詣。
1206年源実朝が二所詣のため参詣。
1234年親鸞上人が参詣。
1237年藤原頼経が参詣。
1258年早良親王が参詣。
1302年北条貞時が参詣。
1318年北条高時が参詣。
1523年北条氏綱が社殿を造営。
1612年徳川家康が社殿を造営。
1667年徳川家綱が社殿を造営。
1697年徳川綱吉が社殿を修復。

特に源頼朝は箱根権現を深く信仰し、関東守護・関東鎮守として鎌倉幕府の祈願所としました。

源頼朝は箱根権現伊豆走湯権現の両社を参詣する二所詣を創始。

以来、箱根権現を参詣することは鎌倉幕府歴代将軍の恒例行事になりました。


さらに、鎌倉幕府の執権である北条氏も箱根権現を厚く信仰しました。

1232年に制定された日本初の武家法・御成敗式目では、日本の神々の筆頭として伊豆箱根両所権現と記しました。

その後、室町時代には鎌倉府の主として東国を治めた関東公方足利氏や戦国大名の北条早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直の北条5代が厚く崇敬。

しかし1590年、豊臣秀吉の小田原征伐の際に焼失してしまったという。。


そんなこんなで、1594年に徳川家康が神領を寄進し社殿を再建。

さらに徳川家康は1612年に大規模な社殿造営を行いました。


その後、1618年に東海道が整備され箱根宿箱根関所が設置されると、箱根は交通の要となり、箱根権現は庶民から絶大な信仰を集めることになりました。


●第4期 明治時代〜令和時代

明治時代、明治新政府は神道の国教化を目指すために神仏分離令を発令。

そして1868年、神仏分離令により全国の権現社・権現宮・権現堂は権現号を廃止されることになりました。

愛宕権現・秋葉権現・石鎚大権現・熊野権現・金毘羅権現・蔵王権現などなど・・・

例外ではなく、箱根権現も権現号を廃止されることになりました。

そんなこんなで、箱根権現は箱根神社と改称。

別当寺の金剛王院 東福寺は廃寺となり、堂塔伽藍はことごとく破壊されました。


以来、1873年に明治天皇・皇后をはじめ、大正・昭和・平成天皇など、各時代の天皇・皇族が崇敬。

現在も民間人や政財界からの信仰が厚く、国内はもとより海外からの観光客も多く訪れ、年間2千万人を超える参詣者で賑わう人気の神社となっております。

・・・

・・・・・

って、長っ(笑)

全然、簡潔にまとめれてない!

・・・まっいいかw

そんなこんなで、参拝開始。
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第一鳥居から第二鳥居まで

●第一鳥居

●第一鳥居
・1993年建立
・明神鳥居

まず最初に登場するのは大きな第一鳥居

なんと、こちら!

国道1号線をまたぐ鳥居の中で日本一大きい鳥居なんだとか!


というかこの鳥居、どっかで見たことありません?

あの有名な鳥居ですよ!

箱根といえば・・・

お正月恒例の箱根駅伝!

そうです、箱根駅伝の選手が駆け抜けるあの鳥居です!


テレビでよく見るあの鳥居です!

もうこの鳥居を見れただけで、箱根に来て良かった〜と思えました。

早くも満足!


ちなみに、第一鳥居から約1.5km離れたところに箱根駅伝の往路ゴール&復路スタート地点があります。

あと箱根駅伝ミュージアムもあります。


そんなこんなで、第一鳥居をくぐるとお土産屋さんや飲食店が軒を連ねる表参道に突入。


●賽の河原

●賽の河原
・箱根町指定史跡

そして、第一鳥居の近くで石仏エリアを発見しました。

ということで、立ち寄ることに。


その昔、箱根は地蔵信仰の聖地として信仰を集めていたんだとか。

かつては芦ノ湖畔にはたくさんの石仏石塔が立ち並んでいたそうですが、明治時代の神仏分離令により、それらの石仏・石塔は失われてしまったんだって。

そんなこんなで、生き残った石仏・石塔を1ヶ所にまとめたのがこの賽の河原なんだとか。

それにしても古そうな石仏ばかりだぁ〜。

説明板によると、鎌倉時代後期のものがあるそうですよ。


ちなみに1863年の東海道箱根山中図には湖畔に立ち並ぶ石仏&石塔が描かれています。


●明治天皇 昭憲皇太后御駐輦之趾碑

そんなこんなで賽の河原に別れを告げてテクテクと歩いていると、松坂屋旅館の前にて明治天皇・皇后の駐輦碑を発見!


多分ですけど、明治天皇・皇后は1873年に箱根神社を参詣してますので、その時ここに滞在したのかな?
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第二鳥居から第四鳥居まで

●第二鳥居

●第二鳥居
・建立年不明
・明神鳥居

そんなこんなで松坂屋旅館に別れを告げてテクテクと歩いていると第二鳥居が登場!

ちなみに第二鳥居の周辺には、いくつかの無料駐車場がありました。

超有名な神社なのに無料ってところがありがたいね!


●日吉神社と来宮神社

●境内社
・左 → 日吉神社
・右 → 来宮神社

そんなこんなで第二鳥居をくぐってテクテクと歩くと小さなお社に到着。

どうやらこちらは箱根神社の境内社・日吉神社来宮神社のようです。


日吉神社の御祭神は大山咋神

大山咋神は箱根神社の鎮護の神・地主神として尊崇されているそうです。

もともとは山王社山王権現と称していましたが、明治時代の神仏分離で権現号が廃止されたため日吉神社と改称されたんだって。


来宮神社の御祭神は大国主大神

ちなみに来宮神社と書いてきのみやじんじゃと読みます。


●第三鳥居

●第三鳥居
・建立年不明
・明神鳥居

続いて、第三鳥居が登場。

ここから一気に空気感が変わります。

やっと神社らしい雰囲気になってきた!


第三鳥居の前には國幣小社箱根神社と書かれた社号標が建っていました。

どうやら、箱根神社の社格は国幣小社だったみたいですね。

ちなみに、かつては官幣社・国幣社・縣社・府社など、神社には社格が存在していましたが、1946年に社格制度は廃止されております。


●第六天神社

●第六天神社 鳥居
・1984年建立
・明神鳥居

第三鳥居をくぐると境内社の第六天神社に到着。

説明板には、御鎮座1230年を記念して境域を改修、鳥居を建立して祭祀を復興したと書かれておりました。


●第六天神社 本殿
・建立年不明
・銅板葺 一間社流造

御祭神は淤母陀琉神

淤母陀琉神と書いておもだるのかみと読みます。

淤母陀琉神は天津神の中で6番目に誕生した神様といわれています。

●天津神
高天原にいる神々。
または高天原から天降った神々の総称。

●国津神
地上(葦原中国)に現れた神々の総称。


●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・銅板葺 切妻造

続いて、手水舎でお清め。


左の柱には明治天皇が詠んだ歌がありました。

わが國は 神のすえなり神祭る
昔の手ぶり忘るなよゆめ

おそらくこれは1873年に参詣した際に詠んだ歌だと思われます。

そして右の柱には明治天皇の皇后が詠んだ歌もありました。

みたらしの 水のあふれて すがすがし
朝まうでする 神のいがきに
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第四鳥居から第五鳥居まで

●第四鳥居

●第四鳥居
・建立年不明
・明神鳥居

手水舎の隣には第四鳥居が建っていました。

箱根神社には6つの鳥居があるのですが、第1・4・5・平和の鳥居は南向き。

そして第2・3鳥居は東向きでした。

って、どうでもいい話ですけど。

・第一鳥居 → 南
・第二鳥居 → 東
・第三鳥居 → 東
・第四鳥居 → 南
・第五鳥居 → 南
・平和の鳥居 → 南


●参道

そんなこんなで、第四鳥居をくぐると老杉が立ち並ぶ参道に突入。

なんとこの杉並木は樹齢600〜800年なんだとか!


杉並木を過ぎると社殿へ続く石階段が登場。

この石階段は89段あるそうです。

89段 → 89(やく)→ 厄

ということで、この石階段を上ると厄落としができるんだとか!


●曽我神社

●曽我神社 鳥居
・1983年建立
・明神鳥居

石階段の途中には境内社の曽我神社がありました。

その名の通り、日本三大仇討の1つ・曽我兄弟の仇討で有名な曽我兄弟をお祀りする神社です。

というか、なんで箱根神社に曽我兄弟が!?

と思ったらなんと!

弟の曽我五郎さんは箱根権現の稚児として仕えていたんだとか。

そういった縁から、箱根神社の境内にお祀りされてるのかな?


もともとは勝名荒神祠として曽我兄弟をお祀りしたのが始まり。

その後、1647年に小田原城主・稲葉正則さんが石造の本殿を造営。

そして平成時代に現在の社殿が建立されたんだって。


弟の曽我五郎さんは17歳まで箱根権現の稚児として仕えていたとき、亡き父の仇討ちを果たすため、このを相手に剣の腕を磨いていたそうです。

かつては剣難除け杉守として信仰されていたそうですが、現在は根株だけが残っています。


●曽我神社 狛犬
・1907年奉納
・江戸獅子

社殿の前には江戸獅子の狛犬ちゃんがおられました。

小ぶりで可愛い狛犬ちゃんでしたよ。


ちなみに箱根神社から約3.5km離れたところに曽我兄弟のお墓がありました。

ということで、バスの中から合掌!
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第五鳥居と狛犬

●第五鳥居

●第五鳥居
・2008年建立
・明神鳥居

そんなこんなで、石階段を上りきると第五鳥居が登場。

どうやらこちらは天皇陛下御即位20年を記念して建立された鳥居のようです。


●狛犬
・奉納年不明
・護国型(籠神社型)

続いて、狛犬ちゃんにご挨拶。

狛犬ちゃんは護国型となっておりました。

ネットの情報によると、このタイプの狛犬ちゃんは、丹後国一宮の籠神社におられる狛犬ちゃんのコピーなんだとか。


以前、福岡で神社巡りをした際、やたらとこのタイプの狛犬ちゃんに出会いました。

なぜか福岡で大流行しているという!


ちなみに、台座は苔で覆われていたため奉納年を確認することができませんでした。

元伊勢 籠神社の御朱印~丹後国の一宮~(京都府宮津市)
住 所京都府宮津市字大垣430祭 神主祭神彦火明命相殿豊受大神・天照大神・海神・天水分神社 格丹後国一宮・式内社(名神大)由 緒神代、真名井原の地(現・真名井神社)に豊受大神を祀ったのが...
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社殿と境内社

●神門

●神門
・建立年不明
・銅瓦葺 切妻造 薬医門

そんなこんなで、神門に到着。

やっと社殿に辿り着いた!


それにしても、いつ建てられた門なんでしょ?

ベタベタに塗られた塗料のせいで、古いのか新しいのかわかんない門になっていました。


唐破風には神紋の三つ割り菊紋が光り輝いていました。


そして16菊花紋左三つ巴紋も光り輝いてました。


●拝殿

●社殿
・1667年再建
・1936年改築
・銅瓦葺 入母屋造 権現造

続いて、拝殿で参拝。

本殿は1667年に徳川幕府4代将軍・徳川家綱さんが再建したものといわれています。

しかし1923年の関東大震災や1930年の豆相地震で被災してしまったのだとか。。

そんなこんなで、1936年に改築・復興したのが現在の本殿といわれています。


正面には立派な龍の彫刻。


木鼻は獅子。

そして手挟みは牡丹となっておりました。


●本殿

本殿の建築様式は権現造

ちなみに権現造とは、拝殿と本殿が合体した造りになっていて、拝殿と本殿の間に石の間と呼ばれる一段低い建物を設けているのが特徴のお社です。


御祭神は箱根大神

箱根大神とは瓊瓊杵尊木花咲耶姫命彦火火出見尊の3神の総称です。

●箱根大神

瓊瓊杵尊(ニニギ)
 神武天皇のひい爺ちゃん。

木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)
 ニニギの嫁さん。

彦火火出見尊(ホオリ)
 ニニギとコノハナサクヤヒメの子。


拝殿の前には平成天皇・皇后が幣帛料・神饌料を奉納しましたよ〜的な立札がありました。

平成天皇・皇后は在位中、定期的に幣帛料・神饌料を奉納していたみたいですね。


●駒形神社と高根神社

●駒形神社と高根神社
・建立年不明
・銅板葺 流造

社殿の前には境内社の駒形神社高根神社が鎮座していました。

●駒形神社 御祭神
・高皇産霊尊・神皇産霊尊
・天照皇大神・鸕鶿草葺不合尊
・豊玉比売命・櫛御毛奴尊
・誉田別尊

駒形神社ということで、駒形大神(天御中主大神・素戔嗚尊・大山祇神)がお祀りされてるのかと思いきや、神明系の神様と八幡系の神様がお祀りされているというね。

由緒によると、明治時代に神明社八幡社合祀したため、このようなメンバーになったんだとか。


ちなみに、箱根神社から約3km離れたところに同じ社号の箱根駒形神社が鎮座しています。

こちらには駒形大神がお祀りされています。


●高根神社 御祭神
・稲倉魂大神・天宇受賣命
・天太玉命・天児屋根命
・菅原道真・大山祇命
・乙橘姫命

高根神社も様々な系列の神様がお祀りされていました。

由緒によると、稲荷社・天神社・春日社・山神社・吾妻社を合祀したお社のようです。

駒形神社の御朱印|箱根宿の鎮守社|駒ヶ岳の地主神・駒形大神を祀る(神奈川県足柄下郡箱根町)
所在地神奈川県足柄下郡箱根町箱根290祭 神駒形大神由 緒創建年は不詳。1618年に江戸幕府が箱根宿を開く以前から芦川宿は存在していたそうで、中世以降、箱根宿の鎮守として崇敬されていたといわれています。1...
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九頭龍神社 新宮

●九頭龍神社 新宮

続いて、箱根神社の摂社であります九頭龍神社 新宮を参拝。

九頭龍神社 新宮と書いてくずりゅうじんじゃ しんぐうと読みます。


それにしてもスゲ〜!

1.2.3.4.5.6.7.8.9・・・頭が9!

まさに九頭龍だ!


龍の口から出ている水は、境内から湧き出た神水・龍神水

この龍神水を手の平に受け、口をすすげば、一切の不浄を洗い清める霊水といわれてるんだって。


ちなみに、授与所にはお水取り用のペットボトルが売ってあります。

1個100円というお買い得価格となっております。


九頭龍手水鉢の隣には成就水盤というものもありました。


誓願符という水に溶ける紙に、九頭龍大神への起請文(誓約文)を書き、成就水盤の水で流すとなんと!

水に溶けた紙が地下を通り、芦ノ湖の九頭龍大神へ届くんだとか!

なんだか神秘的!


九頭龍神社は本宮新宮があり、どちらも芦ノ湖の守護神・九頭龍大神がお祀りされています。

芦ノ湖の湖畔に鎮座する本宮交通の便が悪く、ちょっぴり参拝が困難な場所に鎮座しています。

ということで、2000年に参拝がしやすい箱根神社の境内に御分霊を勧請。

それが九頭龍神社の新宮です。


そんなこんなで、本宮まで足を伸ばせない〜という方は、新宮でご参拝を。

ちなみに本宮でお詣りしても、新宮でお詣りしても御利益は同じなんだって。

安産杉と矢立の杉

●安産杉

九頭龍神社 新宮の近くには大きな杉がそびえ立っていました。

どうやらこちらは安産杉という木のようです。

その名の通り、安産・子孫繁栄・子授けの御神木とのこと。


根っこの部分は二股になっており、その姿が妊婦を想像させるということから安産杉と名付けられたんだそうな。

ちなみに鎌倉幕府の正史・吾妻鏡に、箱根権現を深く信仰していた源頼朝さんが妻・北条政子さんの安産祈願をしたと記されているそうです。

そして、無事にお生まれになったのが鎌倉幕府3代将軍・源実朝さんなんだって。


●矢立の杉

●矢立の杉
・樹齢 約1200年
・樹高 約35m
・幹周 約6m
・かながわの名木100選

さらに境内には矢立の杉という巨大な御神木もありました。

樹齢はなんと約1200年!


由緒によると、801年に征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北地方の蝦夷を征伐することになった際、箱根権現で戦勝祈願をしたそうです。

そして表矢を献上したんだそうな。

それが矢立の杉という名前の由来なんだって。

矢立の杉って言うくらいだから、このてて献上したのかな?

平和の鳥居

●平和の鳥居

●平和の鳥居
・1952年建立
・両部鳥居

そんなこんなで、最後に訪れたのは芦ノ湖の湖畔に建つ平和の鳥居

ご覧の通り、たくさんの参拝者が群がる大人気スポットになっておりました。

映えますねぇ〜

人が群がるのもわかるような気がする!


この鳥居は、1952年のサンフランシスコ講和条約締結と当時の皇太子・明仁親王(平成天皇)の立太子の礼を記念して建立されたものなんだって。


扁額は、1964年の東京オリンピック開催と鎮座1200年を記念して掲げられたものらしいです。

扁額には平和と書かれているらしく、第45・48・51代内閣総理大臣・吉田茂さんの揮毫なんだって。

しかし、平和の鳥居は芦ノ湖に向けて建てられているため、扁額を拝見することはできませんでした。


こちらは遊覧船からみた平和の鳥居です。

カメラをズームにして確認・・・

船からも平和の文字を確認することはできませんでした!


ちなみに平和の鳥居へ続く参道は2つの道路をまたいでいるので、気をつけて横断してください!

結構、頻繁に車が通ってましたよ!


そんなこんなで、参拝終了。

せっかくなので、歩いて九頭龍神社 本宮まで行ってみよう!

御朱印情報

●御朱印情報

●御朱印の種類
・箱根神社の御朱印
・九頭龍神社の御朱印
・箱根七福神の御朱印(恵比須)
・箱根元宮の御朱印

※箱根元宮の御朱印について

登拝開所日は駒ヶ岳の山頂に鎮座する箱根元宮で頂くことになります。

登拝開所日以外の日箱根神社で頂けます。
その際は箱根元宮で参拝した方のみ授与されるとのことです。

●期間限定・特別御朱印
・なし


●御朱印の受付場所
・授与所

●御朱印の受付時間
・9:00~16:00

※御朱印は第四鳥居近くの授与所で頂けます。


ちなみに社殿前にも授与所がありますが、そちらでは御朱印は頂けません。


●御朱印の料金
・各500円

どうやら箱根神社では、御朱印のことを御神印(ごしんいん)と呼んでいるみたいです。


●オリジナル御朱印帳
・サイズ 16cm×11cm
・初穂料 1500円

※初穂料には1社分の御神印料が含まれています。

●箱根七福神 御神印色紙
・色紙と御神印
 初穂料700円

・色紙を持参の方
 御神印スタンプの初穂料200円

・2023年4月29日 参拝
・2023年7月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●拝観料
・境内は無料
・宝物殿は有料

●宝物殿 拝観料
・大人(中学生以上) 500円
・小人(小学生) 300円

●最寄りの駅
・箱根登山鉄道
 箱根湯本駅から車で30分

●最寄りの港
・芦ノ湖遊覧船
 元箱根から徒歩10分

・箱根観光船(箱根海賊船)
 元箱根港から徒歩15分

●最寄りのバス停
・箱根登山バス
 箱根神社入口から徒歩10分
※箱根登山バス 箱根神社入口のバス停は第一鳥居と第二鳥居の間にあります。

・箱根登山バス
 箱根神社 バス停から徒歩7分
※箱根登山バス 箱根神社のバス停は第三鳥居の近くにあります。

・伊豆箱根バス
 元箱根 バス停から徒歩15分
※伊豆箱根バス 元箱根のバス停は第一鳥居の近くにあります。

●最寄りのIC
・箱根新道
 芦ノ湖出口から5分

・箱根新道
 芦ノ湖大観ICから車で15分

・東名高速道路
 御殿場ICから車で30分

・東名高速道路
 沼津ICから車で30分

●駐車場
・駐車場台数 約200台
・駐車場料金 無料
・利用時間  7:00~17:00

箱根神社の地図

●箱根三社参り
箱根神社の御朱印|由緒・境内をわかりやすく解説|関東屈指のパワースポット(神奈川県足柄下郡箱根町)
所在地神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1祭 神箱根大神由 緒1191年に編纂された筥根山縁起并序によると、第5代天皇・孝昭天皇の時代に聖占仙人が駒ヶ岳の山頂に神仙宮を開いたのが始まり。その後、757年に...
箱根元宮の御朱印|駒ヶ岳山頂に鎮座する天空の神社(神奈川県足柄下郡箱根町)
所在地神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1祭 神・箱根大神・天之御中主神・高皇産巣日之神・神皇産巣日之神由 緒1191年に編纂された筥根山縁起并序によると、第5代天皇・孝昭天皇の時代に聖占仙人が駒ヶ岳の山...
九頭龍神社 本宮の御朱印|箱根神社から徒歩で行くの巻 (神奈川県足柄下郡箱根町)
所在地神奈川県足柄下郡箱根町元箱根 防ケ沢 箱根九頭龍の森祭 神九頭龍大神由 緒その昔、芦ノ湖に9つの頭を持つ毒龍が棲んでいたという。その毒龍は村人を苦しめていたため、奈良時代の高僧・万巻上人が法力で鎮め...
 

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