常栄寺の御朱印~常栄寺庭園(雪舟庭)~(山口県山口市)

都道府県別
所在地山口県山口市宮野下2001
宗 派臨済宗東福寺派
由 緒室町時代、この地には守護大名・大内政弘の別邸があったそうです。大内政弘は雪舟に依頼して庭園を作庭。それが現在の雪舟庭といわれています。その後、大内政弘がこの地に妙喜寺を創建。関ヶ原の戦いの後、毛利氏が安芸から長州に移封。その際、安芸にあった常栄寺をこの地に移転させ、もともとあった国清寺を常栄寺にしたそうです。明治維新後、常栄寺は妙寿寺に移され、妙寿寺は常栄寺に改名。それが現在の常栄寺とのことです。
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常栄寺と雪舟とは?

●本日の相棒

本日はレンタサイクルで、西の京・山口を散策してきました。

山口市は国宝・瑠璃光寺をはじめ、大内氏が栄華を極めた大内文化の史跡がたくさん残っているので1日中スキマなく楽しむことができました。


●常栄寺とは?

そんなこんなで、雪舟庭が有名な常栄寺に到着。

この常栄寺は、大内氏に庇護されていた雪舟が作庭した庭園が有名なお寺さんです。

もともとこの地には、大内政弘の別邸跡に創建した妙喜寺があったそうですよ。 そんなこんなで、室町時代に守護大名・大内政弘が山口に滞在していた雪舟に作庭の依頼をし、完成させたのが現在の雪舟庭なんだって。


そんな常栄寺の由緒はなかなか複雑で。
悲しいかな、阿保な私は1回読んだだけではイマイチ理解できませんでした・・・(-“-;) ??

そんなこんなで、由緒を私なりに簡単にまとめると、大体こんな感じ。

室町時代、この地には守護大名・大内政弘の別邸があった。
大内政弘は雪舟に依頼して庭園を作庭。

その後、大内政弘の別邸跡に妙喜寺を創建。

大内氏が没落すると、毛利氏は妙喜寺を隆元の夫人・尾崎局の菩提寺とし、妙寿寺と改名した。

関ヶ原の戦いの後、毛利氏は安芸から長州に移封。
そして安芸国にあった常栄寺を山口に移し、山口にあった国清寺を常栄寺にする。
しかし1863年に長州藩の拠点が萩城から山口城に移転したことにより、常栄寺は妙寿寺に移される。

そして妙寿寺を常栄寺に改名し現在に至る。

みたいな感じです。

簡単にまとめると意外とわかりやすい由緒でした!

なんか妙喜寺と妙寿寺の名前がごっちゃになってひとりで混乱していたみたいです(笑)

ちなみに常栄寺という寺号の由来は、毛利隆元の法名・常栄寺殿光禄大夫華渓栄公大禅定門からきているそうですよ。


●雪舟とは?

ザックリと簡単に雪舟とは、室町時代に活躍した水墨画家・画僧です。

1420年、備中国(岡山県)で生まれる。

少年時代は宝福寺で禅の修行に励みますが、修行もそこそこに絵ばかり描いていたそうです。

その後、京都・相国寺で周文に画法を教えてもらい、1467年に明(中国)に渡って本場の水墨画を学びました。

帰国後は山口県の雲谷庵に住み、多くの作品を残します。

1476年、豊後国(大分県)に住み、県内各地のお寺に優れたお庭を残す。

1479年、益田兼堯からの招きで益田を訪れ、益田兼堯像花鳥図屏風を描き、萬福寺や医光寺に庭園を作庭。

晩年に再び益田を訪れ、東光寺(現・大喜庵)で87歳の生涯を終える。

雪舟の生涯は大体こんな感じです。
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総門と鐘楼門と本堂と庫裏

●総門

●総門
・建立年不明
・本瓦葺 切妻造 薬医門

そんなこんなで、参拝開始。

まずは総門から。
思いのほか参拝者が多くてビックリしたひと時。

山口観光ではそれなりの人気スポットのようです。

総門をくぐると地蔵堂かあって、その次に登場するのが鐘楼門。


●鐘楼門

●鐘楼門
・建立年不明
・本瓦葺 一間一戸 入母屋造

扁額には、山号であります香山の文字。

扉には木製の乳鋲がありました!
木製って珍しい!


●庫裏

●庫裏
・建立年不明
・本瓦葺 妻入り切妻造 煙出し付き

鐘楼門の隣には庫裏がありました。
中国地方ではなかなかお目にかかることができない煙出し付きの庫裏でした。

ちなみに庫裏と繋がる書院には、明治天皇がお泊りになった天皇の間があるそうですよ。


●本堂(方丈)

●本堂(方丈)
・1933年再建
・本瓦葺 入母屋造
・宗派 臨済宗東福寺派
・本尊 千手千眼観自在菩薩

本堂内には雲谷派が描いた群馬図屏風や山水図屏風や郡山城下図などを拝観できました。
ちなみに雲谷派とは、雪舟の画風を受け継いで発展させていった画家たちのことです。


●南溟庭

●南溟庭
・1968年 作庭
・重森三玲 作
・枯山水庭園

本堂前には素敵な枯山水庭園がありました。

もしかしてこれが雪舟庭かっ!

と本気で思いましたが、どうやらこちらは昭和の作庭家・重森三玲さんがつくったお庭のようです!

重森三玲さんはこのお庭を作庭するにあたって『雪舟庭より良いものを造ってもらうとアレなんで、雪舟庭が引き立つように上手に下手につくってほしい』と依頼されたんだって(笑)

作庭家としてのプライドもあるだろうし、下手につくれって・・・きっと重森さんは困っただろうなぁ^^

ちなみに南溟庭と書いてなんめいていと読みます。
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常栄寺庭園(雪舟庭)

●常栄寺庭園(雪舟庭)

そんなこんなで
はいドーーーン!

こちらが雪舟庭です!

芝生が青くなくて全く映えない写真ですが!
余計なお世話かも知れませんが、暖かい季節に来ることをオススメします(笑)

●常栄寺庭園(雪舟庭)
・室町時代中期 作庭
・雪舟 作
・池泉回遊式庭園
・国の史跡
・国の名勝


手前の芝生に石組。
その奥には広い池があって、周囲の仮山に山畔石組を配置。
さらに左奥には枯滝石組がありました。

雪舟の水墨画の世界をそのまま表現したような、かなり奥行きのあるお庭でしたよ。


おー!
これが雪舟さんがつくったお庭かー!


全国に数多くある雪舟庭の中でも特に有名なのがこの常栄寺庭園。

だがしかーーーし!

全国各地のどの雪舟庭も、雪舟作を裏付ける記録は1つもないという!

では、なんで全国各地に雪舟庭があるのかぃ・・・??(-“-;) ??

もしかしたら、雪舟庭とは雪舟が作ったお庭という意味ではなく『まるで雪舟がつくったようなお庭』という風に、優れたお庭に対する褒め言葉だったのではないか・・・みたいな。

同じ例でいえば、彫刻の左甚五郎のパターンです。

左甚五郎の作品は安土桃山時代~江戸時代後期の約300年に至るため、名工の代名詞として左甚五郎という名が使われていたのではないか・・・みたいな感じで、雪舟庭も優れた名園の代名詞として使われたのではないかな・・・??(-“-;) ??


しかしですよ、全国各地の雪舟庭は怪しいにしても、この常栄寺庭園は雪舟作の可能性をじゅうぶんに秘めています!

●雪舟作の説 その①
まずこの地が西国一の大名・大内政弘が創建した妙喜寺だったこと。

雪舟は大内氏の庇護のもと、遣明船に乗って明(中国)に渡ったりなんかして絵の勉強をしています。

帰国後、日本各地を転々とした後、1483年に再び山口に滞在しています。

つまり大内氏と雪舟は深い関係で結ばれており、大内氏は雪舟の強力な支援者だったこと。


●雪舟作の説 その②
庭園研究家はいう。
①『常栄寺の枯山水石組は雪舟の絵画的構成そのものが表現されている』

②『雪舟の山水画に見られる見事な遠近感の構匠である』

などなど。


●雪舟作の説 その③
あのフェノロサ
『雪舟は直線と角との最大巨匠』と評したという。

枯山水の石組の直線などに注目し『立石が多く使われ、石の角と線が強調されており、雪舟の絵に共通する』などなど。


雪舟のニオイがプンプンしますねぇ〜。
これはもう雪舟作ということで決めちゃいましょう(笑)


庭園は池泉回遊式庭園になっていました。

ということで、庭園内をプラプラとお散歩してきました。

いやはや、素敵なお庭ですなぁ〜

・・・って、今何時?

やっば!

レンタサイクルの返却時刻がせまってるじゃないの!
完全にレンタサイクルのことを忘れていました!

そんなこんなで、早歩きで庭園鑑賞!
こんなヤツいる?(笑)
庭園ってゆったりと歩くもんちゃうの?

そしてお寺を出た後は自転車のもとへ猛ダッシュ!

そして残った電力を全て消費する勢いで自転車をこぎました。
多分、髪の毛が何本か抜け飛んだくらいのスピードが出ていたと思われます。


そして・・・
なんとか間に合った ε=( ̄o ̄;A)フゥ

ちなみ本日お借りしたレンタサイクルはこちら。

●長州苑 瑠璃光寺支店
・レンタサイクル(電動自転車)
 半日 300円
 1日 500円

・営業時間
 8:00〜17:00
長州苑
国宝「瑠璃光寺・五重塔」すぐそばのお土産・お食事処
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御朱印情報

●御朱印の種類
・香山香石(書置き)

●御朱印の受付場所
・拝観受付

●御朱印の受付時間
・夏期(4月~11月)
 8:00~17:00
(入園は16:30まで)

・冬期(12月~3月)
 8:00~16:30
(入園は16:00まで)

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2009年3月21日 参拝
・2021年1月6日 更新
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参拝情報とアクセス

●拝観時間
・夏期(4月~11月)
 8:00~17:00
(入園は16:30まで)

・冬期(12月~3月)
 8:00~16:30
(入園は16:00まで)

●拝観料
・大人 300円
・中高生 200円
・小学生以下 無料

●休業日
・年中無休

●最寄りの駅
・JR宮野駅から徒歩20分
・JR宮野駅から車で5分

・山陽新幹線 新山口駅
 防長バス山口方面行き
 雪舟庭入口で下車 徒歩10分

●車
・中国自動車道山口ICから10分
・中国自動車道小郡ICから15分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

常栄寺の地図

 

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