浄瑠璃寺の御朱印|四国霊場 第46番|お釈迦様の部位が点在する御利益のよろず屋|四国八十八ヶ所 車遍路の旅(愛媛県松山市)

所在地愛媛県松山市浄瑠璃町282
宗 派真言宗豊山派
札 所四国八十八ヶ所 第46番
前後札所 ・前 → 第45番札所・岩屋寺
・後 → 第47番札所・八坂寺
本 尊薬師如来
真 言おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
由 緒708年、行基が奈良・東大寺の大仏開眼に先立って布教のために伊予国を旅していたという。その際、この地が仏教布教の最適地と感得して伽藍を建立。812年、空海(弘法大師)がこの地を訪れて堂宇を修復。そして、第46番札所に定めたそうです。その後、戦国時代の戦乱によって荒廃。さらに、江戸時代に山火事で本尊・脇侍・須弥壇を除いてほとんどの堂宇を焼失。その後、1785年に僧・堯音が再興し、現在に至るそうです。
HP医王山 養珠院 浄瑠璃寺 – 四国八十八ヶ所霊場会

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浄瑠璃寺とは?


四国八十八ヶ所の第46番札所であります浄瑠璃寺に到着。

第45番札所・岩屋寺から31km。
徒歩6時間。
車で40分のところに位置しています。

浄瑠璃寺と書いてじょうるりじと読みます。

●浄瑠璃寺とは?

708年、行基が奈良・東大寺の大仏開眼に先立って布教のために伊予国を旅していたという。

その際、この地が仏教布教の最適地と感得して伽藍を建立。

そして、白檀の木で薬師如来像を刻んで本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩、十二神将を安置したそうです。

さらに、薬師如来がおられる瑠璃光浄土から寺号を浄瑠璃寺とし、薬師如来の別名・医王如来から山号を医王山と命名。

それがこのお寺の始まりといいます。


807年、唐から帰国した弘法大師がこの地を訪れた際、荒廃していた伽藍を修復し四国八十八ヶ所の第46番札所に定めたそうです。


室町時代末期、足利幕府の武将・平岡道倚が病気平癒の祈願をした際、病いが全快したことに感激し、伽藍を整備。
そして、平岡道倚は厚く帰依したといいます。

その後、戦国時代に戦乱により再び荒廃。。

さらに、1715年には山火事で本尊・脇侍・須弥壇以外のほとんどを焼失してしまったという。


そんなこんなで1785年、地元の庄屋から住職になった僧・堯音が復興し現在に至るそうです。


あれよあれよと四国霊場も松山市内に突入。

松山市内には8つの札所があるそうです。
そんなこんなで、この浄瑠璃寺は松山市打ち始めのお寺となります。

高知の後半あたりから長い札所間と山寺が続いていましたが、ここからしばらくはそういった修行感が減りそうですねぇ。

ちなみに松山市内8ヶ寺のラインナップはこちら。

●松山市内8ヶ寺
・第46番 浄瑠璃寺
・第47番 八坂寺
・第48番 西林寺
・第49番 浄土寺
・第50番 繁多寺
・第51番 石手寺
・第52番 太山寺
・第53番 圓明寺

この8ヶ寺のハイライトは何といっても第51番・石手寺と第52番・太山寺国宝2連発!

あと第49番・浄土寺の国重文もアツそう!

そんなワクワクを胸に四国霊場・松山編がスタート!
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正岡子規の句碑と衛門三郎

●境内入口

そんなこんなで、参拝開始。

どうやらこのお寺には山門はないみたいです。


●正岡子規の句碑

境内入口の左側には正岡子規の句碑がありました。

その句碑には

永き日や衛門三郎浄るり寺

と刻まれていました。

どうやら、この地は遍路の元祖といわれる衛門三郎の故郷のようです。

●衛門三郎とは?

824〜834年、伊予国を治めていた河野家の一族に衛門三郎という長者がいたそうな。

衛門三郎はとても欲深く、民からの人望も薄い男でした。

ある日、衛門三郎の屋敷にみすぼらしい僧が現れ、托鉢をしようとしました。

しかし、欲深い衛門三郎はその僧を追い返したという。

翌日も、そしてその翌日と何度も僧は現れ、托鉢をしようとしましたが、その度に僧を追い返しました。

8日目、とうとう衛門三郎の怒りが爆発!

衛門三郎は僧が持っていた鉢を竹のほうきでたたき落としたという!

鉢は8つに割れてしまい・・・そして僧は姿を消してしまいました。

実は、その僧は弘法大師だったのです。


衛門三郎には8人の子がいましたが、その年から毎年1人ずつ亡くなっていき、8年目には全員の子が亡くなってしまいました。

何と恐ろしいことをしてしまったものか・・・と、衛門三郎は後悔。。

そんなこんなで、衛門三郎は懺悔の気持ちから田畑を売り払って家人たちに分け与え、妻とも別れ、弘法大師を追い求めて四国巡礼の旅に出ることにしました。

これが遍路の始まりといわれています!


しかし、20回も遍路を行ったのに弘法大師に出会うことはありませんでした。

何としても弘法大師に会いたい・・・そう思った衛門三郎は、逆回りで巡礼することにしました。

そんなある日、阿波国の第12番札所・焼山寺の近くにある杖杉庵で病に倒れてしまいました。

そして、死期が迫りつつあった衛門三郎の前に弘法大師が現れたという!

衛門三郎は今までの悪行を泣いて詫びました。

すると弘法大師は『何か望みはあるか?』と問いかけました。

その問いに、衛門三郎は『来世は河野家に生まれ変わり、人の役に立ちたい』と答え、息を引き取りました。

その際、弘法大師は道端の石を取り『衛門三郎』と書いて、左手に握らせました。


それから時は経ち、832年。

伊予国の領主・河野息利に長男が生まれました。

しかし、その子は左手を固く握って開こうとしませんでした。

河野息利は心配になって安養寺の僧に祈願させたところやっと手を開きました。

なんと、その子は小さな石を握っていたという。

しかも、その石には衛門三郎と書いてあったという!

なんと、その子は衛門三郎の生まれ変わりだったという!

そんなこんなで、その石は安養寺に納められ、後に寺号を石手寺に改めたといいます。

完。

これが遍路の元祖・衛門三郎伝説です。

ちなみに、衛門三郎が逆打ちをして弘法大師に出会えたのが閏年の申年ということから、閏年に逆打ちをすると倍の御利益があるといわれています。

そのため、閏年には逆打ちのお遍路さんが例年より多くなるんだって。

さらに、閏年に逆打ちをすると弘法大師に出会える可能性もあるんだとか!

四国霊場を順打ちすると、まず第12番札所・焼山寺の近くにある杖杉庵で衛門三郎の終焉地伝説に出会うことになります。

そして忘れた頃に、この浄瑠璃寺で衛門三郎の遍路伝説が登場。

さらに第51番札所・石手寺で衛門三郎の生まれ変わり伝説が登場。

それはまるで衛門三郎の生涯を巡っているかのような。

これもまた四国遍路の魅力だと思いました。

それにしても・・・四国では各所に弘法大師伝説がありますが、お大師さまは酷い扱いを受けると、復讐する傾向があります・・・(-“-;) ??


ちなみに、浄瑠璃寺から約1.6km離れたところに、衛門三郎の屋敷跡に建つ文殊院があります。
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●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

そんなこんなで、手水舎でお清め。


そして亀ちゃんとカエルちゃんにご挨拶。


●鐘楼

●鐘楼
・建立年不明
・瓦葺 切妻造

どうやらこの鐘楼は薬師十二願の鐘と呼ばれているみたいです。

なんと、鐘を撞けば12の願いが叶うという!

そんなこんなで、ゴーン・・・といきたいところですが、鐘つきは禁止でした。。

ということで、エアーゴーン♪

贅沢はいわないので、1つだけでも願いを叶えてくれないかなぁ。。

って、何の願いかって?

それはもぅ金よぅ!(鐘だけに)

そんなことより、十二願の鐘が十二の瞳に見えてしまったため、目を細めて遠い目で小豆島を懐かしんだひと時。

すると、すかさず二十四の瞳ね、というツッコミが。。。
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本堂

●本堂

●本堂
・1785年再建
・瓦葺 唐破風向拝付き入母屋造

●本尊
・薬師如来

●真言
・おん ころころ せんだりまとうぎ そわか

続いて、本堂で参拝。

現在の本堂は、1785年に僧・堯音が再建したもののようです。

堯音さんは、托鉢をしながら全国を行脚してその浄財で現在の本堂やその他のお堂を再興。

また、岩屋寺から松山市内に至る土佐街道に8つの橋を架けたことでも知られてるんだって。


本尊は薬師如来さん。
そして、脇侍は日光・月光菩薩さん。

いわゆる薬師三尊像です。

本尊の薬師さんを拝顔することはできませんでしたが、御影を見る限り半跏像のようです。

半跏像の薬師さんって珍しいですねぇ。

ちなみに、両脇陣には十二神将がおられるみたいですよ。


それにしても、立派なお堂でした。


お堂中央には薬師さまの木製・懸け仏

描かれている薬師さんが半跏像でしたので、おそらくこの懸け仏は御本尊の写しだと思われます。

そして懸け仏の下には獅子(?)の彫刻がありました。


木鼻は禅宗様でよく見られる台輪付き木鼻なのですが、透彫りが施されているという珍品。

さらに台輪の上には謎のバームクーヘン風の彫刻があるという!


獅子と獏の木鼻もありました。


さらに龍の尾垂木。

なんと、龍の口からはが出ているという!(水かも)

なんとなくドラゴンと呼びたくなる一品でした。
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大師堂

●大師堂

●大師堂
・建立年不明
・瓦葺 宝形造
・本尊 弘法大師

続いて、大師堂で参拝。

南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・
南無大師遍照金剛・・・

そんなこんなで
はいドン!


なんと、大師堂には弘法大師の誕生仏がおられました!


しかも抱っこできるという!

なんと誕生仏の重さは、赤ちゃん時代のお大師さまの体重を再現したものなんだって!(ネット情報)

ちなみに弘法大師の幼名は佐伯眞魚(まお)といいます。


そんなこんなで、眞魚さまを抱っこ。

この誕生仏を抱くと何かを感じる人が多いらしく、涙を流される方もいるんだとか!(ネット情報)
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仏足石・仏手石・仏手花判石など

●御利益のよろず屋

そんなこんなで参拝後、境内を散策。

境内には仏足・仏手・仏指紋など、お釈迦さんの部位が点在していました。

そのどれもが有り難いもの。

そのため、このお寺は別名・御利益のよろず屋と呼ばれてるんだって。

上手いこと名付けるなぁ~。


●仏足石

そんなこんなで、まずは仏足石の御利益を頂くことに。

裸足になると仏足石の上に立ってもいいとのことなので、お釈迦さまと合体!

なんだか、ドロップキックの相打ちみたいだね。

御利益ありがとうございます!


●仏手石

続いて、仏手石で御利益を頂くことに。

手と手を合わせて幸せ。

お釈迦さまと手を合わせるだけで幸せな気分になります。

もぅそれだけで、じゅうぶんな御利益です!

ありがとうございました。


●仏手花判石

続いて、仏手花判石で御利益を頂くことに。

こちらはお釈迦さまの指紋なんだって!

仏足石と仏手石はよく拝見しますが、指紋石は珍しいですね。

この指紋をなぞると、文筆達成・心身堅固の御利益があるそうですよ。

ということで、御利益ありがとうございます。


●説法石

続いて、説法石で御利益を頂くことに。


ただのイスかなぁ~と思ったら、なんとイスの真ん中には、お釈迦さまが修行をしたインド・霊鷲山の石が埋め込まれているという!

ありがたや〜。

その他、九横封じの石という石があるそうなのですが、見事に見逃して帰りました!

そんなこんなでこの浄瑠璃寺は、で見て、で踏み、を合わせ、抱っこするという、体感型のお寺さんでした。

それぞれで御利益を頂き、まさに御利益のよろず屋でした。

イブキビャクシンと籾大師と鎮魂の皿

●イブキビャクシン

●イブキビャクシン
・樹齢 1000年以上
・樹高 約20m
・幹周 約4.8m
・松山市指定天然記念物

境内には、弘法大師が加持したといわれるイブキビャクシンがありました。


●籾大師

イブキビャクシンの下には籾大師さんがおられました。

どういった由来なのかはわかりませんが、モミの中にお大師さまがおられました。

全国には様々なお大師さまがおられますが、モミバージョンのお大師さまは初めて拝見しましたよ。

お大師さまの七変化です。


●鎮魂の皿

さらに境内には鎮魂の皿というものもありました。


お皿には、第二次世界大戦で戦死された方々の氏名、その時の状況が書かれておりました。

ということで、こちらは戦没者の供養塔のようです。

やすらかにお眠りください。


その他、境内には弁天池・一願弁天堂・経塚・牡丹苑・蓮園などがありました。

4~5月には牡丹。
7~8月には蓮の花。
季節によって様々な植物を楽しむことができるお寺さんなんだって。


そんなこんなで、参拝終了。

第47番・八坂寺へ続く。

次の札所
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御朱印情報

●御朱印の種類
・四国八十八ヶ所の御朱印

●御朱印の受付場所
・納経所

●御朱印の受付時間
・7:00~17:00

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2010年6月5日 参拝
・2022年1月 更新
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参拝情報とアクセス

●拝観料
・無料

●宿坊
・なし

●前後札所
・第45番札所・岩屋寺へ31km
 徒歩6時間
 車で40分

・第47番札所・八坂寺へ1.2km
 徒歩10分
 車で3分

●最寄りの駅
・伊予鉄道(横河原線)
 鷹ノ子駅から徒歩1時間30分

・伊予鉄道(横河原線)
 鷹ノ子駅から車で15分

●最寄りのバス停
・伊予鉄バス
 浄瑠璃寺前 バス停から徒歩2分

●最寄りのIC
・松山自動車道
 松山ICから車で20分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり(10台)

浄瑠璃寺の地図

 

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