禄剛埼灯台|能登半島の最先端は日本の中心!?|(石川県珠洲市狼煙町)

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道の駅 狼煙

●道の駅 狼煙

輪島市から珠洲市のドライブもとうとう能登半島の最果ての地・狼煙町に到着。


狼煙町と書いてのろしまちと読みます。

いやはや、カッコいい町名ですね!


狼煙町のシンボルといえば禄剛埼灯台
禄剛埼灯台は別名・狼煙の灯台と呼ばれてるんだって。

ちなみに禄剛埼と書いてろっこうさきと読むそうです。

灯台は禄剛と書きますが、岬の名前は禄剛と書きます。

●禄剛埼灯台(狼煙の灯台)の由来

この地は古くから海難事故が多発していたらしく、日本海航路の要所として重要視されていたんだって。

そのため、当時の人々は海難事故を防ぐために山伏山に焚き火の常夜灯(狼煙場)を築き、火皿を浸してを灯していたそうです。

そして毎夜、夜間航海の目印としていたんだって。

それが後に禄剛埼灯台になったという!

そんなこんなで狼煙町という町名は、海難防止のための常夜灯の狼煙が由来とのことです。

現在もこの地には狼煙港や狼煙海岸などの地名が残っているそうです。


禄剛埼灯台には専用駐車場がありませんので、道の駅 狼煙に駐車して向かうことになります。

ちなみに、道の駅・狼煙の駐車台数は約110台。

とても広々した駐車場でしたよ。
これはありがたい。
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禄剛埼灯台

●禄剛埼灯台 登り口

そんなこんなで、禄剛埼灯台に向けてGO!

道の駅 狼煙から禄剛埼灯台 登り口までは徒歩数秒です。

登り口から禄剛埼灯台までは約400m

禄剛埼灯台までは軽い登山が待ち受けていました。

足腰に自信がない方は道の駅 狼煙に竹の杖が用意されていましたので、杖を借りることをオススメします。

私は竹杖を発見すると億%借りてしまう習性があるので、迷わず杖をお借りしました。

ちなみにたくさんの観光客がいましたが、杖を持っていたのは私だけでした!

しかも2本も!

お恥ずかしい・・・!


坂道はアスファルトでしたので登りやすかったです。

しかし途中、一瞬だけ心折れそうな急坂がありましたので、歩きやすい靴で行くことをオススメします(余計なお世話ってか)


そんなこんなで、坂道を登ること約10分。

広々とした芝生広場に到着。

芝生広場にはベンチとイスがありましたので、天気が良い日はお弁当を持参してのんびりと過ごすのもアリかもです。

その他、パノラマハウスのろしという休憩所もありましたので、そちらで休むのもアリかもです。


●禄剛埼灯台

そんなこんなで、芝生広場を抜けると能登半島最先端禄剛埼灯台に到着!

能登半島は禄剛崎を境に東側の内浦と西側の外浦に分けられているそうです。

そんなこんなで、能登半島の最先端にある禄剛崎は、ちょうど外浦と内浦の接点にあたる場所なんだって。


金沢市から禄剛崎まで車で約3時間。

バスだと、金沢駅から珠洲特急バスで約3時間、そこから北鉄バス・木の浦線に乗り替えて約50分。

まさに最果ての地と呼ぶにふさわしい観光スポットとなっております。


●禄剛埼灯台(狼煙の灯台)
・1883年建立
・高さ 約12m
・海面からの高さ 約48m
・光達距離 約33km

1998年に日本の灯台50選に選出。
2009年には近代化産業遺産に認定。
さらに2017年には恋する灯台にも認定されたそうです。

NHKの連続テレビ小説・まれのオープニングに登場した灯台としても有名です。

●禄剛埼灯台とは?

1883年、日本へ技術指導に来ていたイギリス人が設計して建立。

建立当時は灯油で発光していましたが、1940年に灯油から電気に変わったそうです。

当時、灯台には灯台守が常在していましたが、1963年に機器の自動化が図られ無人化に。

通常の灯台は、レンズを回転させることによって光を点滅させますが、この灯台はレンズを固定して、灯火の遮蔽板(しゃへいばん)を回転させることによって点滅させているそうです。

その光は、なんと海上33kmまで達するという!

そんなこんなで、歴史的・文化的価値の高さからAランクの保存灯台に指定されてるんだって!

初点灯から約140年!
能登の厳しい雨風に耐え、現在も海の安全を見守っています。

能登半島にはたくさんの灯台がありますが、なんとこの禄剛埼灯台は能登半島最古の灯台だという!

●能登半島の灯台
・滝埼灯台 (羽咋市)
・海士埼灯台 (羽咋郡志賀町)
・福浦灯台 (羽咋郡志賀町)
・猿山岬灯台 (輪島市)
・七ツ島灯台 (輪島市)
・竜ヶ埼灯台 (輪島市)
・舳倉島灯台 (輪島市)
禄剛埼灯台 (珠洲市)
・長手埼灯台 (珠洲市)
・能登鞍埼灯台 (珠洲市)
・姫島礁灯台 (珠洲市)
・能登小木港犬山灯台(鳳珠郡能登町)
・能登城ヶ埼灯台 (鳳珠郡能登町)
・能登赤埼灯台 (鳳珠郡能登町)
・宇出津灯台(鳳珠郡能登町)
・穴水灯台(鳳至郡穴水町)
・能登観音埼灯台(七尾市)
・能登中ノ島灯台(七尾市)
・能登島灯台(七尾市)
・雌島灯台(七尾市)など。



外壁は石造りになっていました。

この石材は七尾湾の穴水町甲地区から搬出されたものらしく、約60kmもの距離を小船で運び、そして人力で引揚げたものなんだって。

そんなこんなで、完成まで約2年の月日を要した難工事だったという。


灯台の外壁には菊の紋章を確認することができました。

なんと、菊の紋章がある灯台は全国唯一だという。

ちなみに、なぜ菊の紋章があるのかはわかりません。

残念ながら、無人のため灯台内部の見学はできませんが、年に数回だけ一般公開があるそうです。

しかし、いつ一般公開があるのかはわかりません。。


この禄剛崎は外浦と内浦の接点にあるため、朝日夕日同じ場所で見られることでも知られています。


本日は雨が降ったり止んだりの曇天だったため無理でしたが、晴れた日には立山連峰や佐渡島を望むことができるそうですよ。

曇天ではありますが、さすが最果ての地というだけあって、岬からは広大な海原を望むことができました。


そして眼下には千畳敷と呼ばれる岩礁を望むことができました。

まるで鬼の洗濯板のようだね。


灯台の近くにはこんな道標がありました。

東京まで302km
上海まで1598km
釜山まで783km
ウラジオストックまで772km

外国までの道標って面白いですねぇ。


ウラジオストックまでと言われても全く実感がわきませんが!(笑)


●日本列島ここが中心の碑

さらにこんなものまでありました。

なんと禄剛崎は日本列島の中心だという!

どどど、どういうこと!?


過去、兵庫県西脇市にて日本の中心を主張する日本のへそはありましたが・・・

日本の中心が何個もあったらいかんでしょ・・・(-“-;) ??


と思ったら、どうやらこの地は日本の中心ではなく日本の重心とのことです。

国土地理院が日本の重心を計算するため、日本の東西と南北端点を基に、東経137度42分33秒、北緯37度31分03秒を日本の重心としたみたいです。

しかし、その東経137度42分33秒、北緯37度31分03秒は日本海上になるため、日本の重心から最も近い陸地に記念碑を建立。

それが、この日本列島ここがまんなかの碑なんだって!

陸地じゃないため、重心のバランスを取ることはできないじゃん・・・とか思いつつも、日本の重心に立っている自分に感動していたひと時でした。


そんなこんなで、禄剛埼灯台に別れを告げる。

いやはや、素敵な時間でした。
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奥能登の人気観光スポットまとめ

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スポット情報とアクセス

●利用時間
・24時間見学可能

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・のと鉄道 穴水駅から車で1時間10分

●最寄りのバス停
・JR金沢駅西口から珠洲特急バスに乗車(約3時間)
 すずなり館前 バス停で下車
 すずなり館前から木の浦線 木の浦行きに乗換(約50分)
 狼煙 バス停で下車 徒歩10分

●最寄りのIC
・のと里山海道
 のと里山空港ICから車で70分

●駐車場
・道の駅 狼煙の駐車場を利用(無料)
・駐車台数 約110台
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禄剛埼灯台の地図

 

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