福石猫探しの旅|猫の細道・招き猫美術館など|野良猫のように野良る(広島県尾道市)

所在地広島県尾道市
概 要福石猫は芸術家・園山春二さんが考案した福を呼ぶ石。尾道一帯に約1000匹の福石猫が置かれているそうです。
HP福石猫の里親を探しています-尾道イーハトーヴ-
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福石猫とは?


尾道は坂の町、文学の町、映画の町、芸術の町、お寺の町などなど様々な肩書きを持っていますが、猫の町としても知られています。


尾道には漁港があり、そして細い路地がたくさんあるため猫にとってはパラダイスなのだ(多分)

私は勝手に日本一猫が似合う町と思っています。

そんな猫の町・尾道には猫だけではなく福石猫もたくさん生息しています。

って・・・福石猫ってなによ!?

これですよ!

じゃん!


えっ!?

知らない・・・か。

実は一部の猫好きの間では密かに人気なんですよ、この置物・・・いや、生き物。

●福石猫とは?

福石猫は芸術家・園山春二さんが考案した福を呼ぶ石です。


日本海の荒波にもまれて丸くなった石を約半年間塩抜きをしたあと、特殊な絵具で上・下地を3度塗り重ねていきます。

その間7~8ヶ月。

1つ1つ丹念に作られた石は艮神社でお祓いを受けたあと、晴れて福石猫になります。


なんと福石猫は尾道一帯に約1000匹も生息しているという!

そんなこんなで、尾道を訪れたときは、猫気分になって坂道路地をプラプラと福石猫探しをしている私です。


私が初めて福石猫の存在を知ったのは2002年頃。

当時勤めていた職場のパートのオバちゃんから教えてもらいました。

初めて出会った福石猫は尾道市役所分庁舎にて。

当時はインターネットがあまり普及してない時代だったから、福石猫についての情報が乏しく・・・だから聞き込みを頼りに探していました。

なもんだから、発見した時は相当な満足感を感じたものです。


その後、猫の細道の存在を知ってから飛躍的に発見数が増え、満足感に加え征服感も得るようになりました。


福石猫は招き猫美術館梟の館で購入できるので買っちゃおうかな・・・なんて思ってみた時期もありましたが、結構立派な値段なんだよ・・・手が出ね〜ぇ(笑)


そんなこんなで、尾道に立ち寄るたびに福石猫探しをするのですが、昔あった場所になかったりします(盗難?失踪?)

かと思えば、昔なかった場所に新たに生息していたりします。

居たり居なくなったり、本物の猫ちゃんと同じだね。

きっと福石猫は生きている。


そんなことより、このページを作るにあたって、パソコン内に散乱した福石猫の画像集めに疲弊した・・・

できるだけ丁寧に探したつもりだけど、多分まだパソコン内に発見されてない画像があると思われます。

また発見したら、こっそり画像をUPしようと思っている今日この頃。
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尾道市役所分庁舎(尾道市労働センター)


まずこちらは私が初めて出会った記念すべき福石猫ちゃん。



あんなところや、こんなところにも。


ネットの情報によると尾道市役所分庁舎には29匹の福石猫ちゃんが潜んでいるという!

そして29匹全ての福石猫ちゃんを見つけると29(福)がやってくるんだとか。

ちなみに私は見つけきれていません。

というか、本当に29匹もいるのかなぁ・・・

頑張って探しても5匹しか見つけれませんでした(笑)
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猫の細道


続いて、福石猫の密集エリアであります猫の細道へ。

猫の細道は艮神社の東側から天寧寺の三重塔にかけて約200m続く細い坂道路地です。


作家・宮沢賢治と縁のある園山春二さんは、宮沢賢治が掲げた理想郷(イーハトーヴ)を尾道に創ることを決めたんだそうな。

宮沢賢治さんは岩手県出身。

岩手県といえば奥の細道ゆかりの地です。

そんなこんなで、奥の細道をもじって猫の細道と名付けられたんだって。

ちなみに尾道イーハトーヴは宮沢家から公認されてるそうですよ。


●初代・福石猫

猫の細道ではたくさんの福石猫ちゃんに出会うことができます。

まずこちらは猫の細道にいる初代・福石猫ちゃん。

さすが初代というだけあってベテラン感があるなぁ。


●アカ(厄除け)

こちらはアカ(厄除け)

アカは病院みたいな十字マークがあるのが特徴です。

どうやら気になるところを薬指でなでると無病息災の御利益があるんだとか。

薬指 → 薬 → 薬師ということでしょうか?


ということで、ナデナデ。

普段、薬指をメインに動かすことがないからか、なんかぎこちない動きになる(笑)


ちなみにこちらはアカの成長記です。

初対面の2008年は肌ツヤがよく若々しかったのですが、2013年に再会したときは大人っぽい風合いになってました。

そして2024年、10年以上ぶりの再会・・・

ん゛ん゛ん゛・・・⁉⁉⁉

どうした、どうした?


あんなところや、


こんなところや、


あんなところにも、


こんなところにも、


あんなところや、


こんなところや、


あんなところにも、


こんなところにも、


あんなところや、


こんなところや、


あんなところにも、


こんなところにも、


あんなところや、


こんなところや、


あんなところにも、


そんなところにも。

猫気分で探索してみると、より一層尾道観光が楽しくなりますよ〜。
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福石猫の聖地


こちらは猫の細道の途中にある福石猫の聖地です。


こちらの福石猫ちゃん達は切り株の上がお気に入りのようですね。


背中には七福神が描かれていました。


こちらは社にお祀りされている福石猫。

このエリアの福石猫ちゃんは、他のエリアに比べて徳の高そうな福石猫が多いような気がしました。


というか・・・

これは制作前、いや誕生前の福石猫?
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旧・招き猫美術館


こちらは旧・招き猫美術館にいた福石猫です。


旧・招き猫美術館は木造2階建の古民家を再生した建物で、超ノスタルジックな空間でしたが、いつの頃かはわかりませんが閉鎖されていました。。

ということで、現在は旧・招き猫美術館から徒歩すぐのところに新しい招き猫美術館が開館しています。

現・招き猫美術館


そんなこんなで、こちらが現在の招き猫美術館です。

もちろん現在の招き猫美術館にもたくさんの福石猫ちゃんが生息していました。


あんなところや、


こんなところにも。


これは相当徳の高い福石猫ちゃんです。

七福神全員を背負っています。

尾道アート館(福石猫神社)


こちらは猫の細道にある尾道アート館です。

アート館というだけあって、敷地内にはモニュメント化した芸術性の高い福石猫ちゃんがおられました。


こちらは新しそうな福石猫ちゃん。

恋愛成就?


植木鉢の中やドアノブにも。


あんなところや、こんなところにも。


そして極めつけがこちら。

尾道アート館にある福石猫神社!

社殿内はおろか、棚にも無数の福石猫ちゃんが陳列されているという!


123456789・・・

何匹いるんだーっ!?

1ヶ所でこんなにもたくさんの福石猫に出会えるとは・・・

聞き込みと勘を頼りに、必死こいて福石猫を追い求めた日々は一体何だったのか・・・(笑)


社殿内には未完成の福石猫ちゃんもいました。

これはかなりのレア福石猫ですね!


御神体はもちろん福石猫様。


本殿の後ろには生田神社・赤間神宮・八重垣神社などなど、有名神社の写真が置かれていました。

もしかして、この写真の神社にも福石猫ちゃんがいるってこと?

その他の福石猫

●妙宣寺

こちらは妙宣寺の境内にいる福石猫ちゃんです。

トンボ付きというレアなタイプが生息していました。


どの福石猫ちゃんもベテランっぽい風合い。

結構、誕生初期の段階からここに住みついてるのかな?


なんと、庫裏の中にも福石猫ちゃんが生息していました。


さらにプランターの中につくられた小さな枯山水庭園を見てみると・・・


こんなところにもいた!


●千光寺山ロープウェイ 山麓駅

こちらは千光寺山ロープウェイ 山麓駅の切符売り場にいた福石猫ちゃん。


●尾道本通り商店街

こちらは尾道本通り商店街にいた福石猫ちゃん。

梟の館


猫の細道には大正時代の古民家を改修した梟の館というカフェがあります。

福石猫探しに疲れたらカフェブレイクするのもオススメです。


あっ

ここは廃墟じゃありませんからね!

ちなみに店内は撮影禁止でした。


●営業時間
・平日 10:30ごろ~日没ごろ
・土・日・祝日 10:00~日没ごろ
・定休日 水曜日

※満月の夜は日没~夜明けまで営業

日没ごろまでっていうところがいいでしょ?

ちなみに満月の日のみ予約制の観月夜会が開催され、満月と尾道の夜景を眺めながらワインを頂くことができるそうですよ。


尾道にはたくさんの観光スポットがありますが、こんな感じで、尾道の町を野良猫のようにノラノラと歩き、のんびりと野良日を過ごしてみるのもなかなかオツですよ〜。

またいつか新たな福石猫ちゃんに出会えるといいなぁ~。

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猫の細道の地図

尾道アート館の地図

 

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