浄泉寺の御朱印情報|目がバグる巨大本堂|尾道 古寺めぐり(広島県尾道市)

所在地広島県尾道市西久保町2−2
宗 派浄土真宗本願寺派
由 緒1525年、宗円が現・木ノ庄町市原という地に一精舎を建立したのが始まり。その後、1596年に現在地へ移転。しかし1702年の大火で焼失。その後、1782年に再建しますが、1888年に再び焼失。そんなこんなで、1892年から本堂の再建にかかり1911年に完成。それが現在の本堂といわれています。
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山門と参道


尾道市街地の線路沿いにはたくさんのお寺が点在しています。


そんなこんなで、線路沿いを歩いていると浄泉寺に到着。

このお寺の正式名称は遊亀山 浄泉寺

遊亀山 浄泉寺と書いてゆきさん じょうせんじと読むのでしょうか?

ちなみに御住職の遊亀山真照さんは、ゆきやましんしょうと読むみたいです。


浄泉寺の境内は線路国道分断されています。


そのため、線路と国道を挟んだ向かい側の路地には浄泉寺の参道がありました。


浄泉寺に限らず、尾道の線路沿いにある寺社は鉄道と国道の開通により、寺領の分断・縮小もしくは移転を余儀なくされています。

例えば、常称寺も線路と国道を挟んだところに大門だけが民家の中に取り残された形になっています。

例えば、亀山八幡宮(久保八幡神社)も線路と国道を挟んだところに鳥居随身門が取り残されています。


尾道に山陽鉄道(現・山陽本線)が開通したのは1891年といいます。

ということで、それ以前まではかなり広い寺領を有するお寺さんだったみたいですね。


浄泉寺の参道から境内地を望む。

国道を渡って、線路の下をくぐって本堂に向かいます。

ちなみに、あの緑色の鉄柵門は山門です。

なかなかモダンというか割り切った感じがする門ですね。


そんなこんなで、山門をくぐりーの、線路の下をくぐりーの、境内へ。
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手水舎


●手水舎
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造

そして手水舎でお清め。


手水鉢には


そして見上げると天井にはの絵がっ!

もしかして、手水のと天井の鶴亀の手水になってるのかなぁ?

だとしたら、とってもめでたい手水だぁ。


●手水鉢
・1824年作

そんなことより、手水鉢に刻まれた離垢の銘文は頼山陽さんの筆なんだって。

頼山陽さんは江戸時代後期に活躍した歴史学者です。

1826年に完成させた日本外史は幕末の尊皇攘夷運動に影響を与え、当時の人々の心を熱くさせたベストセラーとなりました。


ちなみに千光寺山の文学のこみちには頼山陽像と詩碑があります。
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鐘撞堂(鐘楼)


●鐘撞堂(鐘楼)
・1723年建立
・1830年修復
・1891年移築
・1997年修復

続いて、鐘楼へ。

説明板によると、この鐘撞堂は1723年に建立され1830年に修復。

そして、1891年に山陽鉄道(現・山陽本線)の開通にともない現在地に移建。

と書いてありました。

ということで、境内が線路と国道で分断される前は、向かい側の参道エリア、または現在の線路上、もしくは国道上に鐘楼が建っていたのかな?


●梵鐘
・1827年鋳造
・高さ 約182cm
・口径 約91cm

この梵鐘は江戸時代後期に鋳造されたものなんだって。

しかし1942年・・・第二次世界大戦の際に金属類回収令によって供出。。。

しかし!

1945年の終戦後、岡山県玉野の精錬所で発見され、無傷で返還されたんだって!

奇跡や〜

仏様のパワー炸裂や〜。
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本堂


●本堂
・1911年建立
・瓦葺 入母屋造
・総欅造

続いて、本堂で参拝。

浄土真宗ということで御本尊は阿弥陀如来さん。

南無阿弥陀仏・・・
南無阿弥陀仏・・・
南無阿弥陀仏・・・


以前は縁側が広く涼しかったため、縁側で昼寝をする人が多かったんだって。

そのため通称・昼寝寺として親しまれていたそうですが、現在は昼寝禁止になっています。


それにしても大きなお堂でした。

小さな尾道の町には不釣り合いなくらい大きなお堂でした。


こちらは隣の亀山八幡宮からみた本堂です。

デカ過ぎるっ!(笑)

目がバグってしまったのかと思いましたよ!


これも目のバグ(笑)

なんだか地面に埋まってるみたい!


こちらは正念寺から見た本堂。

だいぶ離れた場所からも巨大っぷりがわかります。

もう遠近感が馬鹿になっちゃいます。


こちらは西国寺から見た本堂。

ここまで離れると違和感は薄れますが、それでもデカい!


ちなみに大屋根の鬼瓦は畳16畳分の大きさがあるんだって!(ひぇっ)

おいおい、自分の部屋の何個分だ???(笑)


もはや棟瓦はです!
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庫裏・客殿


ネットの情報によると、裏庭には上田宗固の家元にあったといわれる茶室・亀泉庵が原形のまま移築されてるのだとか。


というか、庫裏もデカっ!

もうお城じゃん!

尾道のお寺巡りはバラエティーに富んでいるので楽しいです。

そんなこんなで、参拝終了。

いやはや、素敵なお寺さんでした。

御朱印情報

●御朱印
・なし

●御朱印の受付場所
・なし

●御朱印の受付時間
・なし

●御朱印の料金
・なし

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2009年2月15日 参拝
・2013年2月2日 再訪
・2024年1月 最終更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・6:00~18:00

●拝観料
・無料

●最寄りの駅
・JR尾道駅から徒歩20分

●最寄りのバス停
・おのみちバス
 西国寺下 バス停から徒歩1分

・おのみちバス
 防地口 バス停から徒歩2分

●最寄りのIC
・山陽自動車道
 尾道ICから車で20分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

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浄泉寺の地図

 

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