所在地 | 島根県松江市奥谷町122 |
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祭 神 | 東殿 武御雷之男神・経津主神 天津児屋根命・姫大神 西殿 宇迦之御魂神 |
由 緒 | 創建年は不詳。733年に編纂された出雲国風土記に記載されていることから、それ以前には存在していた神社と思われます。東殿は出雲国風土記に記載されている田原社とされ、もともとは春日町田原谷に鎮座していたそうです。そんなこんなで、春日町に鎮座していたことと、祭神が奈良・春日大社と同じことから、かつては春日大明神と呼ばれていたそうです。西殿は雲陽誌に記載されている宇賀社とされ、もともとは亀田山(現・城山)に鎮座していましたが、松江藩初代藩主・堀尾吉晴が松江城を築城する際、奥谷に遷座。その後、1673~1681年に現在地に遷座し、田原神社(春日神社)と合祀したそうです。江戸時代、春日宇賀両社大明神と称していましたが、1868年に公称を田原神社としたそうです。小泉八雲が好んで散策した神社といわれています。 |
鳥居・狛犬・狛ライオン・石灯籠など
●境内入口
出雲国風土記に田原社と記載されている田原神社に到着。
●鳥居①
●鳥居①
・1911年建立
・明神鳥居
扁額には春日神社と書かれておりました。
・・・って
田原神社なのに春日神社!?!?
どうやら、この神社はもともと春日町田原谷という地に鎮座していたそうです。
そんなこんなで、春日町に鎮座していたことと、祭神が奈良・春日大社と同じことから、かつては春日大明神と呼ばれていたそうです。
それにしても、大きな扁額ですなぁ。
●狛犬①②
●狛犬①②
・江戸時代末期建立
・出雲尾立
・幕末の名工・乙右ヱ門作
そんなこんなで、鳥居①をくぐると来待石の大きな狛犬ちゃんがお出迎えしてくれました。
狛犬の足元には、たくさんの子供が群れてます。
よく見ると、吽形(写真左)の子供が台座から落っこちそうになってるという。
可愛いなぁ。
ちなみに、お母さんは知らんぷり(笑)
●狛ライオン
●狛ライオン
・1917年建立
そんなこんなで、狛犬①②に別れを告げて境内奥へ進むと、さらに大きな狛犬ちゃんが!
・・・って、何か様子が変
いや待て、違う・・・まさかの狛ライオン!
王の風格がスゴいです!
これはもう、ライオンズマンション!
いやはや、本日も珍しいものが見れて有難き幸せ。
●狛犬③④
●狛犬③④
・1855年建立
吽形(写真左)は、手の甲に玉を乗せている玉乗せ型になってました。
オカッパっぽい垂れ耳の阿形(写真右)は、口が補強されてました。
島根は来待石の産地だけあって、来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように崩れてる狛犬が多いです。
●鳥居②
●鳥居②
・1859年建立
・明神鳥居
さらに奥へ進むと鳥居②が登場。
●狛犬⑤⑥
●狛犬⑤⑥
・1850年建立
・出雲尾立
そして狛犬⑤⑥が登場。
狛犬⑤⑥を過ぎると参道に突入です。
●石灯籠
参道脇には、古そうな石灯籠がズラーと並んでました。
よく見ると、石灯籠の上に十二支がいるという!
いやはや、この神社は石造パラダイスですなぁ。
いちいち気になって立ち止まるので、なかなか前に進めません(笑)
●狛犬⑦⑧
●狛犬⑦⑧
・建立年不明
・出雲構え獅子
もういいだろぅ~、と思ったらまた狛犬ちゃんが登場しました。
あたしゃもうお腹いっぱいです。
●灯籠の玉垣
そんなこんなで、やっとこさ随身門前に到着。
随身門前には灯籠の玉垣がありました。
これがまた素晴らしいこと!
灯籠の玉垣ってちょっと珍しいですね!
等間隔で整列する灯籠。
見事な分身の術ですなぁ。
●神鹿
●神鹿
・建立年不明
そんなこんなで、玉垣の中には石造の神鹿ちゃんがおられました。
別名・春日神社というだけあって、さりげに春日色をアピール。
いやはや・・・ここまで多種多様な石造物が拝見できるとは・・・まるで石造物の博物館のような参道でした。
出雲国風土記に田原社と記載されている田原神社に到着。
●鳥居①
●鳥居①
・1911年建立
・明神鳥居
扁額には春日神社と書かれておりました。
・・・って
田原神社なのに春日神社!?!?
どうやら、この神社はもともと春日町田原谷という地に鎮座していたそうです。
そんなこんなで、春日町に鎮座していたことと、祭神が奈良・春日大社と同じことから、かつては春日大明神と呼ばれていたそうです。
それにしても、大きな扁額ですなぁ。
●狛犬①②
●狛犬①②
・江戸時代末期建立
・出雲尾立
・幕末の名工・乙右ヱ門作
そんなこんなで、鳥居①をくぐると来待石の大きな狛犬ちゃんがお出迎えしてくれました。
狛犬の足元には、たくさんの子供が群れてます。
よく見ると、吽形(写真左)の子供が台座から落っこちそうになってるという。
可愛いなぁ。
ちなみに、お母さんは知らんぷり(笑)
●狛ライオン
●狛ライオン
・1917年建立
そんなこんなで、狛犬①②に別れを告げて境内奥へ進むと、さらに大きな狛犬ちゃんが!
・・・って、何か様子が変
いや待て、違う・・・まさかの狛ライオン!
王の風格がスゴいです!
これはもう、ライオンズマンション!
いやはや、本日も珍しいものが見れて有難き幸せ。
●狛犬③④
●狛犬③④
・1855年建立
吽形(写真左)は、手の甲に玉を乗せている玉乗せ型になってました。
オカッパっぽい垂れ耳の阿形(写真右)は、口が補強されてました。
島根は来待石の産地だけあって、来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように崩れてる狛犬が多いです。
●鳥居②
●鳥居②
・1859年建立
・明神鳥居
さらに奥へ進むと鳥居②が登場。
●狛犬⑤⑥
●狛犬⑤⑥
・1850年建立
・出雲尾立
そして狛犬⑤⑥が登場。
狛犬⑤⑥を過ぎると参道に突入です。
●石灯籠
参道脇には、古そうな石灯籠がズラーと並んでました。
よく見ると、石灯籠の上に十二支がいるという!
いやはや、この神社は石造パラダイスですなぁ。
いちいち気になって立ち止まるので、なかなか前に進めません(笑)
●狛犬⑦⑧
●狛犬⑦⑧
・建立年不明
・出雲構え獅子
もういいだろぅ~、と思ったらまた狛犬ちゃんが登場しました。
あたしゃもうお腹いっぱいです。
●灯籠の玉垣
そんなこんなで、やっとこさ随身門前に到着。
随身門前には灯籠の玉垣がありました。
これがまた素晴らしいこと!
灯籠の玉垣ってちょっと珍しいですね!
等間隔で整列する灯籠。
見事な分身の術ですなぁ。
●神鹿
●神鹿
・建立年不明
そんなこんなで、玉垣の中には石造の神鹿ちゃんがおられました。
別名・春日神社というだけあって、さりげに春日色をアピール。
いやはや・・・ここまで多種多様な石造物が拝見できるとは・・・まるで石造物の博物館のような参道でした。
随身門
●随身門
●随身門
・1836年建立
・桧皮葺 入母屋造
・市指定有形文化財
幸せな石造物地獄のあとは、素敵な古建築が登場。
透かし彫りが素敵な建造物でした。
彫物は小林如泥作。
小林如泥は、松江藩7代藩主・松平不昧 お抱えの大工さんなんだって。
西の左甚五郎と呼ばれていたそうですよ。
●随身門
・1836年建立
・桧皮葺 入母屋造
・市指定有形文化財
幸せな石造物地獄のあとは、素敵な古建築が登場。
透かし彫りが素敵な建造物でした。
彫物は小林如泥作。
小林如泥は、松江藩7代藩主・松平不昧 お抱えの大工さんなんだって。
西の左甚五郎と呼ばれていたそうですよ。
拝殿と本殿
●拝殿
●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 妻入り向拝付き切妻造
もともとこの地には、田原社(春日社)が鎮座してましたが、1674年に宇賀社を合祀。
そのため、春日宇賀両社大明神と称していた時期があったそうです。
ということで、拝殿には春日社と宇賀社の提灯が吊るされてました。
ちなみに現在の田原神社という社名になったのは、1868年とのことです。
●本殿
●本殿
・建立年不明
・桧皮葺 春日造
・向かって左 → 西殿
・向かって右 → 東殿
本殿は、美しい桧皮葺の春日造。
しかも2殿が横並びに建つ珍しいタイプの春日造でした!
●東殿の祭神
・武御雷之男神・経津主神
・天津児屋根命・姫大神
●西殿の祭神
・宇迦之御魂神
なんとなくですが、通常の春日造より庇の勾配がキツいように思えました。
それが理由かどうかはわかりませんが、庇の下に彫刻スペースが設けられてました。
なんとなくですが、春日造でこのような彫刻があるのは珍しいような気がします。
いやはや~、素敵な古建築でした。
●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 妻入り向拝付き切妻造
もともとこの地には、田原社(春日社)が鎮座してましたが、1674年に宇賀社を合祀。
そのため、春日宇賀両社大明神と称していた時期があったそうです。
ということで、拝殿には春日社と宇賀社の提灯が吊るされてました。
ちなみに現在の田原神社という社名になったのは、1868年とのことです。
●本殿
●本殿
・建立年不明
・桧皮葺 春日造
・向かって左 → 西殿
・向かって右 → 東殿
本殿は、美しい桧皮葺の春日造。
しかも2殿が横並びに建つ珍しいタイプの春日造でした!
●東殿の祭神
・武御雷之男神・経津主神
・天津児屋根命・姫大神
●西殿の祭神
・宇迦之御魂神
なんとなくですが、通常の春日造より庇の勾配がキツいように思えました。
それが理由かどうかはわかりませんが、庇の下に彫刻スペースが設けられてました。
なんとなくですが、春日造でこのような彫刻があるのは珍しいような気がします。
いやはや~、素敵な古建築でした。
境内社
●境内社①
本殿裏には、古代感ギンギンの木製鳥居がありました。
しかも六角鳥居だという。
狛ライオンから始まり、十二支灯籠、2殿並列の春日造・・・そしてこの六角鳥居。
この神社は、個性まる出しの珍品が多くて、ずーと楽しい時間が続きます。
そんなこんなで、六角鳥居をくぐると荒廃した社に到着。
社の隣りには御神木らしき大木の切り株がありました。
一体、どなたが祀られているのでしょ?
それにしても、独特な空気感に支配された空間でした。
●境内社②
幸神社・開運稲荷社・天神社・金比羅神社を祀る
●境内社③④
●境内社③(写真左)
愛宕社・天満宮・若宮宮を祀る
●境内社④(写真右)
式内社・番匠祖神社・八幡宮を祀る
●境内社⑤⑥
●境内社⑤(写真左)
水神社・福神社・梅宮社・紺姫社
●境内社⑥(写真右)
歳徳神を祀る
●境内からの景色
境内からは松江市内を望むことができました。
いやはや相当な長居・・・見所テンコ盛りの素敵な神社でした。
本殿裏には、古代感ギンギンの木製鳥居がありました。
しかも六角鳥居だという。
狛ライオンから始まり、十二支灯籠、2殿並列の春日造・・・そしてこの六角鳥居。
この神社は、個性まる出しの珍品が多くて、ずーと楽しい時間が続きます。
そんなこんなで、六角鳥居をくぐると荒廃した社に到着。
社の隣りには御神木らしき大木の切り株がありました。
一体、どなたが祀られているのでしょ?
それにしても、独特な空気感に支配された空間でした。
●境内社②
幸神社・開運稲荷社・天神社・金比羅神社を祀る
●境内社③④
●境内社③(写真左)
愛宕社・天満宮・若宮宮を祀る
●境内社④(写真右)
式内社・番匠祖神社・八幡宮を祀る
●境内社⑤⑥
●境内社⑤(写真左)
水神社・福神社・梅宮社・紺姫社
●境内社⑥(写真右)
歳徳神を祀る
●境内からの景色
境内からは松江市内を望むことができました。
いやはや相当な長居・・・見所テンコ盛りの素敵な神社でした。
御朱印情報
●御朱印情報
御朱印は、参道脇にある宮司さんのお宅で頂きました。
御朱印は、参道脇にある宮司さんのお宅で頂きました。