宇美八幡宮の御朱印~神功皇后が応神天皇を産んだ地~(福岡県糟屋郡宇美町)

所在地福岡県糟屋郡宇美町宇美1丁目1−1
祭 神応神天皇・神功皇后・玉依姫命
住吉大神・伊弉冉尊
由 緒この地は神功皇后が三韓征伐の帰途中、応神天皇を出産した地と伝わります。そんなこんなで、538〜585年(?)に応神天皇の生誕地に応神天皇を祀ったのがこの神社の始まりといいます。その後、住吉大神、宝満山の祭神・玉依姫命、若杉山の祭神・伊弉諾尊を合祀したそうです。鎌倉時代初期から安産の神として信仰されるようになり、別当寺も宇美山誕生寺と称したそうです。戦国時代、武士に神領・神田などを奪われ、次第に衰退。1683年、福岡藩主・黒田光之公が祭田を寄附。そして社殿を修復したそうです。
HP宇美八幡宮(公式ホームページ)
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鳥居と狛犬と神門

●境内図

神功皇后が応神天皇を産んだ地に鎮座しています宇美八幡宮に到着。

境内には神功皇后が出産の時にすがりついたといわれる子安の木

応神天皇の産湯に使ったといわれる産湯の水

産湯を沸かした場所といわれる湯蓋の森

神功皇后が衣を掛けたといわれる衣掛の森

応神天皇の胞衣を奉安したとされる胞衣ヶ浦などがあり、どうにもこうにも神功ずくしの神社だという。

一体全体、どんな神社なんでしょ!
ドキドキワクワクです。

そんなこんなで、参拝開始。


●境内入口

鳥居の隣には応神天皇御降誕地と書かれた石碑がありました。

神話好きとしましては、こういった石碑を見るだけで胸がたかぶってしまいます。
心臓の音が音漏れしてるんじゃないかと心配してしまうくらいたかぶっちゃいます。

そんなことより、社名の宇美とは神功皇后が応神天皇を出産したことにちなんで名付けられたそうですよ。

産み

宇瀰

宇美

になったんだって。

八幡神である応神天皇を産んだ地ということで安産・育児に御利益があり、別名・子安の杜と呼ばれているそうです。


●鳥居

●鳥居①(昭和の鳥居)
・1932年建立
・明神鳥居

●鳥居②(元禄の鳥居)
・1688〜1704年建立
・明神鳥居

境内図には、鳥居①②それぞれに昭和の鳥居元禄の鳥居という名称で書かれてました。
ちなみに、境内裏口には平成の鳥居がたってました。

とってもシンプルなネーミングです。


●狛犬①②

●狛犬①②
・1927年奉納(台座)
・護国型

鳥居②の前には胸筋がパーンと発達した個性的な狛犬ちゃんがおられました。

台座には1927年の奉納と刻まれていましたが、狛犬ちゃんと材質が異なるので、もしかしたら狛犬と台座は別々の建立かもしれません。

上からタライが落ちてきちゃったのかと思うくらい顔が潰れちゃってます。


●狛犬③④

●狛犬③④
・1962年奉納(台座)

そんなこんなで、鳥居②をくぐると再び狛犬ちゃんが登場。

こちらも狛犬と台座が異なる材質のため、狛犬ちゃんの奉納年は不明です。
風化度合いや質感からしても台座より古いのは間違いなさそうです。

垂れ耳で笑ったお顔がなんとも愛らしいですね。
本来の仕事である威嚇という職務を完全に忘れちゃってます。


●狛犬⑤⑥

●狛犬⑤⑥
・奉納年不明
・岡崎現代型

狛犬③④の後ろには岡崎現代型の狛犬ちゃんがおられました。

こちらは言わずもがなですね(笑)
よくお見かけするスタンダードな岡崎ちゃんです。


●神門


●神門
・建立年不明
・銅板葺 三門三戸 切妻造

神門にはアマビエちゃんの姿が。
いつまでコロナが続くんでしょうねぇ。
コロナがなかった時代が懐かしく思えます。


●狛犬⑦⑧

●狛犬⑦⑧
・奉納年不明

そんなこんなで、神門をくぐると拝殿前で再び狛犬ちゃんが登場。
・・・なかなか拝殿にたどり着けない(笑)

こちらの狛犬ちゃんも奉納年は不明です。
見た感じ、この神社で1番古そうなの狛犬ちゃんでした。

むっちりしていて、どこかしら幼児体型なところが愛らしいです。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺
・唐破風向拝付き妻入り入母屋造

そんなこんなで、やっとこさ拝殿に到着。


拝殿はとっても変わった造りになっていました。
基本的に入母屋造なのですが、屋根が二重になっており、ぱっと見は前後に入母屋が2つ合体しているような建物でした。

これはなかなか面白い建物ですね。


拝殿内には雖諸州臨照 常住生土地と書かれた大きな額が掲げられていました。
明和改元と書かれておりましたので、おそらく1764年の奉納だと思われます。

それにしても参拝者が多かったです。
本日は七五三のご家族がたくさんいらっしゃり、拝殿前は長蛇の列になってました。

ちなみに戌の日はもっとたくさんの参拝者で賑わうらしいですよ。
犬は多産でお産が軽いということで、安産祈願を戌の日にされる方が多いんだって!


●本殿

●本殿
・1886年改築
・檜皮葺 五間社入母屋造
・別表神社
・別名・子安の杜

祭神は・応神天皇神功皇后・玉依姫命・住吉大神・伊弉冉尊です。


●神功皇后とは?

神功皇后とは、第14代天皇・仲哀天皇の妻
そして応神天皇の母です。

仲哀天皇・神功皇后・応神天皇という家族は、全国の八幡系の神社で祀られている、いわゆる八幡三神です。

神功皇后は妊娠しているにも関わらず、兵を率いて新羅へ出陣。
新羅のみならず、高句麗と百済も従わせることに成功した古代日本のヒロインです。


●日本書紀によると
仲哀天皇の時代、九州の熊襲(くまそ)がヤマト王権に反発した際、神功皇后が神がかったという。

そして『貧しい熊襲の地なんかより、金銀財宝に満ちた新羅を征討しなさい。ほんでもって、我ら住吉三神を祀れば新羅も熊襲もひれ伏すよ』という神託を得たという。

しかし夫の仲哀天皇はこの神託に対して疑問を抱いたため、祟り殺されてしまったという((((;゚Д゚)))))))

そんなこんなで、仲哀天皇の崩御後、神功皇后は妊娠している状態にも関わらず、自ら兵を率いて新羅へ出航!

神託どおり、新羅の王は神国日本を恐れて、戦わずして降伏したといいます。
続いて、高句麗と百済も日本に降伏。
いわゆる三韓征伐です。

ちなみに神功皇后は、出産を遅らせるために石を腰に巻きつけて三韓征伐に出陣したといわれています。

そんなこんなで帰国後、無事に応神天皇を出産しました。
それがこの地というわけです!

そんな神功皇后にキャッチフレーズをつけるなら、日本史上最強のスピリチュアルお母ちゃん・・・かな?(笑)
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湯蓋の森(ゆふたの森)

●湯蓋の森(ゆふたの森)

そんなこんなで
はいドーーーン!

拝殿横には笑っちゃうくらい巨大なクスノキがそびえ立っていました!

この木がどんなにデカいかというと・・・


こんなにもデカいという!


どうやら、神功皇后が応神天皇を出産した際、このクスノキの下で産湯を使い、クスノキの枝葉が湯釜の上に蓋をしているように見えたことから、湯蓋の森(ゆふたの森)という名がついたんだって。


●湯蓋の森
・樹齢 2000年以上
・国指定天然記念物
・県民俗資料重要文化財

1本の木なのに、まるで森のように辺りを包み込んでいましたよ。
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衣掛けの森

●衣掛けの森

●衣掛けの森
・樹齢 2000年以上
・国指定天然記念物
・県民俗資料重要文化財

境内左奥には、これまた笑っちゃうくらい巨大な老木がドーンと立っていました!

なんとこの木は、神功皇后が自分の着ていた衣を掛けたといわれる神功浪漫ビンビンの木なんです!


異様な容姿で、今にも喋り出してきそうな、古代の記憶を語りかけてきそうな、そんな老木でした!

素人目で見ても、質感が若々しくない!
人間と一緒で、歳を重ねると艶がなくなるんですね!
2000年の歴史を感じました。
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産湯の水

●産湯の水

●産湯の水
・県民俗資料重要文化財

衣掛けの森を過ぎると産湯の水に到着!

なんとこの水は、神功皇后が応神天皇を出産した際、産湯として使用した水なんだって!

それにしても、神功伝説がギッシリ詰まった神社だなぁ!
なんだか神話の中を歩いてる気分だよ!


ちなみに、この産湯の水は安産の霊水として有名らしく、産湯に少しだけ混ぜて使うと赤ちゃんが健やかに成長するといわれています。

そんなこんなで、この水を持ち帰る人もいるそうですよ。

湯方社と子安の石と聖母子像

●湯方社

●湯方社
・建立年不明
・銅板葺 流造
・湯方殿を祀る

続いて、境内末社であります湯方社(ゆのかたしゃ)に到着。

それにしても・・・

祭神の湯方殿・・・って、誰ですか?(^^;

調べてみると、湯方殿とは助産師の祖神といわれ、応神天皇が誕生した際に産婆として活躍したお方らしいです!
一説によると産湯を沸かした官女だったとか。

そんなこんなで、応神天皇を無事出産した功績により、宇美八幡宮の創建時にお祀りされたんだって!
そして、助産師の祖神が祀られている全国で唯一の神社なんだって!


●子安の石

それはそうと、湯方社の周りにはおぞましい数の石が積まれていました!

どうやらこれは子安の石と呼ばれるもののようです。

安産祈願を終えた妊婦さんが石を1つ持ち帰り、出産後に別の新しい石に自分のお子さんの名前や願いごとなどを書いて、安産御礼のお祓いの後、持ち帰った石と一緒に新しい石を納めるという風習なんだって。


この子安の石の信仰がいつ頃から始まったのかは定かではありませんが、1703年に完成した筑前国続風土記に記されていることから、少なくともそれ以前には行われていた風習のようですよ。

子安石の周辺では、妊婦さんらしき方をたくさん拝見しました。
無事、お子さんが産まれてくるといいですね!


●聖母子像

湯方社の前には聖母子像というのがありました。
どうやら聖母子とは、神功皇后応神天皇のようです。


台座には山上憶良が詠んだ万葉歌が刻まれていました。

銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも

簡単に略すと

銀も金も宝石も何になるだろう。
子供にまさる宝があるだろうか。
いや、ありはしない。

みたいな意味です。

聖母宮(しょうもぐう)

●聖母宮

●聖母宮
・1706年建立
・檜皮葺 三間社流造
・筑前福岡藩4代藩主・黒田綱政が寄進
・摂社
・神功皇后を祀る

●聖母宮の狛犬
・1938年奉納


●聖母宮御神像

●聖母宮御神像
・室町時代末期作
・像高 151cm
・脱活乾漆造
・県民俗資料重要文化財

なんと、聖母宮には室町時代末期作の聖母宮御神像が祀られているんだって!

しかも国内唯一の脱活乾漆造の御神像らしいですよ!

普段は神像の姿を拝見することはできませんが、25年に1度御開帳されるみたいです。

前回の御開帳が2018年といいますから、次の御開帳は2043年になります。
ということで、23年後の予定をスケジュール帳にメモメモ・・・_φ( ̄ー ̄ )


ちなみに、聖母宮の前にもたくさんの子安の石が奉納されていました。

子安の木(えんじゅの木)

●子安の木(えんじゅの木)

●子安の木(えんじゅの木)
・樹齢不明
・県民俗資料重要文化財

見事に写真を撮り忘れて帰りましたが、拝殿左横には神功皇后が出産の時にすがりついたといわれる子安の木がありました。

一説によると、神功皇后が朝鮮から持ち帰ったえんじゅの木の枝を地面に突き刺してすがりついたといわれています。

一説によると神功皇后が出産したのは31歳の時・・・当時の人からすると高齢出産だったのかなぁ?

ちなみに、この枝にすがれば安産するといわれていますが、現在は玉垣の中にあるので触ることはできません。

胞衣ヶ浦(奥の院)

●胞衣ヶ浦(奥の院)

●鳥居③(平成の鳥居)
・1990年建立
・明神鳥居

なんと奥の院・胞衣ヶ浦には、神功皇后が応神天皇を出産した際の胞衣が祀られているという!

ということで、宇美八幡宮・裏口の鳥居(平成の鳥居)をくぐって奥の院・胞衣ヶ浦へGO!


平成の鳥居をくぐると、いかにもって感じの小高い丘が見えます。

宇美八幡宮から徒歩5分くらいです。


●奥の院・胞衣ヶ浦
・建立年不明
・銅板葺 流造
・応神天皇を祀る

そんなこんなで、奥の院・胞衣ヶ浦に到着。


由緒によると、神功皇后が応神天皇を出産した後、胞衣宇美川ですすぎ、箱に入れて山(胞衣ヶ浦)に奉安したといわれています。

その場所こそがここ!

いやはや、神功浪漫ビンビンですなぁ!
見どころが多すぎて、もうお腹いっぱいです。


胞衣ヶ浦から宇美八幡宮を望む。

まるで古墳のような境内。
境内にいると気づきませんでしたが、こうやって離れてみると森みたいな神社なんだなぁ。

その他の見どころ

●恵比須社と武内社

●恵比須社(写真左)
・建立年不明
・銅板葺 流造
・末社
・事代主命を祀る

商売繁盛・開運の神です。

●武内社(写真右)
・建立年不明
・銅板葺 流造
・末社
・武内宿禰を祀る

●武内宿禰とは?
ザックリと簡単に武内宿禰とは、古事記・日本書紀に登場するお方です。

日本書紀では武内宿禰
古事記では建内宿禰と表記されています。

景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代の天皇と神功皇后に仕え、蘇我氏・平群氏・紀氏・葛城氏などの中央豪族の祖だといわれる神話界の名補佐役です。


戦前には紙幣の肖像にもなりました。
ビックリマンチョコのシールにもなりました。

360歳まで生きたということで、長寿の神様として信仰されています。


●夫婦の木

●夫婦の木
・左 → 招霊木
・右 → えんじゅの木

種類の違う縁起のいい木が、あたかも仲睦まじい夫婦が寄り添っているかのように見える木です。


●境内の風景


境内には武田鉄矢さんや吉村作治さんや郷ひろみさんや千賀選手などのお言葉が飾られていました。


●ご休憩処

参道脇には、名物の子安餅や珈琲・お抹茶などが頂けるお店がありました。

ちなみに子安餅とは、神功皇后の出産が近いと知った里人が献上した餅なんだって。
安産を願い祝う餅として人気のようですよ。

御朱印情報

●御朱印情報
宇美八幡宮で頂ける御朱印は7種類

御朱印の受付場所2ヶ所に分かれています。

●御朱印の種類
宇美八幡宮の御朱印
聖母宮の御朱印
湯方社の御朱印
恵比須社の御朱印
武内社の御朱印
楠森稲荷社の御朱印
胞衣ヶ浦の御朱印

※末社5社と胞衣ヶ浦の御朱印は全て書置きでした。

●御朱印の受付場所
・宇美八幡宮の御朱印
 拝殿横の授与所

・末社5社と胞衣ヶ浦の御朱印
 聖母宮前の授与所

●御朱印の受付時間
・9:00〜17:00

●御朱印の初穂料(料金)
・宇美八幡宮の御朱印
 志納(お気持ち)

・末社5社と胞衣ヶ浦の御朱印
 各500円





末社5社の御朱印は毎月5日および戌の日の限定御朱印のようですが、私が参拝した日は5日でも戌の日でもないのに末社5社の限定御朱印を頂くことができました・・・はて?(笑)

・・・前日が戌の日だったからでしょうか?

もしかしたら、限定御朱印の授与日は結構アバウトなのかも知れません^^


ちなみに限定御朱印には、宇美八幡宮の朱印が押されたリーフレットと可愛いスッテカーがついてきました。


●オリジナル御朱印帳

●オリジナル御朱印帳
・16cm × 11cm
・3000円

●御朱印帳のカバー
・2000円

●御朱印帳セット(御朱印帳とカバー)
・5000円


御朱印帳は大楠の枝を剪定した際にでた木材を宮大工さんが削って作ったものなんだって!

そういう経緯があるためか、初穂料は3000円!
結構なお値段となっております。

表紙には、白馬に乗った応神天皇がデザインされていました。
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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由
・授与所は9:00〜17:00

●拝観料
・無料

●定休日
・なし

●アクセス(公共機関)
・JR宇美駅より徒歩約5分
・西鉄バス・宇美八幡前下車 徒歩すぐ

●アクセス(自動車)
・九州自動車道
 太宰府ICから約15分

・九州自動車道
 須恵スマートICから約10分
(※ETC限定)

・福岡都市高速
 月隈出口から約15分

●駐車場
専用の無料駐車場があります。

・第一駐車場(鳥居に向かって左)
・第二駐車場(歴史民俗資料館隣)
・第三駐車場(参道直進 宇美小学校前)

・駐車台数 約150台


戌の日は駐車場が混雑するそうです。

宇美八幡宮の地図

 

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