和布刈神社の御朱印~九州最北端の神社・関門海峡の守護神~(福岡県北九州市門司区)

都道府県別
所在地福岡県北九州市門司区門司3492
祭 神 ・撞賢木厳之御魂天疎向津媛命
・比売大神・日子穂々出見命・豊玉日売命
・鵜草葺不合命・安曇磯良神
由 緒200年頃、神功皇后が三韓征伐での勝利を感謝して創建した神社といわれています。古くは速門社・隼人明神・早鞆明神と称していたそうです。以来、海峡の守護神や西門鎮護の神として、歴代将軍や武将などから崇拝されたといいます。平安時代末期、壇ノ浦の合戦前夜、平家一門が祝詞と神酒で勝利を祈願して願文を奉上。1336年に足利尊氏、1394~1428年に大内義弘、1575年に仁保常陸介が社殿を造営したそうです。その後、1809年に社名を和布刈神社と改称。毎年旧暦の元旦に行われる和布刈神事は県の無形民俗文化財に指定されています。
HP終活|和布刈神社|めかり神社|日本
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関門トンネル人道

●関門トンネル人道

何の因果か、本日は旅の途中に知り合った知らない兄ちゃんと旅をしています。

旅先のエレベーターで『観光ですか?どっから来たんですか?』と話しかけられたのがきっかけで。

あれこれ話していたら同郷だということが判明。
そして『同じ人間のニオイがする』と言われ、一緒に旅することになりました。

そういう経緯で出会ったばかりの知らない兄ちゃんと旅をしているんです。


そんなこんなで、壇ノ浦古戦場趾を観光していたら九州方面に神社を発見。

『兄ちゃん、オレ、神社に行きたいっす』

ということで、和布刈神社へ向けてGO!


そんなこんなで、関門トンネル人道を通って本州から九州へ。

関門トンネル人道は1958年に完成した本州と九州をつなぐ海底トンネル
ここに来るのは小学校の修学旅行ぶりということで、ちょっぴりノスタルジックな気分に。

えっマジで?海底に行けるん?
修学旅行のときに味わったあのワクワク感。
中年になった今も同じワクワクを感じてる・・・嗚呼、大人になれない。。

それにしてもなんだろう、この昭和遺産。
人間と同じでエレベーターも歳をとっていました。

熟成された昭和臭の良い香りが脳を刺激してきます。


料金は歩行者無料
自転車・原付は20円。

料金も昭和だなぁ。


そんなこんなで、エレベーターで地下約50mまで一気にワープ。


海底トンネルの長さは約780m
片道約15分で本州・九州間を渡れます。

トンネル内の景色は昔と変わってないのですが、人の動きが昔と違うの!

なんとトンネル内はランナー達のジョギングコースになってるという(笑)
海底ランナー達がトンネル内を行ったり来たり行ったり来たり。
天候を気にしなくていいし、夏とか冬とか季節も気にしなくていいし。

昭和時代はジョギングしてる人なんていなかったような。
そんなこんなで、時代の移り変わりを感じたひと時でした。



そうこうしていると山口県と福岡県の県境に到着。


そしてエレベーターに乗りーの。

九州に上陸!
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鳥居と狛犬と参道

●境内入口

そんなこんなで、関門トンネル人道から徒歩すぐ。

九州最北端に鎮座する和布刈神社に到着。
和布刈神社と書いてめかり神社と読みます。

なんとこの神社は、神功皇后が三韓征伐の勝利に感謝して創建した神社なんだって。

ということで1800年以上の歴史をもつ超古社です。

一説によると神功皇后が自ら神主になって神様を祀ったんだとか。
初代神主が神功皇后って凄くないですか!


●参道

そんなこんなで、境内へ。

ご覧の通り、山と海に挟まれているため境内は細長いです。


●狛犬①②

●狛犬①②
・1921年奉納
・徳山の石工・中村藤兵衛 作

参道脇には狛犬ちゃんがおられました。
どこかしら岡崎現代型の成分が入った狛犬ちゃんでした。

台座には美ちびき生活の友の教祖・岡田憲明さんの謹言が刻まれていました。

美ちびき生活の友(?)
気になったので調べてみましたが、何も手がかりがありませんでした。

・・・謎です。


●鳥居①

●鳥居①
・1899年建立
・明神鳥居

和布刈神社は関門海峡古城山に挟まれた狭い土地に鎮座しています。


眼前には関門海峡
そして頭上には関門橋という、なかなかの絶景ロケーションでした。

対岸の下関まで670mという近さ。

そんなこんなで、関門海峡の中で最も狭い場所に位置する和布刈は早鞆ノ瀬戸といわれ、関門海峡で最も流れが強く古代から交通の要所だったそうです。

ということで、江戸時代までは速門社・隼人明神・早鞆明神と称していたそうですよ。

早鞆ノ瀬戸は関門海峡最大の難所といわれ、流れの速さは時速16kmという!

と、一応驚いてはみたものの、時速16kmが速いのかどうか、今いちピンときません(^^;


関門海峡といえば源氏平家の最後の戦い・壇ノ浦の合戦の舞台でもあります。

ここで平家一門は海に沈み、そして滅亡しちゃいました。

新平家物語には、壇ノ浦の合戦前夜、平家一門がこの神社で戦勝祈願をし酒宴を開いたと記されています。

そんなこんなで、ここは平家一門が最後の夜を過ごした場所なんですね。

和布刈神社の背後にある古城山には平知盛が築城した門司城跡
和布刈神社の近くにある甲宗八幡神社には平知盛の墓
対岸の下関には壇ノ浦古戦場趾
入水した安徳天皇を祀る赤間神宮
などなど、このエリアは源平ゆかりの激アツスポットとなっております。


●狛犬③④

●狛犬③④
・1899年奉納

そうこうしていると、拝殿前にて小ぶりな狛犬ちゃんが登場。

この神社は九州最北端に鎮座しているので、九州最北端の狛犬ちゃんということになります。

海風にさらされているからでしょうか、ちょっと風化が進んでいます。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・明治時代中期再建
・銅板葺 入母屋造
・唐破風向拝・千鳥破風付き


社殿は関門海峡を向いて建っていました。
まるで航海の安全を見守っているかのようでしたよ。

ちなみに神紋は八重桜でした。


そんなこんなで、彫刻鑑賞。

木鼻は獅子と・・・???
麒麟ですか?


その他、キジ的な彫刻やフクロウ的な彫刻もありました。

これはちょっと珍しいですね。

そんなこんなで、興味深く彫刻を拝見していたら、兄ちゃんも私を珍しそうに見ていました(笑)

『何が楽しいんすか?』と言われるほどに!


●本殿

●本殿
・1767年再建
・銅板葺 三間社流造
・小笠原忠総が寄進

本殿は小倉藩4代藩主・小笠原忠総さんが寄進したもののようです。


●祭神(公式ホームページ)
・天照大神の荒魂
(撞賢木厳之御魂天疎向津媛命)

●祭神(説明板)
・比売大神
・日子穂々出見命
・豊玉日売命
・鵜草葺不合命
・安曇磯良神

比売大神とは神様の名前ではなく、祭神と関係のある女神を意味する言葉です。

つまり、各神社の主祭神によって比売大神が誰なのかは変わってくるということです。

ということで、この神社の比売大神はどなたのことを指しているのでしょう?

神社で頂いたリーフレットには、この神社の比売大神は宗像三女神と書いてありました。

この5柱の中に宗像三女神と関係する神様は・・・安曇磯良神???

うぅ〜ん、なんかスッキリしないなぁ・・・。

と思い、公式ホームページを見てみると、御祭神はこの5柱ではなく天照大神の荒魂(撞賢木厳之御魂天疎向津媛命)と書いてある!


なんと、公式ホームページの祭神と説明板の祭神が違うという(笑)

宗像三女神はスサノオと天照大神の誓約の際に生まれた神様ですから、これなら比売大神 = 宗像三女神は納得がいきます。

何はともあれ、公式ホームページと説明板・・・どっちを信じればいいんだろう(^^;


ちなみに

●日子穂々出見命
日子穂々出見命は山幸彦のことです。

●豊玉日売命(豊玉姫)
豊玉日売命(豊玉姫)は山幸彦の嫁さんです。

●鵜草葺不合命
鵜草葺不合命(神武天皇の父)は山幸彦と豊玉姫の子です。

●安曇磯良神
安曇磯良は安曇氏(阿曇氏)の祖神といわれています。

安曇磯良は神功皇后の三韓征伐に協力したお方で、海の神として祀られることが多いです。

一説によると、和布刈神社は三韓征伐の凱旋中、神功皇后が阿曇磯良の奇魂・幸魂を速門に鎮めたのが始まりともいわれています。

古事記に『阿曇家は、綿津見神の子・宇都志日金折命の子孫』と記載されています。

そのため綿津見神社の総本社・志賀海神社は、代々阿曇家が宮司を務めています。
志賀海神社の御朱印~綿津見神社・海神社の総本社~(福岡県福岡市東区志賀島)
所在地福岡県福岡市東区志賀島877祭 神綿津見三神社 格式内社(名神大)・旧官幣小社・別表神社由 緒創建年は不詳。古くは、志賀島北部の勝馬に表津宮・仲津宮・沖津宮の3社が建てられ、それぞれに表津綿...
[21]豊玉姫の出産とアエズ
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和布刈神事

●鳥居②

そんなこんなで拝殿で参拝後、海に面して立つ鳥居②へ。


鳥居②をくぐるとすぐ海でした。

説明板によると。この神社は毎年旧暦の元旦に行われる和布刈神事が有名とのことです。

そして、この場所が和布刈神事の舞台となるんだって。

●和布刈神事

●和布刈神事
・福岡県指定無形民俗文化財


●和布刈神事とは?
和布刈神事は、神功皇后が三韓征伐の凱旋を祝って、自ら神主となり早鞆ノ瀬戸のワカメを神前に捧げたのが始まりといわれています。

旧暦の元旦の早朝、3人の神職がそれぞれ松明・手桶・鎌を持って海に入り、ワカメを刈り採って神前に供え、航海の安全・豊漁を祈願する神事なんだって。


ワカメは万物に先んじて芽を出し自然に繁殖するため幸福を招くといわれてるそうです。

なんと1800年間途絶えることなく続いてるという!

ちなみに和布刈とはワカメを刈るという意味なんだって!

ということで、和布刈神社という社名はこの和布刈神事が由来となっています。
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海洋散骨遥拝所

●海洋散骨遥拝所

歴史が深くいろいろと興味深い神社ですが、私が1番気になったのはここっ!

海洋散骨遥拝所!

さささ、散骨!?

神社でこのワードを目にしたのは初めてです!

どうやらこの神社では海葬が行われているみたいです。


古代より日本では自然信仰において祖先の御霊は自然に還すと考えられてきました。

仏教が伝来してからは、弔い方法や葬儀方法が時代とともに変化し、そして現在の形になりました。

しかし1800年前から続く和布刈神社では御霊が海に還るための供養として現在でも海葬が執り行われてるんだって!


●海葬の流れ
①船上で神職が清祓の儀を執り行い故人の御霊を清める。

②故人の遺骨に献花・献酒を添えて、1人ずつお別れの言葉とともに遺骨を海に還す。

海葬の説明・プラン・申込み

その他の見どころ

●境内社

境内には早鞆稲荷恵美須神社がありました。


●石灯籠

あと、まるでサンゴのような石灯籠がありました。

どうやらこの石灯籠は、小倉藩初代藩主・細川忠興さんが寄進したものなんだって。

海沿いだから風化するのはわかるけど、まるでさっきまで海に浸かってたんじゃないのかって思うくらいボロボロになってました。


●和布刈砲台跡

説明板がなかったので自信を持って言えませんが、おそらくこの砲台跡は明治時代に築造された下関要塞の1つだと思います。

関門海峡は幅が狭いので、ここから撃てば百発百中!

って、そんな簡単にはいかないか。


●境内からの景色

下関方面を望む。

夕暮れが近づいてきました。


知らない兄ちゃんと海辺で2人きり。
ロマンチックのカケラもない。
でもなんだか青春を感じます。

その後、ちょっとドライブしてライン交換をしてお別れしました。

楽しい1日をありがとう!

御朱印情報

●御朱印の種類
・通常の御朱印
・書置きの御朱印(16cm × 22cm)
書置きの御朱印は郵送可能

●御朱印の受付場所
・授与所

●御朱印の受付時間
・9:30~17:00

●御朱印の初穂料(料金)
・通常の御朱印 300円
・書置きの御朱印 500円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・16cm × 11cm
・2500円
オリジナル御朱印帳は郵送可能

・2016年8月11日 参拝
・2021年3月 更新
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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●母屋の営業時間
・木・金・土曜
・11:00~17:00

●拝観料
・無料

●定休日
・無休

●最寄りの駅
・門司港観光レトロ列車
 九州鉄道記念館駅 乗車
 関門海峡めかり駅 下車 徒歩5分  

・JR門司港駅から徒歩30分
・JR門司港駅から車で5分

●最寄りのバス停
・西鉄バス・和布刈神社前から徒歩すぐ

●最寄りのIC
・福岡方面
 九州自動車道・門司ICから車で15分
 北九州都市高速道路・春日ICから車で10分

・山口方面
 九州自動車道・門司港ICから車で5分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

和布刈神社の地図

 

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