諏訪神社の御朱印~全国的にも珍しい並立鳥居~(鹿児島県肝属郡南大隅町)

所在地鹿児島県肝属郡南大隅町根占川南5076
祭 神建御名方命・事代主命
由 緒1495年、信州・諏訪神社より分霊を勧請し、小根占郷の総社として創建したのが始まりといいます。
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並立鳥居

●並立鳥居

本土最南端の町・南大隈町に鎮座する諏訪神社に到着。

なんと2つの鳥居が横並び!

そうです!
この神社は並立鳥居があることで有名な神社なんです!


それにしても、何で2つの鳥居が!?!?

この神社は、社名からもわかるように諏訪神社の総本社である信州・諏訪大社から分霊を勧請した神社です。

もともとこの神社は、諏訪大社の上社・下社にならって上宮下宮の社が建っていたといいます。

そんなこんなで、上宮と下宮の社にそれぞれ1基ずつ鳥居が建ってたんだけど、時代とともに上宮と下宮は1つの社殿に統合。 そして2つの鳥居がそのまま残される形となりました。

それがこの並立鳥居なんだって!


●並立鳥居
・1994年建立
・明神鳥居

もともとあった鳥居(左)は1991年の台風で破損。

右の鳥居は白蟻の被害で倒壊寸前。

ということで、1993年に再建委員会を結成して募金を集め、1994年に再建。

それが現在の鳥居なんだって。


笠木は
島木は
貫・額束・柱は朱色
そして、藁座は八角形

このタイプの鳥居は、霧島・大隅・薩摩地方でよく見られる鳥居です。

それにしても、この3色鳥居にはどんな意味があるんだろうねぇ???

朱色は魔除けの色といいますし、
白は清浄や浄化、
黒は天、すなわち神様の住む世界といいますし。

なんだかこの鳥居だけで、神社の全てを表現しているような・・・そんなことを思ったひと時でした。


ちなみに、この並立鳥居は仲良く並び立っていることから、縁結びのスポットとして人気のようです。

左の鳥居から入って右の鳥居から出るという習わしにそってお詣りすれば、縁結びの御利益があるんだとか!

ただ2つの鳥居が横並びになってるだけなのに、すごく新鮮な光景です。

今までありそうでなかった風景。

本日も珍しいものが拝見できて有り難き幸せ。


●手水舎

そんなこんなで、左側の鳥居をくぐって手水舎へ。

手水鉢には意味ありげな丸い石がありました。

なんの説明もなかったので由緒などは不明ですが、なんとなくの雰囲気で水をかけてみました。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 妻入り入母屋造

続いて拝殿で参拝。


諏訪神社といえば信州のイメージが強いですが、なぜか鹿児島の各所にも多く鎮座しています。

はて・・・これはどういうことだぃ???

と思い、調べてみることに。

どうやら、島津家の初代当主・島津忠久さんは、承久の乱の際に信州・諏訪大社で祈願をし戦功をあげたそうです。

島津忠久さんは、この戦功は諏訪大明神の御利益によるものとして、諏訪大明神を篤く信仰するようになったといいます。

ということで、諏訪神社は稲荷神社とともに島津家からの崇敬が厚く、鹿児島の各地に祀られることになったんだって。


そんなこんなで、拝殿を観察。

気のせいかも知れないけど、軒下のこの部分が鳥居に見えてしまいました。

そんなこんなで、勝手に隠れ鳥居と命名!



拝殿内にはたくさんのよだれかけが奉納されていました。

どうやらこの神社は、縁結びの他に夫婦円満・子宝の御利益もあるみたいですよ。


本殿

●本殿
・建立年不明
・瓦葺 平入り切妻造

続いて本殿へ。

説明がなかったので断言できませんが、おそらくこちらは本殿の覆屋だと思われます。

祭神は建御名方命事代主命
ちなみに、この2神は兄弟です。

・兄 → 事代主命
・弟 → 建御名方命

この2神は国譲り神話で有名な神様です。

こちらに国譲り神話のことを書いています。
稲佐の浜(沖御前神社)の御朱印情報と参拝記~国譲りと国引き神話と神在月をわかりやすく解説~
稲佐の浜とは?●ザックリと簡単に稲佐の浜とは?ザックリと簡単に稲佐の浜とは古事記では伊那佐の小濱。日本書紀では五十田狭の小汀と記載されている砂浜です。国引き神話・国譲り神話の舞台として有名な浜で、...


それにしても謎です。

鹿児島県神社庁のホームページや、その他もろもろの情報に祭神は建御名方命と事代主命と書かれておりますが、本殿は3室あるんですよ!

残りの1室にはどなたが祀られているのでしょ???

総本社の諏訪大社と同じく八坂刀売神が祀られているのでしょうか?

神社の方にお聞きしたかったのですが、留守なんだよね。

こんな感じで、アグレッシブな行動を起こそうとしたときは、だいたい留守です。
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境内の風景

●謎の石祠

そんなこんなで参拝後、境内を散策。

すると南国風の植物を発見。

な~んか違和感があるなぁ~

と思ったら!


なんと、この南国風の植物は石祠から生えてるという!


そんなこんなで、葉っぱをかき分けてみることに。

石祠には石が祀られていました。

こちらの石が石祠を植物化した正体なのかも知れない・・・これぞまさにパワーストーン。
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雄川の滝

●雄川の滝

参拝後、雄川の滝を観光してきました。

NHK大河ドラマ・西郷どんのオープニングで拝見して以来、ずっと気になっていた滝です!


ということで、ナビに目的地をセットして到着!


展望台からの景色がこちら!

はいドン!

って、何これ(笑)

思ってたのと全然違う!


私が見たいのはこの景色!


どうやら雄川の滝が望める場所は、雄川の滝(上流展望所)と雄川の滝(滝壺)の2ヶ所あるらしく、私が到着したのは上流展望所の方だったみたい!

上流展望所には、私たち以外に2組の観光客がおられましたが、私たち同様みんなズッコケていました。

2組の方とお話しをする機会があったので、ここに来るまでの経緯を談笑していたら、皆さんに同じ共通点が発覚!

『ナビ通りに来たらここだったの〜』

と(笑)

ナビのメーカーにもよると思いますが、雄川の滝に行かれる方はご注意を(笑)

(上流展望所)ではなく(滝壺)です!


おそらく間違ってここへ迷い込む人が多いのでしょう。

上流展望所の入口には、滝壺への行き方をかなり詳しく書いた案内図がありました。

それにしても上流展望所と滝壺・・・
直線距離はこんなに近いのに、こんなにも大回りして行かないと辿り着けないという!

しかもまぁまぁ複雑な道のりで、離合できない超細道が何ヶ所もあったりします。
対向車が来たら、手に汗握る攻防戦が繰り広げられること間違いなしです。

参考程度に、上流展望所から滝壺までは、時間にして車で30~40分ほどかかりました。



そんなこんなで、雄川の滝(滝壺)の遊歩道に到着。


遊歩道の長さは約1.2km。
入口から滝壺までは、約20分くらいで到着できます。

綺麗に整備された道が続きますので、渓流と森林浴を楽しみながら楽しく歩くことができました。


そんなこんなで
はいドン!

神秘!


これこれこれ!

これが見たかったんだよ!


エメラルドグリーンっていうの?
コバルトブルーっていうの?

なんでもいいけど、もうウソみたいな色をしちゃってます!


なんだろう、この楽園感!
ヘブン感!

ビーナスが水浴びをしてそうな!


ちなみにこちらが、滝壺から見た上流展望所です。

探すのに苦労しました(笑)


渓流もウソみたいな色をしています。

いやはや、最高の目の保養ができました。
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御朱印情報

●社務所


●御朱印の種類
・諏訪神社の御朱印

●御朱印の受付場所
・社務所(直書き)
・拝殿内(書置き)

宮司さんが不在の場合は拝殿に書置きが用意されています。

●御朱印の受付時間
・不明

●御朱印の料金
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2021年5月1日 参拝
・2021年5月 更新
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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●拝観料
・無料

●アクセス
・南大隅町役場から車で5分
・根占港から車で5分
・垂水港から車で1時間
・大隅縦貫道・笠之原ICから車で50分
・鹿児島空港から車で2時間10分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

諏訪神社の地図

 

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