所在地 | 広島県尾道市東久保町8 |
---|---|
祭 神 | 大山津美之神 |
由 緒 | 創建年は不詳。しかし現存する最古の記録である棟札に享保十三年とあることから、少なくとも1728年には存在していた神社と思われます。もともとは山王社と称し、神社の周辺に榎の大木があることから通称・榎神社とも呼ばれていたそうです。 |
山脇神社への道のり
山脇神社は尾道東高校の裏の方に鎮座しているのですが、ちょっとわかりにくい場所に鎮座していましたので、道のりを簡単に紹介しておきます。
地図を見ながら山脇神社に向かっていると、多分こんな感じの場所に到着すると思います。
左に行くと学校。
道なりに歩くと学校のグランドに侵入してしまいます。
はて!?
もしかして学校の中を通って神社に向かうのか!?
と思い、ちょっとだけグランドに突入しましたが、絶対ちがう!と肌で感じました。
ということで、いったん戻って地図を確認・・・
正解はここ!
まさかそんなことろに道があったとは(笑)
尾道は路地の町・・・
見事に尾道マジックにハマってしまいましたよ!
そんなこんなで、学校とグランドの間の細道を歩く・・・
まるでダンジョンを歩いてるような気分で、どこか懐かしい気分になる細道でした。
そして学校沿いの細道を道なりに歩くと、正面に神社が見えてきます。
学校の角まで歩くと分岐点がありますので、右側の細坂道を登ります。
そして道なりに歩くと・・・
山脇神社に到着!
ご覧の通りの細道ですので、車では来れません。
ですので車で参拝する際は、どこかの有料駐車場を利用することになります。
境内入口と手水舎と参道
●境内入口
神社の創建年は不詳。
しかし現存する最古の記録である棟札に享保十三年とあることから、少なくとも1728年には存在していた神社と思われます。
御祭神は大山津美之神ですが、神仏習合の影響で山王大権現として親しまれているそうです。
そのため、この神社は山王神社、または山王さんと呼ばれることもあるんだって。
また神社の周辺に榎の大木があることから通称・榎神社とも呼ばれているんだとか。
ちなみに尾道最初の歴史書・尾道志稿によると、この神社は尾道七社の1社なんだって。
そんなこんなで、参拝開始。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・トタン屋根 切妻造
まず最初に登場するのは小さな手水舎。
ミカンを剥いだような形をした謎の球体から飛び出す龍・・・
以前は龍の口から水が出ていたのでしょうか?
何だかよくわかんないけど、芸術的な作品でした。
●参道
境内はとっても小さいです。
手水舎から10段の階段を上ると社殿前に到着できます。
神社の創建年は不詳。
しかし現存する最古の記録である棟札に享保十三年とあることから、少なくとも1728年には存在していた神社と思われます。
御祭神は大山津美之神ですが、神仏習合の影響で山王大権現として親しまれているそうです。
そのため、この神社は山王神社、または山王さんと呼ばれることもあるんだって。
また神社の周辺に榎の大木があることから通称・榎神社とも呼ばれているんだとか。
ちなみに尾道最初の歴史書・尾道志稿によると、この神社は尾道七社の1社なんだって。
●尾道七社
①八幡宮(亀山八幡宮)
②艮社(艮神社)
③厳島明神(厳島神社)
④丹生明神(丹生神社)
⑤祇園社(八坂神社)
⑥天満宮(御袖天満宮)
⑦山王社(山脇神社)
①八幡宮(亀山八幡宮)
②艮社(艮神社)
③厳島明神(厳島神社)
④丹生明神(丹生神社)
⑤祇園社(八坂神社)
⑥天満宮(御袖天満宮)
⑦山王社(山脇神社)
そんなこんなで、参拝開始。
●手水舎
●手水舎
・建立年不明
・トタン屋根 切妻造
まず最初に登場するのは小さな手水舎。
ミカンを剥いだような形をした謎の球体から飛び出す龍・・・
以前は龍の口から水が出ていたのでしょうか?
何だかよくわかんないけど、芸術的な作品でした。
●参道
境内はとっても小さいです。
手水舎から10段の階段を上ると社殿前に到着できます。
鳥居と拝殿
●鳥居
●鳥居
・1843年建立
・明神鳥居
・尾道石工 太七作
社殿前はとっても狭いです!
そのため、正面から全体の写真を撮ることはできませんでした。
鳥居の柱には天保14年と刻まれていました。
ということで、この鳥居は1843年の建立となります。
作者は尾道石工の太七さん。
尾道にある太七さんの作品は、勇徳稲荷神社の灯籠や、金剛院の玉垣や、瀬戸田町・光明坊の灯籠や、瀬戸田町の路傍にある常夜燈などがあります。
それにしても、傷みの激しい鳥居でした。
柱と額束には針金がグ〜ルグル!
針金のサビが鳥居に流れ出しているので、余計に劣化しているように感じちゃいます。
●拝殿
●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
続いて、拝殿で参拝。
この神社は夏を告げる山王祭が有名なんだって。
山王祭は別名・ゆかた祭りと呼ばれているらしく、尾道ではこの祭りから浴衣を着始めるという習わしがあるんだとか。
山王といえば山王神社の総本宮・日吉大社。
日吉大社といえば、神の使いの神猿(まさる)が有名です。
実はこの神社にも猿がおられるのです。
それがこちら、はいどん。
拝殿の屋根の上にお猿さんがお座りになってるという!
かつては屋根の四隅に猿像がいたそうですが、現在は2体しかいません。
山脇神社の御祭神は大山津美之神(大山祇神)。
日吉大社の御祭神は大山咋神。
全国各地に大山祇神を祀る神社はありますが、大山祇神 = 猿といった神社には出会ったことはないです。
果たして山脇神社と日吉大社の関係性はいかに・・・。
もしかしたら、大山祇神は山の神ですので、
大山祇神 → 山の神 → 山王
となったのかも?(個人的感想)
●鳥居
・1843年建立
・明神鳥居
・尾道石工 太七作
社殿前はとっても狭いです!
そのため、正面から全体の写真を撮ることはできませんでした。
鳥居の柱には天保14年と刻まれていました。
ということで、この鳥居は1843年の建立となります。
作者は尾道石工の太七さん。
尾道にある太七さんの作品は、勇徳稲荷神社の灯籠や、金剛院の玉垣や、瀬戸田町・光明坊の灯籠や、瀬戸田町の路傍にある常夜燈などがあります。
それにしても、傷みの激しい鳥居でした。
柱と額束には針金がグ〜ルグル!
針金のサビが鳥居に流れ出しているので、余計に劣化しているように感じちゃいます。
●拝殿
●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
続いて、拝殿で参拝。
この神社は夏を告げる山王祭が有名なんだって。
山王祭は別名・ゆかた祭りと呼ばれているらしく、尾道ではこの祭りから浴衣を着始めるという習わしがあるんだとか。
山王といえば山王神社の総本宮・日吉大社。
日吉大社といえば、神の使いの神猿(まさる)が有名です。
実はこの神社にも猿がおられるのです。
それがこちら、はいどん。
拝殿の屋根の上にお猿さんがお座りになってるという!
かつては屋根の四隅に猿像がいたそうですが、現在は2体しかいません。
山脇神社の御祭神は大山津美之神(大山祇神)。
日吉大社の御祭神は大山咋神。
全国各地に大山祇神を祀る神社はありますが、大山祇神 = 猿といった神社には出会ったことはないです。
果たして山脇神社と日吉大社の関係性はいかに・・・。
もしかしたら、大山祇神は山の神ですので、
大山祇神 → 山の神 → 山王
となったのかも?(個人的感想)
本殿と狛猿
●本殿
●本殿
・1728年建立
・銅板葺 一間社流造
続いて、本殿へ。
なんと、本殿の前には一対の狛猿がおられるという!
●狛猿
・1845年作
・尾道石工 太兵衛作
弘化二年巳四月と刻まれていましたので、こちらは1845年作となります。
作者は尾道石工の太兵衛さん。
太兵衛さん・・・
どっかで聞いたことある名前だなぁ〜と思ったら、白滝山 五百羅漢の磨崖仏(不動明王)で棟梁を務めたお方だ!
その他、尾道にある太兵衛さんの作品は、因島・善興寺の仁王像と手水鉢などがあります。
それにしても可愛い狛猿ちゃんですねぇ。
桃の上にチョコンと座ったりなんかして。
この神社には猿にまつわる逸話が残っています。
その昔、この山一帯で、山火事が発生したんだと。
その際、数百匹もの山猿が社を取り囲んで泣き叫び、民衆に知らせたんだって。
そのことにより、集落の延焼が防がれたんだとか!
こういったエピソードを聞くと、猿がお祀りされているのも納得ですね!
右側の狛猿には三猿がいました。
しかし左側は二猿・・・一匹、どこいった?
●本殿前の玉垣
・1844年建立
ちなみに本殿前の玉垣は1844年に建立されたものです。
●本殿
・1728年建立
・銅板葺 一間社流造
続いて、本殿へ。
なんと、本殿の前には一対の狛猿がおられるという!
●狛猿
・1845年作
・尾道石工 太兵衛作
弘化二年巳四月と刻まれていましたので、こちらは1845年作となります。
作者は尾道石工の太兵衛さん。
太兵衛さん・・・
どっかで聞いたことある名前だなぁ〜と思ったら、白滝山 五百羅漢の磨崖仏(不動明王)で棟梁を務めたお方だ!
その他、尾道にある太兵衛さんの作品は、因島・善興寺の仁王像と手水鉢などがあります。
それにしても可愛い狛猿ちゃんですねぇ。
桃の上にチョコンと座ったりなんかして。
この神社には猿にまつわる逸話が残っています。
その昔、この山一帯で、山火事が発生したんだと。
その際、数百匹もの山猿が社を取り囲んで泣き叫び、民衆に知らせたんだって。
そのことにより、集落の延焼が防がれたんだとか!
こういったエピソードを聞くと、猿がお祀りされているのも納得ですね!
右側の狛猿には三猿がいました。
しかし左側は二猿・・・一匹、どこいった?
●本殿前の玉垣
・1844年建立
ちなみに本殿前の玉垣は1844年に建立されたものです。
境内社
●境内社
本殿の近くには、何かお社と石と金神社が鎮座していました。
金神さま・・・
いかにも金運の御利益がありそうな名前ですが、金神様は怖い怖い最凶神です!
●招魂合祠
そして参道の途中には招魂合祠と書かれた小さな祠がありました。
招魂合祠とのことなので、招魂社の一種でしょうか?
境内からは尾道の町並みを一望することができました。
手前のお堂は西郷寺です。
そんなこんなで、参拝終了。
いやはや、素敵な神社でした。
本殿の近くには、何かお社と石と金神社が鎮座していました。
金神さま・・・
いかにも金運の御利益がありそうな名前ですが、金神様は怖い怖い最凶神です!
●金神とは?
金神とは方位神のひとつで、殺伐を好む凶神といわれ、金神様の方位は大凶とされています。
そんなこんなで、この神様のいる方角に向かって建築・土木、転居・旅行などの移動、嫁取り・結婚などをすることは避けられています。
もし、この神様がいる方角に向かって土地を動かしたり、移転、嫁取りをしたりすると家族7人が殺されてしまうという!
((((;゚Д゚)))))))
家族7人もいないから平気、平気!
♪( ´▽`)
と思ったら!
家族が7人いなければ隣の家の人まで殺されるという!
これは紛れもなく最凶神!
金神とは方位神のひとつで、殺伐を好む凶神といわれ、金神様の方位は大凶とされています。
そんなこんなで、この神様のいる方角に向かって建築・土木、転居・旅行などの移動、嫁取り・結婚などをすることは避けられています。
もし、この神様がいる方角に向かって土地を動かしたり、移転、嫁取りをしたりすると家族7人が殺されてしまうという!
((((;゚Д゚)))))))
家族7人もいないから平気、平気!
♪( ´▽`)
と思ったら!
家族が7人いなければ隣の家の人まで殺されるという!
これは紛れもなく最凶神!
●招魂合祠
そして参道の途中には招魂合祠と書かれた小さな祠がありました。
招魂合祠とのことなので、招魂社の一種でしょうか?
境内からは尾道の町並みを一望することができました。
手前のお堂は西郷寺です。
そんなこんなで、参拝終了。
いやはや、素敵な神社でした。
御朱印情報
●御朱印情報
●御朱印の種類
・山脇神社の御朱印
●御朱印の受付場所
・亀山八幡宮(宮司宅)
※御朱印は亀山八幡宮の境内裏手にある宮司さん宅で頂けます。
●御朱印の受付時間
・不明
※宮司さんが不在の場合は後日郵送して頂けるそうです。
●御朱印の料金
・300円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
※山脇神社のオリジナル御朱印帳はありませんが、亀山八幡宮のオリジナル御朱印帳はあります。
・2024年1月7日 参拝
・2024年1月 最終更新
●御朱印の種類
・山脇神社の御朱印
●御朱印の受付場所
・亀山八幡宮(宮司宅)
※御朱印は亀山八幡宮の境内裏手にある宮司さん宅で頂けます。
●御朱印の受付時間
・不明
※宮司さんが不在の場合は後日郵送して頂けるそうです。
●御朱印の料金
・300円
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
※山脇神社のオリジナル御朱印帳はありませんが、亀山八幡宮のオリジナル御朱印帳はあります。
・2024年1月7日 参拝
・2024年1月 最終更新
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参拝情報とアクセス
●開門時間
・境内自由
●拝観料
・無料
●最寄りの駅
・JR尾道駅から徒歩30分
●最寄りのバス停
・おのみちバス
東高前 バス停から徒歩1分
・おのみちバス
防地口 バス停から徒歩6分
●最寄りのIC
・山陽自動車道
尾道ICから車で15分
●駐車場
・なし
※山脇神社には駐車場はありません。
ですので、参拝の際は近隣の有料駐車場を利用することになります。
・境内自由
●拝観料
・無料
●最寄りの駅
・JR尾道駅から徒歩30分
●最寄りのバス停
・おのみちバス
東高前 バス停から徒歩1分
・おのみちバス
防地口 バス停から徒歩6分
●最寄りのIC
・山陽自動車道
尾道ICから車で15分
●駐車場
・なし
※山脇神社には駐車場はありません。
ですので、参拝の際は近隣の有料駐車場を利用することになります。
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