湯神社の御朱印~道後温泉の守護神~(愛媛県松山市道後湯之町)

所在地愛媛県松山市道後湯之町4−4
祭 神●主祭神
・大己貴命・少彦名命
●相殿神
・素盞鳴命・稲田姫命
社 格式内社・旧県社
由 緒景行天皇が皇后・八坂入姫命とともに道後の地を訪れた際、道後温泉の発見地である鷺谷に道後温泉の守護神として創建したのが始まりといいます。しかし、1521〜1528年の大地震で温泉が埋没し、さらに社殿も大破。そんなこんなで、河野通直によりこの地に鎮座していた出雲崗神社に合祀。そして、湯月大明神・四社大明神などと称したといいます。その後、1688〜1704年に社名を湯神社・出雲崗神社に改称。1707年、湯神社で出湯の祈祷が行われ、再び温泉が湧き出たといいます。その功績により、湯神社は相殿から境内別社となりました。1871年、湯神社に出雲崗神社を合祀し現在に至ります。
HP湯神社公式ホームページ
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鳥居と手水舎

●鳥居

道後温泉本館から徒歩すぐ、道後温泉の守護神であります湯神社に到着。

この湯神社は、冠山という小さな山の山頂に鎮座しています。
山というか丘のような感じなので、参拝には苦労しません。



この湯神社の由緒はなかなか複雑で!

最初は、道後温泉の発見地である鷺谷という地に鎮座していましたが、1521〜1528年の大地震で温泉が埋没してしまって・・・さらには社殿も大破してしまったそうで。。。

ということで、もともとこの地に鎮座していた出雲崗神社に合祀されちゃいました。

その後、1688〜1704年に社名を湯神社・出雲崗神社に改称。
そして湯神社は境内別社になりました。

しかし1871年に出雲崗神社と湯神社の立場は逆転。

出雲崗神社は湯神社に合祀され、湯神社として現在に至るそうです。


~画像は道後温泉本館~

ちなみに、もともと湯神社が鎮座していた鷺谷は、鷺が痛めた足を温泉に浸して治療していたとされる場所で、道後温泉の発見地といわれています。

そのため、鷺は道後温泉のシンボルになっています。

そんなこんなで、参拝開始。


●手水舎

まずは手水でお清め。

手水が温泉だったらいいなぁ~とか、柄杓が洗面器だったらいいなぁ~とか、いろいろ想像しつつ。


ついでに神紋がマークだったらいいなぁ~とか思いつつ。

どうでもいいか、こんな話し。

ちなみに、神紋は亀甲に花菱でした。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・本瓦葺 入母屋造
・式内社

927年に編纂された延喜式神名帳によると
湯神社 → 伊予国温泉郡 湯神社
出雲崗神社 → 伊予国温泉郡 出雲崗神社
と記載されているそうです。

ということで、湯神社・出雲崗神社の2社はともに式内社に列しています。


湯神社は湯祈祷祭で知られる神社でもあります。

道後温泉は地震によって度々温泉の湧出が止まっちゃっています。

そんなこんなで、その都度 湯神社で祈祷が行われ温泉が復活しているという。

①1707年10月
 地震で温泉の湧出が停止
 ↓(湯神社で祈祷)
 1708年1月 再び温泉が湧き出る

②1854年1月
 地震で温泉の湧出が停止
 ↓(湯神社で祈祷)
 1854年2月 再び温泉が湧き出る

③1946年12月
 地震で温泉の湧出が停止
 ↓(湯神社で祈祷)
 1946年1月 再び温泉が湧き出る

湯祈祷のパワー、スゴすぎです!
まさに道後温泉の守護神ですね!

そんなこんなで1946年の地震の後、湯祈祷は本格的な行事として執り行われるようになり、現在は四国四大祭りの1つ・松山まつり(道後温泉祭)として人々に親しまれています。


●本殿

●本殿
・建立年不明
・銅板葺 流造

●主祭神(湯神社)
・大己貴命・少彦名命

●相殿神(出雲崗神社)
・素盞鳴命・稲田姫命

この4柱を祀ることから、別名・四社大明神と呼ばれているそうです。

また、伊佐爾波神社の西に鎮座しているため西宮とも呼ばれてるんだって。


●道後温泉と大国主・少彦名

主祭神の大己貴命とは大国主さんのことです。
大国主さんと少彦名さんといえば、道後温泉ゆかりの神様。

一説によると、道後温泉は少彦名命が発見したといわれています。


日本神話によると、重い病にかかった少彦名を、大国主が手の平に乗せて道後温泉の湯で温めたといいます。

すると、少彦名の病気が完治!

喜んだ少彦名は石の上で踊ったという!

その石は玉の石と呼ばれ、道後温泉本館の北側に祀られているという!


その石がこれ!

この石の上で少彦名が喜びのダンスをしたんですね!

しかも、少彦名の足跡が残ってるというじゃない!

一体全体、どんなステップで踊ったんでしょうね~。
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境内社

●境内社

●三穂社
・事代主命・蛭兒命を祀る

●八幡若宮社
・大鷦鷯尊(仁徳天皇)を祀る

●児守社
・神大市姫命・鎭疫神・河野通広を祀る

もともと児守社は松山城の東麓に鎮座していましたが、松山城築城の際に湯神社の末社・河野霊神に合祀。

河野霊神は時宗の開祖・一遍上人が父・河野通広を祀るために建立したもので、遊行上人が巡教した際には必ず参拝を行い、その都度領主は社殿を造営整備したといわれています。

●中嶋神社
・田道間守命を祀る

1957年、四国四県の製菓業者によって、兵庫県豊岡市にある製菓・柑橘の祖神・中嶋神社の分霊を勧請して創建されたんだって。

ということで、中嶋神社の四国分社らしいですよ。


●境内からの景色

境内から道後温泉本館を望む。


鳥居から道後温泉本館を望む。
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周辺の見どころ

●道後温泉本館


道後温泉とは、3000年の歴史を持つ日本三古湯の1つです。

聖徳太子・景行天皇・仲哀天皇・神功皇后・舒明天皇・斉明天皇・天智天皇・天武天皇・昭和天皇など多くの皇族が来湯。

日本書紀・風土記・万葉集・源氏物語・夏目漱石の小説・坊っちゃんにも描かれた、愛媛県を代表する観光地です。


●足湯巡り

旅の途中、道後温泉に12ヶ所足湯があるという情報を入手しました。

ということで、道後・足湯12ヶ所巡礼と題して、日が暮れるまで足湯巡りをしてきました。


当初は旅の疲れを取り除くという目的で足湯巡りを始めたのですが、6ヶ所目あたりから血行がよくなり過ぎて、キモチ悪い程に足の血管が浮き出てきました!

危険です!


そんなこんなで、6ヶ所目以降は歯を喰いしばりながら足湯巡りをしてきました。


苦行です。


それにしても、足ダル~ぅ。

結果的に疲れを溜めてしまう足湯巡りになりました。


しかも、残り1ヶ所を残して、タイムオーバーになってしまったというね。

ということで、次の日に残り1ヶ所のためにわざわざ道後に立ち寄りました。

そんなこんなで
道後・足湯12ヶ所巡礼結願!

●射的


温泉街といえば、やはり射的

ということでチャレンジ。

おもちゃのナイフをゲットしました!


祟りじゃ~~~!


●湯のまちバーガー

なにぶん、ご当地バーガー好きなもんで!

ということで道後の町屋というお店で、湯のまちバガー瀬戸内鯛カツバーガーを食べてきました。

当然、美味しかったです。



あと、夏目漱石さんも愛した坊ちゃん団子や、人気のみつわのコロッケも食べちゃいました。

・・・食ってばっか。


その後、温泉に浸かったり。

何度来ても楽しい町ですねぇ。
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御朱印情報

●御朱印の種類
・湯神社の御朱印

●御朱印の受付場所
・伊佐爾波神社の授与所

※以前は湯神社の授与所で頂けていましたが、現在は伊佐爾波神社の授与所で頂けるみたいです。

●御朱印の受付時間
・9:00~17:00

●御朱印の初穂料(料金)
・300円

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

(2020年12月現在の情報)
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参拝情報とアクセス

●参拝時間
・24時間参拝可能

●拝観料
・無料

●定休日
・なし

●最寄りの駅
・伊予鉄道(路面電車)
 道後温泉駅から徒歩5分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり(80台)
 

(2020年12月現在の情報)

湯神社の地図

 

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