東高尾観音寺の御朱印情報~鳥取県東伯郡北栄町東高尾560~

住 所鳥取県東伯郡北栄町東高尾560
宗 派天台宗
由 緒奈良時代、行基が創建。平安時代末期~鎌倉時代初期の武将・佐々木高綱が再建したという。かつては近江堂と呼ばれていたらしい。収蔵庫には国重文2体・県の保護文化財11体を含む、計45体の仏像が安置されています。
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やや荒廃気味の境内

●まずは本堂から

大山山麓の倉吉市側に北栄町というのどかな町があります。そこに計45体の古仏を安置するお寺があるという。そんな情報が耳に飛び込んできたので、事前予約をして仏像拝観を願い出ました。お寺の方と約束の時間に境内入口で待ち合わせて合流。そして簡単な説明を受けた後、いざ仏像拝観。とその前に本堂へ。

●本堂・・・江戸時代末期再建 石州瓦の宝形造

本堂内は内陣・外陣に分かれており、内陣の格子天井には天井画がありました。内陣と外陣の間には旧本尊と思われる2体の古仏の写真が飾られておりました。この2体の古仏は現在収蔵庫に安置されております。って事で、現在は空堂かも知れません。天井からは折り鶴が吊るされており、その様はまるで天蓋のようでした。堂内の照明は裸電球1つのみで、かなり薄暗かったです。ですのでどこにピントが合ってるのかわからないボヤボヤの写真ばかりになっております・・・。

●佐々木高綱って!?近江堂って!?
このお寺は、奈良時代に行基が創建。その後、佐々木高綱が再建したという。かつては近江堂と呼ばれていた古寺とのことです。それにしても、佐々木高綱って誰ですか??調べてみると、佐々木高綱とは平安時代末期~鎌倉時代初期に活躍した武将で、近江国・佐々木氏の棟梁・佐々木秀義の4男との事です。近江国出身だから近江堂と呼ばれていたんですね!さらに調べると、なんと平家物語源平盛衰記に登場するお方で、ウィキペディアには非常に人気のある武士と書いてありました・・・し、知りませんでした。。さらに源頼朝と源義経と源義仲は従兄弟だという!いやはや、まだまだ勉強不足ですな。
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収蔵庫には計45体の古仏を安置!

●そんなこんなで、いざ仏像拝観!

収蔵庫には国重文2体・県の保護文化財11体を含む、計45体の仏像さんが所狭しと安置されてました。全てが破損仏の一木造。かなり間近で拝観できます。拝観料は500円。お寺の方のガイド付き拝観となります。

千手観音立像
平安時代初期作 国重文。像高 188cm。鳥取県下最古の木造仏。
檜で作られた一木造です。内刳りはありません。像に白下地があることから、もともとは彩色が施されていたと推測されてます。長身でほぼ直立した動きの少ない像容と、少し抽象的な顔立ちを示す極めて古様な姿。

十一面観音立像
平安時代後期作 国重文。像高157.5cm
檜で作られた一木造です。内刳りはありません。像にかすかに残る痕跡から、もともとは黒漆が塗られていたと推測されてます。なお彩色の仕上げをしていたかどうかは不明。衣紋の彫りが浅いのが特徴。

観音寺古仏・11体
十一面観音立像(2体)
不動明王立像(1体)
兜跋毘沙門天像(1体)
吉祥天像(1体)
地蔵菩薩像(1体)
四天王像(5体)

全て平安時代後期作で鳥取県指定の保護文化財。 内刳りはありません。戦火を避ける為、大日寺から移されてきた仏像さんらしいです。

その他の古仏群
その他の古仏群32体も全て平安時代後期作。
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本日のネコちゃん

全然関係ない話ですが、ネコちゃんが可愛かったので記念に載せとこっ。
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御朱印

御朱印は本堂の縁側で頂きました。

(2013年11月2日 参拝)
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東高尾観音寺の地図

 

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