六所神社の御朱印~出雲国府跡に隣接する出雲国総社~ (島根県松江市大草町)

都道府県別
所在地島根県松江市大草町496
祭 神伊邪那岐命・伊邪那美命・天照皇大神・月夜見命・素盞鳴尊命・大己貴命
由 緒創建年は不詳。奈良時代に編纂された出雲国風土記、平安時代に編纂された延喜式神名帳に記載されていることから、それ以前には存在していた神社と思われます。この神社は国府の総社と呼ばれ、出雲国府の隣接地に鎮座していたといいます。総社とは国司が国内の神々を合わせ祀るなど、国内の神社を統括する機能を持った神社です。平安時代以降、国府が衰退していくと、国府の中心地に近い現在地に移転し、この地区の氏神となったそうです。
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鳥居と狛犬と随身門

●境内入口

熊野大社・神魂神社・八重垣神社・真名井神社・揖夜神社とともに意宇六社の1つであります六所神社に到着。


この六所神社は国府の総社と呼ばれ、出雲国庁の隣接地に鎮座していたそうです。
しかし現在の六所神社は国庁の上に建っているので、もともとは別の場所に鎮座していたのではないかといわれています。
一説によると、ここから100mほど離れた地に鎮座する丁明神が、もともとの鎮座地だったのでは?ともいわれています。


●鳥居

●鳥居
・建立年不明
・木製 藁座付き明神鳥居


●狛犬

●狛犬
・1857年建立
・構え獅子

向かって右の狛犬ちゃんは、玉取り型となっております。 玉取り型の構え獅子って、ちょっと珍しいですね。
玉取り型の相方といえば子取り型と思ってしまいがちですが、相方の方はフリーハンドでした。

ちなみに出雲構え獅子とはちょっと作風が異なる狛犬ちゃんでした。


●随身門

●随身門
・江戸時代後期建立
・瓦葺 入母屋造

随身像は正面に向かって座ってるのではなく、向き合って座ってました。
島根は、こういった向き合って座る随身門が異常に多いです。


●引退狛犬

ちなみに境内の片隅には、2対の引退狛犬がおられました。
こちらの狛犬ちゃん達は、出雲構え獅子のようです。

島根は来待石の産地だけあって、来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように崩れてる狛犬が多いです。
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拝殿と本殿と総社のこと

●拝殿


●拝殿
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
・出雲国総社
・意宇六社の1社

この六所神社は、出雲国風土記・延喜式神名帳に佐久佐社と記載されている古社です。

社伝によると、六所神社はかつて佐久佐の社と称しており、八重垣神社とともに式内社・佐久佐神社の論社とされていました。

しかし、1872年に八重垣神社が式内社・佐久佐神社として認定されました。
そんなこんなで、この神社は6柱の神を祀る六所神社として結論付けられたそうです。
しかし、その後も論争が続いてるそうです。


●ザックリと簡単に総社とは?

総社とは国内に点在した有力な神社を1ヶ所に合祀した社で、国司が各神社の巡回の手間を省くために設けられた神社です。

ということで、総社を参詣すれば国内全ての神社を参拝したことになるという。
要するに業務のシンプル化です。

この神社は、熊野神社・佐久佐神社・揖夜神社・神魂神社・伊弉諾神社・八重垣神社の6社を合祀したということで、六所神社と名付けられました。

ということは、六所神社を参拝したら1 × 6で6倍の御利益があるということなのでしょうか。
はたまた、1/6 × 6で1倍の御利益なんでしょうか。
5人合わせてゴレンジャーみたいな感じで。

こんな感じで、1日出勤したら6日働いたことになる会社があればいいのになぁ~。


●本殿
●本殿
・建立年不明
・檜皮葺 大社造
・伊邪那岐命・伊邪那美命・天照皇大神・月夜見命・素盞鳴尊命・大己貴命を祀る


写真で伝えることができませんでしたが、結構大きな大社造でした。
今までいろんな本殿を見てきましたが(偉そうに言うな)、私的には古代感のある大社造が1番グッときます。
ちなみに大社造りは、古代の高床式倉庫が発展した建物なんだって。

それにしても角に吊るされた灯篭が可愛い。


続いて、床下を観察。
神魂神社が6本なのに対し、六所神社は4本の側柱。
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神紋のこと

●神紋

神紋は二重亀甲に有の文字。

一般的に旧暦10月は神無月ですが、全国の神様が出雲へ集まる出雲地方では神在月と呼ばれてます。


ちなみに有の文字は神月である十月のを縦に組み合わせた文字なんですって。
ということで、この神紋は出雲に神々が集う神有月を意味してるんだって。

それにしても亀に有って・・・どうにもこうにもこち亀を思い出してしまいます。
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境内社

●天満宮
・菅原道真を祀る

●王子神社(本殿左)
・高御産霊命・神御産霊命を祀る

●丁明神社(本殿右)
・青幡佐久佐彦命を祀る

青幡佐久佐彦命はスサノオの子です。
ちなみに、青幡佐久佐彦命と書いてアオハタサクサヒコと読みます。

六所神社が鎮座する大草町という地名は
アオハタサクサヒコ → アオサクサ → オオクサ
みたいな感じで、アオハタサクサヒコが転じて大草という地名になったといわれてます。
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出雲国庁跡

●出雲国庁跡


境内の北側には出雲国府跡がドーーーンと広がってました。
かなり広大な敷地でした。

ちなみに出雲国府跡とは、奈良時代~平安時代にかけて出雲国の政治の中心地だった場所です。
今でいう、県庁や市役所があった場所です。
国庁の周りには様々な公的施設がつくられていたみたいです。

今は見渡す限りグリーンな世界だけど、復元図を見る限り、当時は相当栄えてたと思われます。
私の想像力じゃ追いつかないや。

御朱印情報

●御朱印情報
御朱印は社務所で頂きました。

六所神社の地図

 

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