観音寺の御朱印~やっさ踊り発祥の地~(広島県三原市東町)

住 所広島県三原市東町3丁目5−3
宗 派時宗
由 緒1058年頃、豊田郡高崎沖に行基作の十一面観音像が出現したといいます。その後、十一面観音像を沼田に移して安置したそうです。1278~1287年、この十一面観音像が諸国遊行をしていた一遍上人の目にとまったそうです。そんなこんなで、小坂町水無谷という地に道場を建立し、御本尊として祀ったのがこのお寺の始まりだそうです。1573~1592年、三原城の築城に伴い、現在地に移転。三原城が完成した際、お城の完成を祝ってこのお寺に人々が集まり、念仏踊りを始め様々な踊りを舞ったといいます。それが、やっさ踊りの始まりといわれてます。
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山門

●山門

三原駅周辺にはたくさんの寺社があります。
三原城を中心に東エリアと西エリアに分かれていて、20以上の寺社があります。な~んとなくの推測ですが、位置的にみてこれらの寺社は三原城の防御的役割を果たしてたんじゃないかなぁとか勝手な推測をしていたひと時。


●山門
・建立年不明
・瓦葺 四脚門

そんなこんなで、東エリアのランドマーク的存在である松寿寺・三重塔の隣に位置してます観音寺に到着。久しぶりの時宗です。


●南無阿弥陀仏の石標
・1849年建立

山門前には南無阿弥陀仏と彫られた石標がありました。

●ザックリと簡単に時宗とは
鎌倉時代、鎌倉時代の僧・一遍上人が開いた浄土宗の一派です。南無阿弥陀仏を唱える念仏宗で、南無阿弥陀仏を唱えることで極楽往生が約束されるといわれてます。

時宗の最大の特徴は念仏踊りです。
念仏踊りとは、鉢や太鼓などの楽器を打ち鳴らして、南無阿弥陀仏などの念仏を唱えながら踊ることです。

ちなみに念仏踊りは盆踊りの元になったといわれています。


山門には時宗の宗紋である隅切三(折敷に三文字紋)がありました。

時宗の開祖・一遍上人は伊予の豪族・河野通信の孫といわれてます。 ということで、宗紋は河野氏の家紋と同じ紋を使用しています。

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本堂

●本堂


●本堂
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
・宗派は時宗
・本尊は十一面観音像

本尊の十一面観音像は行基作といわれてます。


時宗といえば、やはり念仏踊り。

なんと!
三原城が完成した際、お城の完成を祝ってこのお寺に人々が集まり、念仏踊りを始め様々な踊りを舞ったのがやっさ踊りの始まりなんだと!

やっさ祭りは三原最大のお祭り。そんなこんなで、このお寺なくしてやっさ祭りはなかったということです。 何気にスゴいお寺なんですなぁ。


●三原やっさ祭り

●三原やっさ祭り
三原やっさ祭りとは、毎年8月の第2金・土・日の3日間で開催される三原最大のお祭りです。JR・三原駅前を中心に行われます。

約110チーム、およそ7000人の踊り手たちが『やっさやっさ』と言いながら三味線・笛・太鼓に合わせて踊り、三原駅前を練り歩く楽しいお祭りです。

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境内の風景

●地蔵堂

●地蔵堂
・建立年不明
・瓦葺 平入り切妻造

三原新四国・第56番のお地蔵さんです。


●境内の風景

とっても小さな境内ですが、交差点がいっぱい。


●境内からの景色

山門前から三原の町を望む。

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御朱印

御朱印は本堂隣の庫裏で頂きました。
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観音寺の地図

 

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