熊野神社の御朱印情報~数多くのイザナミ伝説が伝わる地。巨杉群がすごい!~(広島県庄原市西城町)

所在地広島県庄原市西城町熊野1160
祭 神主祭神
伊邪那美神
相殿
伊邪那岐神・天照皇大神・大国主神・須佐之男神
由 緒創建年は不詳。社伝には『713年までは比婆大社と称し、848年に熊野神社と改称した』と記されているそうです。古事記に『かれその神避りし伊弉那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りき』と記載されており、比婆山山頂にある苔生した巨石が伊邪那美命の御陵と伝わるそうです。そんなこんなで、この神社は伊邪那美命の御陵を遥拝するために創建された神社とのことです。ちなみに伊邪那美命の御陵の伝承地は諸説あり、広島・島根・鳥取の3県の県境に存在しているそうです。熊野神社の比婆山御陵の峰もその内の1つで、熊野神社とともに古来より信仰を集め、近世~明治にかけては山陰・山陽のみならず九州からも登拝者を集め、月祭日の28~29日には1~3万もの参拝者が登拝したと伝わっています。
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鳥居

●伊邪那美命の御陵の伝承地

比婆山連峰の竜王山の麓に鎮座してます、熊野神社に到着。
なんとこの神社は、イザナミさんのお墓・比婆山御陵の遥拝所として創建されたとのこと!

古事記にかれその神避りし伊弉那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りきと記載されており、比婆山山頂にある苔生した巨石がイザナミさんの御陵と伝わっています。

ちなみに、イザナミさんの御陵の伝承地は諸説あり、広島・島根・鳥取の3県の県境に存在しているそうです。

いやはや~、神話浪漫ビンビンですね!ワクワクします。
そんなこんなで、参拝開始。


●鳥居①


●鳥居①
・建立年不明
・明神鳥居

境内入口には、大きな明神鳥居がドーンと建ってました。
扁額には比婆大社と書かれておりました。
どうやら、713年まで比婆大社という社名だったようです。
その後、848年に熊野神社と改称したんですって。


●参道

鳥居①をくぐり、しばらく歩くと参道に突入。
私達以外の参拝者はおらず、静まり返った境内。
神様の視線を感じるような、そんな神気に満ちた境内でした。


●鳥居②

●鳥居②
・建立年不明
・明神鳥居

建立年は確認できませんでしたが、見るからに古い鳥居です。
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巨杉群の参道

●社叢

そんなこんなで参道を進むと
巨杉がドドドーーーン!
参道に立ち並ぶ巨杉群が神秘すぎました!

100本以上の老杉から成る社叢で、そのうち11本が県の天然記念物に指定されてるそうです。


●巨杉群の胸高周囲
4m以上が55本
5m以上が11本

・最大のものは8.1m(県下第2位)。
・続いて7.8m(県下第3位)。
・そして7.2m(県下第4位)。

広島県の杉の巨樹番付けによると、上位50位中26本がこの神社の杉だという!

ひぇっ!

●巨杉①

●巨杉①
・胸高周囲 8.1m
・県下第2位
・広島県の天然記念物

むちゃくちゃデカいです!
いや、私が小さいだけなのか???


説明板によると、枝の上側が擦れてるんだと。
これは、比婆大神(伊邪那美命)の使いである天狗の仕業なんですって。

といいますが、残念ながら肉眼で確認することはできませんでした。


●巨杉②

●巨杉②
・胸高周囲 7.2m
・県下第4位
・広島県の天然記念物

2位に比べると、やや迫力にかけますなぁ。
でも、さすが4位だけあって立派にそびえ立ってます。


●シャガの群生地

シャガは、高木層が安定している所だけに生殖する植物らしいです。
そんなこんなで、シャガが群生しているということは、社叢の老杉群が大切に守られてきた証なんですって。
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随神門と狛犬

●随神門


●随神門
・建立年不明
・銅板葺 切妻造 八脚門

随神門には像は安置されておらず、随神像の写真だけが祀られてました。


●狛犬①②

●狛犬①②
・1935年建立
・玉乗り型

太い眉毛と、ヒゲダンス風のヒゲが可愛い狛犬でした。


●狛犬③④

●狛犬③④
・1909年建立
・出雲構え獅子

島根県の県境に近い広島県北部の神社では、たまに出雲構え獅子の狛犬に出会うことができます。
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺 平入りの切妻造

千木などの装飾がないため、ちょっとバランスの悪い建物に思えました。


そんなことより、お賽銭箱に鳥の木彫りがありました。
これは一体・・・???


ちなみに、拝殿前の石灯籠にも鳥の彫刻が!
もしかして、お賽銭箱の鳥の木彫りと何か関係があるのか・・・???

熊野神社ということで、八咫烏?


●本殿

●本殿
・建立年不明
・銅板葺 妻入りの切妻造
・主祭神・・・伊邪那美神
・相殿・・・伊邪那岐神・天照皇大神・大国主神・須佐之男神

幣殿と申しましょうか、通殿と申しましょうか、長い廊下の先に本殿があります。
拝殿同様、本殿にも千木がない模様。

いやはやご立派な本殿・・・


・・・ん!?



・・・いや、まて



本殿の後ろにも本殿があるぅっ!

まさか大きい方が幣殿で小さい方が本殿???
一体全体これは・・・。
もしかして秘密の部屋か?
もしかしたら今もなお、あの秘密の部屋でイザナギさんとイザナミさんが神生みをしてるのかもしれない・・・。


●御神水

ちなみに拝殿と本殿を繋ぐ廊下の下には御神水がありました。
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比婆山御陵に続く登山道など

●比婆山御陵に続く登山道入口

社殿裏手には、比婆山御陵に続く登山道入口がありました。

そして登山道入口には2つの境内社がありました。


●牛馬荒神社

●牛馬荒神社
・大山祇神を祀る


●三宝荒神社

●三宝荒神社
・須佐之男神を祀る


●登山道


見るからに楽な登山ではなさそうだ・・・。

このまま勢いに任せて山に突入!
というわけにはいかない。
山をナメてはいけない!
なぜならこの山には熊がたくさんいるのだ。
ヒバゴンもいるかもしれない!
ちゃんとした登山準備と登山計画を立ててから登らないと、いろんな人に迷惑をかけちゃう。

だって比婆山御陵まで7kmもあるんだもの!

とはいえ1kmくらいなら登ってたと思う。(どないやねん)

ちなみに
金蔵神社 → 67m
二宮神社 → 80m
三宮神社 → 153m
鳥尾の滝 → 700m
比婆山御陵 → 7km
となっております。
いつか絶対に登拝するぞぅ。


●石灯籠

●石灯籠
・1958年建立

火袋には
これは神紋でしょうか?
おそらく比婆大社のだと思われます。


●境内の風景



いやはや、素敵な神社でした。

イザナミ茶屋

●イザナミ茶屋

ちなみに、境内入口にはイザナミ茶屋というお食事処がありました。

イカした店名だったので近寄ってみるも、閉まってました。。



いつか、イザナミ丼もしくはイザナミうどんを食べてみたいです。

古事記への路

●古事記への路

そんなこんなで、帰ろうかなぁ・・・と思っていたら、魅力的な看板を発見してしまう。

どうやら比婆山には、比婆山御陵以外にも古事記にまつわる伝説が数多く残っているみたいです!


看板を見ていると、千引岩伊邪那美命の隠れ穴など、神話好きには鼻血ブー間違いなしの素敵なワードが!

どうやら近くまで車で行けるみたい!
そんなこんなで、烏帽子山の駐車場に向けてGO!


●千引岩への道

そんなこんなで、極細&暗闇&ホラーな山道をグングン進む。
対向車が来たらアウトっぽい・・・。
道が極狭のため方向転換して引き返せそうにない・・・もはや進む以外の選択肢はないという!

そして、まだ日没じゃないのにこの暗さ(笑)
黄泉感がハンパない!


そんなこんなで、頑張って千引岩近くの駐車場まで来たんだけれど、言うまでもなく真っ暗で何も見えませんでした!
何しに来たんだ?(笑)

もちろん写真もありませんよ。

完。


● 比婆山御陵の参拝記
後日、比婆山御陵を参拝してきました!
比婆山御陵の参拝記~イザナミの陵墓を拝む~(広島県庄原市)
公園センター → 立烏帽子駐車場●比婆山連峰とは?古事記に『かれその神避りし伊弉那美の神は、出雲の国と伯耆の国の堺、比婆の山に葬りき』と記載されています。これを簡単にいうと『イザナミは島根と鳥取の境にあ...

もうひとつの伊邪那美命の御陵

熊野神社へのアクセス

●熊野神社へのアクセス

境内入口のイザナミ茶屋の前にはバス停がありました。

バス停名が熊野神社ではなく、いざなみ茶屋と言うところに大人の事情を感じます。


ちなみに時刻表はスッカスカです。

●上尺田経由西城駅前行き
・7:22
・13:16

●上尺田経由本郷行き
・17:46

以上の3便のみです。。
(2018年11月4日現在)

●車の場合
・中国自動車道 庄原ICから車で約40分
・駐車場 約30台(無料)

熊野神社の地図

御朱印

●御朱印情報
境内に社務所がありましたが無人でした。

ということで、御朱印の有無は不明です。
(2018年11月4日現在)
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