水若酢神社の御朱印~隠岐国一宮~(島根県隠岐郡隠岐の島町)

所在地島根県隠岐郡隠岐の島町郡723
祭 神主祭神
水若酢命
配祀神
中言命・鈴御前
祭 神 式内社(名神大)・隠岐国一宮
旧国幣中社・別表神社
由 緒創建年は不詳。しかし続日本後紀の842年の条に記載されていることからそれ以前には存在していた神社と思われます。927年に編纂された延喜式神名帳で名神大社として記載、国内帳には『正四位上、水若酢明神、隠岐一宮』と記載されている古社です。主祭神の水若酢命は隠岐国の国土開発と日本海鎮護の任務に当てられた神といわれています。
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鳥居と土俵と手水舎

●境内入口

隠岐国一宮であります、水若酢神社に到着。
水若酢神社と書いてみずわかす神社と読みます。

なんと隠岐国にはこの神社の他に、もう1つ由良比女神社という一宮があるという!
こんな小さな島達に一宮が2つもあるとは!

ついでに隠岐国だけで4つの名神大社があるという!
本土の島根には2社しかないのに!

神社に限っては、大小合わせて約150社もあるという!
なんじゃこの島、とんでもない神社アイランドですなぁ!
この島なら島流し上等です!

そんなこんなで、参拝開始。


●鳥居①


●鳥居①
・建立年不明
・鉄製 明神鳥居


●鳥居②

●鳥居②
・建立年不明
・木製 明神鳥居(一部銅板巻き)

鳥居①は鉄製で、鳥居②は木製でした。
鳥居②は笠木に銅板が巻かれてるという。


●参道

鳥居②をくぐると素敵な松参道に突入。
これはこれは・・・めちゃくちゃテンションが上がる風景ですなぁ!


●土俵

参道脇には土俵がありました。

隠岐地方は古くから相撲が盛んな地で、遷宮の際はここで古典相撲が行われるそうです。

ちなみに、オール隠岐ロケで撮影された映画・渾身 KON-SHINのロケ地になったんだって。


●手水舎

手水舎には、はっきょ~いポーズの亀さん。
でも亀は立つことができないので、一生相撲で勝てないです。
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随神門と拝殿

●随神門

●随神門
・1811年建立
・銅板葺 切妻造


随神門には、ゆる~い注連縄。
あと1ネジリしたい(笑)


いやはや~、それにしても随神門 → 拝殿 → 本殿の並びがとっても男前ですなぁ!
この景色を見てるだけで、何杯でも飯が食えそうです。


●拝殿

●拝殿
・1912年建立
・銅板葺 入母屋造
・主祭神 水若酢命
・配祀神 中言命・鈴御前
・隠岐国一宮

水若酢命は、古事記・日本書紀に登場しない地方神で、隠岐国の国土開発と日本海鎮護の任務に当てられた神と考えられているそうです。

とにかく謎の多い神様で、神名のミズワカスのミズはという意味や、美称のという意味など様々な説があるそうです。

ちなみにワカスの意味もわかってません。

配祀神の中言命と鈴御前も謎・・・とにかく謎だらけです。

隠岐州 第壹宮と書かれた扁額は、1772年に幕府の巡見使としてこの地に滞在した佐久間東川の書らしいのですが・・・どこにあったんだろう???
扁額を見つけることができませんでした。
拝殿内にあったのかなぁ?

ちなみに巡見使とは、江戸幕府が諸国の大名・旗本の監視と情勢調査のために派遣した上使のことです。


それにしても随神門同様ゆる~い注連縄。
うぅぅ~、あと1ネジリしたい(笑)


そんなことより、拝殿横には大きな鬼板がありました。

ということで、鬼板のマネをしてみました。
私が小さいぶん余計に大きく見えます。
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本殿

●本殿

そんなこんなで
はいドーーーン!

玉若酢命神社に続いて本日2度目の隠岐造!

これこれこれ!
これを見るために隠岐の島に来たんだよ~!
古代感あふれる隠岐造に感動の汗が止まりませんでした。

ちなみに水若酢神社の本殿は、玉若酢命神社・伊勢命神社とともに最大規模の隠岐造なんだって。


●本殿
・1795年建立
・茅葺 隠岐造
・高さ 約16m
・国指定重要文化財


建物の高さは約16m
先ほど訪れた玉若酢命神社の隠岐造も大きかったですが、こちらの隠岐造はさらに大きかったです。


木製の千木と鰹木。
古代感があって素敵ですなぁ。


●玉若酢命神社の隠岐造はこちら
玉若酢命神社の御朱印~最大規模の隠岐造がある式内社~(島根県隠岐郡隠岐の島町)
所在地島根県隠岐郡隠岐の島町下西701祭 神主祭神玉若酢命配祀大己貴命・須佐之男命・稲田姫命・事代主命・須世理姫命社 格式内社(小)・隠岐国総社・旧県社由 緒創建年は不詳。隠岐の...
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ところで隠岐造とは?


隠岐造とは、切妻屋根に向拝がついている隠岐地方独特の建築様式のことです。

切妻屋根と向拝が一体化した春日造と異なり、切妻屋根と向拝が一体化してないのが隠岐造の特徴です。


妻入りの切妻部分は大社造。
向拝のひさしの部分は春日造。
外見的には、大社造と春日造を合体させたような建物です。

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古墳群と隠岐郷土館と私塾膺懲館跡

●水若酢神社古墳群

●1号墳
・6世紀中頃~7世紀頃築造
・石室の長さは約11m

境内には2基の古墳がありました。
そのうち1号墳は隠岐地域で最大級の横穴式石室。
封土が失われているため、墳形は不明だそうです。


玄室内からは遺体を納めたと思われる石棺が2基見つかったそうです。

その他、鉄製品(太刀・鍬など)・勾玉などの副葬品が発見されたんだって。


●私塾膺懲館跡

こちらは、江戸時代末期に尊王攘夷に燃えていた中西穀男が開いた私塾跡らしいです。

中西穀男は養父・中西淡斉を講師として、島の若者らに隠岐国を外夷から護るための文武の道を教授していたそうですよ。


●隠岐郷土館

●隠岐郷土館
・1885年建立
・島根県最古の洋風木造建築

館内には、隠岐の民族資料や、竹島に関する資料などが展示されています。

祭礼風流の様子

●祭礼風流の様子

~画像は説明板より~

どうやらこの神社は、西暦偶数年の5月3日に行われる例大祭・祭礼風流が有名な神社のようです。

祭礼風流では蓬莱山と呼ばれる山車を、社前から御旅所まで2本の綱で引いていく山曳き神事が行われるそうです。

その他、巫女舞・獅子舞・流鏑馬などの神事が執り行われるんだって。

御朱印情報

水若酢神社の地図

 

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