
八本杉とは?

スサノオがヤマタノオロチを退治した際、再び生き返って人々に危害を与えないようにと、この地に8つの頭を埋め、その上に8本の杉を植えたといいます。
そしてこの地で『我たのむ人を恵みの杉植えて、八重垣かこみ守る末の代』と歌を詠んだそうです。
しかしその後、斐伊川の氾濫により八本杉は幾度も流失し、その度に補植されたんだって。
現在の杉は1873年の水害の後に植えられたものらしいです。
八本杉を見上げる

なんとこの地には、ヤマタノオロチの8つの頭が埋まってるという!
その上に8本の杉を植えたんだと!
しかし現在の杉は江戸時代に植えられたもの。
斐伊川の氾濫で八本杉は幾度も流失したそうです。
杉は後世のものでも、地中にはオロチの頭があるんでしょ!
めちゃ神話浪漫ですやん!

写真左 → NO.1、NO.2、NO.3の頭。
写真右 → NO.4、NO.5、NO.6、NO.7、NO.8の頭

見上げると、8本の首が私を見下ろしてるような光景!
オロチに食べられちゃいそうな!
そんな気分になりました。
八本杉の碑

伝説によると、スサノオはオロチの頭を埋めて杉を植えた後
我たのむ 人を恵みの 杉植えて
八重垣かこみ 守る末の代
という歌を詠んだんだって。
話しが脱線しますが、古今和歌集で紀貫之は、和歌の始祖としてスサノオとシタテルヒメの名を挙げてるそうです。
スサノオは、31文字の短歌の元祖。
シタテルヒメは、音数の整わない和歌であるえびす歌の祖といわれています。

スサノオの歌の通り、八本杉は末代まで守られてます。
ヤマタノオロチ伝説ゆかりの地

その他、雲南市にはたくさんのオロチ伝説が残ってます。
もう、神話好きにはたまらないスポットばかりだ。
ついでに、スサノオゆかりの地をまとめてみました。
●スサノオの足跡を探す旅~スサノオゆかりの地~

スサノオの足跡を探す旅~スサノオゆかりの地~(14スポット)
スサノオの生誕地●江田神社宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127スサノオが生まれたみそぎ池がある神社。スサノオが乗った船●韓竈神社島根県出雲市唐川町408古事記では高天...
・スサノオの生誕地
・オロチ退治に使用した酒壺を祀る
・スサノオがオロチを退治した場所
・天叢雲剣(草薙剣)発祥地
・オロチの首を埋めた地
・スサノオ夫婦の新居跡
・スサノオ終焉の地
などなど・・・
随時更新していきます。
八本杉の所在地
島根県雲南市木次町里方507−5