高千穂神社の御朱印~鬼八退治の三毛入野命を祀る~(宮崎県西臼杵郡高千穂町)

都道府県別
所在地宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
祭 神高千穂皇神・十社大明神
由 緒約1900年前、三毛入野命が神籬を建てて祖神である日向三代とその配偶神を祀ったのがこの神社の始まり。938~947年、豊後国からこの地に入国した大神政次が高千穂八十八社の総社と位置づけて崇めたといいます。鎌倉時代、高千穂氏によって紀州の熊野信仰がもたらされ、鎌倉時代中期まで熊野山領に組み込まれていたそうです。また、源頼朝が天下泰平祈願のために畠山重忠を代参に派遣して多くの神宝を奉納。畠山重忠は境内に秩父杉を植えたといいます。江戸時代、延岡藩主・有馬氏から200石の寄進を受けるなど、歴代延岡藩主から崇敬を受けたそうです。
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鳥居と参道と狛犬

●由緒書き

高千穂八十八社の総社であります高千穂神社に到着。

高千穂神社の創始はなんと1900年前!
高千穂皇神社として続日本紀にその名が見られる超古社です。

宮崎県の人気スポット高千穂峡の近くに鎮座しているからか、たくさんの参拝者で賑わう神社でしたよ。

そんなこんなで、参拝開始。


●鳥居

●鳥居
・建立年不明
・銅板巻き 明神鳥居

まず最初に登場するのは大きな銅板巻き鳥居
建立年は確認できませんでしたが、なんとなく昭和時代のオーラが出ていました。


扁額には高千穂宮。

かつては十社大明神や十社宮などと呼ばれていたそうです。
その後、1871年に三田井神社に改称。
そして1895年に現社名の高千穂神社になったそうです。


●参道

そんなこんなで、鳥居をくぐると参道に突入。

境内入口は賑やかでしたが、参道は落ち着きのある空気が流れていました。

真昼間なのに灯籠には明かりが灯されていて、ちょっと幻想的な雰囲気も演出されていました。


●狛犬

●狛犬
・狛犬 奉納年不明(2004年奉納?)
・玉取り・子取り型
・台座 2004年奉納

参道脇には勇ましい狛犬ちゃんがおられました。


仔犬まで勇ましく威嚇していました。
普段、人間の子供にもよく威嚇されるので、こういう光景は慣れています。

台座には、平成16年4月16日と刻まれていました。
この日は本殿が国重文に指定された日ですので、この台座はそれを記念して奉納されたものと思われます。

狛犬ちゃんも台座と同じ平成16年に奉納されたものなのかな?
なんとなく狛犬ちゃんと台座は違う年に奉納されたもののような気がしてなりませんでした。
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拝殿と鉄造狛犬

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺
・唐破風向拝・千鳥破風付き入母屋造
・高千穂八十八社の総鎮守

そんなこんなで、拝殿で参拝。


注連縄には紙垂がついていました。

通常、紙垂は白色ですが、高千穂町の紙垂は赤と緑なんです。

これには理由があって、赤は地上の神
緑は天の神を表しているという!

紙垂で天と地を表現するとは!
なんだか、天孫降臨感があって素敵ですね。

そして注連縄に下がっている藁茎は、右から本、本、本になっています。

これは、天世七代・地神五代・日向三代を表してるんだって!

●天世七代
①クニトコタチ
②トヨグモヌノ(古)
 クニサツチ(日)
③ ウヒヂニとスヒヂニ(古)
 トヨクムヌ(日)
④ツヌグイとイクグイ(古)
 ウイジニとスイジニ(日)
⑤ オオトノヂとオオトノベ
⑥ オモダルとアヤカシコネ
⑦イザナギとイザナミ

●地神五代
①アマテラス
②アメノオシホミミ
③ニニギ
④ホオリ(山幸彦)
⑤ウカヤフキアエズ

●日向三代
①ニニギ
②ホオリ(山幸彦)
③ウカヤフキアエズ

注連縄で神様を表現するのって面白いですね!

※(古)→ 古事記
※(日)→ 日本書紀


ちなみに、この赤と緑の紙垂は高千穂町のいたるところで見ることができますよ。


祭神は高千穂皇神十社大明神

高千穂皇神とは、日向三代の皇祖神(天照大御神)と、その配偶神の天津彦火瓊瓊杵尊・木花開耶姫命・彦火火出見尊・豊玉姫命・彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊・玉依姫命の総称らしいです。


●天津彦火瓊瓊杵尊(ニニギ)
・日向三代の初代。
 皇祖神・アマテラスの孫です。

●木花開耶姫命(コノハナノサクヤビメ)
・ニニギの嫁です。

●彦火火出見尊(ホオリ 山幸彦)
・日向三代の2代目。
 ニニギの子です。

●豊玉姫命(トヨタマヒメ)
・ホオリ(山幸彦)の嫁です。

●彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズ)
・日向三代の3代目。
 ホオリ(山幸彦)の子で神武天皇の父です。

●玉依姫命(タマヨリビメ)
・ウガヤフキアエズの嫁で神武天皇の母です。


十社大明神とは神武天皇の兄・三毛入野命とその妻子神9柱総称らしいです。

十社大明神の中心である三毛入野命は、高千穂一帯を荒らしていた鬼神の鬼八を退治したお方です。


●鉄造狛犬

●鉄造狛犬
・鎌倉時代鋳造
・像高 55cm
・源頼朝奉納(伝)
・国指定重要文化財

拝殿には源頼朝さんが奉納したと伝わる鋳鉄製の狛犬ちゃんがおられました。

社伝によると、源頼朝さんが天下泰平祈願のために畠山重忠を代参に派遣して奉納したと伝わる一品。

ガラスの反射で細部を観察することができませんでしたが、なんとなくの古オーラは確認することができました。
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本殿と鬼八退治

●本殿

●本殿
・1778年建立
・銅板葺 五間社流造
・延岡藩主・内藤氏が造営
・国指定重要文化財

続いて本殿へ。

この人の多さでもわかるように、この本殿は高千穂神社のハイライト的スポットであります!

そんなこんなで、皆さんの視線の先はこちら!


はいドン!

脇障子に彫刻された三毛入野命と鬼八さん
三毛入野命が鬼八さんを退治する場面が彫刻されていました!

これは珍しいですねぇ。
おそらく脇障子に三毛入野命と鬼八さんが彫刻された本殿は日本唯一のものでしょう。

ちなみに三毛入野命は高千穂神社の祭神
鬼八は高千穂を荒らしていた悪いヤツです。


●ザックリと簡単に鬼八退治とは?

その昔、鬼八は二上山の麓にある乳ヶ窟に住み、鵜ノ目姫を無理やり妻にしてかくまっていました。

そんなある日、三毛入野命が五ヶ瀬川のほとりの七ツヶ池で、水鏡に映った鵜ノ目姫と出会うことに。
そして、鵜ノ目姫は『鬼八に捕らわれているので助けてください』と訴えてきたという。

そんなこんなで、三毛入野命は鵜ノ目姫を助け出すために44人の家来とともに鬼八が住む乳ヶ窟に突入!

戦いは7日も続き、42人が討死するという大激戦となりましたが、なんとか鬼八を退治することができました。

しかし!

鬼八は蘇生しようとしてきました!

なぬっと思った三毛入野命は、何度も何度も斬りつけます。

しかし、鬼八は何度も何度も息を吹き返しました。

そんなこんなで、三毛入野命は2度と蘇生しないように鬼八の体を3つに切り分けて別々に埋葬したといいます。

ザックリと簡単に鬼八退治伝説とはこんなストーリーです。

ちなみに現在でも高千穂神社の周辺には鬼八伝説にまつわるスポットが多数点在しています。


●七ツヶ池

参拝後、高千穂峡を観光していたら、偶然にも三毛入野命と鵜ノ目姫が出会った七ツヶ池を発見することができました。


●鬼八の力石

あと高千穂峡には、力自慢をするために鬼八さんが三毛入野命に投げつけたといわれる岩がありました。


重さはなんと約200トン!
鬼八さん、すんげー力持ちです。

その他、高千穂神社の周辺には鬼八さんの首塚・胴塚・手足塚・鬼切石・鬼八の膝付き石などがあるそうです。

機会があれば、鬼八さん巡りをしてみたいなぁと思いました!


●本殿

話しは戻って本殿へ。

ちなみに反対側の脇障子には稲荷社が鎮座しているという!

そんなこんなで、脇に独立した社が付属しているという珍しい本殿となっておりました。


本殿向かって右の脇障子に鬼八退治の彫刻。
そして左に稲荷社・・・こんなアシメな本殿は初めて拝見しましたよ!



それにしても、素晴らしい彫刻でした。

本殿は欅材。
造営には大分城下鶴崎の大工などが携わったそうです。


妻飾りや蟇股など、素人目で見ても技術の高さがわかる一品となっておりました。
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秩父杉と夫婦杉と鎮石など

●荒立神社と四皇子社

●荒立神社と四皇子社
・建立年不明
・銅板葺 入母屋造

●荒立神社の祭神
・猿田彦大神・天鈿女命

猿田彦大神と天鈿女命は夫婦です。

高千穂神社から車で5分のところにある荒立神社は、猿田彦命と天鈿女命が結婚後にお宮を建てた地といわれています。


●四皇子社の祭神
・神武天皇・五瀬命・稲氷命・三毛入野命

この4柱は兄弟です。
ということで、こちらの社は神武4兄弟の子供部屋みたいなものかな?

いや、猿田彦夫妻もお住まいになってるから、シェアハウスか。


●秩父杉

●秩父杉
・樹齢 約800年
・樹高 約55m
・幹周 約9m
・高千穂町指定天然記念物

境内にはデッカい杉がドーンと立っていました。

この杉は、源頼朝さんの代参として訪れた畠山重忠さんがお手植えした杉らしいですよ。

ちなみに、畠山重忠さんの出身地が秩父だったので秩父杉と名付けられたんだって。


●夫婦杉

●夫婦杉
・樹齢 約800年

夫婦杉といいますと、幹の途中から2本に分かれてY字になっている杉が一般的ですが、こちらの夫婦杉は2本それぞれが独立して立ってる・・・と思ったら、根元が1つに繋がっていました。

えっ!?
結婚してたの!?

的な、結婚したことを公にしないタイプの杉です。

そんなことより、この杉は夫婦が手をつないで杉の周りを3周すると夫婦円満・家内安全・子孫繁栄などの御利益があるといわれています。

またカップル友人同士が手をつないで周るといつまでも仲良くいられるという御利益もあるそうです。

そんなこんなで、杉の周りでグルグル周る夫婦やカップルがたくさんいました。

どうやらこの杉は、人気のパワースポットのようです。


●鎮石

境内には鎮石もありました。

こちらは、第11代・垂仁天皇の勅命により伊勢神宮と高千穂神社に設置された日本初の鎮石なんだって!

噂によるとスゴいパワーを持つ石のようで、石に触って祈ると悩みや世の乱れが鎮められるといわれています。

なんだか怖くて触れませんでした(笑)


●オリジナル絵馬

絵馬には社殿・夫婦杉・鉄造狛犬・高千穂神楽がデザインされていました。
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高千穂神楽(夜神楽)

●高千穂神楽(夜神楽)

高千穂といえば神楽が有名です。

高千穂神楽は、アマテラスの岩戸隠れの際、岩戸の前で踊ったアメノウズメの舞いが起源で、発祥は不詳ながら平安時代末期から続いているといわれる伝統神事です。

毎年11月下旬〜翌2月上旬に、天岩戸神社で開催される夜神楽全16時間にもおよぶ長編神楽で、夜を徹して33番の神楽が奉納されるという!

そんな夜神楽を開催期間以外でも楽しめるのが高千穂神社の夜神楽です!

なんと、境内の神楽殿では毎晩20:00〜21:00まで夜神楽を鑑賞することができるんだって!


夜神楽の演目はこちら。

①手力雄の舞
②鈿女の舞
③戸取の舞
④御神躰の舞

●高千穂夜神楽 料金
・料金 700円
 小学生までは無料

残念ながら、本日の宿は熊本県。
ということで夜神楽を鑑賞することができませんでしたが、いつか必ず見てみたい!

という想いを境内に残し、神社を後にしました。

いやはや、素敵な神社でした。

高千穂峡

●高千穂峡

そんなこんなで参拝後、高千穂峡を観光してきました。

国の名勝ならびに国の天然記念物に指定されていて、多くの観光客で賑わう宮崎屈指の観光スポットです。


約12万年前と約9万年前、阿蘇山の火山活動で噴出した溶岩が冷え固まってできた渓谷らしいです。

高いところで100メートル。
東西に約7kmの断崖!

なんでこうなるのか・・・
地球のシステムがよぅわからん・・・(笑)


高千穂峡といえば、貸しボート!

がしかし、貸しボートはなんと5時間待ち!
もぅ笑うしかないです。

1時間くらいなら待つ気もおこるけど、さすがに5時間は・・・
さすがに何の未練もなく諦められましたよ!


地球が割れたみたいで、ほんとにスゴい景色だらけでした!

また行きたいです。

御朱印情報

●御朱印の種類
・高千穂神社の御朱印
・槵觸神社の御朱印

●御朱印の受付場所
・社務所(授与所)

●御朱印の受付時間
・7:30~17:30

●御朱印の料金
・各300円

●期間限定・特別御朱印
・キキタビの御朱印


●オリジナル御朱印帳

サイズ
 18cm × 12cm
初穂料
 1300円


サイズ
 18cm × 12cm
初穂料
 1300円

・2015年5月2日 参拝
・2021年3月 更新
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参拝情報とアクセス

●拝観料
・無料

●高千穂夜神楽
・毎晩20:00〜21:00
・場所 神楽殿
・料金 700円
 小学生までは無料

●高速道路 九州道
・熊本ICから車で約2時間
・益城熊本空港ICから車で約2時間
・松橋ICから車で約2時間
・御船ICから車で約2時間

●バス
・熊本駅・熊本空港から
 宮崎交通 特急バス・高千穂号に乗車
 高千穂バスセンターで下車 徒歩15分

・JR延岡駅から
 宮崎交通 特急バス・高千穂号に乗車
 高千穂バスセンターで下車 徒歩15分

●空港
・阿蘇熊本空港から車で約1時間30分
・宮崎空港から車で約2時間15分

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

高千穂神社の地図

 

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