男嶽神社の御朱印|古事記に記載されたモンキー神社!(長崎県壱岐市)

所在地長崎県壱岐市芦辺町箱崎本村触1678
祭 神猿田彦大伸
由 緒 古事記によると、イザナギとイザナミの国生みの際、5番目に生まれたのが伊伎島(壱岐島)といわれています。そんなこんなで、天比登都柱が最初に降臨したのが男嶽神社が鎮座する男岳山だという。御祭神は天比登都柱をこの地に導いた猿田彦大神。現在、別の場所に鎮座する月讀神社は、もともとこの地に鎮座していたといわれています。明治時代まで山全体が御神体とされ、一般人の入山が規制されていた禁足地だったそうです。
HP男嶽神社
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男岳山

●境内入口

壱岐島の鬼門、標高156mの男岳山に鎮座する男嶽神社に到着。

男嶽神社と書いておんだけじんじゃと読みます。

男岳山は壱岐島で2番目に高い山です。

って、2番目なのに標高はたった156m!

実は壱岐島には高い山がなく、1番高い岳ノ辻でも213mしかないという。


フェリーから見ても一目瞭然。

平べったい島なのです。


男岳山は、古くは五百鳩山(いおつり)とも磯山とも呼ばれ、明治時代まで山全体が御神体とされた禁足地だったんだって。

そのため一般人の入山が制限されていたみたいで、参拝者は山麓の遥拝所(しおい掛石)から山を拝んでいたそうですよ。

ちなみに現在も枯れ枝1本さえ持ち帰ることが禁止されています。

現在は壱岐を代表する人気の神社のため大勢の参拝者が訪れていますが、かつては神威に満ちた空気に支配された霊山だったんだろうなぁ。

とか思いつつ、参拝開始。
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鳥居と狛猿と狛犬

●鳥居

●鳥居
・大正時代建立
・明神鳥居

まず最初に登場するのは鳥居

実は一ノ鳥居は山麓にあるそうで、この鳥居は三ノ鳥居とのことです。

一ノ鳥居からは約400段の階段が続いているらしく、その途中に二ノ鳥居があるそうです。

ちなみに一ノ鳥居から参拝するルートを表参道
車で三ノ鳥居付近の駐車場にいくルートを裏参道と呼ぶそうです。

公式ホームページによると表参道から参拝するのが正式な参拝順路なんだって。

そんなことは知らなかったので、駐車場まで車で来てしまいましたよ〜。


境内入口と鳥居の根元には石猿ちゃんがおられました。

この神社は日吉系の神社なのかなぁ?

と、この時は思っていました。

しかしこの後、この石猿ちゃんの思い出が全て無くなってしまうほどの光景を目の当たりにすることに。

この石猿ちゃんの正体は何なのか・・・答えは後ほど!


あと、鳥居の前には小さな神牛ちゃんもおられました。

この神社には菅原道真さんがお祀りされてるのかなぁ?

と、この時は思っていました。

しかしこの後、この牛さんが天神さんのそれとは別の意味を持つものだということを知るのでありました。

この牛さんの正体は何なのか・・・答えは後ほど!


●参道

そんなことより、壱岐島は日本最古の歴史書・古事記に記されている島です。

古事記によると、イザナギとイザナミの国生みの際、5番目に生まれたのが伊伎島(壱岐島)といわれています。

そしてなんと!

壱岐で最初の神とされる天比登都柱月読命が最初に降り立った場所がこの男岳山だという!

スゴっ!

私はいま神様の降臨地に立っているのか!

そう思うとワクワクが止まんないね!


●狛猿①②

階段の両サイドには狛猿ちゃんがおられました。

狛猿ちゃんとは珍しいですね!

狛猿ちゃんは徳利三段重ねの盃を持っていました。

これは無病息災や長寿を願うお屠蘇だね。


●手水舎

●手水舎
・建立年不明
・銅板葺 切妻造

続いて、手水舎でお清め。

それにしても角のように張り出した大棟が珍しい手水舎でした。

どことなく牛のように見える手水舎だなぁ。
壱岐牛をイメージしたのかな?

もしそうなら芸術性高し。


●狛犬

●狛犬
・2000年奉納
・岡崎現代型

続いて、狛犬ちゃんにご挨拶。

なんとなく情けない表情をした現代型でした。


●狛猿③④

●狛猿③④
・1988年奉納

拝殿前にも狛猿ちゃんがおられました。

こちらの狛猿さんはお団子のようなものを持っていました。

一体全体、これは何なんでしょうねぇ???


狛猿といえば京都・大豊神社が有名ですが、大豊神社の狛猿ちゃんも似たような物を持っています。

ネットの情報によると神楽鈴?

的なことが書かれてましたが・・・真相やいかに?
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拝殿と本殿

●拝殿

●拝殿
・建立年不明
・銅板葺 妻入り入母屋造

●御祭神
・猿田彦大神

続いて、拝殿で参拝。

この地は天比登都柱と月読命の降臨地なのでこの2柱がお祀りされているのかなぁ〜と思ったら、御祭神は天比登都柱と月読命をこの地に導いた猿田彦さんでした。

猿田彦さんはニニギの天孫降臨などで登場する神様で、導きの神として知られています。


●本殿

●本殿 覆屋
・建立年不明
・銅板葺 流造(?)

ちなみに、この地に降臨した天比登都柱と月読命は、その後この神社の本務社・箱崎八幡神社へ遷座しています。

壱岐島には月読神社の総本社・月讀神社があります。

しかし近年の研究では、それは1676年に式内調査をした橘三喜さんが誤って査定したものといわれています。

そんなこんなで式内社・月読神社は、この男嶽神社もしくは箱崎八幡神社だったんじゃないの?

とかいわれています。

もしそうなら、この神社が月読神社の総本社の可能性もありますね!

橘三喜の壱岐・式内社調査とは?
橘三喜の壱岐・式内社調査とは?1676年、平戸藩主・松浦鎮信さんは、壱岐国にある式内社24社を調査し、各社の御祭神の名を記録し、後世に残し伝えようと思い立ちました。その際、国学者・橘三喜さんに壱岐国24社の調査...
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石猿群

●石猿群

そんなこんなで、社殿裏の赤い鳥居へ。


鳥居の先はなんと!

モンキーパーク!

おぞましい数石猿が奉納されていました!

公式ホームページによるとその数は260体以上!

そそそ、それにしてもなんでこんなにもたくさんの石猿が???


調べてみると、御祭神の田彦さんにちなんで奉納されたものなんだとか!

その他、男嶽神社が壱岐の鬼門に鎮座していることから、江戸の鬼門封じである日光東照宮の三猿にあやかって奉納されたという説もあるそうですよ。


そんなこんなで、参道拝殿前におられた狛猿ちゃんは猿田彦さんにちなんだものだったのですね!

日吉系の神社なのかなぁ?

とか言っていたあの時の自分が恥ずかしい!


面白いなぁ〜と思ったのは、壱岐には野生の猿1匹も生息してないこと!

猿がいない島で猿が信仰されてるというね。

ちなみにこの石猿は何回数えても同じ数にならないという都市伝説もあったりします。

これも面白いですねぇ。


あと、壱岐といえば人気観光スポットの猿岩!

実はこの猿岩も猿田彦さんに関係するものだという!


この猿岩は、猿田彦さんが天比登都柱と月読命を導いたときにできた岩なんだって!(諸説あり)

これも面白いですねぇ。


それにしても、様々なお猿さんがいますねぇ。


なかでも1番気になったのがこのお猿さん。

快復祈願でコレってところがイイッ!

というか、見ざるさん・・・隠すところそこじゃない!


学生時代とかこんな状態になるとどうしようもなくて・・・授業前の『起立、気をつけ、礼』のときはごまかすに苦労したなぁ。

ムスコが起立してどうすんの!

みたいなね。

って、何語ってんだか・・・失礼致しましたm(_ _)m


そんなことより、石猿に混ざってたくさんの石牛ちゃんもおられました。


なぜかボブスレースタイルなんだよね!


って、なんで石牛ちゃんが!?

と思って調べてみると、実はもともとは石猿じゃなくて石牛を奉納してたんだって。

それがいつからか御祭神の猿田彦さんにちなんで石猿を奉納するようになったんだとか!

そんなこんなで、鳥居前におられた石牛ちゃんはこの石牛ちゃんにちなんだものだったのですね!

菅原道真さんがお祀りされてるのかなぁ?

とか言っていたあの時の自分が恥ずかしい!



壱岐で牛といえば・・・やはり壱岐牛!

せっかく壱岐に来たのだから、やっぱ食べちゃうでしょ!

壱岐牛、めちゃくちゃウーーーマでした!
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御神体(磐座)

●御神体(磐座)

拝殿の横には大きな岩がありました。

どうやらこの岩は御神体のようです。

もともと男岳山は禁足地でした。
そのため明治時代までこの地には社殿はなく、この磐座のみが鎮座してたんだって。

そんなこんなで、この磐座は古代信仰を今に伝える大変貴重な岩となっております。

古代から現在まで、数えきれない人々の祈りを受け止めてきた岩ですので、とてつもないパワーに満ちた岩に違いない!


それにしても不思議な形をした岩です。

不埒で卑猥な私はこれがチン棒に見えて仕方がありません・・・


さらに足元には、地面から顔を出す岩が・・・

これはタマキンかも知れない・・・

根 + マツタケ男嶽神社

もともとは男根信仰だったのではないのか・・・とか思ってしまったひと時でした。

そんなことよりなんと!

この御神体はお触りOK!
直接触ってパワーを頂くことができるという!

さらになんと!

この御神体に方位磁針を近づけると、針が狂ってグルグル回るのだとか!

そんなこんなで、近年はパワースポットとして脚光を浴びてるんだって・・・

ということを帰宅後に知りました!

男岳展望台

●男岳展望台

そんなこんなで参拝後、境内入口付近にある男岳展望台へ行ってきました。


さすが壱岐で2番目に高い山!

ほぼ全ての山を見下ろすことができました。

きっとこれは神様が降臨したときに見た風景だ!

とかなんとか言いながら神様目線を楽しんでいたひと時。


展望台からは男岳山と対をなす女岳山を望むこともできました。

標高149mの女岳山には巣食石を御神体とする女嶽神社が鎮座しているそうです。

男岳山と女岳山は凸と凹。
男嶽神社と女嶽神社も凸と凹。

やはり先ほどの御神体はチン棒なのかも知れない・・・。


ちなみに女嶽神社の御朱印は男嶽神社で頂くことができます。

本当は女嶽神社を参拝する予定だったのですが、帰りのフェリーの時間が迫ってきてるため断念!

ということで、この展望台から遥拝!

すみません、神様!
気持ちを察してください!m(_ _)m

おみやカフェ

●おみやカフェ

その他、境内にはおみやカフェという休憩所がありました。

もともとこちらはお籠りのときに利用していた建物なんだって。

それをカフェに改装したみたいです。


メニューは主に壱岐の素材を使った季節限定の手作り酵素ドリンク

なかでも人気なのがジンジャーエールならぬ神社エール!

その他、珈琲・ココア・ジュースなどなど。

お好きなドリンク + ワッフルでお値段はなんと一律500円!
かなり良心的なお値段になっております。

●おみやカフェのメニュー
・神社エール
・ホットジンジャー
・いちごソーダ(季節限定)
・コーヒー
・ココア
・ルイボスティー
・パイナップルジュース

●料金
・一律500円(ワッフル付き)

●営業時間
・10:00〜16:00

●定休日
・不定休


●神社ヨガ
その他、男嶽神社では神社ヨガもやっているそうですよ。

神社ヨガについてはこちら


●社務所

そんなこんなで、御朱印を頂くために社務所へ。

すると宮司さんは農家スタイルで登場!

『田んぼが忙しくて〜』

爽やかな笑顔で登場!

あまりの爽やかっぷりに惚れそうになりましたよ!

しかもイケメン!

そんな宮司さんは吉野家78代目

なんと初代は天児屋命なんだって!

1代を30年として・・・
78代を単純計算してみたら2300年以上の歴史を持つ家系となります!

神様の血を受け継ぐお方とお話をするということは、神様とお話してるようなものなのかぃ?

とかなんとか思っているとワクワクが止まんないね。

そんなこんなで、参拝終了。

宮司さん、その節はお忙しいなかありがとうございました!

御朱印情報

●御朱印の種類
・男嶽神社の御朱印
・女嶽神社の御朱印
・箱崎八幡神社の御朱印

●御朱印の受付場所
・男嶽神社の社務所

※宮司さんは男嶽神社と女嶽神社と箱崎八幡神社を兼務しています。

宮司さんのご都合により不在の場合がございますので事前に電話確認することをオススメします。

●男嶽神社の連絡先
・090-5400-2581

※宮司さんのご都合により対応できない場合があります。

●御朱印の料金
・各500円

●御朱印の受付時間
・不明

●期間限定・特別御朱印
・なし

●オリジナル御朱印帳
・なし

・2022年8月29日 参拝
・2022年10月 更新

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参拝情報とアクセス

●開門時間
・境内自由

●拝観料
・無料

●最寄りの港
・芦辺港から車で15分
・印通寺港から車で25分
・郷ノ浦港から車で25分

●最寄りの空港
・壱岐空港から車で25分

●最寄りのバス停
・壱岐交通
 八幡神社前 バス停から徒歩40分

・壱岐交通
 ハッピーヒルズ前 バス停から徒歩40分

・壱岐交通
 一本松 バス停から徒歩40分

※バスの路線図・時刻表はこちら

●最寄りのIC
・なし

●駐車場
・無料の専用駐車場あり

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男嶽神社の地図

 

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