源光庵の御朱印情報~京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47~

住 所京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
宗 派曹洞宗
由 緒1346年、大徳寺2世・徹翁義亨の隠居所として創建したお寺です。創建当時は、臨済宗で復古堂と呼ばれていたとのことです。1694年、卍山道白が曹洞宗に改宗しました。
HP京都 源光庵|悟りの窓・迷いの窓の禅寺
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境内

●悟りの窓と迷いの窓で有名なお寺です

●境内入口

千本通りをとにかく北へ北へ進むと到着。鷹峯という地に位置してます。 近くには光悦寺と常照寺があります。


●山門

・江戸時代中期建立
・三間一戸 八脚門 入母屋造
・扁額には復古禅林


●山門

上層部には丸い窓と四角い戸がありました。これも悟りの窓・迷いの窓と呼んでもいいのかなぁ?この丸と四角がこのお寺のキーワードになります。


●本堂

・1694年建立
・瓦葺 入母屋造
・本尊は釈迦如来像
・本尊脇には霊芝観音像・阿難尊者像・迦葉尊者像

霊芝観音像は、1681年、卍山道白が宇治田原の山中で感得したという霊芝自然の観音像とのことです。後西天皇の崇敬が篤く、開運霊芝観世音ともいわれてます。毎年10月19日のみ開帳されるそうです。

棟の中央に宝珠が乗っかってるのが可愛いと思いました。
堂内にはこのお寺のハイライトであります悟りの窓・迷いの窓と血天井があります。

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悟りの窓と迷いの窓

●そんなこんなで、はいドーン!
このお寺のハイライトであります悟りの窓と迷いの窓


●悟りの窓と迷いの窓

この2つ窓は本堂が建てられた時からあるそうで、それぞれに仏教の概念、禅の境地の意味が込められているとのことです。

紅葉シーズンは参拝者でごった返すそうですが、見事にシーズンオフなのでご覧の通り参拝者はまばらです。そんなこんなで、独占気味に窓と向き合う。



●悟りの窓
丸い窓は、禅と円通の心とされ大宇宙を表してるそうです。

・ありのままの自然な姿
・清らかで偏見のない姿

悟りの境地を教える窓といわれています。

●迷いの窓
四角い窓は人間の生涯を表してるそうです。

・人間の生涯を4つの角で表現した姿
・生老病死・四苦八苦の姿

一生を終えるまでの間で逃れることのできない病気などの辛い感情を表した窓といわれてます。



まずは迷いの窓の前で自問自答し、そのあと悟りの窓の前で自分を見つめ直します。 そうすることで、純粋な本来の自分に変わることができるといわれています。

そんなこんなで、迷いの窓で自問自答・・・この窓はどこにでもある四角い窓だ・・・なんてことが一瞬頭をよぎる・・・おっといかんいかん。その後、悟りの窓の前で正座しました。 数分間、悟りの窓を見ていました・・・すると私の隣に同い年くらいの男性が座ってきました。そして時は流れ、10分ほど経過・・・隣には、まだ男性が座っている。次第に『この男性より先に立ち上がる = 負け』というルールが私の中で芽生えました・・・もう雑念だらけ!そうこうしていると、悟りも迷いも もうどうでもよくなってきました!・・・これはある意味悟りの境地!そういうことにして、お気楽に生きていこう。



と思ったら、悟りの窓と迷いの窓を合体させたような窓を発見。悟り始めた姿を表現してるのだろうか。はたまた迷いきる寸前の姿を表現しているのだろうか。それとも深い意味はないのだろうか・・・。こういう事を考えてること自体が迷ってる。

よし、もう一度迷いの窓で自問自答しよう。

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血天井

●本堂廊下の天井は血天井になってます

●血天井

本堂の廊下には血天井がありました。

1600年、関ケ原の戦いの前哨戦と言われる伏見城の戦いで、石田三成軍40000人 vs 鳥居元忠軍1800人が戦いました。元忠軍は三成軍の攻撃に耐えましたが、力尽きて380人の一党と共に自刃しました。

その後、伏見城は明治維新の後に取り壊され、残った廃材が各所に配られました。

そんなこんなで、血に染まった廊下を天井に張り、伏見の戦いで亡くなった方の霊を供養したのがこの血天井です。

源光庵以外に伏見城の血天井があるのは、養源院、正伝寺、宝泉院、興正寺。 源光庵の血天井が特に有名です。



血で染められた足跡がくっきりと残ってました。そんなこんなで、天井に向かって手を合わす。

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庭園

●書院北には素敵な庭園がありました

●庭園

・江戸時代初期作庭
・釈迦谷山を借景にした庭園



借景と同化したような庭園でした。



禅宗のマストアイテムであります開梆。

今度は紅葉シーズンに来てみたいです。

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ひと足のばして

御朱印


御朱印は拝観受付で頂きました。

源光庵の地図

 

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