所在地 | 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2 |
---|---|
宗 派 | 浄土真宗本願寺派 |
由 緒 | 大正~昭和時代、大阪で活躍した実業家・金本福松(耕三寺耕三)さんが母の菩提寺として建立したお寺です。金本さんはかねてより、故郷の瀬戸田に誇りうる文化財がないことを残念に思っていたという。そこで境内を日本各地の著名な歴史的建造物を模した堂宇で埋める構想を立てたそうです。以来、30年以上をかけて、日光東照宮・陽明門を模した孝養門、平等院・鳳凰堂を模した本堂などをはじめとした伽藍を完成。金本さんは1956年以降、自らを耕三寺耕三と名乗るようになったという。平成に入ってから建築物の特殊性が評価され、15棟が国の登録有形文化財に指定されたそうです。 |
HP | 瀬戸田 耕三寺博物館 |
耕三寺とは?
広島5大珍寺の1つ、耕三寺に到着。
このお寺の正式名称は潮聲山 耕三寺。
潮聲山 耕三寺と書いてちょうせいざん こうさんじと読みます。
宗派は浄土真宗本願寺派。
檀家を持たない無檀家寺院です。
あっ
広島5大珍寺って、私が勝手に命名しただけですからね!
何が珍寺って、この耕三寺はお寺というより、もはやテーマパーク状態なんですよ。
まず拝観入口が遊園地みたいなんだ。
お寺でこのバーを見たのは初めてだよ!
そしてテーマパーク並みにチケットが高いという。
なんと大人 1400円!
しかしもの好きな私は、この1400円が安い・・・とさえ思えてしまった。
とにかく境内の内容が濃いのだ!
お寺好きの方なら、こんな夢を見たことがあるはず・・・
大好きなお寺を1つに集めたい・・・
大好きな仏像さんを自宅に安置したい・・・
こんな夢を見事に現実にしたのがこの耕三寺!
私、仏教マニアなんです・・・とか
仏像マニアなんです・・・とか
そんな方々を黙らせるお寺、それが耕三寺!
多分、これは耕三寺耕三さんのやり過ぎた趣味・・・
コレクションって、集めだしたらキリがないですが、このお方は生涯をかけて堂宇と仏像を集め桃源郷を完成させてしまったのです。
とはいえ、耕三寺耕三さんはフザけてるわけじゃなく、ちゃんとした理由でこのお寺を建立しているのです。
なんと、このお寺は母の菩提寺として建立された、個人的な想いがたっぷり詰まったお寺なのだ!
つまり母のためのお寺なのだ。
由緒によると、耕三寺耕三さんはかねてより、故郷の瀬戸田に誇りうる文化財がないことを残念に思っていたんだとか。
そこで境内を日本各地の著名な歴史的建造物を模した堂宇で埋める構想を立てたという。
・・・
・・・・・って
瀬戸田に誇りうる文化財がない・・・???
瀬戸田には向上寺に国宝・三重塔があるんだけど・・・
むむむ・・・
なんか理由が胡散臭く聞こえてきたぞ!
ま、いいか!
境内には日光東照宮の陽明門を模した門や、平等院の鳳凰堂を模した本堂などなど、たくさんのモノマネ堂宇が点在しています。
なんと、そのうち15棟の建造物が国の登録有形文化財に登録されているという!
●登録基準
①国土の歴史的景観に寄与しているもの(1棟)
②造形の規範となっているもの(1棟)
③再現することが容易でないもの(13棟)
①国土の歴史的景観に寄与しているもの(1棟)
②造形の規範となっているもの(1棟)
③再現することが容易でないもの(13棟)
ただのコピー堂宇、モノマネ堂宇、なんちゃって堂宇じゃない!
国が登録を認めた文化財なのだ。
さらにさらに、耕三寺耕三さんがコレクションした収集品のうち16点が国の重要文化財に指定されているという!
耕三寺耕三さん・・・ドン引きレベルの本気っぷりです!
そんなこんなで、ここからは濃い境内を私の気力が続く限り書き綴ってみるわよ。
前置きが長くなりましたが、本編も長いわよ!
建造物
●山門
●山門
・1940年建立
・国の登録有形文化財
まず最初に登場するのは山門。
この門は京都御所 紫宸殿の門を模したもの・・・
とのことですが、京都御所にこんなゴージャスな門はない(笑)
ケバ過ぎる・・・
いきなりカマしてきますなぁ!
京都御所 紫宸殿の門は木造ですが、この門は柱も扉も鉄製。
一説によると鋼材約13トンを使用して建造されたものなんだとか。
●中門
●中門
・1939年建立
・瓦葺 入母屋造
・四間二戸 二重門
・国の登録有形文化財
山門をくぐると立派な中門が登場。
この門はどこのお寺の門を模したものかわかりますか?
・・・
・・・・・
わかった人はスゴいです。
なんとこの門は奈良・法隆寺の中門を模したものだという!
それでは本物を見てみましょう。
ご本人様の登場〜
ばば〜ん
全然ちゃうやんけ!(笑)
法隆寺は梁間三間なのに対し、耕三寺は梁間二間・・・
何より、とびっきりゴージャス!
そんなこんなで、全く別物の門といってもいいでしょう!
法隆寺の中門には仁王さんが安置されていますが、耕三寺の中門には愛染明王さんと不空羂索観音さんが安置されていました。
ここで注目すべきは不空羂索観音さんの光背。
なんと火炎光背になっているという!
火炎光背の観音さんって、初めて拝見しましたよ!
●鐘楼
●鐘楼
・1940年建立
・瓦葺 入母屋造 袴腰
続いて、鐘楼を見てみましょう。
こちらは、奈良・新薬師寺の鐘楼を模したものだという!
それでは本物を見てみましょう。
ご本人様の登場〜
ん゛ん゛ん゛・・・
似てるぅ!
よく見ると、新薬師寺の袴腰はストレートで耕三寺はややカーブしてますが、パッと見はソックリです。
ちなみに対面には全く同じ形をした鼓楼があります。
●五重塔
●五重塔
・1955年建立
・銅板葺 五重塔
続いて、紹介するのは奈良・室生寺を模した五重塔!
この五重塔は太平洋戦争後の建築のため国の登録有形文化財の基準で登録対象外になっています。
それでは本物を見てみましょう。
ご本人様の登場〜
これも似てるぅ!
見た瞬間からオォォォーっと驚きましたよ。
やればできるじゃん!
何かコツをつかんだのか!(笑)
ちなみに本物は檜皮葺ですが耕三寺のは銅板葺になっていました。
耕三寺の五重塔はカラー仕様になってるので違和感がありますが、フォルムはほぼ同じです。
そこでピンとひらめいた。
これをモノクロ写真で見たらどうなんだろう・・・と。
ということで、モノクロ写真での比較がこちら。
同じやんっ
モノクロ写真で見たらどっちが本物かわかんない!
どうやら私も比較の仕方のコツをつかんだようだ。
●孝養門
●孝養門
・1963年建立
・銅瓦葺 四方軒唐破風付 入母屋造
・三間一戸 楼門
続いて、耕三寺のハイライト的な門である孝養門をご紹介。
これはどこの門のコピーなのかはすぐわかる!
そうです、日光東照宮の陽明門を模した門です。
ソックリ!
なんなら、本物よりゴージャス!
母親を綺麗に着飾らせたい・・・
そういう想いでゴージャスに造ったというから驚きです。
本物の陽明門同様、これでもかっていうくらい龍と獅子が飛び出しています。
どちらかというと耕三寺の龍はドラゴン・・・な〜んとなく中華ちっくな門に見えるのは私だけかな。
ビックリすることに、この門は文部省に保管されている図面を基にして造られたものなんだとか!
耕三寺耕三さんは、母が生前に日光に行けなかったことを後悔していたそうで、母の望みを叶えるためにこの門を造ったという!
耕三寺耕三さんの母への想いは規格外。
もう誰も彼を止めることはできない!
ちなみにこの孝養門は太平洋戦争後の建築のため国の登録有形文化財の基準で登録対象外になっています。
細部を見ると日光東照宮の陽明門とはちょっと違いますが、本物も派手派手装飾なので、もう同じでいいよ!
と言いたくなってきます。
日光東照宮は神社なので随身像がお祀りされていますが、耕三寺では如意輪観音さんと千手観音さんが安置されていました。
この如意輪観音さんは、もしかして大阪・観心寺の御本尊を模したものでしょうか?
●本堂
●本堂
・1941年建立
・瓦葺 一重裳階付き入母屋造
・国の登録有形文化財
続いて、本堂を紹介します。
このお堂、どっかで見たことありますよね。
ありますよね!
そうです、正解です!
こちらは宇治の平等院鳳凰堂を模したものです。
本物はお堂の前に池がありますが、耕三寺はナゼか石舞台になってるんだなぁ。
そのため、ちょっと優雅さに欠けますが、お堂のフォルムだけ見たら鳳凰堂です。
御本尊は平等院鳳凰堂と同じ阿弥陀如来さん。
西翼楼には巨大な不空羂索観音さんがドーンと立っておられました。
ネットの情報によると、こちらは太平洋戦争後の作なんだとか。
そして東翼楼には古そうな釈迦如来さんが安置されていました。
なななな、なんと!
この釈迦如来さんは、奈良・興福寺から移された仏像なんだと!
しかも国重文!
どういった経緯でこのお寺に移されたんだろう?
もしかして、これは耕三寺耕三さんのコレクションなのかな?
●釈迦如来坐像
・平安時代末期作
・像高 約2.33m
・国指定重要文化財
像高は約2.33m。 坐像の丈六仏は約2.40mですので、この仏像さんはほぼ丈六仏です。
こんな素敵な古仏に出会えるとは・・・
いきなりマジなものを見せられたため、テンションのコントロールが難しい・・・。
●至心殿
●至心殿
・1941年建立
・銅板葺 宝形造
・国の登録有形文化財
続いて、至心殿を紹介します。
こちらは京都・法界寺の阿弥陀堂を模したものです。
個人的に法界寺は大好きなお寺さんなので、見た瞬間にわかってしまいました!
それではご本人様の登場〜
じゃん!
結構、似てる!
こうやって並べると、耕三寺のチープさが際立ってしまいますが、モノマネの完成度はかなり高いんじゃないかと!
ちなみに法界寺の阿弥陀堂には定朝様の素敵な阿弥陀如来さんが安置されていますが、耕三寺の方は倉庫として使用されてるんだとか・・・(おい)
●多宝塔
●多宝塔
・1942年建立
・銅板葺 多宝塔
・国の登録有形文化財
こちらは滋賀・石山寺の多宝塔を模したものです。
ご存知、石山寺の多宝塔は日本最古!
超有名な堂塔ばっかりで圧巻を通り越して悪寒すらしてきました!
ここはお寺のベスト盤だぁ。
それではご本人様の登場〜
じゃん。
なんだかこの紹介パターンに飽きてきたなぁ・・・(笑)
●八角円堂(聖徳堂)
●八角円堂(聖徳堂)
・1942年建立
・瓦葺 宝形造
・国の登録有形文化財
これはサービス問題。
そうです、奈良・法隆寺の夢殿を模したものです。
ちなみにご本人様はこちら。
はいどん。
耕三寺の方はちょっと小ぶりに仕上がってますねぇ。
●法宝蔵
●法宝蔵
・1941年建立
・瓦葺 裳階付き入母屋造
・国の登録有形文化財
こちらは大阪・四天王寺の金堂を模したものです。
ご本人様はこちら。
はいどん。
全然違う・・・
かなりズングリムックリな仕上がりになっていました。
どうした、どうした・・・?
なんだか、似せようとする頑張りが見えないなぁ。
その他、奈良・法隆寺の回廊を模した羅漢堂や、京都・清水寺の西門を模した礼拝堂や、京都・銀閣寺を模した銀龍閣がありました。
法隆寺の回廊・・・
清水寺の西門・・・
チョイスがシブ過ぎる。
●山門
・1940年建立
・国の登録有形文化財
まず最初に登場するのは山門。
この門は京都御所 紫宸殿の門を模したもの・・・
とのことですが、京都御所にこんなゴージャスな門はない(笑)
ケバ過ぎる・・・
いきなりカマしてきますなぁ!
京都御所 紫宸殿の門は木造ですが、この門は柱も扉も鉄製。
一説によると鋼材約13トンを使用して建造されたものなんだとか。
●中門
●中門
・1939年建立
・瓦葺 入母屋造
・四間二戸 二重門
・国の登録有形文化財
山門をくぐると立派な中門が登場。
この門はどこのお寺の門を模したものかわかりますか?
・・・
・・・・・
わかった人はスゴいです。
なんとこの門は奈良・法隆寺の中門を模したものだという!
それでは本物を見てみましょう。
ご本人様の登場〜
ばば〜ん
全然ちゃうやんけ!(笑)
法隆寺は梁間三間なのに対し、耕三寺は梁間二間・・・
何より、とびっきりゴージャス!
そんなこんなで、全く別物の門といってもいいでしょう!
法隆寺の中門には仁王さんが安置されていますが、耕三寺の中門には愛染明王さんと不空羂索観音さんが安置されていました。
ここで注目すべきは不空羂索観音さんの光背。
なんと火炎光背になっているという!
火炎光背の観音さんって、初めて拝見しましたよ!
●鐘楼
●鐘楼
・1940年建立
・瓦葺 入母屋造 袴腰
続いて、鐘楼を見てみましょう。
こちらは、奈良・新薬師寺の鐘楼を模したものだという!
それでは本物を見てみましょう。
ご本人様の登場〜
ん゛ん゛ん゛・・・
似てるぅ!
よく見ると、新薬師寺の袴腰はストレートで耕三寺はややカーブしてますが、パッと見はソックリです。
ちなみに対面には全く同じ形をした鼓楼があります。
●五重塔
●五重塔
・1955年建立
・銅板葺 五重塔
続いて、紹介するのは奈良・室生寺を模した五重塔!
この五重塔は太平洋戦争後の建築のため国の登録有形文化財の基準で登録対象外になっています。
それでは本物を見てみましょう。
ご本人様の登場〜
これも似てるぅ!
見た瞬間からオォォォーっと驚きましたよ。
やればできるじゃん!
何かコツをつかんだのか!(笑)
ちなみに本物は檜皮葺ですが耕三寺のは銅板葺になっていました。
耕三寺の五重塔はカラー仕様になってるので違和感がありますが、フォルムはほぼ同じです。
そこでピンとひらめいた。
これをモノクロ写真で見たらどうなんだろう・・・と。
ということで、モノクロ写真での比較がこちら。
同じやんっ
モノクロ写真で見たらどっちが本物かわかんない!
どうやら私も比較の仕方のコツをつかんだようだ。
●孝養門
●孝養門
・1963年建立
・銅瓦葺 四方軒唐破風付 入母屋造
・三間一戸 楼門
続いて、耕三寺のハイライト的な門である孝養門をご紹介。
これはどこの門のコピーなのかはすぐわかる!
そうです、日光東照宮の陽明門を模した門です。
ソックリ!
なんなら、本物よりゴージャス!
母親を綺麗に着飾らせたい・・・
そういう想いでゴージャスに造ったというから驚きです。
本物の陽明門同様、これでもかっていうくらい龍と獅子が飛び出しています。
どちらかというと耕三寺の龍はドラゴン・・・な〜んとなく中華ちっくな門に見えるのは私だけかな。
ビックリすることに、この門は文部省に保管されている図面を基にして造られたものなんだとか!
耕三寺耕三さんは、母が生前に日光に行けなかったことを後悔していたそうで、母の望みを叶えるためにこの門を造ったという!
耕三寺耕三さんの母への想いは規格外。
もう誰も彼を止めることはできない!
ちなみにこの孝養門は太平洋戦争後の建築のため国の登録有形文化財の基準で登録対象外になっています。
細部を見ると日光東照宮の陽明門とはちょっと違いますが、本物も派手派手装飾なので、もう同じでいいよ!
と言いたくなってきます。
日光東照宮は神社なので随身像がお祀りされていますが、耕三寺では如意輪観音さんと千手観音さんが安置されていました。
この如意輪観音さんは、もしかして大阪・観心寺の御本尊を模したものでしょうか?
●本堂
●本堂
・1941年建立
・瓦葺 一重裳階付き入母屋造
・国の登録有形文化財
続いて、本堂を紹介します。
このお堂、どっかで見たことありますよね。
ありますよね!
そうです、正解です!
こちらは宇治の平等院鳳凰堂を模したものです。
本物はお堂の前に池がありますが、耕三寺はナゼか石舞台になってるんだなぁ。
そのため、ちょっと優雅さに欠けますが、お堂のフォルムだけ見たら鳳凰堂です。
御本尊は平等院鳳凰堂と同じ阿弥陀如来さん。
西翼楼には巨大な不空羂索観音さんがドーンと立っておられました。
ネットの情報によると、こちらは太平洋戦争後の作なんだとか。
そして東翼楼には古そうな釈迦如来さんが安置されていました。
なななな、なんと!
この釈迦如来さんは、奈良・興福寺から移された仏像なんだと!
しかも国重文!
どういった経緯でこのお寺に移されたんだろう?
もしかして、これは耕三寺耕三さんのコレクションなのかな?
●釈迦如来坐像
・平安時代末期作
・像高 約2.33m
・国指定重要文化財
像高は約2.33m。 坐像の丈六仏は約2.40mですので、この仏像さんはほぼ丈六仏です。
こんな素敵な古仏に出会えるとは・・・
いきなりマジなものを見せられたため、テンションのコントロールが難しい・・・。
●至心殿
●至心殿
・1941年建立
・銅板葺 宝形造
・国の登録有形文化財
続いて、至心殿を紹介します。
こちらは京都・法界寺の阿弥陀堂を模したものです。
個人的に法界寺は大好きなお寺さんなので、見た瞬間にわかってしまいました!
それではご本人様の登場〜
じゃん!
結構、似てる!
こうやって並べると、耕三寺のチープさが際立ってしまいますが、モノマネの完成度はかなり高いんじゃないかと!
ちなみに法界寺の阿弥陀堂には定朝様の素敵な阿弥陀如来さんが安置されていますが、耕三寺の方は倉庫として使用されてるんだとか・・・(おい)
●多宝塔
●多宝塔
・1942年建立
・銅板葺 多宝塔
・国の登録有形文化財
こちらは滋賀・石山寺の多宝塔を模したものです。
ご存知、石山寺の多宝塔は日本最古!
超有名な堂塔ばっかりで圧巻を通り越して悪寒すらしてきました!
ここはお寺のベスト盤だぁ。
それではご本人様の登場〜
じゃん。
なんだかこの紹介パターンに飽きてきたなぁ・・・(笑)
●八角円堂(聖徳堂)
●八角円堂(聖徳堂)
・1942年建立
・瓦葺 宝形造
・国の登録有形文化財
これはサービス問題。
そうです、奈良・法隆寺の夢殿を模したものです。
ちなみにご本人様はこちら。
はいどん。
耕三寺の方はちょっと小ぶりに仕上がってますねぇ。
●法宝蔵
●法宝蔵
・1941年建立
・瓦葺 裳階付き入母屋造
・国の登録有形文化財
こちらは大阪・四天王寺の金堂を模したものです。
ご本人様はこちら。
はいどん。
全然違う・・・
かなりズングリムックリな仕上がりになっていました。
どうした、どうした・・・?
なんだか、似せようとする頑張りが見えないなぁ。
その他、奈良・法隆寺の回廊を模した羅漢堂や、京都・清水寺の西門を模した礼拝堂や、京都・銀閣寺を模した銀龍閣がありました。
法隆寺の回廊・・・
清水寺の西門・・・
チョイスがシブ過ぎる。
千仏洞地獄峡
●千仏洞地獄峡
●千仏洞地獄峡
・1964年完成
境内には地獄巡りができる人工洞窟もあるという!
その名も千仏洞地獄峡。
この洞窟は全長 約350m。
1955年から1964年まで、約10年の歳月を費やして完成させた超大作!
なんと、この洞窟には富士山の溶岩と浅間山の焼石が使用されているという!
そんなこんなで、かなりのこだわりを見せている洞窟なのだ。
各地の地獄巡り同様、地獄ゾーンと極楽ゾーンから成る地獄巡りとなっております。
ということで、まずは地獄ゾーンからスタート。
生き方を見直すきっかけになるかもよ〜。
浄土真宗では臨終即往生(即得往生)とされています。
つまり死んだらすぐ極楽浄土へ行って仏になる・・・
だから浄土真宗は地獄に堕ちるという概念がないはずなのに、なぜかなぜなのか地獄巡りがあるというね!
個人的にそこが1番面白かったなぁ。
それにしても、極楽ゾーンの石仏群が圧巻でした。
見てる、みんなこっちを見てる・・・
あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーー
ありがたいはずなのに、なんだか夢に出てきそうだぁ。
そんなこんなで、洞窟を出ると・・・
ばば〜ん!
巨大な観音様がお出迎えしてくれました!
●救世観音大尊像
・1967年作
・像高 約15m
・コンクリート 漆喰製
その名の通り、この仏像さんは、奈良・法隆寺の夢殿に安置されている救世観音さんを模したものです。
ノコギリのような衣がそっくり。
ポージングもそっくり。
でも似てない・・・ちょっとデカすぎるんじゃない?
正直、見どころ(ツッコミどころ)が多すぎてもうお腹いっぱいなんですけど・・・
でもまだまだ許してくれない、それが耕三寺!
救世観音大尊像を過ぎてぐんぐん登ると・・・
●千仏洞地獄峡
・1964年完成
境内には地獄巡りができる人工洞窟もあるという!
その名も千仏洞地獄峡。
この洞窟は全長 約350m。
1955年から1964年まで、約10年の歳月を費やして完成させた超大作!
なんと、この洞窟には富士山の溶岩と浅間山の焼石が使用されているという!
そんなこんなで、かなりのこだわりを見せている洞窟なのだ。
各地の地獄巡り同様、地獄ゾーンと極楽ゾーンから成る地獄巡りとなっております。
ということで、まずは地獄ゾーンからスタート。
生き方を見直すきっかけになるかもよ〜。
浄土真宗では臨終即往生(即得往生)とされています。
つまり死んだらすぐ極楽浄土へ行って仏になる・・・
だから浄土真宗は地獄に堕ちるという概念がないはずなのに、なぜかなぜなのか地獄巡りがあるというね!
個人的にそこが1番面白かったなぁ。
それにしても、極楽ゾーンの石仏群が圧巻でした。
見てる、みんなこっちを見てる・・・
あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーー
ありがたいはずなのに、なんだか夢に出てきそうだぁ。
そんなこんなで、洞窟を出ると・・・
ばば〜ん!
巨大な観音様がお出迎えしてくれました!
●救世観音大尊像
・1967年作
・像高 約15m
・コンクリート 漆喰製
その名の通り、この仏像さんは、奈良・法隆寺の夢殿に安置されている救世観音さんを模したものです。
ノコギリのような衣がそっくり。
ポージングもそっくり。
でも似てない・・・ちょっとデカすぎるんじゃない?
正直、見どころ(ツッコミどころ)が多すぎてもうお腹いっぱいなんですけど・・・
でもまだまだ許してくれない、それが耕三寺!
救世観音大尊像を過ぎてぐんぐん登ると・・・
未来心の丘
●未来心の丘
じゃーん!
近年、映えスポットとして人気急上昇中の未来心の丘に到着!
一見、さっぽろ雪まつりのように見えますが、なんとこちらオール大理石のお庭なのだ!
今までそれなりにたくさんのお寺で様々な庭園を拝見してきましたが、オール大理石の庭園は初めて拝見しましたよ!
もはやここがお寺なのかどうかわからなくなるくらいのアート空間。
もはやここが日本なのかどうかすらわからなくなってくるギリシャ感。
サントリーニ島みたいだ・・・行ったことないけど。
お寺エリアそっちのけで、この未来心の丘だけを観にきてる人もチラホラ。
お寺に興味がない人にとっては、耕三寺 = 未来心の丘なのかも知れない。
これ本当の話しなんだけど、両親の昔のアルバムに、結婚する前の父・母の耕三寺デートの写真があった。
ということで、昔から耕三寺はおもしろスポットとして人気があったみたいだね。
実は私、子供の頃、家族旅行で耕三寺に来たことがあるんだけど。
そのときはまだ未来心の丘はなかったけど、今と同じくコピー堂宇はたくさんあった。
大人になって、ここが両親の思い出の地ということを知ったのですが。
そんな母も他界してしまい・・・
耕三寺耕三さんみたいに、母の菩提寺を建てることもできず・・・
なんちゃってサラリーマンとして、なんちゃって人生を迷走している・・・今日この頃。
おーと、湿っぽい話しになってしまった!
一見すると、仏教と全く関係ないように見えるけど、実は仏教護法の十二天からインスパイアされた作品みたい。
例えば、この光明の塔は仏教護法の十二天より日天が放つ光(希望)の塔。西に沈む太陽に合掌している作品なんだとか。
洗濯バサミじゃないですよ。
さらに未来心の丘には大理石のカフェまであるという。
せっかくなので茶〜でもシバくか。
店内はとってもオシャレだぁ。
仕方ないのでオシャレに茶をシバくとするか。
今日は楽しい1日を過ごせたなぁ〜
と、締めのセリフを言いたくなるところですが、まだまだ続きます。
正直、お腹が破裂しそうなくらい満腹気分ですが、まだまだ許してくれません。
それが耕三寺!
じゃーん!
近年、映えスポットとして人気急上昇中の未来心の丘に到着!
一見、さっぽろ雪まつりのように見えますが、なんとこちらオール大理石のお庭なのだ!
今までそれなりにたくさんのお寺で様々な庭園を拝見してきましたが、オール大理石の庭園は初めて拝見しましたよ!
もはやここがお寺なのかどうかわからなくなるくらいのアート空間。
もはやここが日本なのかどうかすらわからなくなってくるギリシャ感。
サントリーニ島みたいだ・・・行ったことないけど。
お寺エリアそっちのけで、この未来心の丘だけを観にきてる人もチラホラ。
お寺に興味がない人にとっては、耕三寺 = 未来心の丘なのかも知れない。
これ本当の話しなんだけど、両親の昔のアルバムに、結婚する前の父・母の耕三寺デートの写真があった。
ということで、昔から耕三寺はおもしろスポットとして人気があったみたいだね。
実は私、子供の頃、家族旅行で耕三寺に来たことがあるんだけど。
そのときはまだ未来心の丘はなかったけど、今と同じくコピー堂宇はたくさんあった。
大人になって、ここが両親の思い出の地ということを知ったのですが。
そんな母も他界してしまい・・・
耕三寺耕三さんみたいに、母の菩提寺を建てることもできず・・・
なんちゃってサラリーマンとして、なんちゃって人生を迷走している・・・今日この頃。
おーと、湿っぽい話しになってしまった!
一見すると、仏教と全く関係ないように見えるけど、実は仏教護法の十二天からインスパイアされた作品みたい。
例えば、この光明の塔は仏教護法の十二天より日天が放つ光(希望)の塔。西に沈む太陽に合掌している作品なんだとか。
洗濯バサミじゃないですよ。
さらに未来心の丘には大理石のカフェまであるという。
せっかくなので茶〜でもシバくか。
店内はとってもオシャレだぁ。
仕方ないのでオシャレに茶をシバくとするか。
今日は楽しい1日を過ごせたなぁ〜
と、締めのセリフを言いたくなるところですが、まだまだ続きます。
正直、お腹が破裂しそうなくらい満腹気分ですが、まだまだ許してくれません。
それが耕三寺!
潮聲閣
●潮聲閣
●潮聲閣
・1929年建立
・瓦葺 木造および鉄筋コンクリート造
・平屋 一部2階建
・国の登録有形文化財
続いて、潮聲閣を拝観。
ここは耕三寺耕三さんが母のために建てた旧邸宅なんだと!
とにかく母への愛が強い耕三さん。
どんだけ儲けたんだよ耕三さん。
国王かと思うくらい贅を尽くした邸宅でしたよ。
これはお金持ちのマストアイテム。
本日は横山大観さんの画を拝観することができました。
多分、これも耕三寺耕三さんのコレクションなんだろうなぁ。
なんかもう、本当に耕三寺耕三さんが国王に思えてきたぞ。
●潮聲閣
・1929年建立
・瓦葺 木造および鉄筋コンクリート造
・平屋 一部2階建
・国の登録有形文化財
続いて、潮聲閣を拝観。
ここは耕三寺耕三さんが母のために建てた旧邸宅なんだと!
とにかく母への愛が強い耕三さん。
どんだけ儲けたんだよ耕三さん。
国王かと思うくらい贅を尽くした邸宅でしたよ。
これはお金持ちのマストアイテム。
本日は横山大観さんの画を拝観することができました。
多分、これも耕三寺耕三さんのコレクションなんだろうなぁ。
なんかもう、本当に耕三寺耕三さんが国王に思えてきたぞ。
耕三寺博物館
●耕三寺博物館
続いて、耕三寺博物館を拝観。
館内には耕三寺耕三さんのコレクションをはじめ、耕三寺家に伝わるお宝を多数拝観することができました。
展示内容がスゴいわよ。
~画像はポストカードより~
●阿弥陀如来坐像(宝冠阿弥陀)
・鎌倉時代作
・像高 74.0cm
・寄木造
・快慶 作
・国指定重要文化財
なんとこちらの作者は快慶!
もちろん国重文!
快慶さんの仏像をコレクションしてしまうとは・・・スゴっ!
しかも宝冠をかぶっているという珍しい阿弥陀さんときたもんだ。
~画像はポストカードより~
●阿弥陀如来立像
・鎌倉時代作 国重文
・像高 約60cm
・寄木造
・国指定重要文化財
こちらの阿弥陀さんも国重文!
もちろんコレクション。
ちなみに耕三寺家がコレクションした国重文はこちら。
境内にはお土産屋さんもありました。
しっかりスタンプラリーもしてきたわよ。
景品はポストカードと本堂の屏風でした。
そんなこんなで、参拝終了。
決してフザけていない、ただお金を持ち過ぎただけ・・・
賛否両論あるお寺さんですが、私は好きです。
楽しかったからね。
ありがとう、耕三寺さん。
続いて、耕三寺博物館を拝観。
館内には耕三寺耕三さんのコレクションをはじめ、耕三寺家に伝わるお宝を多数拝観することができました。
展示内容がスゴいわよ。
~画像はポストカードより~
●阿弥陀如来坐像(宝冠阿弥陀)
・鎌倉時代作
・像高 74.0cm
・寄木造
・快慶 作
・国指定重要文化財
なんとこちらの作者は快慶!
もちろん国重文!
快慶さんの仏像をコレクションしてしまうとは・・・スゴっ!
しかも宝冠をかぶっているという珍しい阿弥陀さんときたもんだ。
~画像はポストカードより~
●阿弥陀如来立像
・鎌倉時代作 国重文
・像高 約60cm
・寄木造
・国指定重要文化財
こちらの阿弥陀さんも国重文!
もちろんコレクション。
ちなみに耕三寺家がコレクションした国重文はこちら。
①絹本著色千手千眼観音像
②絹本著色仏涅槃図
③紙本著色紀貫之像
④木造釈迦如来坐像
⑤木造釈迦如来立像
⑥木造阿弥陀如来立像
⑦木造阿弥陀如来坐像(快慶作)
⑧木造浄土曼荼羅刻出龕
⑨大般若経 巻第九十九
⑩紙本墨書正親町天皇宸翰御消息
⑪紙本墨書陽光院御筆御消息
⑫別異弘願性戒鈔
⑬貫之家歌合
⑭唐花鴛鴦八稜鏡
⑮銅水瓶
⑯日向国児湯郡持田古墳出土品
②絹本著色仏涅槃図
③紙本著色紀貫之像
④木造釈迦如来坐像
⑤木造釈迦如来立像
⑥木造阿弥陀如来立像
⑦木造阿弥陀如来坐像(快慶作)
⑧木造浄土曼荼羅刻出龕
⑨大般若経 巻第九十九
⑩紙本墨書正親町天皇宸翰御消息
⑪紙本墨書陽光院御筆御消息
⑫別異弘願性戒鈔
⑬貫之家歌合
⑭唐花鴛鴦八稜鏡
⑮銅水瓶
⑯日向国児湯郡持田古墳出土品
境内にはお土産屋さんもありました。
しっかりスタンプラリーもしてきたわよ。
景品はポストカードと本堂の屏風でした。
そんなこんなで、参拝終了。
決してフザけていない、ただお金を持ち過ぎただけ・・・
賛否両論あるお寺さんですが、私は好きです。
楽しかったからね。
ありがとう、耕三寺さん。
御朱印情報
●御朱印情報
以前は拝観入口で御朱印が頂けたのですが・・・
現在、御朱印はやってないみたいです。。
なにか大人の事情でもあったのでしょうか?
また、あの習字みたいな御朱印を頂きたい・・・。
●御朱印の受付場所
・拝観入口(御朱印廃止)
●御朱印の受付時間
・9:00~17:00(御朱印廃止)
●御朱印の料金
・300円(御朱印廃止)
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2009年3月1日 参拝
・2013年1月13日 参拝
・2024年1月 最終更新
以前は拝観入口で御朱印が頂けたのですが・・・
現在、御朱印はやってないみたいです。。
なにか大人の事情でもあったのでしょうか?
また、あの習字みたいな御朱印を頂きたい・・・。
●御朱印の受付場所
・拝観入口(御朱印廃止)
●御朱印の受付時間
・9:00~17:00(御朱印廃止)
●御朱印の料金
・300円(御朱印廃止)
●期間限定・特別御朱印
・なし
●オリジナル御朱印帳
・なし
・2009年3月1日 参拝
・2013年1月13日 参拝
・2024年1月 最終更新
参拝情報とアクセス
●拝観時間
・境内 9:00~17:00
・潮聲閣 10:00~16:00
・千佛洞地獄峡 9:00~16:50
・カフェ 10:00~16:30
●拝観料
・大人 1400円
・大学生・高校生 1000円
・中・小学以下 無料
●広島方面からのアクセス
・車の場合
しまなみ海道(西瀬戸自動車道)
生口島北ICから約10分
・船の場合
①三原港 → 瀬戸田港
瀬戸田港から徒歩10分
②尾道港 → 瀬戸田港
瀬戸田港から徒歩10分
③須波港 → 沢港
沢港から徒歩20分
もしくは車で3分
・バスの場合
①尾道駅前 → 耕三寺
(所要時間 約1時間5分)
②尾道駅前 → 向島BS → 耕三寺
(所要時間 約1時間20分)
③尾道駅前 → 金山 → 耕三寺
(所要時間 約1時間30分)
・自転車の場合
尾道から約3時間
●愛媛方面からのアクセス
・車の場合
しまなみ海道(西瀬戸自動車道)
生口島南ICから約10分
・船の場合
四国方面から直通の船はありません。
・バスの場合
今治駅 → 瀬戸田BS → 耕三寺
(所要時間 約1時間5分)
・自転車の場合
今治から4~5時間
●駐車場
・無料の専用駐車場あり
・境内 9:00~17:00
・潮聲閣 10:00~16:00
・千佛洞地獄峡 9:00~16:50
・カフェ 10:00~16:30
●拝観料
・大人 1400円
・大学生・高校生 1000円
・中・小学以下 無料
●広島方面からのアクセス
・車の場合
しまなみ海道(西瀬戸自動車道)
生口島北ICから約10分
・船の場合
①三原港 → 瀬戸田港
瀬戸田港から徒歩10分
②尾道港 → 瀬戸田港
瀬戸田港から徒歩10分
③須波港 → 沢港
沢港から徒歩20分
もしくは車で3分
・バスの場合
①尾道駅前 → 耕三寺
(所要時間 約1時間5分)
②尾道駅前 → 向島BS → 耕三寺
(所要時間 約1時間20分)
③尾道駅前 → 金山 → 耕三寺
(所要時間 約1時間30分)
・自転車の場合
尾道から約3時間
●愛媛方面からのアクセス
・車の場合
しまなみ海道(西瀬戸自動車道)
生口島南ICから約10分
・船の場合
四国方面から直通の船はありません。
・バスの場合
今治駅 → 瀬戸田BS → 耕三寺
(所要時間 約1時間5分)
・自転車の場合
今治から4~5時間
●駐車場
・無料の専用駐車場あり